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閑話 夫婦 14
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急にそう、口調を変えたローシェンナ。
それまでのしんみりとしたものじゃなく、笑いを堪えるような、震える声音……。
嫌な予感がして、膝に視線を落とした。
そうすると、眠っていると思っていた膝の上のサヤが、眉間に深いシワを刻んで耐え難いと表情を歪めていた⁉︎
「いっ……、いつから起きて……っ⁉︎」
どこから聞かれてた⁉︎
「貴方、まともな人だと思ってたのに……。あのマルクスを無欲だって言う人初めて見たわぁ……。
あれが無欲に見えるってどれたけ我欲が強いのかしらぁ?」
ローシェンナまで眉間にシワを刻み、こいつ変人だわって顔で俺を見るしっ!
「類は友を呼ぶのねぇ……」
「ちょっとそれ酷くないかな⁉︎」
俺、すごく真剣に、真面目に、話してたんだけど⁉︎
羞恥のあまり顔を両手で隠して後ろに倒れた。だって膝の上にはサヤがいるから、それ以外に逃げ場が無かったのだ。
なにこれ。なに仕掛けられてたの俺。これは一体なんの拷問……っ。ていうか今までの真面目な話が全部……全部馬鹿みたいになった……! 主に俺が馬鹿みたいじゃないか!
「ねぇサヤ、この人貴女がいてくれないと腑抜けの変人になってしまうみたいなんだけど、どうにかしてくれないかしらぁ。
あたしたちの命運全部この人にかかってしまってるから、正直心許ないわぁ」
ローシェンナの当てこすりに、サヤが絶望したような表情になってモゴモゴと返事。
「どうにかと、言われましても……」
呆れられてる⁉︎ 俺これ、色々瀬戸際になってない⁉︎
「大丈夫よぅ。婚姻結んで見張ってるだけで良いのよ、そうすればこの人勝手に凄く頑張れるんだもの。そうしたらこの人の周りのみんなが幸せになれて、喜ぶ人が格段に増えるわよぅ。
それに、貴女が大切なんだって気持ちは本当に心底真面目みたいだし……ねぇ」
くすくすと笑ってローシェンナ。それによりサヤはより渋面になった……。
「それから、とりあえず婚約解消は保留にして、一旦領主様に相談してみるべきだと思うわぁ。
貴女たちの婚約、既に領主様が認めてしまっているのだし、もう貴女たちの一存だけで解消するのはまずいと思うもの」
ごく当然の提案をされ、あ、それ忘れてた。と、思った。
そうだよね……もう社交界で周知だってしてしまったし、アギーのクオン様やリヴィ様たちまで巻き込んでいる。草紙の内容にも影響するのだろうし、女近衛の襟飾も賜っている身だ……。
ちらりと膝上に視線をやったら、バッチリサヤと目が合ってしまった。行灯の灯りひとつで見てとれる、なんともいえない居心地悪そうな顔……。首まで真っ赤に染まり、瞳の中でぐるぐると感情が目まぐるしく入れ替わっていて、ローシェンナが一体何を聞き、知っているのかということに、頭がいっぱいなのだと分かった。
これなら俺の妄言全部を聞かれたわけじゃなさそうだ……。
「あともう一つだけ指摘させてもらうけど……。
貴方はサヤとの別ればかりに意識がいってたみたいだけどねぇ……サヤのあの提案は、もし授かればの先を、少しでも期待していた。とも取れると思わない?」
「ローシェンナさん⁉︎」
一気に慌てたサヤが、瞬間で身を起こし、ローシェンナの口を塞ぐため俺を飛び越えていく。
アワアワと慌て、そんなとこから聞いたんですか⁉︎ 他にレイと何を話してたんですか⁉︎ と、まくし立てるけれど、ローシェンナはその慌てっぷりにもニヤニヤするばかり。
……もし授かればの先を、少しでも、期待していた……?
「確約が欲しかったのは、サヤだって一緒ってことねぇ」
「ローシェンナさん!」
「三年先って長いわよねぇ。いくら大事にしたいからって、三年も子ができるかどうか保留って、そりゃ不安が積もるわよねぇ」
「ローシェンナさん‼︎」
混乱したサヤがどれだけ口を塞ごうとしても、ローシェンナはひょいひょいと避けてしまう。
普段のサヤならものともしない速度だろうに、彼女は今、冷静ではないらしい……。
そんなサヤを軽くあしらいつつローシェンナは、困った娘を説き伏せるみたいに、言葉を重ねた。
「あのねぇサヤ、世界が違うって言うけど……設計図が違うって言うけど貴女……貴女の世界にあるもの、結構こっちにもあるんでしょう?
