990 / 1,121
少し前の話 3
しおりを挟む
一番危険だったのは、とある山間部。峠を越える際に気付かれ、神殿騎士らに追われた時……。
運悪くそこは、オゼロ領との境の位置となっており、俺たちの手配に回されたであろう騎士団を避けようと、敢えて険しい山路を選んだことを怪しまれたという。
衣服を買い付けた小さな商店の店主が、かなり俺たちを訝しんでいたというから、密告されたのかもしれない……。
結局見つかり、山道を追われ、距離はどんどん縮まった。
神殿騎士団は俺たちを諦めず、いつまでも追ってくる……。潜伏先まで引き連れて行くなんてことは当然できないし、決死の覚悟で対処するしかない。
そんな状況の中訪れた、山間の分岐点で。
「私はこちらへ向かい、追っ手を引きつけます。
私がレイシール様の従者であることは周知の事実。私がいて、レイシール様がいないことなど、彼らは考えつきませんよ」
獣化できる吠狼三人を選び、一人に銀髪のかつらを被せて俺に見立て、もう一人には、遠目にならば黒に見えそうな、暗色のカツラを被せて騎狼させ、別れた。
それにより、追手を二手に分かれさせ、なんとか対処できる人数に分散させることに、成功したという。
ハインの選択は正しかった……。俺に扮した人物が、騎狼した獣人に乗っていたことで、神殿騎士らは余計にそれを、俺たちだと思い込んだ。
ある程度逃げ、半数以上を惹きつけることに成功したハインは、途中で獣人らにかつらを捨てさせ、獣化して逃げるよう指示。
狼ならば、谷も降りられる……。
そしてハイン本人は…………道幅の狭い場所に陣取り、追っ手を一人で抑えることを選んだ。
「従者ですから、そうするのが当然です。
私がそう行動することで、この道をレイシール様が進んだという信憑性も増しますし、時間も距離も稼げます」
押し問答してる時間は無く、俺たちを逃すために、ハインは…………。
無事であれば合流すると笑って別れたそうだけれど、それがどれほど絶望的な約束であったかなんて、分かりきっていた…………。
だけど俺は、そんなことが起こっていたなど知りもせず、夢と現の間をゆらゆらと、熱に浮かされた頭で彷徨い、寝て過ごしていたのだ……。
更に、アヴァロンの騒動で命を落とした者が、少なからずいた……。
兇手らに返り討ちにあった者……住人らに誤解され、めった打ちの末に命を落とした者……逃亡途中に神殿騎士らに討たれた者…………。
俺たちにサヤの情報を伝えてくれた少年も、来世に旅立っていた。
名も知らない……忍になりたての若者だった。 早く役に立てるようになりたいのだと、十五の若さで志願したと…………。
「あ…………あああぁぁぁ……」
なんてことをしたのだろう……。
俺がもっとちゃんと……ちゃんとしていたら…………選んでいたら…………だけどそうしたらウォルテールが……っ、この後に及んでまだ言い訳をするのか、俺は!
何をすれば良かったのか、どうすれば良かったのか……。
沈痛な表情の皆が見守る中、頭を抱えてうずくまる……。ごめん、ごめん……だけど俺は、ごめんなんて言える立場じゃない…………。
そんな様子の俺を見つめて、ボソボソと独白のように、マルも言葉を紡ぐ。
「…………前にも言いましたが、貴方のせいではないです……。貴方にその選択をさせる状況を作ったのは、僕ですから。
僕は……僕も結局、決断できなかった。
北の荒野を離れる決断が、できなかった。僕が戻っていれば……吠狼の守りが普段通りなら、そこまでの隙は作らなかった……まだ、他を選べたんですよ……」
情報の漏洩があるのは理解していた。だけど出所を絞り込めていなかった。
ウォルテールの可能性は考えていた。けれど可能性で切り捨てることができなかった。
俺やサヤが、彼を信じていたから……。
そして今回……。
自分たちの動きを読まれる危険を避けるため、疑いを捨てきれないウォルテールを連れて行くことをしなかった。当然、もっと早く戻るつもりだった。
けれど何を言ったところで、結果はもう出てしまっている……。
「…………ロジェ村の、ことですが……」
ロジェ村にも、急使は走らせたそうだ。
だけどそちらからの連絡はまだ無く、村の獣人たちがどうなったか、定かではない。せめてそれが分かってから俺に話そうと、そう思っていたのだと……マルは言った。
だけど、ふた月近くもの時が過ぎて到着しないのは…………あの村がもう、絶望的であると、そういう意味…………。
ノエミ……レイル……まだ会ってすらいない、生まれて間もないカロン………………っ。
村の獣人達が皆、皆………………っ!
