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第四十一 二枚のカード 保持と放出 その七

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再分配の四十九回目が行われた。

誰もストップボタンを押さなかったのだね。

ルールだと、この時点でストップボタンは利用できない。

加点のある人物はいない訳だ。

全員が一直線の状態だね。

有利と不利のない。



入手した文字は

す る つ ん だ
と ず い か の
ら く を

合計十三文字。

これで文章を作るのは無理っぽい。

20-13=7

七文字を適当に入力しなくちゃいけない訳だ。

どうなんだろうね?

条件は他者もほぼ、同じなんだけど。

勘に頼るしかないもんね。




短く軽快な音が鳴った。

アナウンス「ルール変更のお知らせ。
      現時点で残っている参加者を全員
      一回戦突破とします」

え?

なんで急にそんな事に?

ありがたいから、文句は言わないけど。

いまいち、腑に落ちない。

アナウンス「五番、六番、七番、八番、九番、十番を突破とする。
      二十分後に二回戦を行う」


なにがあったんだろう?

四人が降参宣言をしたのか?

そうか、睡眠も脱落扱いなんだ。

競技途中で寝ちゃったのかな?




とにかく、二回戦は六人で実施になるんだね。
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