名前は違っても、同じものだったりしてるんじゃないの? だったら人が全然違う根拠ってなによ……ほら、無いんじゃないの。
まだ確かめてもいないうちから、無理だって決めつけるのは良くないわよぅ。
貴女が確信持ってる風に言うものだから、坊やだって不安に駆られて二の足踏んじゃったのよ。坊やがああしたのは、貴女にも原因があるの。
どうせ同じことが不安なんだから、二人でちゃんと、話し合いなさいな。
貴女たちには、その時間がちゃんと、あるんだし……」
その言葉に、言い返せなくて口をパクパクさせるだけのサヤ。
だけど言い返せないってことは…………ローシェンナの言うことが、もっともだって、ことだよな?
「サヤ」
名前を呼んだら、びくりと飛び上がってしまった。
俺との先を、少しでも手繰り寄せようと、思ったの?
俺から離れようとしたんじゃなくて、逃げて先送りにする、不甲斐ない俺の代わりに、立ち向かおうと、してくれていたってこと?
袖を引いたら、居心地悪そうにちらりとこちらを見て、すぐに視線を逸らしてしまう。
俺がした酷いことを……涙を流して、震えながらでも、耐えようとしてくれたのは…………。
「ちょっ、あかんっ!」
後ろから抱き竦めたら、慌てて悲鳴をあげたサヤ。
だけど、俺は手を離さなかった。今は無理。今は…………っ。
「離したくない……」
嬉しくて、申し訳なくて、この気持ちをどう処理して良いのか分からない……。
ローシェンナたちの目だって気にしてられなかった。
腕の中のサヤは最初抵抗したけれど、そのうち諦めたのか、されるがままになって……ふぅ……と、聞こえた溜息。
隙をついて、その耳裏に口づけしたら、またもやピャッ! と、飛び上がって猛抗議を再開した。
「なっ、なんで人前でそういうっ、あかんってっ、何回も、言うてるのにっ!」
「何があっても、どんな結果でも、サヤじゃないと駄目なんだ…………」
「……聞いてへんってどういうこと⁉︎」
「父上には本当のことをちゃんと言う。もう、サヤひとりを苦しめるようなことは、絶対にしない。
だからお願い、どんな結果でも、俺から離れないで……他の人を娶れなんて言わないでくれ。
俺は、全部サヤからしか、受け取りたくない……俺が欲しいのはサヤとの未来なんだ」
「も、黙って……恥ずかしいっ!」
「サヤとだから意味があるんだ。俺が、共にいて幸せを感じれる人は、貴女だけなんだ」
「もう分かったから、黙って!」
「嫌だ。約束してくれなきゃ黙らない」
「……約束…………っ……」
「約束して。子に恵まれなくても、一生を共に過ごしてほしい。俺の妻でいてほしい。俺はサヤを愛してるんだ……」
「っっ⁉︎ そういうことを平気で……」
「愛してるんだから仕方ないだろ⁉︎ 他の言葉なんて、出てこない!」
絶対に腕を緩めてやるもんかと力を込めて、サヤの耳にもう一度愛してると囁いた。
ニヤニヤ笑うローシェンナが何かの合図に左手をあげたら、思った以上に近くの木からストンとアイルが。そしてジェイドが若干居心地悪げに出てきて、サヤがまた飛び上がる。
「ローシェンナさん⁉︎」
「証人は多い方が良いわよねぇ。さっさと認めた方が良いと思うけど……もっと呼ばなきゃいけなくなるじゃない?」
すました笑顔で小首を傾げ、懐から犬笛が取り出され、サヤはだらだらと汗をかく。
俺に後ろから抱きしめられ、ローシェンナら三人を前にしたサヤは、俺がもう一声と息を吸い込んだのに慌てて「分かったからっ、約束するからもう言わんといてっ」と、強引に身体を振り解く。
俺の口を塞ごうとしたのだろう。
伸ばされた手を掴んで引き寄せて、俺は自分から、己の唇を塞いだ。
「ーーーーーーーーッ!」
サッとジェイドが視線を逸らしてくれたのが視界の端に見えたけれど、アイルはきょとんとしている。
サヤの悲鳴を舌を絡めて奪い取って、腰を抱き寄せ、とりあえず言葉以外で気持ちを伝えるに努めた。
無論、後で大いに怒られたけど……。
それまでのしんみりとしたものじゃなく、笑いを堪えるような、震える声音……。
嫌な予感がして、膝に視線を落とした。
そうすると、眠っていると思っていた膝の上のサヤが、眉間に深いシワを刻んで耐え難いと表情を歪めていた⁉︎
「いっ……、いつから起きて……っ⁉︎」
どこから聞かれてた⁉︎
「貴方、まともな人だと思ってたのに……。あのマルクスを無欲だって言う人初めて見たわぁ……。
あれが無欲に見えるってどれたけ我欲が強いのかしらぁ?」
ローシェンナまで眉間にシワを刻み、こいつ変人だわって顔で俺を見るしっ!