言えないはずだ。と、思った。
俺がそれだけのことを招いたのだと、それだけの数を死なせたのだと、口にできなくて当然だ。
蹲ってただ泣くことしかできない。なんて無能。なんて暗愚!
だけどそこまで黙っていたウォルテールが、急に吠えた。
「あ、あんたじゃない! 全部俺だろ。俺が言ったんだよ!
あそこに獣人の隠れ里があることも、あんたらが獣人を使ってることも、全部俺が言ったんだ!
ずっと黙ってた、騙してた! 分かっていたのに、駄目なことだって分かってたのに、俺がそれをしてたからだろ⁉︎」
でもそれは、あまり耳に馴染まない新たな声が遮った。
「そのお前さんだって、柵に縛られてたんだろ……」
ことの成り行きを見守っていた、頭蓋の仮面を被った男、リアルガーだった。
困った風に腕を組み、うーんと唸る。
「人にゃ分かりづらい感覚だろうが、俺らにとっちゃなぁ……そうやすやすと振り切れるもんじゃねぇ…………。
だいたいタチが悪りぃ。責められるべきのはその相手さんだ……放り捨てといて、柵は切らせてねぇってのは……飼い殺しするのが前提ってこったろぉ?
そも、普通にやってそんな風にはならねぇ……。
放逐される時は、長がそれを決める。縁を切ってやるのがせめてもの温情だし、普通は切れるもんなのに……どうやったらそんなことになるんだよぉ……」
通常放逐されるということは、群れを追放されるということだ。
その場合、当然主がそれを決定するため、柵は切れるらしい。
けれど、ウォルテールの柵は切られていなかった……。なにより不可思議なのは、姉は彼を、心底嫌悪していたというのに主であった。という事実…………。
それに対しマルは、苦い笑みを浮かべた……やり方に心当たりがあるのだろう。
「あちらさんも本気だったということですよ。
これは、それだけの犠牲を強いて、用意周到に張られた罠。レイ様とサヤくんを、念入りに殺すために用意された罠だったんです。
貴方の人となりを理解していた。甘さも優しさも……強かさも理解していた。
だから徹底的に、どう足掻いても必ず作用するように、仕掛けた……。
例えば、貴方がウォルテールを見捨て、切り捨てていたとしても、同じことになったはずです……そうですね?」
最後の言葉はウォルテールに向けて。
彼は、小さく震えながら拳を握り「うん…………」と、そして視線を逸らした。上部を斬られ、欠けてしまった耳を倒して……。
「レイ様はおれを配下だとは…………認めないだろうって、思ってたろうけど……」
「獣化することも、指示だったんですね?」
「……指示、だったけど…………あれは、俺がそうしようと思って、したよ……」
その言葉に、オブシズの鋭い視線がウォルテールを向き、マルが、淡々とした口調で。
「つまり、獣化してしまえば、レイ様は貴方を討てと、そう命じるだろうと思ったと」
「………………うん」
「レイ様の配下かどうか、その追及を有耶無耶にしようと、貴方なりに考えたんでしょうね」
そう言われ、ウォルテールは更に表情を歪めた。
「あんな風にだけは、しないつもりだった。しないつもりだったんだよっ。それは本当!
