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番外編2
大型イベント来る! 1
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俺たちは今、トレの冒険者ギルド併設の食堂で頭を付き合わせている。
メンバーは、俺と雄太、そして、ブレイブ。
女子(?)二人は今日は砂漠都市のスイーツフェアに行ってしまい、男(?)二人が俺の所に遊びに来たので、ここで待ち合わせをしたのだ。
「他にはないマックが作ったアイテム、どれくらいの種類がある?」
「結構あるよ。錬金関係で絶対に他では手に入らない物も何十点かあるし」
「それ、10種類ほど買いたいんだけど、いくらくらいで手に入る?」
「何をするかによる。結構危ないのも多いから」
「そうなのか?」
「うん」
俺は雄太に錬金術で作る薬のことを説明することにした。
調薬と錬金は、似てるような気がするけれど、まず根本が違うから。調薬は人を助ける物、錬金は人を害する物、ありえない作用をする物、とても便利だけど使い勝手を間違うととんでもないことになる物等々あらゆる種類があるから。
「まずは調薬で薬を作ると、ポーションって名前になるんだ。でも、サブジョブで作ると、どれも『ドラッグ』っていう呼び名になるんだよ。取りすぎると副作用もとんでもないしね。危ないんだよ。決められた場所以外で使うと罰せられる物とかもあるし」
「ドラッグ……こええ」
「副作用ってどういうのか訊いてもいいか?」
「ええと、とある植物を育てることが出来る薬があるんだけど、それを取りすぎると逆に反作用しちゃって若返っちゃったりするんだ。とにかく副作用はエグイよ」
「そうだったのか……俺ら知らずにガンガン使ってたよな」
「でもアレは戦闘で使うアイテムだから、また違うんじゃねえの? 『起爆剤』なんて副作用のことは何も書かれてなかったし」
ブレイブが唸りながら頷く。じゃあ景品にするのはむりかあ、なんて呟きながら。
「景品?」
ちょっと聞き捨てならない言葉に反応すると、二人は真剣な顔をして頷いた。
「だってADOってあんまり大規模イベントってやらねえじゃん。まあ、やらないっていうかやれない理由は知ってるけど、それじゃあつまらんだろってことで、ブレイブと二人で俺らでイベントでも主催してみるかって話をしててな。って言っても単純に魔物狩りイベントとかそんな感じだけど」
「そうそう。最近魔大陸が鬼畜仕様過ぎてプレイヤーがあんまり魔大陸で活躍しないからさ。もしイベントでも開催されれば皆張り切って魔大陸に行くためにレベル上げとかするんじゃないかって」
「なるほど……戦闘系には楽しい……のかなあ?」
魔物討伐に関しては参加したくても出来ない俺は、微妙な顔つきで二人の話を聞いていた。んだけれど。
がしっと後ろから両肩を掴まれて、ビクッと身体が震える。
「何面白そうな話してるのかしら。その企画、私達冒険者ギルドも一枚かませて欲しいわ」
俺の後ろから身を乗り出すようにして、エミリさんが顔を出した。
その顔は、とても楽しそうで、お客さんを前にしたクラッシュに瓜二つで、もう誰にも止められない、そう思わせるのには十分な笑顔だった。
かくして、魔大陸支店を含む全街の冒険者ギルドで、ギルド主催のイベント開催告知がされたのだった。
「私たちが主催になるからには、沢山の人に楽しんでほしいのよ!」
エミリさんはそう声高々に宣言し、早速裏で動き始めたようだった。ヴィルさんもアリッサさんも巻き込まれ、俺たちの住む世界の方でも大々的に告知されたのには驚いた。
雄太たちも主催から参加者の方に変わり、とても楽しそうだ。雄太曰く、「日々なんも刺激がなくなって来たから俺らが開こうと思ってただけだから、誰かが主催してくれるんならぜひお任せして参加して楽しむ方がいい」んだそうだ。なるほど納得。とはいえ、うちの会社にもその件で外注が来ているらしく、ヴィルさんの髭は日に日に伸びている。ヴィデロさんも、今回は主催者側に回らないといけないらしい。所属はアリッサさんの所だからね。一緒に参加したいな、と密かに思っていた俺は、ヴィデロさんを応援する係にジョブチェンジした。と思ったら、薬師としても参加できそうな内容のイベントになっていて、ちょっと気分が浮上した。
『【告知】冒険者ギルド主催 大型イベント来る!』
