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4章:想疎隔エレベーター
33日目.異形
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停電からおよそ一時間が経過した。スマホで確認したのだが、復旧の目処は立っていないようだ。
「大丈夫だから……根拠はないけど、傍にだけは居てやれる。」
「ありがとう……。」
エレベーター内は勿論のこと、景色の一部である建物も停電していて、雨雲に遮られて月明かりも僅かにしか入ってこないため、暗黒に包まれていた。
しかもこんな閉塞的な空間の中に居る。不安が頭をよぎる。
「スマホの充電残量12%か……そう長くは持たない…。」
何かの拍子で使うことになるかもしれないため、念の為に充電残量を温存しておくことにした。
スリープ状態にしたことで光源が無くなり、より暗闇となった。
「必要な時のために取っておきたいんだ。ごめんね。」
「大丈夫……だよ…。ぜ、全然怖くなんか……」
「…これで許して……」
そう言って、俺は聖穂の手を握った。
「少しは不安和らいだ……?そんな訳な……」
「ううん。和らいだよ……!さっきから気を遣ってくれてありがとうね……」
ずっと吐息混じりに声を漏らすほど怯えていた彼女だったが、少しは落ち着いたみたいだ。
「実は私……閉所恐怖症なんだ……」
突然、彼女はそう告白した。
「薄々気が付いていたよ………。日常生活の中で、こうやって長時間閉所に閉じ込められることは俺でも怖いことだ。だから、聖穂が今すごく頑張って堪えているのはすぐに分かる。……だけど、無理せずに泣いていいんだよ。無理に耐えることは、精神的にもくるものがあるって分かっている。大丈夫、俺が支えてあげるから。」
耐え難い苦痛を無理矢理堪えた時、人の心はいとも簡単に折られてしまう。それこそ、命を絶ちたいと思うことに発展する場合もある。
実際にこのような状況に陥った経験もあるし、その例も思い当たる歳下達がいる。恐怖と絶望は少し違うかもしれないが、魂が震え上がるという点においては似ている部分が多い。
「そう言ってくれると、助かるよ~……でも、大丈夫。蓮君が居るからね…!」
「調子が少しでも良くなってくれたようで何より………。二人で乗り切ろう!」
「うん!」
作り笑顔かもしれないが、とにかく多少なりとも余裕が出てきてくれたようで安心した。
チラッとスマホを確認したが、復旧作業には取り掛かっているらしい。点々と街明かりが戻ってくるのも時間の問題だろう。
少しぼーっとしていると、次第に聖穂の寝息が聞こえてきた。
「綺麗な夜景を見せてあげられなくてごめんね……。せめて、君が怖い思いをしないように、復旧まで寄り添ってあげるから……」
そう口に零し、彼女の頭を膝に乗せて、俺は壁にもたれ掛かって足を伸ばした。そして、俺も目を閉じた。
__________________
暗闇の中、黒い風と花吹雪を纏った嵐に人影は悶え苦しみながらも立ち向かっていた。
「……おい…何がどうなっている!」
『……ッ!どうして…!こんな状態で夢落ちしてしまったら!』
「大丈夫なのか!」
『今はね……。…ッ!』
すると突然、嵐は勢いよく渦を巻き、中から別の影が現れた。
しかしその姿は人間にも動物にも捉えられない“異形”そのものだった。
『「……ッ!」』
だが、その姿を確認出来た時間はたった一秒にも満たない。すぐに視界は闇に覆われ、その空間から追放されてしまった。
__________________
目が覚めると、そこはレトロハイマートのエレベーターの中だった。しかし、その空間が元居た場所じゃない事はすぐに分かった。
「聖穂が居ない……それに、心なしか広くなった気が……。揺れている…電気が復旧していなければ高度すら変わっていないのに、動いている感覚だ……。」
怪しいと思いスマホを確認してみると、案の定機能しなかった。
「やっぱり……。」
状況を把握したはいいものの、どうするのが最適解か全く想像がつかず、俺はその場に座り込んだ。
あれから十五分程度経った頃、エレベーターの扉が急に開いた。そして、その中から人影が現れた。
『う…大変な事になっっっ縺ェ……』
夢の外では相変わらずノイズまみれで鮮明に聞き取れない。先程の一件が関係しているのか、目の前の少女は疲弊していた。
「疲れてるところ申し訳無いけど、この際だから一つ聞きたい。ここは現実か?」
ずっと気になっていたことを尋ねてみた。これまで三度経験してきたが、あとから聞く話とイマイチ一致しない。
呪花を摘み取るしか脱出方法がないこの空間は、明らかに普通ではない。
『……貴方も気付いているように、ここは現実じゃない…。“意識が創り出した空間”って言うのかな……。』
「恒夢前線との関わりは…?」
