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軍用馬 6
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会議の後、お面と風車も、来年の無償開示品にしては駄目でしょうかと、サヤに問われた。
「サヤが良いなら、それで良いよ」
手頃に作れる子供の遊び道具だ。強度も無い品だし、あまり日持ちはしないが、作り方の手順も簡単なので、慣れれば子供ら本人が作ることも可能だろう。
あくまで子供の遊び道具としての提案なので、販売可能金額もかなり少なく設定しておく。
こういった娯楽品が増えるのは、悪いことじゃないと思う。人の心の豊かさの象徴だと、俺には感じるのだ。
「サヤの国は子供の遊び道具が本当に多いな」
「こんな程度じゃないですけどね。
お祭りと子供が本当に大好きな民族なので、日常的な遊び道具も沢山ありますよ」
「例えば?」
「双六、リバーシ、将棋やチェス……あ、兵棋盤に近いものなんです。遊び方はもっと単純ですけど。
それからお手玉、独楽回し……体を動かすおもちゃだとポックリ、竹馬……あっ、けん玉!」
俺とサヤの会話を、会議を終えた皆が微笑み見守っていたが、ハインに促されてそそくさと部屋を後にしだす。
そこまで気を使うことないんだけどな……とは思うものの、まぁ、うん……サヤと二人きりが、嬉しくないわけがない。
「孤児院の遊び道具をもう少し増やしてやりたいと思ってるんだ。
とくに外で遊べる道具がないかなって。丁度サヤに相談しようと思ってたところでさ」
「外遊びですか。では試しに、ぽっくりと竹馬を何組か作りましょうか。あれは簡単に作れるので。
あと……遊び道具ではないですけど、新たな遊び方の提案というのも、良いかも」
にこにこ笑ってサヤ。
他の皆がいなくなっていることにも気付いていない。
俺は席を立って、何気ない風を装って「それともうひとつ、そろそろ時間を作らなきゃと思ってるんだけど」と、言葉を続けた。
「サヤも一日空けてほしい」
「一日掛かること? 重要なお仕事ですか?」
セイバーン村の視察じゃないですよね? と、サヤ。まぁ、似たようなものだと思うけど。
「種拾いに行かない?」
「…………あっ」
「うん。本来は秋ごろって、確か言ってたろう?」
秋から冬にかけて、種を集めるのだと、言っていた。
そう。ツバキの種集めに行こうと思ったのだ。
「今年は沢山拾わないと。
ツバキアブラを絞るのにも必要だし、株を増やす挑戦も始めないといけないから」
そう言い、サヤの髪を指に絡めると、どこかくすぐったそうに首を縮めて、頬を染める。
その表情が、嫌がっている風ではなく、喜びに満ちているものだから、こちらまで胸がポカポカしてくる。
口づけできるようになってから、サヤは前ほど、俺に触れられることが怖くないように見える。それがまた嬉しい。
ツバキの木の育て方は、流石にサヤも知らなかったから、色々な方法を試していくしかない。
一応、エーミルトにも相談してみようと思っているが、彼だって初めて見る種の育て方など、知らないだろう。
けれど、作物を育てることと通じるものは、あるのではないかと考えている。
毎年、何通りかの方法を試していけば、いつか、どれかがちゃんと木に育ってくれるのではないか。
そうしたら今度は、その方法でツバキを増やしていける。
こちらの世界に、サヤの世界を増やしていけるのだ。
「また二人で行こうって、約束だったろ」
そう言うと、嬉しそうに笑顔を輝かせたサヤだったけれど。
「だけどレイシール様は……今、忙しいのでは?」
ここ三日、仮小屋に行っては玉砕して帰ってきているからか、流民との交流にてこずっているのは筒抜けであるようだ。
それに加え、彼らをなんとか得るための模索を続けている。だいぶん形になってきているが、このあとまた調整の続きが待っている。
「大丈夫。一日を捻り出すくらいのことはできるよ。
それに……俺もずっと、楽しみにしてたことだから……行きたいんだ、一緒に」
そう言い、艶やかな髪の先端に口づけすると、サヤの顔は真っ赤に染まった。
「ここっ、会議室っ⁉︎」
「もう誰もいないよ」
そう言って笑い掛けると、慌てて周りを確認して、確かに二人きりだったことにほっとしたけれど……。
それがどういうことか、遅れて理解したのか、サヤの顔が更に赤味を強くする。
「二人だけだよ……」
ずいと一歩を踏み出したら、下がろうとするから、ツンと髪を引っ張った。反対の手も伸ばして、逆側のサヤの髪も指に絡める。
「捕まえた」
「……っ」
「嫌?」
「……嫌、や、ない……けど……」
髪と、唇にしか触れられないのだもの。だからサヤを捕まえようとしたら、必然的にこうなるのだ。
こうまでする理由、もう察しているだろう?
