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信頼 2
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「⁉︎」
「かっ、かんにんっ⁉︎
そ、それはちょっと、考えてへんかった……び、びっくりして……っい、嫌とかでは、のうてな?」
しまった。
サヤの手には、通算四回口づけしていたものだから、もう大丈夫なつもりになっていた。
サヤは嫌ではないと口にしたが、その表情は明らかに動揺していて、瞳に何か、焦りのような、恐れのような感情も見えた気がして、俺が間違ってしまったのだということが嫌でも分かった。
「す、すまない……。
ちょっと考えなしに、行動してしまった」
「い、いや、私があかんのんやで⁉︎
恋人やし、こ、こういうのもあるって、分かってるのに……っ」
「サヤ」
必死に言い繕おうとするサヤを止める。
そういう我慢をさせるつもりはないのだと、ここではっきり伝えておこうと思ったのだ。
「俺は、別に急いでないんだ。
サヤも俺も成人前だし、そもそも、こういったことは未経験だろ?
お互い手探りなんだから、焦らないで、自分たちのやり方を探せば良いと思ってる。
特にサヤには、こういうのが苦手になってしまう事情があるし、俺はそれを十二分に配慮したいと思ってるんだ。少しだって、サヤの苦痛になりたくない。
だから、嫌だったり、怖いと思うことは誤魔化さなくて良い。ちゃんと教えてくれないか。
……あ、なのにあの時は、サヤの気持ちも考慮しないで、ごめん……」
言ってて恥ずかしくなった……。
だって俺、サヤがびっくりするのもおかまいなしに、サヤに魂を捧げた……手に、口づけしたんだと思い出したからだ。
するとサヤは、必死で首を横に振る。
「え、ええの! 私かて、受け入れたんやから!
あ、あれが無かったら……レイと、こうなれへんかったんや……きっと」
手を胸元で握りしめて、羞恥に頬を染めたサヤがそんな風に呟く。
その姿が殊の外いじらしくて、また胸がぎゅっとなる。
「まあその……だから、ね。
少しでも、何か嫌だと思ったら、それを正直に教えて欲しい。サヤにとって負担にならない方法を探したいんだ」
サヤを見ていると、よからぬ感情まで掻き立てられそうになってしまい、視線を逸らしてそう伝えた。
うううぅぅ、こんな風にされると、ほんと、触れたくなる……。
だって、ものすごく可愛い……恥ずかしそうにしてる姿が。
怖いのは確かなのだろうと思う。だけど……心底嫌で仕方がないといった風には、見えなかったのだ。それがまた嬉しくて、確かめたくて、触れたくなる……。
「お、おおきに……。
…………その……触れるって、前もって教えてくらはったら、気持ちの準備ができるし……その……」
「うん、分かった。……言うようにする」
「……それもそれでなんや恥ずかしいっ!」
「……言わないでくれ。俺だって恥ずかしいんだから」
顔を両手で隠したサヤが、机に突っ伏してしまい、俺も居心地悪くて視線を泳がせる。
すると、壁際のワドが、とっても微笑ましいものを見る眼差しで俺たちを見てて、俺たち二人だけじゃなかったという事実に行き着き、俄然恥ずかしさが増した。
うああぁぁぁ、さっき話してたのに忘れてたっ⁉︎
それこそワドとだって十年以上の交流がある。
幼い頃から俺を知っている相手にこんな状況を見られてた。しかもワドの存在忘れて俺は、サヤの手に口づけまで……!
そんな恥ずかしさに、内心悶えてた俺たちだったが、サヤがピクリと反応して顔を上げた。扉の方を見てる。
「あ、来たのか?」
「あ、はい。お客様……ヘーゼラーさん?