だから、俺だけで済ませれば、良かったんだ。良かったのに…………」
ぼろぼろと涙を溢し、ウォルテールは俯いた。
一人で背負って終わらせる。それが彼の覚悟だったのだ。
ウォルテールを睨め付けていたオブシズも、それで言葉を失って視線を彷徨わせ……。
戸惑ったようにオロオロ手を動かしていたシザーが、結局ウォルテールの頭をポンポンと撫でて、慰めようと必死になっている。
その様子にマルは、また一つ息を吐いた。
「…………その辺も全て、あの人の策略のうちだったんだと思いますけどね。
貴方がレイ様になびいていたのだって、当然承知していたんでしょうよ。
僕をここに齧り付かせたのも……全部。
彼の方が、上手だったんです。
取れる手段も……覚悟も、違った」
あの人。彼…………。
マルはもう、相手を定めている……。
だけど。
「どこに行くんです…………」
ふらりと立ち上がった俺に、マルはそう聞いた。
「…………すこし、ひとりにしてくれるか。頭を整理したいから……」
どんな理由で。何が目的で。
だけど今は、そんなことはどうだって良いんだ!
それがどれだけ周到に貼られた罠であろうが、俺がそれにより、多くを死なせたことは変わらない。それが現実。
俺が、皆を死なせた。それが現実なんだ……。
「貴方が出ていかなくて良いんですよ……僕らが出ますから。自分がまださして動けやしないってことを、忘れないでください。身体を、ちゃんと労って……。
そうですね……気持ちの整理には、時間が必要でしょう。
だけどどうか、軽率な行動は謹んでください。貴方に何かあっては困ります。
……皆、困るんですからね」
運悪くそこは、オゼロ領との境の位置となっており、俺たちの手配に回されたであろう騎士団を避けようと、敢えて険しい山路を選んだことを怪しまれたという。
衣服を買い付けた小さな商店の店主が、かなり俺たちを訝しんでいたというから、密告されたのかもしれない……。
結局見つかり、山道を追われ、距離はどんどん縮まった。
神殿騎士団は俺たちを諦めず、いつまでも追ってくる……。潜伏先まで引き連れて行くなんてことは当然できないし、決死の覚悟で対処するしかない。
そんな状況の中訪れた、山間の分岐点で。
「私はこちらへ向かい、追っ手を引きつけます。
私がレイシール様の従者であることは周知の事実。私がいて、レイシール様がいないことなど、彼らは考えつきませんよ」
獣化できる吠狼三人を選び、一人に銀髪のかつらを被せて俺に見立て、もう一人には、遠目にならば黒に見えそうな、暗色のカツラを被せて騎狼させ、別れた。
それにより、追手を二手に分かれさせ、なんとか対処できる人数に分散させることに、成功したという。
ハインの選択は正しかった……。俺に扮した人物が、騎狼した獣人に乗っていたことで、神殿騎士らは余計にそれを、俺たちだと思い込んだ。
ある程度逃げ、半数以上を惹きつけることに成功したハインは、途中で獣人らにかつらを捨てさせ、獣化して逃げるよう指示。
狼ならば、谷も降りられる……。
そしてハイン本人は…………道幅の狭い場所に陣取り、追っ手を一人で抑えることを選んだ。
「従者ですから、そうするのが当然です。
私がそう行動することで、この道をレイシール様が進んだという信憑性も増しますし、時間も距離も稼げます」
押し問答してる時間は無く、俺たちを逃すために、ハインは…………。
無事であれば合流すると笑って別れたそうだけれど、それがどれほど絶望的な約束であったかなんて、分かりきっていた…………。
だけど俺は、そんなことが起こっていたなど知りもせず、夢と現の間をゆらゆらと、熱に浮かされた頭で彷徨い、寝て過ごしていたのだ……。
更に、アヴァロンの騒動で命を落とした者が、少なからずいた……。
兇手らに返り討ちにあった者……住人らに誤解され、めった打ちの末に命を落とした者……逃亡途中に神殿騎士らに討たれた者…………。
俺たちにサヤの情報を伝えてくれた少年も、来世に旅立っていた。
名も知らない……忍になりたての若者だった。 早く役に立てるようになりたいのだと、十五の若さで志願したと…………。
「あ…………あああぁぁぁ……」
なんてことをしたのだろう……。
俺がもっとちゃんと……ちゃんとしていたら…………選んでいたら…………だけどそうしたらウォルテールが……っ、この後に及んでまだ言い訳をするのか、俺は!
