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『沢山の門番さんに囲まれた薬師マックが狂喜乱舞した後門番さんを消してしまった落ち込んでた???』
しおりを挟む「薬師マック手伝ってきた」
「私も手伝って来たわ」
「一体何があったんだ?」
「俺も手伝いたかったんだけど、どんな条件で手伝えたんだ」
「ええとね、条件的には、辺境周辺で動いてるレベルMAXに近いパーティー。あと、ギルドで指名依頼を受けた人ってところね」
「かなり有名どころが来てたぜ」
「あなたも有名どころの一つでしょ」
「俺はあんたがあのパーティーメンバーだったってことに驚いたよ」
「うわあ、トップランカー……」
「後光が射してるぜ」
「とりあえず拝んでおくか……( 一人一)」
「低レベルな俺には全く関係ない話だった……」
「あれだろ、門番さんも一緒にいたんだろ」
「いたわ。いいもの見たわ」
「Σ(゜Д゜)」
「くわしく!」
「kwsk!」
「ついでにドロップ品も!」
「ドロップ品は聞いたところで、手に入れられるもんじゃねえよ。それでも聞きたいのかよ。じゃあこれだけ教えてやろう。薬師マックと門番さんがイチャイチャしたのを見たやつは、ランクB以上、それを見ることなく参加したやつはランクDをゲットしていた。最後、『高橋と愉快な仲間たち』『白金の獅子』がボスを倒したんだけど、そいつらのドロップ品は特別品だった。どうもな、ボスがいた場所で、2人滅茶苦茶イチャイチャしていたらしい」
「ボス戦エ……」
「ボス戦どうした」
「流石だ」
「どんなイチャイチャ振りか聞きたい」
「教えてくれ」
「とあるトップランカーの残念魔法使いが言うには、『沢山の門番さんに囲まれた薬師マックが狂喜乱舞した後門番さんを消してしまった落ち込んでた』ってわけわからないこと言ってたな」
「???」
「たくさんの門番さん……???」
「あれじゃね? 門番さんに沢山庇われて薬師マックが喜んだ、とかじゃねえの?」
「俺は知らねえ。でも、その残念魔法使いの言葉そのまま伝えてる」
「???」
「門番さんを消すって物騒だな。門番さん浮気した、とか」
「ないない」
「ありえない」
「それはないわよ。だって彼ら、冒険者ギルドの隅で(*´з`)(*ノωノ)」
「Σ(゜Д゜)」
「見たのか?」
「見ちゃった……( *´艸`)」
「ゴクリ……」
「マジか」
「大歓声だったわよ。皆、ギルドでの用事が済んだら、一斉に散っていったわ。もちろん私も、ダーリンと一緒に辺境の森にデートしに行ったわ。ね、ダーリン」
「ああ……でも、な。壁向こうはまだ俺にはキツイんだ……俺、お前をずっと守りたいから、もう少し壁のこっち側でレベル上げさせてくれ……俺だけ、パーティー内でレベル低いのちょっと心が辛いよ……」
「あ、ごめんなさいダーリン。今度、こっそり二人でレベル上げに行きましょ。今回の報酬で」
「ああ。ありがとうハニー」
「これも薬師マック効果か……すげえな」
「いや、違うと思うぞ」
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