……杖をついてらっしゃいます? 音が……」
「ああ、そうなんだよ」
もう結構な年だからな。
気持ちを切り替えて、居住まいを正すとコンコンと訪いの音。
どうぞと俺が促すと、扉が開かれ、白髪の老人が入室して来た。
腰が曲がり、節くれだった手が杖を握っている。その杖も手の延長のように、節が多く、ごつごつと厳つい。
「おう、久しゅうな、御子息殿。
なんぞ用があると、聞いたんだがの」
「ありがとう、ヘーゼラー。急な呼び出しで申し訳なかった。
体調などは、大事ないだろうか? ここ最近会う機会もなかったから、少し心配していたのだが……どうやら、元気そうだ」
そう声をかけると、顔を半分覆った髭がふわふわと揺れる。息を吐くような、笑い声。
「ふっふっ。まだ迎えが来ん。こっちゃあ準備もできとるんだがの」
「来られては困るんだ。まだ元気でいてもらえないか。
ちょっとヘーゼラーにしか、お願いできないようなことを、頼みたいんだよ」
そう言うと、眉に埋まっていた瞳がチラリとのぞいた。
顔のほとんどが、ヒゲやら眉やらに埋まっていて、まったくと言って良いほど見えないのだ、彼は。
だが、あちらからはちゃんと見えている様子で……。
「御子息殿……なんぞ、様子も変わったの。
ついこの前まで、わっしより先に、迎えが来そうじゃったにの」
そんな風に言われてしまった。
あぁ……俺もそれ、自覚したからなぁ。この人にもそんな風に見られてたんだと思うと、苦笑するしかない。
「……あー……まあ……今は色々、状況が変わってきてね」
「ふっふっ、聞いとる。なんぞものすごいことを、しよったわい。
そっちの嬢ちゃんに、良いとこでも見せようと、気張ったんかいの」
「……ヘーゼラー……」
茶化すのはやめてくれ……恥ずかしくて仕方がない。
サヤと二人して赤面していると、またふっふっと、息を吐くような笑い声。
「良いわい、そうやっておる方がええの。
棺桶に足ぃ突っ込むんは、わっしより後にしてほしいでの」
そんな話をしている間に、サヤが執務机を立ってヘーゼラーの元に向かった。
「はじめまして。カメリアと申します。
お会いできて光栄です」
「はて、はじめての顔よの。わっしは、ここの人間、だいたい全員知っとるつもりでおったんだがの」
「ええ……。私、王都から参りました。バート商会の専属意匠師をしております」
「おうおう、お若いのが専属とな。たいしたもんぞな」
ヘーゼラーの手をサヤが支え、長椅子まで導く。
彼を座らせてから、俺とサヤも向かいに座ると、ワドがさっと、お茶を用意してくれた。
そんな一通りの準備が終わってから、俺は一つ息を吐き、言葉を探す。
「ヘーゼラー……貴方に、折り入って頼みたい仕事があるんだ。
貴方は口が硬いし、義に忠実だ。だから……」
「ふっ、なんぞ硬い話かの。もう引退した爺いに頼むと言うんじゃし、なんぞあるんだの。
ええとも。この顔にかけて、漏らさんと誓おう。御子息殿には、借りがあるでの」
話が早くて助かる。
彼がそう言ってくれたから、安心して、サヤの図案を差し出した。
「彼女……カメリアは、異国の者なんだよ。
彼女の国で、使われてている道具を、再現したいのだけど、秘匿権が絡むからね。
まず一つ、これを作ってほしいんだ」
「ほう……こりゃ、楽器かの?」
「いいえ、洗濯板と言います。
服の汚れを落とすための道具なのですけど……」
「これがかの。こりゃ、まあ彫ればすぐに作れるがの」
「ただ彫ったのではいけないんです。ヤスリで、ある程度均して頂く必要があります。
服にひっかかると、痛めてしまいますから」
「この溝、真っ直ぐではいかんのかの」
「この弓なりの形が望ましいのですが、難しいでしょうか?
この湾曲がある方が、水や泡をこの溝に留めておけるので、より効率が良いのです」
「硬い材木が良いんかの」
「そうですね。あまり柔らかいと、困ります。できれば、水に強い材質が……」
そんな感じで、サヤとヘーゼラーで情報の共有を行ってもらう。それを俺は、横で眺めていた。
しばらくすると、納得できたのか、ヘーゼラーがお茶に手を伸ばす。
「おう、請け負うた。これなら、三日もありゃできるがの、それだけ預けてもらえるんかの?」
「急ぎませんから、大丈夫です。では、もう一日余裕をみて、四日をまず目処に。
もし都合が悪ければ、ご一報下さい」
「おうおう手厚いの。老体じゃて気をつこうてもらっとるんかの? これでもまだ腕は鈍っとらんでの、そんなに待たしゃせんがの」
「ありがとうございます。でもただ、急いでないだけですから」
それで取引は終わった。ヘーゼラーが杖にすがりつくようにして立ち上がる。
余計なことは一切言わず、ただ一言「ではの」と、言ったきり、さっさと帰ってしまった。
「なんだか可愛いおじいちゃんでしたね」
「怒ると怖いし、頑固なんだよ? だけど今日は、なんかご機嫌だったな」
「それ、多分レイシール様に、頼ってもらえたからだと思います」
「そうかな? たまたまじゃない?」
そう言うと、何故かサヤがクスクスと笑う。
「レイは、人たらしや。
あんな風に、全幅の信頼の上でお願いをされたら、嬉しいに決まってる」
そう言って微笑み、俺を見上げるものだから……。
また手を伸ばしそうになった。
い、いかん……距離感が、分からない……。
つい触れそうになってしまう。理由も無しに。
上げ掛けた手を頭にやって、無意味に頭を掻きつつ、サヤから一歩距離を開けた。
心よ凪げと、いつもの呪文を繰り返して。
「かっ、かんにんっ⁉︎
そ、それはちょっと、考えてへんかった……び、びっくりして……っい、嫌とかでは、のうてな?」
しまった。
サヤの手には、通算四回口づけしていたものだから、もう大丈夫なつもりになっていた。
サヤは嫌ではないと口にしたが、その表情は明らかに動揺していて、瞳に何か、焦りのような、恐れのような感情も見えた気がして、俺が間違ってしまったのだということが嫌でも分かった。
「す、すまない……。
ちょっと考えなしに、行動してしまった」
「い、いや、私があかんのんやで⁉︎
恋人やし、こ、こういうのもあるって、分かってるのに……っ」
「サヤ」
必死に言い繕おうとするサヤを止める。
そういう我慢をさせるつもりはないのだと、ここではっきり伝えておこうと思ったのだ。
「俺は、別に急いでないんだ。
サヤも俺も成人前だし、そもそも、こういったことは未経験だろ?
