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それでもあなたが好き
それでもあなたが好き
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「形だけの夫婦にどうしてもケジメをつけたかった。再婚相手の継父に虐待され死ぬ子供の惨たらしいニュースがあとをたたない。年も、住む世界も違う・・・でもな未知、よく聞いてくれ。俺は一太を親父や、幹部連中に、実の息子として育てるそう宣言した上で引き合わせた」
それが何を意味するかいたいくらい分かるから。
胸が締め付けられるように切なくなった。
「俺は本気だ。誰よりも何よりも未知や一太を愛している」
嘘偽りのない彼の告白が嬉しくて。
溢れる涙を止めることは出来なかった。
「未知・・・好きだ・・・」
彼の口唇が唇に触れる。
指を絡ませながら、口付けを幾度も交わすうちシーツの上にもたれあうように倒れ込んだ。
真っ直ぐに見詰められ。
瞼にまだ見たことがない彼の奥さんの姿が映りこんだ。
「どうした?そんなにじっと見て」
不安そうな彼の声に、すぐ首を振った。
「そうか、それなら良かった・・・嫌ならすぐやめる」
彼の手がスウェットのズボンの中へと滑り込んできた。
【やぁ・・・】
足を閉じようとするも、器用に潜り込んできた彼の指先が、足の間の、誰にも見せたくない秘所に触れてきて、思わず身をよじった。
「未知・・・」
情欲に掠れた声に耳の奥が震える。
好きな人に触れられて嬉しいはずなのに。
なんで・・・
怖いなんて。
やがて卯月さんの大きな掌が、僕の小さな陰茎をスッポリと包み込んだ。
【やぁ・・・!】
お兄ちゃんにされたことが脳裏に蘇り、寒くもないのにガタガタと体が震えだした。
それが何を意味するかいたいくらい分かるから。
胸が締め付けられるように切なくなった。
「俺は本気だ。誰よりも何よりも未知や一太を愛している」
嘘偽りのない彼の告白が嬉しくて。
溢れる涙を止めることは出来なかった。
「未知・・・好きだ・・・」
彼の口唇が唇に触れる。
指を絡ませながら、口付けを幾度も交わすうちシーツの上にもたれあうように倒れ込んだ。
真っ直ぐに見詰められ。
瞼にまだ見たことがない彼の奥さんの姿が映りこんだ。
「どうした?そんなにじっと見て」
不安そうな彼の声に、すぐ首を振った。
「そうか、それなら良かった・・・嫌ならすぐやめる」
彼の手がスウェットのズボンの中へと滑り込んできた。
【やぁ・・・】
足を閉じようとするも、器用に潜り込んできた彼の指先が、足の間の、誰にも見せたくない秘所に触れてきて、思わず身をよじった。
「未知・・・」
情欲に掠れた声に耳の奥が震える。
好きな人に触れられて嬉しいはずなのに。
なんで・・・
怖いなんて。
やがて卯月さんの大きな掌が、僕の小さな陰茎をスッポリと包み込んだ。
【やぁ・・・!】
お兄ちゃんにされたことが脳裏に蘇り、寒くもないのにガタガタと体が震えだした。
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