「類は友を呼ぶのねぇ……」
「ちょっとそれ酷くないかな⁉︎」
俺、すごく真剣に、真面目に、話してたんだけど⁉︎
羞恥のあまり顔を両手で隠して後ろに倒れた。だって膝の上にはサヤがいるから、それ以外に逃げ場が無かったのだ。
なにこれ。なに仕掛けられてたの俺。これは一体なんの拷問……っ。ていうか今までの真面目な話が全部……全部馬鹿みたいになった……! 主に俺が馬鹿みたいじゃないか!
「ねぇサヤ、この人貴女がいてくれないと腑抜けの変人になってしまうみたいなんだけど、どうにかしてくれないかしらぁ。
あたしたちの命運全部この人にかかってしまってるから、正直心許ないわぁ」
ローシェンナの当てこすりに、サヤが絶望したような表情になってモゴモゴと返事。
「どうにかと、言われましても……」
呆れられてる⁉︎ 俺これ、色々瀬戸際になってない⁉︎
「大丈夫よぅ。婚姻結んで見張ってるだけで良いのよ、そうすればこの人勝手に凄く頑張れるんだもの。そうしたらこの人の周りのみんなが幸せになれて、喜ぶ人が格段に増えるわよぅ。
それに、貴女が大切なんだって気持ちは本当に心底真面目みたいだし……ねぇ」
くすくすと笑ってローシェンナ。それによりサヤはより渋面になった……。
「それから、とりあえず婚約解消は保留にして、一旦領主様に相談してみるべきだと思うわぁ。
貴女たちの婚約、既に領主様が認めてしまっているのだし、もう貴女たちの一存だけで解消するのはまずいと思うもの」
ごく当然の提案をされ、あ、それ忘れてた。と、思った。
そうだよね……もう社交界で周知だってしてしまったし、アギーのクオン様やリヴィ様たちまで巻き込んでいる。草紙の内容にも影響するのだろうし、女近衛の襟飾も賜っている身だ……。
ちらりと膝上に視線をやったら、バッチリサヤと目が合ってしまった。行灯の灯りひとつで見てとれる、なんともいえない居心地悪そうな顔……。首まで真っ赤に染まり、瞳の中でぐるぐると感情が目まぐるしく入れ替わっていて、ローシェンナが一体何を聞き、知っているのかということに、頭がいっぱいなのだと分かった。
これなら俺の妄言全部を聞かれたわけじゃなさそうだ……。
「あともう一つだけ指摘させてもらうけど……。
貴方はサヤとの別ればかりに意識がいってたみたいだけどねぇ……サヤのあの提案は、もし授かればの先を、少しでも期待していた。とも取れると思わない?」
「ローシェンナさん⁉︎」
一気に慌てたサヤが、瞬間で身を起こし、ローシェンナの口を塞ぐため俺を飛び越えていく。
アワアワと慌て、そんなとこから聞いたんですか⁉︎ 他にレイと何を話してたんですか⁉︎ と、まくし立てるけれど、ローシェンナはその慌てっぷりにもニヤニヤするばかり。
……もし授かればの先を、少しでも、期待していた……?
「確約が欲しかったのは、サヤだって一緒ってことねぇ」
「ローシェンナさん!」
「三年先って長いわよねぇ。いくら大事にしたいからって、三年も子ができるかどうか保留って、そりゃ不安が積もるわよねぇ」
「ローシェンナさん‼︎」
混乱したサヤがどれだけ口を塞ごうとしても、ローシェンナはひょいひょいと避けてしまう。
普段のサヤならものともしない速度だろうに、彼女は今、冷静ではないらしい……。
そんなサヤを軽くあしらいつつローシェンナは、困った娘を説き伏せるみたいに、言葉を重ねた。
「あのねぇサヤ、世界が違うって言うけど……設計図が違うって言うけど貴女……貴女の世界にあるもの、結構こっちにもあるんでしょう?
