ユキ・シオン

ネコヒメ

４Ｐ

　いわゆる常連客。常連割引は致しません。代わりにオプションを色々つけてくれるので、しかもちゃんと払ってくれるので、いつもどこからそんな金が出てくるのかと気になる。


「はぁ、いつ見ても綺麗なピンク色。ねぇ、気持ちいい？ネコヒメ様？」


　聞くな、察しろ。俺は服の裾を咥えさせられ、露わになった乳首を舌先でいじめる男の頭をつかむ。強く吸ったり噛んでみたり、俺の表情を見ながら楽しんでやがる。


　あんたに開発されちまったメス乳首、赤くなって膨れる。気持ちよくて甘い声が止まらない。


　この商売での俺の通り名が、ネコヒメ。ネコの立場で、美しく高貴で女みたいだからヒメ。命名したのもこの男。つくづく変態だな。


「ん……ん、ふっ、あっ……や……も、苦し……早く、イかせて。あんたも、イけよ……っ」


　１回１万の１回は俺の１回ではなく、タチの１回。金を稼ぐため、俺は主導権を奪われないように頑張らないといけない。


　手じゃあ届かないから、なんとか足を上げてこいつの下半身をズボンの上から刺激してやる。


　あ、もうガチガチ。じゃあ先にフェラでもしてやれば本番前にチャリーンか！こいつも、俺の姿にいつもよりも興奮してんだな。


　パンツから頭を出してスカートが盛り上がってしまっているのを隠すように、俺はしゃがんで男の股間の前に顔を寄せる。


「シてやるから、動くなよ。っ！あ、あんた……俺でサカり過ぎだろ。俺以外でもヌいてねぇのか？は、あ、んむ……んん、っ……」


　ズボンのチャックを口で開けてやるとこいつも、パンツから竿がはみ出ていた。布越しでもわかるくらいビクビクしている。