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作戦決行 6
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きっかり三十分で作戦会議は終了し、外に向かうと、一台の馬車に二台の幌馬車、数頭の馬がすでに用意され、馬具も装着済みだった。傭兵団の皆が準備は進めてくれていた様子。
馬車に向かうと、ちらほらと仮小屋の窓が開かれ、人が覗いていることに気が付いた。
……まぁ、夜中に騒がしくしていれば、な。
「すまないな、起こしてしまって」
「いや、良いんだけどよ……なんか問題があったのかい? レイ様がそんな、物々しいの……初めて見た」
恐る恐るといった感じに、一人の石工がそう口にする。
「あぁ、ちょっとね……。
申し訳ないが、警備も全て、連れて行く。ここが手薄になってしまうのだけど、特に問題は起こらないと思うから、本日一日、ちょっと無理を通させてもらう。シェルトにも、そう伝えておいてくれると助かるんだけどね」
「直接言え」
石工の後ろから、そんな声。
シェルト、いたのか。
「きちんと、説明してもらえるか。あんたが何をしでかすのか」
「……領主の館を急襲することが決定した。今から向かい、朝には実行だ。
父上が、急病ではなく、幽閉されていたことが判明したんだ。だから、首謀者を確保してくる」
「……分かった。ここの警備は気にするな。
どうせ今日は、殆ど片付けしかすることもないしな。
夕刻には戻ってくれると助かるが、それも状況次第だろうし……まぁほどほどにな」
あっさりと納得されてしまった……。
「……シェルト?」
「そんな内容なのに、あんた、首謀者を殺すとかじゃねぇんだもんよ……。
なら、思い込みとか、暴走とかじゃなくて、それが必要ってことなんだろ。
とりあえず、無茶なことはするな。あんたは自分が守られる立場だってことを、ちゃんと分かってなさそうだから、一応忠告しとくぞ」
欠伸を噛み殺しつつそう言い、最後に「武運を祈ってる」と、付け足された。
そうして、部屋の中に眠っていたであろう同僚を起こしにかかる声が聞こえる。
急遽、警備を石工から捻出してくれるのだろう。
「ありがとう……」
俺もそれだけ口にした。と、背後からイラついたハインの声が俺を呼んでいるから、慌ててそちらに急ぐ。
「うろちょろしないでください。早く乗って!」
「分かったから……」
馬車の中に押し込められると、ジェイド、ジーク、アーシュ、ユストが同乗しており、そこにマルまでいたのでびっくりした。
「留守番じゃないの?」
「本日は同行しますよぅ。事後処理等、色々やることがありそうですもん」
「サヤたちから、連絡が入るかもしれないのに」
「それは犬笛で知らせてもらえますから、問題無いです」
とのこと。
まぁ、ジェイドが乗って帰った狼の人はここに残るのだろうし、良いか。
傭兵の面々は二台の幌馬車と馬で移動。シザーも馬だ。
夜道だし、速度は落として進むしかない。到着には、普段より少し時間がかかるだろう。
緊張した雰囲気の車内。
ジェイドは体力温存のためか、早くも目を閉じて眠りに落ちた様子。もしかしたら、もう熱が上がってきているのかもしれない。
ジークらもピリリと引き締まった表情で、自身の剣を足の間に立てるようにして、握っていた。
命のやり取りになるかもしれない……。