名前は違っても、同じものだったりしてるんじゃないの? だったら人が全然違う根拠ってなによ……ほら、無いんじゃないの。
まだ確かめてもいないうちから、無理だって決めつけるのは良くないわよぅ。
貴女が確信持ってる風に言うものだから、坊やだって不安に駆られて二の足踏んじゃったのよ。坊やがああしたのは、貴女にも原因があるの。
どうせ同じことが不安なんだから、二人でちゃんと、話し合いなさいな。
貴女たちには、その時間がちゃんと、あるんだし……」
その言葉に、言い返せなくて口をパクパクさせるだけのサヤ。
だけど言い返せないってことは…………ローシェンナの言うことが、もっともだって、ことだよな?
「サヤ」
名前を呼んだら、びくりと飛び上がってしまった。
俺との先を、少しでも手繰り寄せようと、思ったの?
俺から離れようとしたんじゃなくて、逃げて先送りにする、不甲斐ない俺の代わりに、立ち向かおうと、してくれていたってこと?
袖を引いたら、居心地悪そうにちらりとこちらを見て、すぐに視線を逸らしてしまう。
俺がした酷いことを……涙を流して、震えながらでも、耐えようとしてくれたのは…………。
「ちょっ、あかんっ!」
後ろから抱き竦めたら、慌てて悲鳴をあげたサヤ。
だけど、俺は手を離さなかった。今は無理。今は…………っ。
「離したくない……」
嬉しくて、申し訳なくて、この気持ちをどう処理して良いのか分からない……。
ローシェンナたちの目だって気にしてられなかった。
腕の中のサヤは最初抵抗したけれど、そのうち諦めたのか、されるがままになって……ふぅ……と、聞こえた溜息。
隙をついて、その耳裏に口づけしたら、またもやピャッ! と、飛び上がって猛抗議を再開した。
「なっ、なんで人前でそういうっ、あかんってっ、何回も、言うてるのにっ!」
「何があっても、どんな結果でも、サヤじゃないと駄目なんだ…………」
「……聞いてへんってどういうこと⁉︎」
「父上には本当のことをちゃんと言う。もう、サヤひとりを苦しめるようなことは、絶対にしない。
だからお願い、どんな結果でも、俺から離れないで……他の人を娶れなんて言わないでくれ。
俺は、全部サヤからしか、受け取りたくない……俺が欲しいのはサヤとの未来なんだ」
「も、黙って……恥ずかしいっ!」
「サヤとだから意味があるんだ。俺が、共にいて幸せを感じれる人は、貴女だけなんだ」
「もう分かったから、黙って!」
「嫌だ。約束してくれなきゃ黙らない」
「……約束…………っ……」
「約束して。子に恵まれなくても、一生を共に過ごしてほしい。俺の妻でいてほしい。俺はサヤを愛してるんだ……」
「っっ⁉︎ そういうことを平気で……」
「愛してるんだから仕方ないだろ⁉︎ 他の言葉なんて、出てこない!」
絶対に腕を緩めてやるもんかと力を込めて、サヤの耳にもう一度愛してると囁いた。
ニヤニヤ笑うローシェンナが何かの合図に左手をあげたら、思った以上に近くの木からストンとアイルが。そしてジェイドが若干居心地悪げに出てきて、サヤがまた飛び上がる。
「ローシェンナさん⁉︎」
「証人は多い方が良いわよねぇ。さっさと認めた方が良いと思うけど……もっと呼ばなきゃいけなくなるじゃない?」
すました笑顔で小首を傾げ、懐から犬笛が取り出され、サヤはだらだらと汗をかく。
俺に後ろから抱きしめられ、ローシェンナら三人を前にしたサヤは、俺がもう一声と息を吸い込んだのに慌てて「分かったからっ、約束するからもう言わんといてっ」と、強引に身体を振り解く。
俺の口を塞ごうとしたのだろう。
伸ばされた手を掴んで引き寄せて、俺は自分から、己の唇を塞いだ。
「ーーーーーーーーッ!」
サッとジェイドが視線を逸らしてくれたのが視界の端に見えたけれど、アイルはきょとんとしている。
サヤの悲鳴を舌を絡めて奪い取って、腰を抱き寄せ、とりあえず言葉以外で気持ちを伝えるに努めた。
無論、後で大いに怒られたけど……。
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