お互い手探りなんだから、焦らないで、自分たちのやり方を探せば良いと思ってる。
特にサヤには、こういうのが苦手になってしまう事情があるし、俺はそれを十二分に配慮したいと思ってるんだ。少しだって、サヤの苦痛になりたくない。
だから、嫌だったり、怖いと思うことは誤魔化さなくて良い。ちゃんと教えてくれないか。
……あ、なのにあの時は、サヤの気持ちも考慮しないで、ごめん……」
言ってて恥ずかしくなった……。
だって俺、サヤがびっくりするのもおかまいなしに、サヤに魂を捧げた……手に、口づけしたんだと思い出したからだ。
するとサヤは、必死で首を横に振る。
「え、ええの! 私かて、受け入れたんやから!
あ、あれが無かったら……レイと、こうなれへんかったんや……きっと」
手を胸元で握りしめて、羞恥に頬を染めたサヤがそんな風に呟く。
その姿が殊の外いじらしくて、また胸がぎゅっとなる。
「まあその……だから、ね。
少しでも、何か嫌だと思ったら、それを正直に教えて欲しい。サヤにとって負担にならない方法を探したいんだ」
サヤを見ていると、よからぬ感情まで掻き立てられそうになってしまい、視線を逸らしてそう伝えた。
うううぅぅ、こんな風にされると、ほんと、触れたくなる……。
だって、ものすごく可愛い……恥ずかしそうにしてる姿が。
怖いのは確かなのだろうと思う。だけど……心底嫌で仕方がないといった風には、見えなかったのだ。それがまた嬉しくて、確かめたくて、触れたくなる……。
「お、おおきに……。
…………その……触れるって、前もって教えてくらはったら、気持ちの準備ができるし……その……」
「うん、分かった。……言うようにする」
「……それもそれでなんや恥ずかしいっ!」
「……言わないでくれ。俺だって恥ずかしいんだから」
顔を両手で隠したサヤが、机に突っ伏してしまい、俺も居心地悪くて視線を泳がせる。
すると、壁際のワドが、とっても微笑ましいものを見る眼差しで俺たちを見てて、俺たち二人だけじゃなかったという事実に行き着き、俄然恥ずかしさが増した。
うああぁぁぁ、さっき話してたのに忘れてたっ⁉︎
それこそワドとだって十年以上の交流がある。
幼い頃から俺を知っている相手にこんな状況を見られてた。しかもワドの存在忘れて俺は、サヤの手に口づけまで……!
そんな恥ずかしさに、内心悶えてた俺たちだったが、サヤがピクリと反応して顔を上げた。扉の方を見てる。
「あ、来たのか?」
「あ、はい。お客様……ヘーゼラーさん?