「触れたい、サヤ……」
「あ……」
「もう少し、上を向いて」
サヤは真っ赤な顔で、俺を見る。
まだ日中やのに! と、抗議する表情に、ダメ出しの一言。
「元気をちょうだい」
そう言うと、観念して桃色の唇を少しだけ、開いてくれた。
恥ずかしさを押し殺して、必死で上向けてくるその表情が、たまらなく愛おしい。
求めたら、応えてくれることも……。
「また明日頑張る」
「うん……」
今日は言うほど気落ちしていたわけではないのだけど……サヤは素直に、瞳を閉じてくれた。
◆
その日の夕刻、アギーからの派遣官が到着したという知らせを受けたため、慌てて身支度に走ることとなった。
細袴と上着を変えているうちに、第二報。アギーにお渡ししていた、入村用の身元証明書を持参されていたため、村門を通され、館の玄関前に到着したとのこと。
出迎えに出てみると……。
「マル……いないって言ったろ……」
「クオン様はいらっしゃいませんよ。あの方はクオン様じゃないです」
「クオン様だよ!」
どっからどう見ても、クオン様だろ⁉︎
「違うわよ。私はクラリッサ。しがない男爵家の二十九子よ」
「そんな子沢山、アギー公爵家くらいですからね⁉︎」
派遣された官の中に、クオン様がいらっしゃった。本人は否定しているが、どう見てもアギー公爵家二十九子、クオンティーヌ様本人だよ!
なんの茶番ですかと頭を抱えたら、同行されていた方々が誠に申し訳ありませんと平謝り。
だけどアギーの方々は、文官や武官であれど俺より高位の方々だ。そんな風にされると引き下がるしかない。
それにマルに話が通ってるってことは、アギー公爵様も承知されていることなのだ……俺に黙ってたのも当然、アギー公爵様の要望なのだろう。
息抜きか……。うんもう分かった。好きに息抜きしてもらって、早々にご帰郷願おう。
「来てしまったものは仕方がないです……もう良いですけど……何日滞在される予定ですか」
気が晴れたらお帰りいただけるだろうと、そう言ったのだが……。
「何言ってるのよ。私、派遣官なのよ?」
「…………は?」
息抜きに遊びに来たのじゃないってことですか⁉︎
「まだ前例が無いから、書類上の地位的には従者見習いってことにしてあるけど、私ね、文官目指すことにしたの」
明日遠出して隣町まで買い物に行くの。くらいの手軽さで口にされた言葉が、異質すぎた。
「それで丁度良いからこっちで研修させてもらうわ。ざっと五年かしらね。五年研修受けて成人したら、大手を振って文官を名乗れる仕事ができるだろうし。
貴方ってそういうの慣れてるでしょ。女性初の従者、女性初の近衛を抱えてるんだし。この際だから、女性初の文官も抱えなさいよ。
アギーじゃ身内だし、私ってほら、お嬢様じゃない? 何したって贔屓されるし褒めそやされるし? 私、そういうの求めてないのよね」
「今、アギーのお嬢様って認めましたよね⁉︎」
「違うわ。アルニオ男爵家の二十九子、クラリッサよ。クオンって呼んでね」
「クオン様じゃないですかそれ⁉︎」
そう返すとギロリと睨まれた。
「様つけるなって言ってんのよ。
私、文官になるって言ったでしょ。そこに身分とか、必要ないの。仕事できるようになりたいの。レイ、貴方友人として、当然協力してくれるわよね」
啖呵切ってこちらを脅しつけてくるお嬢様に、どう言い返したものか……っ。
必死で頭を働かせていたら、クオン様は咳払いをし、ぺこりと頭を下げた。
「何の連絡も無く、このような無茶を申しますこと、誠に申し訳ございません。
ですが……どうか意を汲んでいただけないでしょうか」
「サヤが良いなら、それで良いよ」
手頃に作れる子供の遊び道具だ。強度も無い品だし、あまり日持ちはしないが、作り方の手順も簡単なので、慣れれば子供ら本人が作ることも可能だろう。
あくまで子供の遊び道具としての提案なので、販売可能金額もかなり少なく設定しておく。
こういった娯楽品が増えるのは、悪いことじゃないと思う。人の心の豊かさの象徴だと、俺には感じるのだ。
