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閑話 夫婦 3
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領主の館があった場所……丘の中程には現在、視察や訓練に来る方々の宿舎となる建物を建設していた。
こちらの完成もそろそろのはずなのだ。土嚢壁作りをただ見守っていたって仕方がないし、この時間に俺が済ませられることは済ませておこうと思った。
この丘に来るのは、冬の最中の……サヤとカルラに供えるための花を探しに来た時以来だ。
ゆっくりと丘を登り、元館の門前までやって来ると、中から作業の音が響いていた。
近付いてみると、十人弱の大工が作業に勤しんでいる。外装はもう完成しているみたいで、現在は内装を手掛けている最中である様子。
辺りを見渡して……見知った顔を発見した。良かった、直ぐに見つかった。
「マレク、久しぶり。アーロンは今どこにいる?」
「レイシール様!」
アーロンの弟子、マレク。暫く見ないうちに背が伸びていた。前はもう少しひょろりとしていたと思うのに……。
「親方は今内装……あ、出てきました。親方!」
「?……! ご子息様⁉︎ うわぁ、久しぶり! マルの旦那から色々聞いてはいたんだけど、ほんと顔を合わせる機会がなくて……。
あ、この度はおめでとうございます」
「?……! あっ、いやっ、あ、ありがとう……」
役職を賜ったことかな? 本当に、なかなか顔を合わせる機会が無かったから、彼がどれのことを祝ってくれているのかいまいち分からなかった。
だけどまぁ、言祝いでくれるのは有難いことだ。
「宿舎の建設は……予定通り進んでいる?」
「順調そのものだよ。あ、そうそう。作り付けの家具? っていうの? あれ凄い良いね。
壁の厚みを利用するって発想が本当に秀逸。衣装棚が嵩張らないし、部屋も広く感じる。隣接する部屋と対極にして壁を使うっていうの、あれ本当に素晴らしいよ!
あの案、本当に秘匿権取らないの? 今後も使えそうなら使って良いって?」
「え、うん……。別に特殊な技術は使ってないからね」
「いやいやいやいや……あの発想はお金取って良いと思うけどなぁ……。
湯屋の時も思ったけど本当、凄いよ。どうやったらあそこまで洗練できるの? どう頭使ったら、あそこまで徹底して無駄を省ける発想になるんだろう……」
なにやら宿舎建設が殊の外楽しんでもらえているようだ。
うきうきと嬉しげに話すアーロン。まぁ……効率化民族の頭の使い方は本当、凄いよね。うん。俺もほんと、日々驚かされることばかりだよ。
「順調なら良かった。六の月までには完成できそうだね。
あ、今日寄せてもらったのはね、宿舎建設の確認のためもあったのだけど、もう一つ……」
アーロンに、ききたいことがあって……と、言葉を続けるつもりだったのだけど。
「アーロン!」
女性の声。
振り返ると、大きな籠を抱えた女性が、アーロンを見つけて笑顔で手を振り……俺がいたために慌ててその場に膝をついた。
「も、申し訳ございません!」
貴族がいたから慌ててしまったのだろう。
不敬を働いたとみなされてはたまらないと、必死で謝罪を始めてしまった。
この反応を見るに、吠狼の者ではない様子。
顔に見覚えが無いし、きっとセイバーンを離れて出稼ぎに出ていた女性なのだと思う。ジェスルがいた頃、なにかしら酷い経験をしているのかもしれない……。
「気にしないで。私はレイシール。セイバーンの者だよ。
貴女はアーロンの……?」
アーロンに用事があって来たのは確かだよな? と、首を傾げて問うたら、何故か慌てたのはアーロン。
「あっ、いやあの……! かっ、彼女はこの村の女性で……その……ええと……」
「…………アーロンの恋人?」
「こっ……⁉︎ やっ、それはその……っ⁉︎」
当たりであったようだ。
アーロンの顔が茹でたように赤くなった。
「それはおめでとう。うん。とてもめでたく思うよ、アーロン。
そういう話、俺は大歓迎だから」
アーロンは吠狼の一員であるけれど、主に諜報活動が仕事の大半を占めていたという。
だから、手を汚す仕事は受けたことがないらしい。