俺自身、異母様や、兄上をこの手にかけると、つい先日まで、そう思っていたのだけれど……。
感情に任せ、そうすることをとどめてくれたサヤに、心の中で感謝を捧げた。
「ちょっと、聞いて欲しいのだけどね。
これから俺たちは、仇敵に挑むのだけど……どうか、怒りは、おさめてほしいんだ」
話し出した俺に、ジークらが怪訝そうな視線を向けてくる。
正直俺が言うことじゃないとは思うんだけど……。
「これは、私心で行動しては、いけないことなんだと思う。
父上への仕打ちや、セイバーンを食いものにされている状況や……母のこと。
色々、腹に据えかねることはあるのだけど……それで視界を狭めてしまってはいけないと思うんだよ。
ジェスルの思惑や狙いは、まだはっきりしていない。資金を得て、それを何にどう使っているのかとか。
そういう、まだ見えていないものを見定めるためにも、俺たちは冷静でなきゃいけない。
それに、ジェスルの者にだって、色々な事情の者がいるだろう。
ただ、ジェスル憎しで一括りに片付けてはいけない」
「……レイシール様は、それで良いんですか。
貴方は……もっと、怒ってしかるべきだと、思いますけど……」
ユストにそう指摘され、情けないことに、自分もそこについ先日まで囚われていたのだと、正直に話した。
「異母様方をこの手に掛けて、セイバーンを終わりにしようとまで、考えたけどね……」
そう言うと三人が唖然とした顔になり、慌て出す。
「いや、もう、考えてないから。
それが、俺に関わってくれた人たちを、ただ苦しませ、悲しませることだって、よく分かったから……。
だけど怒りのままに、恨みを晴らすってさ、そういうことだろ? もう、取り返せないものを、他を壊すことで誤魔化すってことだよ……。
今でも、苦しいし悔しいし、色々、思うところはあるのだけどね。
でも俺たちは……過去じゃなく、先を見なきゃいけない。
セイバーンを取り戻すのは、私怨を晴らすためじゃない。
ここに暮らす人らの安寧を、取り戻すためだ。
我々はこの国に仕える者で、それが俺たちの責務。
失くしてしまったものじゃなくて……これからを、大切にしていかなきゃいけない。それを、汚したくないんだ」
あの人を忘れやしない。
けれど、俺の痛みは、それすら宝だ。
俺を今のこの形にしてくれた。
この痛みが、今ある沢山の宝に、巡り会わせてくれた。
怨みで行動するということは、その宝を、汚す。苦しませることだ、と気付けた。
サヤやみんなを大切にしたい。
なら俺は、私怨で動いてはいけないのだ。
「だから、ジェスルだからという理由で、行動しないでほしい。
ちゃんと相手を見極めて。本当に正しいかどうかを、自身の良心に聞いてくれ。
自分が後で苦しくならない選択を、してほしいと思う」
異母様や兄上を手に掛けて、俺も同じく終わろうなんて考えてしまったのは、それが苦しいと、薄々感じていたからだろう。
二人をこの世から消し去ったところで、あの人は戻らない。それはもう、分かっていることだ。
だけど、他を守るためだと、皆の幸せのためだと言い訳して、苦しみをぶつけて、何も得られないことに絶望する前に、全部を終わらせて、目を背ける。
そんな、逃げの気持ちがあったと思う。
二人を始末するだなんて行動に出て、ジェスルが何もしないで済むはずがないのに……セイバーンがなくなれば、ケリがつくだなんて、自分勝手に考えていた。
そうやって、皆に悲しみを押し付けてしまうところだった……。
「そんな風に、割り切れるものですか!