「サヤの国は子供の遊び道具が本当に多いな」
「こんな程度じゃないですけどね。
お祭りと子供が本当に大好きな民族なので、日常的な遊び道具も沢山ありますよ」
「例えば?」
「双六、リバーシ、将棋やチェス……あ、兵棋盤に近いものなんです。遊び方はもっと単純ですけど。
それからお手玉、独楽回し……体を動かすおもちゃだとポックリ、竹馬……あっ、けん玉!」
俺とサヤの会話を、会議を終えた皆が微笑み見守っていたが、ハインに促されてそそくさと部屋を後にしだす。
そこまで気を使うことないんだけどな……とは思うものの、まぁ、うん……サヤと二人きりが、嬉しくないわけがない。
「孤児院の遊び道具をもう少し増やしてやりたいと思ってるんだ。
とくに外で遊べる道具がないかなって。丁度サヤに相談しようと思ってたところでさ」
「外遊びですか。では試しに、ぽっくりと竹馬を何組か作りましょうか。あれは簡単に作れるので。
あと……遊び道具ではないですけど、新たな遊び方の提案というのも、良いかも」
にこにこ笑ってサヤ。
他の皆がいなくなっていることにも気付いていない。
俺は席を立って、何気ない風を装って「それともうひとつ、そろそろ時間を作らなきゃと思ってるんだけど」と、言葉を続けた。
「サヤも一日空けてほしい」
「一日掛かること? 重要なお仕事ですか?」
セイバーン村の視察じゃないですよね? と、サヤ。まぁ、似たようなものだと思うけど。
「種拾いに行かない?」
「…………あっ」
「うん。本来は秋ごろって、確か言ってたろう?」
秋から冬にかけて、種を集めるのだと、言っていた。
そう。ツバキの種集めに行こうと思ったのだ。
「今年は沢山拾わないと。
ツバキアブラを絞るのにも必要だし、株を増やす挑戦も始めないといけないから」
そう言い、サヤの髪を指に絡めると、どこかくすぐったそうに首を縮めて、頬を染める。
その表情が、嫌がっている風ではなく、喜びに満ちているものだから、こちらまで胸がポカポカしてくる。
口づけできるようになってから、サヤは前ほど、俺に触れられることが怖くないように見える。それがまた嬉しい。
ツバキの木の育て方は、流石にサヤも知らなかったから、色々な方法を試していくしかない。
一応、エーミルトにも相談してみようと思っているが、彼だって初めて見る種の育て方など、知らないだろう。
けれど、作物を育てることと通じるものは、あるのではないかと考えている。
毎年、何通りかの方法を試していけば、いつか、どれかがちゃんと木に育ってくれるのではないか。
そうしたら今度は、その方法でツバキを増やしていける。
こちらの世界に、サヤの世界を増やしていけるのだ。
「また二人で行こうって、約束だったろ」
そう言うと、嬉しそうに笑顔を輝かせたサヤだったけれど。
「だけどレイシール様は……今、忙しいのでは?」
ここ三日、仮小屋に行っては玉砕して帰ってきているからか、流民との交流にてこずっているのは筒抜けであるようだ。
それに加え、彼らをなんとか得るための模索を続けている。だいぶん形になってきているが、このあとまた調整の続きが待っている。
「大丈夫。一日を捻り出すくらいのことはできるよ。
それに……俺もずっと、楽しみにしてたことだから……行きたいんだ、一緒に」
そう言い、艶やかな髪の先端に口づけすると、サヤの顔は真っ赤に染まった。
「ここっ、会議室っ⁉︎」
「もう誰もいないよ」
そう言って笑い掛けると、慌てて周りを確認して、確かに二人きりだったことにほっとしたけれど……。
それがどういうことか、遅れて理解したのか、サヤの顔が更に赤味を強くする。
「二人だけだよ……」
ずいと一歩を踏み出したら、下がろうとするから、ツンと髪を引っ張った。反対の手も伸ばして、逆側のサヤの髪も指に絡める。
「捕まえた」
「……っ」
「嫌?」
「……嫌、や、ない……けど……」
髪と、唇にしか触れられないのだもの。だからサヤを捕まえようとしたら、必然的にこうなるのだ。
こうまでする理由、もう察しているだろう?