……杖をついてらっしゃいます? 音が……」
「ああ、そうなんだよ」
もう結構な年だからな。
気持ちを切り替えて、居住まいを正すとコンコンと訪いの音。
どうぞと俺が促すと、扉が開かれ、白髪の老人が入室して来た。
腰が曲がり、節くれだった手が杖を握っている。その杖も手の延長のように、節が多く、ごつごつと厳つい。
「おう、久しゅうな、御子息殿。
なんぞ用があると、聞いたんだがの」
「ありがとう、ヘーゼラー。急な呼び出しで申し訳なかった。
体調などは、大事ないだろうか? ここ最近会う機会もなかったから、少し心配していたのだが……どうやら、元気そうだ」
そう声をかけると、顔を半分覆った髭がふわふわと揺れる。息を吐くような、笑い声。
「ふっふっ。まだ迎えが来ん。こっちゃあ準備もできとるんだがの」
「来られては困るんだ。まだ元気でいてもらえないか。
ちょっとヘーゼラーにしか、お願いできないようなことを、頼みたいんだよ」
そう言うと、眉に埋まっていた瞳がチラリとのぞいた。
顔のほとんどが、ヒゲやら眉やらに埋まっていて、まったくと言って良いほど見えないのだ、彼は。
だが、あちらからはちゃんと見えている様子で……。
「御子息殿……なんぞ、様子も変わったの。
ついこの前まで、わっしより先に、迎えが来そうじゃったにの」
そんな風に言われてしまった。
あぁ……俺もそれ、自覚したからなぁ。この人にもそんな風に見られてたんだと思うと、苦笑するしかない。
「……あー……まあ……今は色々、状況が変わってきてね」
「ふっふっ、聞いとる。なんぞものすごいことを、しよったわい。
そっちの嬢ちゃんに、良いとこでも見せようと、気張ったんかいの」
「……ヘーゼラー……」
茶化すのはやめてくれ……恥ずかしくて仕方がない。
サヤと二人して赤面していると、またふっふっと、息を吐くような笑い声。
「良いわい、そうやっておる方がええの。
棺桶に足ぃ突っ込むんは、わっしより後にしてほしいでの」
そんな話をしている間に、サヤが執務机を立ってヘーゼラーの元に向かった。
「はじめまして。カメリアと申します。
お会いできて光栄です」
「はて、はじめての顔よの。わっしは、ここの人間、だいたい全員知っとるつもりでおったんだがの」
「ええ……。私、王都から参りました。バート商会の専属意匠師をしております」
「おうおう、お若いのが専属とな。たいしたもんぞな」
ヘーゼラーの手をサヤが支え、長椅子まで導く。
彼を座らせてから、俺とサヤも向かいに座ると、ワドがさっと、お茶を用意してくれた。
そんな一通りの準備が終わってから、俺は一つ息を吐き、言葉を探す。
「ヘーゼラー……貴方に、折り入って頼みたい仕事があるんだ。
貴方は口が硬いし、義に忠実だ。だから……」
「ふっ、なんぞ硬い話かの。もう引退した爺いに頼むと言うんじゃし、なんぞあるんだの。
ええとも。この顔にかけて、漏らさんと誓おう。御子息殿には、借りがあるでの」
話が早くて助かる。
彼がそう言ってくれたから、安心して、サヤの図案を差し出した。
「彼女……カメリアは、異国の者なんだよ。
彼女の国で、使われてている道具を、再現したいのだけど、秘匿権が絡むからね。
まず一つ、これを作ってほしいんだ」
「ほう……こりゃ、楽器かの?」
「いいえ、洗濯板と言います。
服の汚れを落とすための道具なのですけど……」
「これがかの。こりゃ、まあ彫ればすぐに作れるがの」
「ただ彫ったのではいけないんです。ヤスリで、ある程度均して頂く必要があります。
服にひっかかると、痛めてしまいますから」
「この溝、真っ直ぐではいかんのかの」
「この弓なりの形が望ましいのですが、難しいでしょうか?
この湾曲がある方が、水や泡をこの溝に留めておけるので、より効率が良いのです」
「硬い材木が良いんかの」
「そうですね。あまり柔らかいと、困ります。できれば、水に強い材質が……」
そんな感じで、サヤとヘーゼラーで情報の共有を行ってもらう。それを俺は、横で眺めていた。
しばらくすると、納得できたのか、ヘーゼラーがお茶に手を伸ばす。
「おう、請け負うた。これなら、三日もありゃできるがの、それだけ預けてもらえるんかの?」
「急ぎませんから、大丈夫です。では、もう一日余裕をみて、四日をまず目処に。
もし都合が悪ければ、ご一報下さい」
「おうおう手厚いの。老体じゃて気をつこうてもらっとるんかの? これでもまだ腕は鈍っとらんでの、そんなに待たしゃせんがの」
「ありがとうございます。でもただ、急いでないだけですから」
それで取引は終わった。ヘーゼラーが杖にすがりつくようにして立ち上がる。
余計なことは一切言わず、ただ一言「ではの」と、言ったきり、さっさと帰ってしまった。
「なんだか可愛いおじいちゃんでしたね」
「怒ると怖いし、頑固なんだよ? だけど今日は、なんかご機嫌だったな」
「それ、多分レイシール様に、頼ってもらえたからだと思います」
「そうかな? たまたまじゃない?」
そう言うと、何故かサヤがクスクスと笑う。
「レイは、人たらしや。
あんな風に、全幅の信頼の上でお願いをされたら、嬉しいに決まってる」
そう言って微笑み、俺を見上げるものだから……。
また手を伸ばしそうになった。
い、いかん……距離感が、分からない……。
つい触れそうになってしまう。理由も無しに。
上げ掛けた手を頭にやって、無意味に頭を掻きつつ、サヤから一歩距離を開けた。
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