何をすれば良かったのか、どうすれば良かったのか……。
沈痛な表情の皆が見守る中、頭を抱えてうずくまる……。ごめん、ごめん……だけど俺は、ごめんなんて言える立場じゃない…………。
そんな様子の俺を見つめて、ボソボソと独白のように、マルも言葉を紡ぐ。
「…………前にも言いましたが、貴方のせいではないです……。貴方にその選択をさせる状況を作ったのは、僕ですから。
僕は……僕も結局、決断できなかった。
北の荒野を離れる決断が、できなかった。僕が戻っていれば……吠狼の守りが普段通りなら、そこまでの隙は作らなかった……まだ、他を選べたんですよ……」
情報の漏洩があるのは理解していた。だけど出所を絞り込めていなかった。
ウォルテールの可能性は考えていた。けれど可能性で切り捨てることができなかった。
俺やサヤが、彼を信じていたから……。
そして今回……。
自分たちの動きを読まれる危険を避けるため、疑いを捨てきれないウォルテールを連れて行くことをしなかった。当然、もっと早く戻るつもりだった。
けれど何を言ったところで、結果はもう出てしまっている……。
「…………ロジェ村の、ことですが……」
ロジェ村にも、急使は走らせたそうだ。
だけどそちらからの連絡はまだ無く、村の獣人たちがどうなったか、定かではない。せめてそれが分かってから俺に話そうと、そう思っていたのだと……マルは言った。
だけど、ふた月近くもの時が過ぎて到着しないのは…………あの村がもう、絶望的であると、そういう意味…………。
ノエミ……レイル……まだ会ってすらいない、生まれて間もないカロン………………っ。
村の獣人達が皆、皆………………っ!
言えないはずだ。と、思った。
俺がそれだけのことを招いたのだと、それだけの数を死なせたのだと、口にできなくて当然だ。
蹲ってただ泣くことしかできない。なんて無能。なんて暗愚!
だけどそこまで黙っていたウォルテールが、急に吠えた。
「あ、あんたじゃない! 全部俺だろ。俺が言ったんだよ!
あそこに獣人の隠れ里があることも、あんたらが獣人を使ってることも、全部俺が言ったんだ!
ずっと黙ってた、騙してた! 分かっていたのに、駄目なことだって分かってたのに、俺がそれをしてたからだろ⁉︎」
でもそれは、あまり耳に馴染まない新たな声が遮った。
「そのお前さんだって、柵に縛られてたんだろ……」
ことの成り行きを見守っていた、頭蓋の仮面を被った男、リアルガーだった。
困った風に腕を組み、うーんと唸る。
「人にゃ分かりづらい感覚だろうが、俺らにとっちゃなぁ……そうやすやすと振り切れるもんじゃねぇ…………。
だいたいタチが悪りぃ。責められるべきのはその相手さんだ……放り捨てといて、柵は切らせてねぇってのは……飼い殺しするのが前提ってこったろぉ?