「妻を得て、ここでずっと大工として生活してくれるならば、俺は嬉しい」
「え……と、良い……のです……?」
「うん。本当に、嬉しいんだ。おめでとうアーロン」
もう一度、改めて祝うと、いっそう照れたアーロンは女性を傍に呼んだ。そうして俺に、彼女の名をキキだと紹介してくれた。
「キキ、マレクと先に飯にしといて。俺はもう少し、ご子息様と話があって。
マレク、昼休憩だ。皆にも伝えて」
さり気なく、二人や大工らを、ここから遠去けようとしているのは、肌で感じた。
だから、もう少しだけごめんねと、キキさんに断ってから、アーロンと二人で、少し奥……裏山側へと移動することにした。
そうして、周りに人気が無くなったのを確認し、深く息を吐いたアーロンは……。
「ご子息様……ありがとう。
キキには、所帯を持ちたいと言われていて……貴方が是と言うならばと、気持ちは固めてたんだ。
だから、俺……ここで暮らしていくことにする。
頭にも報告はしていて……足抜けしても構わないとまで言ってくれていて……。でも俺、それは考えてないんだ。これからも、皆に協力できることがあるなら、できるだけそうしたい。家移りは、あまりできなくなるけど……それでもやれることは、あると思うからさ……」
「アーロンのやりたいようにやったら良いよ。
俺は、皆が幸せになってくれるなら、それで良いから」
「……うん。貴方は本当に、そう思ってくれているって、分かる。
…………だから、ダニルのこともさ……なんとかできないもんかって、俺もずっと、考えてて……」
その名が出てくるのだろうと、思っていたんだ。
「うん……。実は、俺が今日ここに寄らせてもらったのも、ダニルのことを聞きたくて……だったんだ」
食事処へと顔を出す前に、ここ最近のカーリンらの状況を聞いておきたかった。
それで、事情が分かるアーロンを頼ったのだけど……。
彼によると、ダニルは相変わらずカーリンとの関係を修復できないままでいるという。
カーリンの腹は随分と膨らみ、最近は腹の子の動きを身体に感じることも増えているらしい。
村の者らは、もうカーリンの相手が誰であるか、重々承知していて、最近はダニルへの風当たりも強くなっているそう……。
それは、そうだろうな……。
子を作っておきながら、父親となることを認めない……。事情を知らなければ、無責任なだけに見えてしまうものな……。
「ダニルもさぁ、多分言われているんだよ。足抜け……しても構わないって。
頭は、俺たちはもう虚じゃないからって……。セイバーンの影としてやっていくなら、暗殺とかの仕事はまず無いし、兇手としての腕がない者も雇ってもらえてるから、金の心配だって前程しなくて良くなったし……。なにより、放浪生活じゃなくなったしね。
そもそも俺たち、影として雇われていない……。普通の職人として、もう一年近く、ここにいる……。これからもそれを続けていって良いなら、良い機会だからそうするべきだって。
だけど……ダニルは俺と違って、手を汚すこともしてたから……それがどうしても、割り切れないみたいで……」
真面目なんだよなぁ……と、アーロン。
そうだな……。真面目だから、過去から目を逸らしておくことができない。これからの先ことを、考えてしまうのだ……。
「ダニル、だんだん表情も荒んできててさ……正直言って、怖いのよ、近頃のあいつ……。
今になんか、ブチっと切れちまうんじゃないかって、最近はそればかりが心配でさ……。
俺もキキのことがあるから、他人事じゃなくて……だけどあいつからしたら、俺は同列じゃない……手を汚してないから、違うって。俺には分からんって。
それ言われちゃうと、俺も言い返せなくてさぁ……」
苦笑で隠しているけれど、アーロンの瞳には、憤りと焦燥が見え隠れしていた……。
話を聞く限り……ダニルはだいぶん参っているように感じる。
彼らは仲間意識がとても強い。そうでなければ、生き残れない環境で生きてきた。人と獣人という、種を超えた関係すら作り上げて。
それなのに、その仲間すら拒絶しだしているだなんて……それはもう、ダニルの限界なのでは、ないだろうか……。
「……仕事は……? 食事処は、問題なく運営できているの?