『ある……。さっき見たよね?』
「あの異形の影か……。」
彼女自らあの影について言及することは出来ない。だが、俺は直にその目で影を捉えた。やっとヒントを得られたのだ。
「この空間について、話せるか?」
『……もう知ってると思うけど、ここで負った物理的な傷は気絶中の現実に影響を及ぼしていない。一つ、例外を除いてね……』
「例外……?」
『この空間で亡くなった時……永遠の眠りに就くの…。しかも、今の状況は最悪なの………。』
どんな事実が告げられるのかと身構えていたが、彼女はそれすらも凌駕する内容を口にした。
『今、この空間は貴方だけの意識じゃない。聖穂ちゃんと共有されている……。あいつの仕業だよ。普段なら起こり得ないことだから、未知なところが多くて危険なの……』
「……どういう弊害が想定される…?」
『私が一番恐れていることは、二人の意識が混ざり合った結果、混沌とした空間が誕生すること。それと、複数干渉の場合のルールが分からないこと。それくらいだけど、あいつが私を使って何か企んでいるかもしれないの。』
「……君の意識は、反映されてるのか……?」
『まだ大丈夫だよ。だけど、私も取り込まれたらより危なくなるだろうね……。』
今、俺が一番心配しているのは聖穂だ。もし、彼女の不安が空間に反映されているのだとしたら、今まで俺が経験してきたもの以上に危険地帯になりかねない。
単身でもあんなに心を刺激するのだ。複数人乗算なんて想像もつかない。何より、合流しないと守ることすら出来ない。俺の意志は、既に固まっていた。
「……聖穂と合流して、呪花を摘む。ハードルが上がるそうだけど、やることは変わらない。……今日はサポート要らないよ。君は呪いの拡大と自身への影響を抑えることに専念して。」
『本当に大丈夫なの?…………その瞳、私の生前でも見たよ。……うん…私も信じてみる。絶対に無理しないことね……約束だよれ…ん……』
言い切る前に、彼女は姿を消した。これで少しは長持ちするようになるだろう。
「約束……か…。……君が生きている間に果たしたかったよ…那緒……」
そう口に零しながらも、俺は気を引き締めた。エレベーターを降りると、そこは奇妙な部屋だった。
「嘘だろ…?この数のエレベーターから聖穂を探す必要があるのか……。」
そこは沢山のエレベーターが張り巡らされている鉄骨造りの部屋だった。底も見えなければ天井も見えない。
「少し待ってて聖穂……すぐ傍に行くから……。」
手始めに一番近くのエレベーターに乗り、捜索を開始した。
「大丈夫だから……根拠はないけど、傍にだけは居てやれる。」
「ありがとう……。」
エレベーター内は勿論のこと、景色の一部である建物も停電していて、雨雲に遮られて月明かりも僅かにしか入ってこないため、暗黒に包まれていた。
しかもこんな閉塞的な空間の中に居る。不安が頭をよぎる。
「スマホの充電残量12%か……そう長くは持たない…。」
何かの拍子で使うことになるかもしれないため、念の為に充電残量を温存しておくことにした。
スリープ状態にしたことで光源が無くなり、より暗闇となった。
「必要な時のために取っておきたいんだ。ごめんね。」
「大丈夫……だよ…。ぜ、全然怖くなんか……」
「…これで許して……」
そう言って、俺は聖穂の手を握った。
「少しは不安和らいだ……?そんな訳な……」
「ううん。和らいだよ……!さっきから気を遣ってくれてありがとうね……」
ずっと吐息混じりに声を漏らすほど怯えていた彼女だったが、少しは落ち着いたみたいだ。
「実は私……閉所恐怖症なんだ……」
突然、彼女はそう告白した。
「薄々気が付いていたよ………。日常生活の中で、こうやって長時間閉所に閉じ込められることは俺でも怖いことだ。だから、聖穂が今すごく頑張って堪えているのはすぐに分かる。……だけど、無理せずに泣いていいんだよ。無理に耐えることは、精神的にもくるものがあるって分かっている。大丈夫、俺が支えてあげるから。」
耐え難い苦痛を無理矢理堪えた時、人の心はいとも簡単に折られてしまう。それこそ、命を絶ちたいと思うことに発展する場合もある。
実際にこのような状況に陥った経験もあるし、その例も思い当たる歳下達がいる。恐怖と絶望は少し違うかもしれないが、魂が震え上がるという点においては似ている部分が多い。
「そう言ってくれると、助かるよ~……でも、大丈夫。蓮君が居るからね…!」
「調子が少しでも良くなってくれたようで何より………。二人で乗り切ろう!」
「うん!」
作り笑顔かもしれないが、とにかく多少なりとも余裕が出てきてくれたようで安心した。
チラッとスマホを確認したが、復旧作業には取り掛かっているらしい。点々と街明かりが戻ってくるのも時間の問題だろう。
少しぼーっとしていると、次第に聖穂の寝息が聞こえてきた。