街中の大型ディスプレイにその看板が掲げられた映像がニュースで流れた時は、アリッサさんも本気だ、と改めて思いながら、疲弊するヴィデロさんとヴィルさん、そして会社の人たちに精のつくご飯をたくさん作っては食べさせたのだった。この会社ですらこうだということは、アリッサさんの所はもっとひどいんだろうなあ、なんて遠い目をしながら。
イベント内容はこうだ。
冒険者ギルドに登録している人たちによる、大規模魔物掃討作戦。という名の討伐大会。その時だけ使える魔道具を参加者に配り、魔物を討伐した分だけその魔道具にチェックされる。魔物のランクが上の者ほどポイントが高くなる。それは倒しただけではなく、サポート面での参加もまた、ポイントとなって上がっていく。どうやって数値化したのかはわからない。エミリさんに聞いても「アリッサが作った魔道具って特殊過ぎてわけわからないのよ」と言っていたので、わかっていないらしい。そんなのをいきなり導入していいのか、とちょっとだけツッコみたい。でもそのうち実用化するための試作段階で、このイベントはそれにちょうどいいらしい。何個もの思惑が重なった大型イベントだった。トップの人たちの頭脳って怖い。
そして、薬師である俺や、輪廻、その他生産を生業にしている人たちも、その職の方でポイントを貰えるらしい。俺は期間内に卸した薬の数や内容によってポイントを貰える。武器や鎧を作ってる人も、ちゃんと品物を卸したり売ることでポイントを貰えるんだそうだ。
イベント期間が終わると、総合ポイントでトップ10を発表。個人とパーティーと両方登録可能らしい。
ガンガン強い魔物を倒した者勝ち、って思っちゃうけれど、そうともいえないのがこのイベントのすごいところ。エミリさんは各地にあり、生活と密接しているという地位を利用して、街の人たちの意見も取り入れ、それもポイント換算すると明言した。
レベルが低くて魔物がそんなに討伐できなくても、街の人たちに貢献すると高めのポイントを貰えるという離れ業までやってのけたエミリさん。その期間中は、プレイヤーに良くしてもらったり、逆のことをされたりした街の人は各所に置かれるご意見箱に投書するように頼み込んだらしい。日頃の鬱憤を晴らしてもよし、日ごろ贔屓しているプレイヤーを褒め称えてもよし、なんでもいいから書いて投書して、と各街にお触れを出したらしい。そして協力してくれた街の人に、依頼料割引券を渡すんだとか。本格的すぎて笑えない。
皆が皆、ワクワクしながらイベント週間を待った。管理者と関わっている人たち以外。
ヴィデロさん日に日に疲れが蓄積されていってる気がする。ちょっとだけ心配。
メンバーは、俺と雄太、そして、ブレイブ。
女子(?)二人は今日は砂漠都市のスイーツフェアに行ってしまい、男(?)二人が俺の所に遊びに来たので、ここで待ち合わせをしたのだ。
「他にはないマックが作ったアイテム、どれくらいの種類がある?」
「結構あるよ。錬金関係で絶対に他では手に入らない物も何十点かあるし」
「それ、10種類ほど買いたいんだけど、いくらくらいで手に入る?」
「何をするかによる。結構危ないのも多いから」
「そうなのか?」
「うん」
俺は雄太に錬金術で作る薬のことを説明することにした。
調薬と錬金は、似てるような気がするけれど、まず根本が違うから。調薬は人を助ける物、錬金は人を害する物、ありえない作用をする物、とても便利だけど使い勝手を間違うととんでもないことになる物等々あらゆる種類があるから。
「まずは調薬で薬を作ると、ポーションって名前になるんだ。でも、サブジョブで作ると、どれも『ドラッグ』っていう呼び名になるんだよ。取りすぎると副作用もとんでもないしね。危ないんだよ。決められた場所以外で使うと罰せられる物とかもあるし」
「ドラッグ……こええ」
「副作用ってどういうのか訊いてもいいか?」
「ええと、とある植物を育てることが出来る薬があるんだけど、それを取りすぎると逆に反作用しちゃって若返っちゃったりするんだ。とにかく副作用はエグイよ」
「そうだったのか……俺ら知らずにガンガン使ってたよな」
「でもアレは戦闘で使うアイテムだから、また違うんじゃねえの? 『起爆剤』なんて副作用のことは何も書かれてなかったし」
ブレイブが唸りながら頷く。じゃあ景品にするのはむりかあ、なんて呟きながら。
「景品?」
ちょっと聞き捨てならない言葉に反応すると、二人は真剣な顔をして頷いた。
「だってADOってあんまり大規模イベントってやらねえじゃん。まあ、やらないっていうかやれない理由は知ってるけど、それじゃあつまらんだろってことで、ブレイブと二人で俺らでイベントでも主催してみるかって話をしててな。って言っても単純に魔物狩りイベントとかそんな感じだけど」
