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第10章 侵略者を撃つな!
侵略者を撃つな! 22
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隊長の発言が続いてます。
「公安7課にそう言ったら、やつらは前半の映像を撮ってきてオレに見せた。これを見せられたら、もう納得するしかないだろ」
寒川隊員は少し考え、そして質問しました。
「オレにどうしろっていうんですか?」
「別に。オレたちは宇宙人から地球を守るテレストリアルガードだ。テレストリアルガードの隊員が宇宙人に騙されてちゃいかんだろ。
今まで説明してこなかったが、この際だ、本当のことを教えてやろう。
6年前地球に侵入してきたユミル星人の軍隊は、ヴィーヴルが介入したと聞いて一目散に逃げだした。そのためにたくさんのユミル星人の兵隊が地球に取り残されてしまった。
初めのうちはそれらの兵隊を発見次第拘束していったが、あまりにもたくさんいてきりがなかった。
それにそれらの宇宙人は地球にうまく溶け込んでいて、真面目に働いてるものばかりだった。拘束したら経済活動に支障が出るケースも出てきた。どうやらユミル星人は、真面目な人種ばかりを捕らえて兵隊にしてたようだな。
そこでテレストリアルガードと公安7課は、拘束をやめ、彼らの生活を静かに見守ることにした。もちろん犯罪を犯したりスパイ活動を行ってるものは即刻拘束するつもりでいたが、そんなことする者は皆無だった。
ただ、事情を知らない一般市民から宇宙人発見の通報があった場合は、仕方なく拘束していた」
「じゃ、ユランさんは?」
「彼は拘束の対象ではないよ。大目に見ている」
寒川隊員は安心した顔を見せました。隊長の説明はさらに続きます。
「ただ、彼らだっていつ気が変わるのかわからんからな。それに密かにスパイ活動してる可能性もある。そこで公安7課が監視してるってわけだ。
その公安7課から連絡があれば、オレたちテレストリアルガード作戦部門は、すぐに残党狩りを仕掛けることになってる。
おっと、今のオレの説明は、他の隊員には内緒だぞ。特に橋本。あいつに伝えるといろいろと面倒なことになるから、絶対言うな!
で、お前、どうするつもりだ?」
「さあ・・・ 今の話は聞かなかったことにしますか・・・」
隊長はニヤッとしました。
「ふ、そっか。わかった」
と、固定電話が突然鳴りました。隊長ははっとし、その受話器を取りました。
「もしもし・・・ ん?」
隊長は受話器を戻し、寒川隊員を見て、
「ヒューマノイドセクションから呼出しだ。金目ひなたのことだと思う。ちょっと行ってくるよ」
リビングにしてはかなり広い部屋。中央には電子ピアノが置いてあります。シンプルですがかなり高価な電子ピアノのようです。今1人の少女がこの電子ピアノを弾いてます。少女の顔を見たら、金目ひなたでした。
流麗なピアノのメロディ。金目ひなたは5歳のときからピアノを習っていて、その腕前は小6としてはかなりのものでした。
金目ひなたの背後から突然声が。
「うん。相変わらず素晴らしいメロディだ!」
金目ひなたははっとして、ピアノを弾く手を止め、声がした方向を見ました。そこには40代の男性がいました。
「あれ、お父さん、仕事は?」
そう、この男性は金目ひなたの父親です。父親は応えます。
「ふ、今日は休みだよ。有給休暇が溜まっててね、むりやり有給休暇取らされたんだよ」
「あは、そうなんだ。
そうだ。ずーっとお父さんに訊こうと思ってたことがあったんだ。せっかくだから訊いちゃおっかな?
ねぇ、お父さん、なんで私の名前はひなたなの?」
「ええ、今更?」
父親は一瞬困惑した顔を見せましたが、すぐに笑顔になりました。
「公安7課にそう言ったら、やつらは前半の映像を撮ってきてオレに見せた。これを見せられたら、もう納得するしかないだろ」
寒川隊員は少し考え、そして質問しました。
「オレにどうしろっていうんですか?」
「別に。オレたちは宇宙人から地球を守るテレストリアルガードだ。テレストリアルガードの隊員が宇宙人に騙されてちゃいかんだろ。
今まで説明してこなかったが、この際だ、本当のことを教えてやろう。
6年前地球に侵入してきたユミル星人の軍隊は、ヴィーヴルが介入したと聞いて一目散に逃げだした。そのためにたくさんのユミル星人の兵隊が地球に取り残されてしまった。
初めのうちはそれらの兵隊を発見次第拘束していったが、あまりにもたくさんいてきりがなかった。
それにそれらの宇宙人は地球にうまく溶け込んでいて、真面目に働いてるものばかりだった。拘束したら経済活動に支障が出るケースも出てきた。どうやらユミル星人は、真面目な人種ばかりを捕らえて兵隊にしてたようだな。
そこでテレストリアルガードと公安7課は、拘束をやめ、彼らの生活を静かに見守ることにした。もちろん犯罪を犯したりスパイ活動を行ってるものは即刻拘束するつもりでいたが、そんなことする者は皆無だった。
ただ、事情を知らない一般市民から宇宙人発見の通報があった場合は、仕方なく拘束していた」
「じゃ、ユランさんは?」
「彼は拘束の対象ではないよ。大目に見ている」
寒川隊員は安心した顔を見せました。隊長の説明はさらに続きます。
「ただ、彼らだっていつ気が変わるのかわからんからな。それに密かにスパイ活動してる可能性もある。そこで公安7課が監視してるってわけだ。
その公安7課から連絡があれば、オレたちテレストリアルガード作戦部門は、すぐに残党狩りを仕掛けることになってる。
おっと、今のオレの説明は、他の隊員には内緒だぞ。特に橋本。あいつに伝えるといろいろと面倒なことになるから、絶対言うな!
で、お前、どうするつもりだ?」
「さあ・・・ 今の話は聞かなかったことにしますか・・・」
隊長はニヤッとしました。
「ふ、そっか。わかった」
と、固定電話が突然鳴りました。隊長ははっとし、その受話器を取りました。
「もしもし・・・ ん?」
隊長は受話器を戻し、寒川隊員を見て、
「ヒューマノイドセクションから呼出しだ。金目ひなたのことだと思う。ちょっと行ってくるよ」
リビングにしてはかなり広い部屋。中央には電子ピアノが置いてあります。シンプルですがかなり高価な電子ピアノのようです。今1人の少女がこの電子ピアノを弾いてます。少女の顔を見たら、金目ひなたでした。
流麗なピアノのメロディ。金目ひなたは5歳のときからピアノを習っていて、その腕前は小6としてはかなりのものでした。
金目ひなたの背後から突然声が。
「うん。相変わらず素晴らしいメロディだ!」
金目ひなたははっとして、ピアノを弾く手を止め、声がした方向を見ました。そこには40代の男性がいました。
「あれ、お父さん、仕事は?」
そう、この男性は金目ひなたの父親です。父親は応えます。
「ふ、今日は休みだよ。有給休暇が溜まっててね、むりやり有給休暇取らされたんだよ」
「あは、そうなんだ。
そうだ。ずーっとお父さんに訊こうと思ってたことがあったんだ。せっかくだから訊いちゃおっかな?
ねぇ、お父さん、なんで私の名前はひなたなの?」
「ええ、今更?」
父親は一瞬困惑した顔を見せましたが、すぐに笑顔になりました。
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