そろそろカーリンも働けなくなるだろうし、手伝いの子らだって、まだそんなに育っていないよな……?」
問題があるという報告は入っていない……。だけど、聞く限りじゃ到底そうは、思えない……。
「今のところは……。
カーリンは、子どもの座りが良くなる時期だから大丈夫って言って、普通に働いてるよ。
流石に前かがみになったりはしんどいらしいけど、それ以外は特に、何も言ってない。
手伝いの二人は、下ごしらえをさせる分にはもう問題無いって」
「…………分かった、ありがとう。
これから食事処に行ってみるよ。何ができるかは、分からないけど……」
そう言うと、それでもアーロンは表情を緩めてくれた。
そうして、ありがとうと、俺に言葉をくれた……。
こちらの完成もそろそろのはずなのだ。土嚢壁作りをただ見守っていたって仕方がないし、この時間に俺が済ませられることは済ませておこうと思った。
この丘に来るのは、冬の最中の……サヤとカルラに供えるための花を探しに来た時以来だ。
ゆっくりと丘を登り、元館の門前までやって来ると、中から作業の音が響いていた。
近付いてみると、十人弱の大工が作業に勤しんでいる。外装はもう完成しているみたいで、現在は内装を手掛けている最中である様子。
辺りを見渡して……見知った顔を発見した。良かった、直ぐに見つかった。
「マレク、久しぶり。アーロンは今どこにいる?」
「レイシール様!」
アーロンの弟子、マレク。暫く見ないうちに背が伸びていた。前はもう少しひょろりとしていたと思うのに……。
「親方は今内装……あ、出てきました。親方!」
「?……! ご子息様⁉︎ うわぁ、久しぶり! マルの旦那から色々聞いてはいたんだけど、ほんと顔を合わせる機会がなくて……。
あ、この度はおめでとうございます」
「?……! あっ、いやっ、あ、ありがとう……」
役職を賜ったことかな? 本当に、なかなか顔を合わせる機会が無かったから、彼がどれのことを祝ってくれているのかいまいち分からなかった。
だけどまぁ、言祝いでくれるのは有難いことだ。
「宿舎の建設は……予定通り進んでいる?」
「順調そのものだよ。あ、そうそう。作り付けの家具? っていうの? あれ凄い良いね。
壁の厚みを利用するって発想が本当に秀逸。衣装棚が嵩張らないし、部屋も広く感じる。隣接する部屋と対極にして壁を使うっていうの、あれ本当に素晴らしいよ!
あの案、本当に秘匿権取らないの? 今後も使えそうなら使って良いって?」
「え、うん……。別に特殊な技術は使ってないからね」
「いやいやいやいや……あの発想はお金取って良いと思うけどなぁ……。
湯屋の時も思ったけど本当、凄いよ。どうやったらあそこまで洗練できるの? どう頭使ったら、あそこまで徹底して無駄を省ける発想になるんだろう……」
なにやら宿舎建設が殊の外楽しんでもらえているようだ。
うきうきと嬉しげに話すアーロン。まぁ……効率化民族の頭の使い方は本当、凄いよね。うん。俺もほんと、日々驚かされることばかりだよ。
「順調なら良かった。六の月までには完成できそうだね。
あ、今日寄せてもらったのはね、宿舎建設の確認のためもあったのだけど、もう一つ……」
アーロンに、ききたいことがあって……と、言葉を続けるつもりだったのだけど。
「アーロン!」
女性の声。
振り返ると、大きな籠を抱えた女性が、アーロンを見つけて笑顔で手を振り……俺がいたために慌ててその場に膝をついた。
「も、申し訳ございません!」
貴族がいたから慌ててしまったのだろう。
不敬を働いたとみなされてはたまらないと、必死で謝罪を始めてしまった。
この反応を見るに、吠狼の者ではない様子。
顔に見覚えが無いし、きっとセイバーンを離れて出稼ぎに出ていた女性なのだと思う。ジェスルがいた頃、なにかしら酷い経験をしているのかもしれない……。
「気にしないで。私はレイシール。セイバーンの者だよ。
貴女はアーロンの……?」
アーロンに用事があって来たのは確かだよな? と、首を傾げて問うたら、何故か慌てたのはアーロン。
「あっ、いやあの……! かっ、彼女はこの村の女性で……その……ええと……」
「…………アーロンの恋人?」
「こっ……⁉︎ やっ、それはその……っ⁉︎」
当たりであったようだ。
アーロンの顔が茹でたように赤くなった。
「それはおめでとう。うん。とてもめでたく思うよ、アーロン。
そういう話、俺は大歓迎だから」
アーロンは吠狼の一員であるけれど、主に諜報活動が仕事の大半を占めていたという。
だから、手を汚す仕事は受けたことがないらしい。
「妻を得て、ここでずっと大工として生活してくれるならば、俺は嬉しい」
「え……と、良い……のです……?」
「うん。本当に、嬉しいんだ。おめでとうアーロン」