「触れたい、サヤ……」
「あ……」
「もう少し、上を向いて」
サヤは真っ赤な顔で、俺を見る。
まだ日中やのに! と、抗議する表情に、ダメ出しの一言。
「元気をちょうだい」
そう言うと、観念して桃色の唇を少しだけ、開いてくれた。
恥ずかしさを押し殺して、必死で上向けてくるその表情が、たまらなく愛おしい。
求めたら、応えてくれることも……。
「また明日頑張る」
「うん……」
今日は言うほど気落ちしていたわけではないのだけど……サヤは素直に、瞳を閉じてくれた。
◆
その日の夕刻、アギーからの派遣官が到着したという知らせを受けたため、慌てて身支度に走ることとなった。
細袴と上着を変えているうちに、第二報。アギーにお渡ししていた、入村用の身元証明書を持参されていたため、村門を通され、館の玄関前に到着したとのこと。
出迎えに出てみると……。
「マル……いないって言ったろ……」
「クオン様はいらっしゃいませんよ。あの方はクオン様じゃないです」
「クオン様だよ!」
どっからどう見ても、クオン様だろ⁉︎
「違うわよ。私はクラリッサ。しがない男爵家の二十九子よ」
「そんな子沢山、アギー公爵家くらいですからね⁉︎」
派遣された官の中に、クオン様がいらっしゃった。本人は否定しているが、どう見てもアギー公爵家二十九子、クオンティーヌ様本人だよ!
なんの茶番ですかと頭を抱えたら、同行されていた方々が誠に申し訳ありませんと平謝り。
だけどアギーの方々は、文官や武官であれど俺より高位の方々だ。そんな風にされると引き下がるしかない。
それにマルに話が通ってるってことは、アギー公爵様も承知されていることなのだ……俺に黙ってたのも当然、アギー公爵様の要望なのだろう。
息抜きか……。うんもう分かった。好きに息抜きしてもらって、早々にご帰郷願おう。
「来てしまったものは仕方がないです……もう良いですけど……何日滞在される予定ですか」
気が晴れたらお帰りいただけるだろうと、そう言ったのだが……。
「何言ってるのよ。私、派遣官なのよ?」
「…………は?」
息抜きに遊びに来たのじゃないってことですか⁉︎
「まだ前例が無いから、書類上の地位的には従者見習いってことにしてあるけど、私ね、文官目指すことにしたの」
明日遠出して隣町まで買い物に行くの。くらいの手軽さで口にされた言葉が、異質すぎた。
「それで丁度良いからこっちで研修させてもらうわ。ざっと五年かしらね。五年研修受けて成人したら、大手を振って文官を名乗れる仕事ができるだろうし。
貴方ってそういうの慣れてるでしょ。女性初の従者、女性初の近衛を抱えてるんだし。この際だから、女性初の文官も抱えなさいよ。
アギーじゃ身内だし、私ってほら、お嬢様じゃない? 何したって贔屓されるし褒めそやされるし? 私、そういうの求めてないのよね」
「今、アギーのお嬢様って認めましたよね⁉︎」
「違うわ。アルニオ男爵家の二十九子、クラリッサよ。クオンって呼んでね」
「クオン様じゃないですかそれ⁉︎」
そう返すとギロリと睨まれた。
「様つけるなって言ってんのよ。
私、文官になるって言ったでしょ。そこに身分とか、必要ないの。仕事できるようになりたいの。レイ、貴方友人として、当然協力してくれるわよね」
啖呵切ってこちらを脅しつけてくるお嬢様に、どう言い返したものか……っ。
必死で頭を働かせていたら、クオン様は咳払いをし、ぺこりと頭を下げた。
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