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終幕 7
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「……陛下…………」
人垣が自然に割れた。
住人らの間から現れたのは、車椅子に座し、膝掛けで腹部を覆った陛下の姿。
陽の光を毒とする身であるため、つばの広い帽子を被り、更に両側からユーロディア殿とロレンが陽を遮るための傘をさしていた。
リヴィ様、ディート殿を筆頭とする近衛らも付き従っており、車椅子を押していたのはサヤ……。少し離れてオブシズの姿も見つけた。
「ホライエンよ。それは証拠とはならぬと、前も申したはず」
威厳のある声の陛下は、ここ最近は夜着のままで過ごされていたはずであるのに、きちんと身なりを整えていた……。
腹部の圧迫が気掛かりであったけれど、サヤが共にいて、父上の車椅子を持ち出したということは、これが陛下のご指示であると伺える。
陛下が出ると、おっしゃったのだ……。
「死人は語らぬ。その首がそこなレイシールの配下である立証はできぬと言うた。
男爵家の身で影を使う……それは確かに怪しかろうが、こやつがそうせざるを得ぬ境遇であったがゆえで、その才覚があった。それだけのことだ。
セイバーンの出荷情報も、ここからではなく、王都より引き出された可能性が高い。
そして私は、自らの意思でここにおるのだ。其方に救い出される謂れはない」
きっぱりと口にされた言葉。そして、その後即座に発せられた、ディート殿の覇気を滲ませた「控えよ!」という恫喝で、住人を含む我々は揃って首部を垂れた。
現実離れした現実に、呆然と佇むしかできていなかった皆が、慌てて膝をつく。
ホライエン伯爵様もそれは同様だった。けれど、食い下がる。
「陛下、しかし……っ!」
「我が身の不調も、此奴の陰謀ではない。そもそもが病の身だ。
この身の白を病と知るまで……ここにおる今より余程体調を崩しておったわ。
まぁそれも、後もう暫くで終わろう……」
大きく膨らんだ陛下の腹……。膝掛けがあってもそれは目立った。
その違和感にはホライエン伯爵様も気付いたよう。訝しげに眉が寄り、俺と陛下を交互に見……。
そこで陛下はぐっと表情を険しくした。
歯を食いしばり身を屈める……。慌ててリヴィ様が陛下に駆け寄ると、良い……という動きでそれを制す。
「これが四倍の長さになり、ひっきりなしだと? 世の母親というものは偉人揃いだな……」
聞こえた呟きに身の毛がよだった。
陣…………痛……っ⁉︎
「戻ってください! 何こんなところに出てきてるんですか⁉︎」
咄嗟にそう叫んでしまい、不敬甚だしい発言だったと気付いたが遅い。
背後に殺気を感じで振り返ると、ホライエン伯爵様が鬼の形相となっていた。
遠慮なく陛下を罵倒した俺の不敬に、怒りが沸点を超えたのだ。
「恐れながら! 陛下は毒を盛られておる可能性がございます。
連日お会いいたしましたが、体調の優れぬ日ばかりが続き、お時間もさほど頂けぬ……っ。
これは明らかに不審でございます。
陛下はこの男を信頼しておられるゆえ、気付かぬご様子ですが、私はこれの確固たる裏切りの証拠を掴み申した!」
腹からの、ビリビリと肌が泡立つほどの怒声。その大喝を合図に、神殿騎士団の纏まりがまた揺れた。
簡略化された法衣の騎士たち。その後方から、ホライエン騎士と思われる褐色の衣服に身を包む、屈強な男が二名何かを抱えて進み出てくる。
両腕を掴まれ、引きずられるようにして連れ出された人物は首部を垂れ、表情を見せない。
けれど…………。
「っ⁉︎」
この季節に、長靴も履かず晒された脚は……脛からが体毛に覆われていた……。
明らかに人と違う造形の脚。四指しかない爪先で地に立つはずなのに、その足は動かず、引きずられて血が滲んでいる……。
紺色の装束は切れ、破れ、原型を留めていなかった。
そのボロ布の隙間から隆々と波打つ筋肉が見えたが、そこも打撲と切傷で見る影もない……。
雄々しい尾も耳も、力なく垂れたまま……。
そんな……。
ボロボロに痛めつけられていたのは、どう見ても、ウォルテール……。
「生き証人でございます。昨日、獣人による襲撃を受けました。セイバーンへ騎士の派遣を要請しましたが梨の礫。
よって我々のみで探索し、捕らえました。
これならば信じていただけよう。
陛下、そこなレイシールという男は、悪魔に魅入られ、私欲を満たすために貴方様に近づいた、国賊でございます!
私の口を塞ぐため、こやつを私に差し向けた、捜索を渋ったことがその証拠!
此奴は獣人を使役し、スヴェトランとも通じている。国家転覆を目論む国賊でございます!
交易路もそのための策略。騎馬が攻め入りやすくするための導線作りに他ならなかったのです!」
ホライエン伯爵様の宣言に、ふー……と、息を吐く陛下。
ホライエン伯爵様の引き出してきた獣人には目もくれない。陛下はその獣人も、ホライエン側のでっち上げと考えたのだろう。
しかし陛下の背後に立つサヤは、表情を強張らせていた。
彼女にも、ウォルテールだと分かっているのだ……。
「と、言っておるが……レイシールよ。そこな獣人は其方の配下か?」
陛下は半ば投げやり気味で、俺の返答など決まっているとばかり。
だがその問いは俺にとって……首元に突きつけられた刃も同様……死刑宣告に等しい。
何を見ても、何を言われても、預かり知らぬことと切り捨てろ。
アイルはそう言った。
皆と、俺の未来を考えろと。
こんな所で躓くべきじゃないのだと……。
だから、こんなものは配下であるはずがないと、俺は言うべきなのだろう……。
でも。
俺が知らぬと言えば、彼はどうなる……。
ウォルテールは、まだたったの十六だ……。
大きななりをしていても、やっと子供から一歩を踏み出した程度の年なんだ。
いや、言おうが言うまいが、極刑は免れない……貴族を襲ったなら、当然のことだけれど……。
知らないと言うことは、俺がウォルテールを見限るということだ…………。
サヤを姉のように慕い、サヤが弟のように可愛がる子を、俺自身が切り捨てること……。
何故、ホライエンを襲った?
何故、勝手に行動したんだ?
皆にどれほどの迷惑が掛かってしまうか、思い描けなかったわけじゃ無いだろ……っ。
返事が返せなかった。
「…………レイシール?」
即座に否定するだろうとと考えていたに違いない陛下は、首を傾げて俺を促す。
「無論、違います! 我々はこのような者を見たことがない!」
そこで割って入った声。
ヘイスベルトだった。
必死の形相で「不敬を承知で進言させて頂きます!」と、声を張る。
「我が主は慈悲深き方。あのように傷だらけの、痛めつけられた姿の者を引き出されれば、例えそれが獣人であっても心を痛めてしまうでしょう……。
陛下、これは誘導です。レイシール様を陥れるための罠だ。この方が他国と通じるなどあるはずがない!」
「貴様っ、ホライエンを侮辱するかっ!」
ホライエン伯爵様の恫喝にビクリと身を竦めたヘイスベルト。
だけど、引き下がらなかった……。
「このような時にホライエンを襲う利点が、我々にはございません。しかもたかだか獣人一匹程度に、何ができましょう!」
「企に気づいた我らが持つ証拠を、奪い去ろうとしたのだ!」
「獣人の首をということでしょうか? ならば、その獣人はただ仲間の首を取り返そうとしただけではございませんか?
そこに我々を繋げようとすることが、悪意でしかない……我らのことを……レイシール様を、ぶ、侮辱しないでいただきたい!」
上位者に食ってかかること自体、ヘイスベルトには荷が重いこと。
それでも俺を庇うために必死なのだろう、必死の形相で、身を乗り出し叫ぶように叩きつける。
だがそこで、異変は起きたのだ……。
人垣が自然に割れた。
住人らの間から現れたのは、車椅子に座し、膝掛けで腹部を覆った陛下の姿。
陽の光を毒とする身であるため、つばの広い帽子を被り、更に両側からユーロディア殿とロレンが陽を遮るための傘をさしていた。
リヴィ様、ディート殿を筆頭とする近衛らも付き従っており、車椅子を押していたのはサヤ……。少し離れてオブシズの姿も見つけた。
「ホライエンよ。それは証拠とはならぬと、前も申したはず」
威厳のある声の陛下は、ここ最近は夜着のままで過ごされていたはずであるのに、きちんと身なりを整えていた……。
腹部の圧迫が気掛かりであったけれど、サヤが共にいて、父上の車椅子を持ち出したということは、これが陛下のご指示であると伺える。
陛下が出ると、おっしゃったのだ……。
「死人は語らぬ。その首がそこなレイシールの配下である立証はできぬと言うた。
男爵家の身で影を使う……それは確かに怪しかろうが、こやつがそうせざるを得ぬ境遇であったがゆえで、その才覚があった。それだけのことだ。
セイバーンの出荷情報も、ここからではなく、王都より引き出された可能性が高い。
そして私は、自らの意思でここにおるのだ。其方に救い出される謂れはない」
きっぱりと口にされた言葉。そして、その後即座に発せられた、ディート殿の覇気を滲ませた「控えよ!」という恫喝で、住人を含む我々は揃って首部を垂れた。
現実離れした現実に、呆然と佇むしかできていなかった皆が、慌てて膝をつく。
ホライエン伯爵様もそれは同様だった。けれど、食い下がる。
「陛下、しかし……っ!」
「我が身の不調も、此奴の陰謀ではない。そもそもが病の身だ。
この身の白を病と知るまで……ここにおる今より余程体調を崩しておったわ。
まぁそれも、後もう暫くで終わろう……」
大きく膨らんだ陛下の腹……。膝掛けがあってもそれは目立った。
その違和感にはホライエン伯爵様も気付いたよう。訝しげに眉が寄り、俺と陛下を交互に見……。
そこで陛下はぐっと表情を険しくした。
歯を食いしばり身を屈める……。慌ててリヴィ様が陛下に駆け寄ると、良い……という動きでそれを制す。
「これが四倍の長さになり、ひっきりなしだと? 世の母親というものは偉人揃いだな……」
聞こえた呟きに身の毛がよだった。
陣…………痛……っ⁉︎
「戻ってください! 何こんなところに出てきてるんですか⁉︎」
咄嗟にそう叫んでしまい、不敬甚だしい発言だったと気付いたが遅い。
背後に殺気を感じで振り返ると、ホライエン伯爵様が鬼の形相となっていた。
遠慮なく陛下を罵倒した俺の不敬に、怒りが沸点を超えたのだ。
「恐れながら! 陛下は毒を盛られておる可能性がございます。
連日お会いいたしましたが、体調の優れぬ日ばかりが続き、お時間もさほど頂けぬ……っ。
これは明らかに不審でございます。
陛下はこの男を信頼しておられるゆえ、気付かぬご様子ですが、私はこれの確固たる裏切りの証拠を掴み申した!」
腹からの、ビリビリと肌が泡立つほどの怒声。その大喝を合図に、神殿騎士団の纏まりがまた揺れた。
簡略化された法衣の騎士たち。その後方から、ホライエン騎士と思われる褐色の衣服に身を包む、屈強な男が二名何かを抱えて進み出てくる。
両腕を掴まれ、引きずられるようにして連れ出された人物は首部を垂れ、表情を見せない。
けれど…………。
「っ⁉︎」
この季節に、長靴も履かず晒された脚は……脛からが体毛に覆われていた……。
明らかに人と違う造形の脚。四指しかない爪先で地に立つはずなのに、その足は動かず、引きずられて血が滲んでいる……。
紺色の装束は切れ、破れ、原型を留めていなかった。
そのボロ布の隙間から隆々と波打つ筋肉が見えたが、そこも打撲と切傷で見る影もない……。
雄々しい尾も耳も、力なく垂れたまま……。
そんな……。
ボロボロに痛めつけられていたのは、どう見ても、ウォルテール……。
「生き証人でございます。昨日、獣人による襲撃を受けました。セイバーンへ騎士の派遣を要請しましたが梨の礫。
よって我々のみで探索し、捕らえました。
これならば信じていただけよう。
陛下、そこなレイシールという男は、悪魔に魅入られ、私欲を満たすために貴方様に近づいた、国賊でございます!
私の口を塞ぐため、こやつを私に差し向けた、捜索を渋ったことがその証拠!
此奴は獣人を使役し、スヴェトランとも通じている。国家転覆を目論む国賊でございます!
交易路もそのための策略。騎馬が攻め入りやすくするための導線作りに他ならなかったのです!」
ホライエン伯爵様の宣言に、ふー……と、息を吐く陛下。
ホライエン伯爵様の引き出してきた獣人には目もくれない。陛下はその獣人も、ホライエン側のでっち上げと考えたのだろう。
しかし陛下の背後に立つサヤは、表情を強張らせていた。
彼女にも、ウォルテールだと分かっているのだ……。
「と、言っておるが……レイシールよ。そこな獣人は其方の配下か?」
陛下は半ば投げやり気味で、俺の返答など決まっているとばかり。
だがその問いは俺にとって……首元に突きつけられた刃も同様……死刑宣告に等しい。
何を見ても、何を言われても、預かり知らぬことと切り捨てろ。
アイルはそう言った。
皆と、俺の未来を考えろと。
こんな所で躓くべきじゃないのだと……。
だから、こんなものは配下であるはずがないと、俺は言うべきなのだろう……。
でも。
俺が知らぬと言えば、彼はどうなる……。
ウォルテールは、まだたったの十六だ……。
大きななりをしていても、やっと子供から一歩を踏み出した程度の年なんだ。
いや、言おうが言うまいが、極刑は免れない……貴族を襲ったなら、当然のことだけれど……。
知らないと言うことは、俺がウォルテールを見限るということだ…………。
サヤを姉のように慕い、サヤが弟のように可愛がる子を、俺自身が切り捨てること……。
何故、ホライエンを襲った?
何故、勝手に行動したんだ?
皆にどれほどの迷惑が掛かってしまうか、思い描けなかったわけじゃ無いだろ……っ。
返事が返せなかった。
「…………レイシール?」
即座に否定するだろうとと考えていたに違いない陛下は、首を傾げて俺を促す。
「無論、違います! 我々はこのような者を見たことがない!」
そこで割って入った声。
ヘイスベルトだった。
必死の形相で「不敬を承知で進言させて頂きます!」と、声を張る。
「我が主は慈悲深き方。あのように傷だらけの、痛めつけられた姿の者を引き出されれば、例えそれが獣人であっても心を痛めてしまうでしょう……。
陛下、これは誘導です。レイシール様を陥れるための罠だ。この方が他国と通じるなどあるはずがない!」
「貴様っ、ホライエンを侮辱するかっ!」
ホライエン伯爵様の恫喝にビクリと身を竦めたヘイスベルト。
だけど、引き下がらなかった……。
「このような時にホライエンを襲う利点が、我々にはございません。しかもたかだか獣人一匹程度に、何ができましょう!」
「企に気づいた我らが持つ証拠を、奪い去ろうとしたのだ!」
「獣人の首をということでしょうか? ならば、その獣人はただ仲間の首を取り返そうとしただけではございませんか?
そこに我々を繋げようとすることが、悪意でしかない……我らのことを……レイシール様を、ぶ、侮辱しないでいただきたい!」
上位者に食ってかかること自体、ヘイスベルトには荷が重いこと。
それでも俺を庇うために必死なのだろう、必死の形相で、身を乗り出し叫ぶように叩きつける。
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