もう一度、改めて祝うと、いっそう照れたアーロンは女性を傍に呼んだ。そうして俺に、彼女の名をキキだと紹介してくれた。
「キキ、マレクと先に飯にしといて。俺はもう少し、ご子息様と話があって。
マレク、昼休憩だ。皆にも伝えて」
さり気なく、二人や大工らを、ここから遠去けようとしているのは、肌で感じた。
だから、もう少しだけごめんねと、キキさんに断ってから、アーロンと二人で、少し奥……裏山側へと移動することにした。
そうして、周りに人気が無くなったのを確認し、深く息を吐いたアーロンは……。
「ご子息様……ありがとう。
キキには、所帯を持ちたいと言われていて……貴方が是と言うならばと、気持ちは固めてたんだ。
だから、俺……ここで暮らしていくことにする。
頭にも報告はしていて……足抜けしても構わないとまで言ってくれていて……。でも俺、それは考えてないんだ。これからも、皆に協力できることがあるなら、できるだけそうしたい。家移りは、あまりできなくなるけど……それでもやれることは、あると思うからさ……」
「アーロンのやりたいようにやったら良いよ。
俺は、皆が幸せになってくれるなら、それで良いから」
「……うん。貴方は本当に、そう思ってくれているって、分かる。
…………だから、ダニルのこともさ……なんとかできないもんかって、俺もずっと、考えてて……」
その名が出てくるのだろうと、思っていたんだ。
「うん……。実は、俺が今日ここに寄らせてもらったのも、ダニルのことを聞きたくて……だったんだ」
食事処へと顔を出す前に、ここ最近のカーリンらの状況を聞いておきたかった。
それで、事情が分かるアーロンを頼ったのだけど……。
彼によると、ダニルは相変わらずカーリンとの関係を修復できないままでいるという。
カーリンの腹は随分と膨らみ、最近は腹の子の動きを身体に感じることも増えているらしい。
村の者らは、もうカーリンの相手が誰であるか、重々承知していて、最近はダニルへの風当たりも強くなっているそう……。
それは、そうだろうな……。
子を作っておきながら、父親となることを認めない……。事情を知らなければ、無責任なだけに見えてしまうものな……。
「ダニルもさぁ、多分言われているんだよ。足抜け……しても構わないって。
頭は、俺たちはもう虚じゃないからって……。セイバーンの影としてやっていくなら、暗殺とかの仕事はまず無いし、兇手としての腕がない者も雇ってもらえてるから、金の心配だって前程しなくて良くなったし……。なにより、放浪生活じゃなくなったしね。
そもそも俺たち、影として雇われていない……。普通の職人として、もう一年近く、ここにいる……。これからもそれを続けていって良いなら、良い機会だからそうするべきだって。
だけど……ダニルは俺と違って、手を汚すこともしてたから……それがどうしても、割り切れないみたいで……」
真面目なんだよなぁ……と、アーロン。
そうだな……。真面目だから、過去から目を逸らしておくことができない。これからの先ことを、考えてしまうのだ……。
「ダニル、だんだん表情も荒んできててさ……正直言って、怖いのよ、近頃のあいつ……。
今になんか、ブチっと切れちまうんじゃないかって、最近はそればかりが心配でさ……。
俺もキキのことがあるから、他人事じゃなくて……だけどあいつからしたら、俺は同列じゃない……手を汚してないから、違うって。俺には分からんって。
それ言われちゃうと、俺も言い返せなくてさぁ……」
苦笑で隠しているけれど、アーロンの瞳には、憤りと焦燥が見え隠れしていた……。
話を聞く限り……ダニルはだいぶん参っているように感じる。
彼らは仲間意識がとても強い。そうでなければ、生き残れない環境で生きてきた。人と獣人という、種を超えた関係すら作り上げて。
それなのに、その仲間すら拒絶しだしているだなんて……それはもう、ダニルの限界なのでは、ないだろうか……。
「……仕事は……? 食事処は、問題なく運営できているの?
そろそろカーリンも働けなくなるだろうし、手伝いの子らだって、まだそんなに育っていないよな……?」
問題があるという報告は入っていない……。だけど、聞く限りじゃ到底そうは、思えない……。
「今のところは……。
カーリンは、子どもの座りが良くなる時期だから大丈夫って言って、普通に働いてるよ。
流石に前かがみになったりはしんどいらしいけど、それ以外は特に、何も言ってない。
手伝いの二人は、下ごしらえをさせる分にはもう問題無いって」
「…………分かった、ありがとう。
これから食事処に行ってみるよ。何ができるかは、分からないけど……」
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