「そうそう。最近魔大陸が鬼畜仕様過ぎてプレイヤーがあんまり魔大陸で活躍しないからさ。もしイベントでも開催されれば皆張り切って魔大陸に行くためにレベル上げとかするんじゃないかって」
「なるほど……戦闘系には楽しい……のかなあ?」
魔物討伐に関しては参加したくても出来ない俺は、微妙な顔つきで二人の話を聞いていた。んだけれど。
がしっと後ろから両肩を掴まれて、ビクッと身体が震える。
「何面白そうな話してるのかしら。その企画、私達冒険者ギルドも一枚かませて欲しいわ」
俺の後ろから身を乗り出すようにして、エミリさんが顔を出した。
その顔は、とても楽しそうで、お客さんを前にしたクラッシュに瓜二つで、もう誰にも止められない、そう思わせるのには十分な笑顔だった。
かくして、魔大陸支店を含む全街の冒険者ギルドで、ギルド主催のイベント開催告知がされたのだった。
「私たちが主催になるからには、沢山の人に楽しんでほしいのよ!」
エミリさんはそう声高々に宣言し、早速裏で動き始めたようだった。ヴィルさんもアリッサさんも巻き込まれ、俺たちの住む世界の方でも大々的に告知されたのには驚いた。
雄太たちも主催から参加者の方に変わり、とても楽しそうだ。雄太曰く、「日々なんも刺激がなくなって来たから俺らが開こうと思ってただけだから、誰かが主催してくれるんならぜひお任せして参加して楽しむ方がいい」んだそうだ。なるほど納得。とはいえ、うちの会社にもその件で外注が来ているらしく、ヴィルさんの髭は日に日に伸びている。ヴィデロさんも、今回は主催者側に回らないといけないらしい。所属はアリッサさんの所だからね。一緒に参加したいな、と密かに思っていた俺は、ヴィデロさんを応援する係にジョブチェンジした。と思ったら、薬師としても参加できそうな内容のイベントになっていて、ちょっと気分が浮上した。
『【告知】冒険者ギルド主催 大型イベント来る!』
街中の大型ディスプレイにその看板が掲げられた映像がニュースで流れた時は、アリッサさんも本気だ、と改めて思いながら、疲弊するヴィデロさんとヴィルさん、そして会社の人たちに精のつくご飯をたくさん作っては食べさせたのだった。この会社ですらこうだということは、アリッサさんの所はもっとひどいんだろうなあ、なんて遠い目をしながら。
イベント内容はこうだ。
冒険者ギルドに登録している人たちによる、大規模魔物掃討作戦。という名の討伐大会。その時だけ使える魔道具を参加者に配り、魔物を討伐した分だけその魔道具にチェックされる。魔物のランクが上の者ほどポイントが高くなる。それは倒しただけではなく、サポート面での参加もまた、ポイントとなって上がっていく。どうやって数値化したのかはわからない。エミリさんに聞いても「アリッサが作った魔道具って特殊過ぎてわけわからないのよ」と言っていたので、わかっていないらしい。そんなのをいきなり導入していいのか、とちょっとだけツッコみたい。でもそのうち実用化するための試作段階で、このイベントはそれにちょうどいいらしい。何個もの思惑が重なった大型イベントだった。トップの人たちの頭脳って怖い。
そして、薬師である俺や、輪廻、その他生産を生業にしている人たちも、その職の方でポイントを貰えるらしい。俺は期間内に卸した薬の数や内容によってポイントを貰える。武器や鎧を作ってる人も、ちゃんと品物を卸したり売ることでポイントを貰えるんだそうだ。
イベント期間が終わると、総合ポイントでトップ10を発表。個人とパーティーと両方登録可能らしい。
ガンガン強い魔物を倒した者勝ち、って思っちゃうけれど、そうともいえないのがこのイベントのすごいところ。エミリさんは各地にあり、生活と密接しているという地位を利用して、街の人たちの意見も取り入れ、それもポイント換算すると明言した。
レベルが低くて魔物がそんなに討伐できなくても、街の人たちに貢献すると高めのポイントを貰えるという離れ業までやってのけたエミリさん。その期間中は、プレイヤーに良くしてもらったり、逆のことをされたりした街の人は各所に置かれるご意見箱に投書するように頼み込んだらしい。日頃の鬱憤を晴らしてもよし、日ごろ贔屓しているプレイヤーを褒め称えてもよし、なんでもいいから書いて投書して、と各街にお触れを出したらしい。そして協力してくれた街の人に、依頼料割引券を渡すんだとか。本格的すぎて笑えない。
皆が皆、ワクワクしながらイベント週間を待った。管理者と関わっている人たち以外。
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