そも、普通にやってそんな風にはならねぇ……。
放逐される時は、長がそれを決める。縁を切ってやるのがせめてもの温情だし、普通は切れるもんなのに……どうやったらそんなことになるんだよぉ……」
通常放逐されるということは、群れを追放されるということだ。
その場合、当然主がそれを決定するため、柵は切れるらしい。
けれど、ウォルテールの柵は切られていなかった……。なにより不可思議なのは、姉は彼を、心底嫌悪していたというのに主であった。という事実…………。
それに対しマルは、苦い笑みを浮かべた……やり方に心当たりがあるのだろう。
「あちらさんも本気だったということですよ。
これは、それだけの犠牲を強いて、用意周到に張られた罠。レイ様とサヤくんを、念入りに殺すために用意された罠だったんです。
貴方の人となりを理解していた。甘さも優しさも……強かさも理解していた。
だから徹底的に、どう足掻いても必ず作用するように、仕掛けた……。
例えば、貴方がウォルテールを見捨て、切り捨てていたとしても、同じことになったはずです……そうですね?」
最後の言葉はウォルテールに向けて。
彼は、小さく震えながら拳を握り「うん…………」と、そして視線を逸らした。上部を斬られ、欠けてしまった耳を倒して……。
「レイ様はおれを配下だとは…………認めないだろうって、思ってたろうけど……」
「獣化することも、指示だったんですね?」
「……指示、だったけど…………あれは、俺がそうしようと思って、したよ……」
その言葉に、オブシズの鋭い視線がウォルテールを向き、マルが、淡々とした口調で。
「つまり、獣化してしまえば、レイ様は貴方を討てと、そう命じるだろうと思ったと」
「………………うん」
「レイ様の配下かどうか、その追及を有耶無耶にしようと、貴方なりに考えたんでしょうね」
そう言われ、ウォルテールは更に表情を歪めた。
「あんな風にだけは、しないつもりだった。しないつもりだったんだよっ。それは本当!
だから、俺だけで済ませれば、良かったんだ。良かったのに…………」
ぼろぼろと涙を溢し、ウォルテールは俯いた。
一人で背負って終わらせる。それが彼の覚悟だったのだ。
ウォルテールを睨め付けていたオブシズも、それで言葉を失って視線を彷徨わせ……。
戸惑ったようにオロオロ手を動かしていたシザーが、結局ウォルテールの頭をポンポンと撫でて、慰めようと必死になっている。
その様子にマルは、また一つ息を吐いた。
「…………その辺も全て、あの人の策略のうちだったんだと思いますけどね。
貴方がレイ様になびいていたのだって、当然承知していたんでしょうよ。
僕をここに齧り付かせたのも……全部。
彼の方が、上手だったんです。
取れる手段も……覚悟も、違った」
あの人。彼…………。
マルはもう、相手を定めている……。
だけど。
「どこに行くんです…………」
ふらりと立ち上がった俺に、マルはそう聞いた。
「…………すこし、ひとりにしてくれるか。頭を整理したいから……」
どんな理由で。何が目的で。
だけど今は、そんなことはどうだって良いんだ!
それがどれだけ周到に貼られた罠であろうが、俺がそれにより、多くを死なせたことは変わらない。それが現実。
俺が、皆を死なせた。それが現実なんだ……。
「貴方が出ていかなくて良いんですよ……僕らが出ますから。自分がまださして動けやしないってことを、忘れないでください。身体を、ちゃんと労って……。
そうですね……気持ちの整理には、時間が必要でしょう。
だけどどうか、軽率な行動は謹んでください。貴方に何かあっては困ります。
……皆、困るんですからね」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
私が美女??美醜逆転世界に転移した私
鍋
恋愛
私の名前は如月美夕。
27才入浴剤のメーカーの商品開発室に勤める会社員。
私は都内で独り暮らし。
風邪を拗らせ自宅で寝ていたら異世界転移したらしい。
転移した世界は美醜逆転??
こんな地味な丸顔が絶世の美女。
私の好みど真ん中のイケメンが、醜男らしい。
このお話は転生した女性が優秀な宰相補佐官(醜男/イケメン)に囲い込まれるお話です。
※ゆるゆるな設定です
※ご都合主義
※感想欄はほとんど公開してます。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる