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夜、甘えたい
19P
しおりを挟む「幸せ、だな」
「あぁ、俺も幸せだ。ほんの少しでも気を緩めれば完全にライガーに戻りそう。どうするシオン、まだするか?」
つい、口に出ていたみたいだ。思いっきり噛んでいた肩を、ザラザラの舌で舐めて。余計痛いんだけど。まぁいいけど。ついでとばかりに、チュッと鎖骨に赤い痕をつける悠一。
めっちゃ激しかったのに、あんたの息子さんは元気ですねー。悠一も、自分のことを「オジサンは体力の衰えが」って言うくせに。
俺は病み上がりで、正直、もうしんどい。でも気持ちではまだ足りない。だから。
「明日もする。今日はこのまま、寝る。それでいいだろ?なぁ悠一。もっと密着して、強く抱きしめて……」
ボフンッと、一緒に倒れた。つながったままだからちょっと呻いて、目が合うと顔がすんげぇ熱くなって反らして。
ナカのを掻き出したり、後処理とかは明日やる。今はこの幸せを、悠一を感じていたい。
「奇遇だな、俺も同じことを考えていた。たまにはこういうのもいいな。はぁ。……あ、苦しくはないか?」
「ん、大丈夫。へへっ……あったかいな。悠一の、いい匂い。俺だけが独占できる。俺のことも、悠一だけが独占できる」
悠一が布団をかけてくれて、布団の中で足と尻尾を絡ませる。悠一の逞しい腕が俺の体をきつく抱いて、温もりと、愛情を感じる。
俺だけに向けられる愛情。こそばゆくて、恥ずかしくて、嬉しい。大好きだ、悠一。
声に出して、キスを交わす。なんとなく笑って、やっぱり疲れたのか急に眠くなってきた。悠一の耳がパタパタしていたのが、止まった。
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