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待ち望んでいた
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しおりを挟む「だめだ。今日は――」
「なんでっ!?腹も背中ももう全然痛くねぇ。先生と……悠一と深く繋がって、匂いつけしてくれたら俺の擬人化も猫化も安定する!俺のことを愛してるんだろ!?俺……もう、待てねぇよ……」
シオンの手が熱を持ち始めた俺の下半身に触れる。ズボンの上から揉んで、腕を俺の首に回して引き寄せるとまたキスしようとする。
触れる前に顔を上げた。下半身にいる手をつかんで、もう片方の手で肩をつかむと離れさせる。
驚きに見開かれた水色の瞳にみるみるうちに涙がにじむ。怒って、俺の腕をつかむ指先から爪が伸びて食い込んできた。
シオンとはまだ本番はしてない。そろそろかとは考えていたけれど、おばあさんの納骨や引っ越しやらで忙しくて。
夜になるとお互いのを慰め合ったり、また足を貸してもらったりして我慢してきた。
そうか。シオンはずっと待っていたんだな。だから昨日も、風呂場で体を洗い合ったあとに抱き着いてきたのか。
何も言わないでジッと見つめて、俺の足にまたがってスリスリこすりつけてくる。俺の首や耳を舐めて、えらく積極的だと思ったんだ。
それはシオンの精一杯のアピールだった。もう大丈夫だから、我慢しないで抱いてくれってサイン。
すまん、思いっきり勘違いして全力で素股したわ。だからあの後、朝まで全然口をきいてくれなかったのか。
俺はさらに噛みつこうと威嚇してきたシオンの肩を押す。慌てるシオンにお構いなしにどんどん押していって、抱え上げる。
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