地球防衛チームテレストリアルガードの都合!? 10章

のどか

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第10章 侵略者を撃つな!

侵略者を撃つな! 20

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 映像の中の男を見て、寒川隊員の顔が驚きに変わりました。
「こ、この人は?」
 隊長が応えます。
「ユラン岡崎だ」
「ええ!?」
「クルマの中で変装をいたんだろ。どうやら君の知ってるユラン岡崎は、ふだんはこんな格好で街を歩いてるようだな」
 寒川隊員は愕然です。
「い、いや、その・・・ きっと何か理由があって・・・」
 けど、寒川隊員はそれ以上は言えませんでした。
 映像の中、ユランがギターケースを持ってアパートの中に入って行きました。

 映像の続き。ここは古いアパートの外廊下のようです。ギターケースを持ったユランが手前に歩いてきます。それを手摺のあたりに取り付けた隠しカメラが捉えてます。
 ユランがカメラを通り過ぎました。すとる180度逆向きにもカメラが取り付けてあるらしく、映像が歩き去って行くユランに切り替わりました。
 ユランはアパートのドアの1つを開け、その中に入って行きました。ここで映像が終了しました。

 サブオペレーションルーム。寒川隊員は唖然としたまま。隊長はその寒川隊員を見て、
「実はユラン岡崎は、公安7課の監視対象だった」
「こ、公安7課て?・・・ 公安7課て宇宙人を扱ってる警察の部署ですよね?」
「ああ。6年前の戦争でユミル星人が撤退したとき、取り残されてしまったユミル星人の兵隊を探索し、監視してる部署だ。この映像も公安7課が作製したものだ」
「な、なんで、ユランさんを?」
「ふ、まだわからんのか? あの男は宇宙人だったんだよ」
 寒川隊員にの身体に衝撃が走りました。
「ええ~!?・・・
 で、でも、ユランさんは自分のことをリントブルム人と日本人のハーフだと言ってましたよ!」
「そっか。じゃ、次はこの映像を見てもらおうか」
 隊長はDVDプレイヤーのリモコンのスイッチ押しました。すると別の映像が始まりました。

 ハンバーガーショップ店内。カウンターに何人か並んでます。今大柄な男の番となりました。男は1人です。さっそく注文開始。
「お待ちしました!」
 店員がトレーに商品を並べると、そのトレーを持ち、男に手渡しました。店員は笑顔であいさつ。
「ありがとう!」
 男は左に90度ターン。
 この映像を見ている寒川隊員はその横顔を見て、
「これは?」
 隊長が応えました。
「ユラン岡崎だ。変装していないバージョンと言った方がいいかな?」

 映像の中、ユランがテーブルのイスに座りました。これを撮影してる人は、その隣の席に座ったようです。
 と、ユランの向こう側の席に2人が座りました。ヨーロッパ人と思われる老夫婦です。
 夫の方がユランを見てしゃべりました。それを聞いてユランは横目でその老夫婦を横目で見ますが、すぐに自分が購入したハンバーガーの方に興味が移りました。で、ハンバーガーをパクリ。
 一方老夫婦のおしゃべりは続いてます。老夫婦の言語は日本語ではありません。ゆえにユランは興味がないようです。
 この映像を見てた寒川隊員が隊長を見て、
「この映像がなんなんですか?」
 意味もない映像を見せられ、寒川隊員は不信感を抱いたようです。隊長はリモコンを押しました。
「じゃ、今度は日本語の字幕をつけてやろっか」
 映像がちょっと巻き戻りました。ユランの横にヨーロッパ系の老夫婦が座ったところで再開。
 夫の方がユランを見てしゃべりました。それに合わせ、字幕テロップが現れました。
「ん、この人はヨーロッパ人か?」
 妻が応えます。
「我々と同じ国の人かしら?」
「いや~ 我々の国は小さいし、人口も少ないから、その可能性は少ないんじゃないか?」
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