綺麗事です。貴方は領主様や、ロレッタ様を……っ」
「アーシュ!」
「うん……言いたいことは分かる。
セイバーンを快く思っていないから、そんな風に簡単に、言ってしまえるのだって、そう思うんだろう?」
それは確かに、あると思うのだけど……。
「それでも俺は、ここに戻って二年半、歯車を回した。ここに時を刻んだよ。
柵も、大切な人も、沢山できた。君らだって、その内なんだ。だから……君らを汚したくないって思う気持ちも、本心だよ」
恨みごとを晴らすために、誰の命も使いたくない。
幸せにしたい。これから先も、そうしていきたいのだ。
「……心得ました。
私怨は捨てる。隊員にも徹底させます。
我々がこれより行うことは、セイバーンの秩序を取り戻すという任務です。
それ以外はありません」
ジークが、はっきりとそう口にし、胸に手を当てて頭を下げる。
隊長の決定に、他二人も戸惑いを見せつつ、従った。
そんな簡単に、気持ちを切り替えられるものじゃないのは分かってる。
けれど、その意識があるかないかは、全く違うと思うのだ。
「うん、宜しく頼む」
馬車に向かうと、ちらほらと仮小屋の窓が開かれ、人が覗いていることに気が付いた。
……まぁ、夜中に騒がしくしていれば、な。
「すまないな、起こしてしまって」
「いや、良いんだけどよ……なんか問題があったのかい? レイ様がそんな、物々しいの……初めて見た」
恐る恐るといった感じに、一人の石工がそう口にする。
「あぁ、ちょっとね……。
申し訳ないが、警備も全て、連れて行く。ここが手薄になってしまうのだけど、特に問題は起こらないと思うから、本日一日、ちょっと無理を通させてもらう。シェルトにも、そう伝えておいてくれると助かるんだけどね」
「直接言え」
石工の後ろから、そんな声。
シェルト、いたのか。
「きちんと、説明してもらえるか。あんたが何をしでかすのか」
「……領主の館を急襲することが決定した。今から向かい、朝には実行だ。
父上が、急病ではなく、幽閉されていたことが判明したんだ。だから、首謀者を確保してくる」
「……分かった。ここの警備は気にするな。
どうせ今日は、殆ど片付けしかすることもないしな。
夕刻には戻ってくれると助かるが、それも状況次第だろうし……まぁほどほどにな」
あっさりと納得されてしまった……。
「……シェルト?」
「そんな内容なのに、あんた、首謀者を殺すとかじゃねぇんだもんよ……。
なら、思い込みとか、暴走とかじゃなくて、それが必要ってことなんだろ。
とりあえず、無茶なことはするな。あんたは自分が守られる立場だってことを、ちゃんと分かってなさそうだから、一応忠告しとくぞ」
欠伸を噛み殺しつつそう言い、最後に「武運を祈ってる」と、付け足された。
そうして、部屋の中に眠っていたであろう同僚を起こしにかかる声が聞こえる。
急遽、警備を石工から捻出してくれるのだろう。
「ありがとう……」
俺もそれだけ口にした。と、背後からイラついたハインの声が俺を呼んでいるから、慌ててそちらに急ぐ。
「うろちょろしないでください。早く乗って!」
「分かったから……」
馬車の中に押し込められると、ジェイド、ジーク、アーシュ、ユストが同乗しており、そこにマルまでいたのでびっくりした。
「留守番じゃないの?」
「本日は同行しますよぅ。事後処理等、色々やることがありそうですもん」
「サヤたちから、連絡が入るかもしれないのに」
「それは犬笛で知らせてもらえますから、問題無いです」
とのこと。
まぁ、ジェイドが乗って帰った狼の人はここに残るのだろうし、良いか。
傭兵の面々は二台の幌馬車と馬で移動。シザーも馬だ。
夜道だし、速度は落として進むしかない。到着には、普段より少し時間がかかるだろう。
緊張した雰囲気の車内。
ジェイドは体力温存のためか、早くも目を閉じて眠りに落ちた様子。もしかしたら、もう熱が上がってきているのかもしれない。
ジークらもピリリと引き締まった表情で、自身の剣を足の間に立てるようにして、握っていた。
命のやり取りになるかもしれない……。
俺自身、異母様や、兄上をこの手にかけると、つい先日まで、そう思っていたのだけれど……。
感情に任せ、そうすることをとどめてくれたサヤに、心の中で感謝を捧げた。
「ちょっと、聞いて欲しいのだけどね。
これから俺たちは、仇敵に挑むのだけど……どうか、怒りは、おさめてほしいんだ」