「綺麗な夜景を見せてあげられなくてごめんね……。せめて、君が怖い思いをしないように、復旧まで寄り添ってあげるから……」
そう口に零し、彼女の頭を膝に乗せて、俺は壁にもたれ掛かって足を伸ばした。そして、俺も目を閉じた。
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暗闇の中、黒い風と花吹雪を纏った嵐に人影は悶え苦しみながらも立ち向かっていた。
「……おい…何がどうなっている!」
『……ッ!どうして…!こんな状態で夢落ちしてしまったら!』
「大丈夫なのか!」
『今はね……。…ッ!』
すると突然、嵐は勢いよく渦を巻き、中から別の影が現れた。
しかしその姿は人間にも動物にも捉えられない“異形”そのものだった。
『「……ッ!」』
だが、その姿を確認出来た時間はたった一秒にも満たない。すぐに視界は闇に覆われ、その空間から追放されてしまった。
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目が覚めると、そこはレトロハイマートのエレベーターの中だった。しかし、その空間が元居た場所じゃない事はすぐに分かった。
「聖穂が居ない……それに、心なしか広くなった気が……。揺れている…電気が復旧していなければ高度すら変わっていないのに、動いている感覚だ……。」
怪しいと思いスマホを確認してみると、案の定機能しなかった。
「やっぱり……。」
状況を把握したはいいものの、どうするのが最適解か全く想像がつかず、俺はその場に座り込んだ。
あれから十五分程度経った頃、エレベーターの扉が急に開いた。そして、その中から人影が現れた。
『う…大変な事になっっっ縺ェ……』
夢の外では相変わらずノイズまみれで鮮明に聞き取れない。先程の一件が関係しているのか、目の前の少女は疲弊していた。
「疲れてるところ申し訳無いけど、この際だから一つ聞きたい。ここは現実か?」
ずっと気になっていたことを尋ねてみた。これまで三度経験してきたが、あとから聞く話とイマイチ一致しない。
呪花を摘み取るしか脱出方法がないこの空間は、明らかに普通ではない。
『……貴方も気付いているように、ここは現実じゃない…。“意識が創り出した空間”って言うのかな……。』
「恒夢前線との関わりは…?」
『ある……。さっき見たよね?』
「あの異形の影か……。」
彼女自らあの影について言及することは出来ない。だが、俺は直にその目で影を捉えた。やっとヒントを得られたのだ。
「この空間について、話せるか?」
『……もう知ってると思うけど、ここで負った物理的な傷は気絶中の現実に影響を及ぼしていない。一つ、例外を除いてね……』
「例外……?」
『この空間で亡くなった時……永遠の眠りに就くの…。しかも、今の状況は最悪なの………。』
どんな事実が告げられるのかと身構えていたが、彼女はそれすらも凌駕する内容を口にした。
『今、この空間は貴方だけの意識じゃない。聖穂ちゃんと共有されている……。あいつの仕業だよ。普段なら起こり得ないことだから、未知なところが多くて危険なの……』
「……どういう弊害が想定される…?」
『私が一番恐れていることは、二人の意識が混ざり合った結果、混沌とした空間が誕生すること。それと、複数干渉の場合のルールが分からないこと。それくらいだけど、あいつが私を使って何か企んでいるかもしれないの。』
「……君の意識は、反映されてるのか……?」
『まだ大丈夫だよ。だけど、私も取り込まれたらより危なくなるだろうね……。』
今、俺が一番心配しているのは聖穂だ。もし、彼女の不安が空間に反映されているのだとしたら、今まで俺が経験してきたもの以上に危険地帯になりかねない。
単身でもあんなに心を刺激するのだ。複数人乗算なんて想像もつかない。何より、合流しないと守ることすら出来ない。俺の意志は、既に固まっていた。
「……聖穂と合流して、呪花を摘む。ハードルが上がるそうだけど、やることは変わらない。……今日はサポート要らないよ。君は呪いの拡大と自身への影響を抑えることに専念して。」
『本当に大丈夫なの?…………その瞳、私の生前でも見たよ。……うん…私も信じてみる。絶対に無理しないことね……約束だよれ…ん……』
言い切る前に、彼女は姿を消した。これで少しは長持ちするようになるだろう。
「約束……か…。……君が生きている間に果たしたかったよ…那緒……」
そう口に零しながらも、俺は気を引き締めた。エレベーターを降りると、そこは奇妙な部屋だった。
「嘘だろ…?この数のエレベーターから聖穂を探す必要があるのか……。」
そこは沢山のエレベーターが張り巡らされている鉄骨造りの部屋だった。底も見えなければ天井も見えない。
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