話し出した俺に、ジークらが怪訝そうな視線を向けてくる。
正直俺が言うことじゃないとは思うんだけど……。
「これは、私心で行動しては、いけないことなんだと思う。
父上への仕打ちや、セイバーンを食いものにされている状況や……母のこと。
色々、腹に据えかねることはあるのだけど……それで視界を狭めてしまってはいけないと思うんだよ。
ジェスルの思惑や狙いは、まだはっきりしていない。資金を得て、それを何にどう使っているのかとか。
そういう、まだ見えていないものを見定めるためにも、俺たちは冷静でなきゃいけない。
それに、ジェスルの者にだって、色々な事情の者がいるだろう。
ただ、ジェスル憎しで一括りに片付けてはいけない」
「……レイシール様は、それで良いんですか。
貴方は……もっと、怒ってしかるべきだと、思いますけど……」
ユストにそう指摘され、情けないことに、自分もそこについ先日まで囚われていたのだと、正直に話した。
「異母様方をこの手に掛けて、セイバーンを終わりにしようとまで、考えたけどね……」
そう言うと三人が唖然とした顔になり、慌て出す。
「いや、もう、考えてないから。
それが、俺に関わってくれた人たちを、ただ苦しませ、悲しませることだって、よく分かったから……。
だけど怒りのままに、恨みを晴らすってさ、そういうことだろ? もう、取り返せないものを、他を壊すことで誤魔化すってことだよ……。
今でも、苦しいし悔しいし、色々、思うところはあるのだけどね。
でも俺たちは……過去じゃなく、先を見なきゃいけない。
セイバーンを取り戻すのは、私怨を晴らすためじゃない。
ここに暮らす人らの安寧を、取り戻すためだ。
我々はこの国に仕える者で、それが俺たちの責務。
失くしてしまったものじゃなくて……これからを、大切にしていかなきゃいけない。それを、汚したくないんだ」
あの人を忘れやしない。
けれど、俺の痛みは、それすら宝だ。
俺を今のこの形にしてくれた。
この痛みが、今ある沢山の宝に、巡り会わせてくれた。
怨みで行動するということは、その宝を、汚す。苦しませることだ、と気付けた。
サヤやみんなを大切にしたい。
なら俺は、私怨で動いてはいけないのだ。
「だから、ジェスルだからという理由で、行動しないでほしい。
ちゃんと相手を見極めて。本当に正しいかどうかを、自身の良心に聞いてくれ。
自分が後で苦しくならない選択を、してほしいと思う」
異母様や兄上を手に掛けて、俺も同じく終わろうなんて考えてしまったのは、それが苦しいと、薄々感じていたからだろう。
二人をこの世から消し去ったところで、あの人は戻らない。それはもう、分かっていることだ。
だけど、他を守るためだと、皆の幸せのためだと言い訳して、苦しみをぶつけて、何も得られないことに絶望する前に、全部を終わらせて、目を背ける。
そんな、逃げの気持ちがあったと思う。
二人を始末するだなんて行動に出て、ジェスルが何もしないで済むはずがないのに……セイバーンがなくなれば、ケリがつくだなんて、自分勝手に考えていた。
そうやって、皆に悲しみを押し付けてしまうところだった……。
「そんな風に、割り切れるものですか!
綺麗事です。貴方は領主様や、ロレッタ様を……っ」
「アーシュ!」
「うん……言いたいことは分かる。
セイバーンを快く思っていないから、そんな風に簡単に、言ってしまえるのだって、そう思うんだろう?」
それは確かに、あると思うのだけど……。
「それでも俺は、ここに戻って二年半、歯車を回した。ここに時を刻んだよ。
柵も、大切な人も、沢山できた。君らだって、その内なんだ。だから……君らを汚したくないって思う気持ちも、本心だよ」
恨みごとを晴らすために、誰の命も使いたくない。
幸せにしたい。これから先も、そうしていきたいのだ。
「……心得ました。
私怨は捨てる。隊員にも徹底させます。
我々がこれより行うことは、セイバーンの秩序を取り戻すという任務です。
それ以外はありません」
ジークが、はっきりとそう口にし、胸に手を当てて頭を下げる。
隊長の決定に、他二人も戸惑いを見せつつ、従った。
そんな簡単に、気持ちを切り替えられるものじゃないのは分かってる。
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