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面会の相手決め

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案内役のロボットに、連れられて、休憩所へ。

中に入ると、もしろが待っていたので抱きかかえる。

ロボット「面会の相手を指定して」

さて、誰にしたものか?

出来るだけ情報を引き出してみよう


椅子に腰かけ、もしろの頭部を撫で続ける。

「面会相手は生存者に限りますか?」

ロボット「そうです」

そりゃ、死者と面会しても意味ないしね。

面会させられても怖いとしか言いようがない。



「過去に面識のない人物でも構いませんか?」

ロボット「構いません」

なるほどね、誰でもいいのか。


両親には別に会いたくも無いし。

だとしたら、この状況を打破できる人物と面会すべきだね。

この状況を打破できそうな人物って誰だろう?

なんらかの専門家の話を聞きたいところだけど。


う~ん、何の専門家なら役に立つんだろう?

政治家、交渉人、宇宙飛行士は違うね。

宇宙の事に詳しいのと、宇宙人に詳しいのでは全然違うから。


そもそも地球上に宇宙人を専門に研究していた人物っていないんじゃないのか?

自称は沢山いるんだけど、本物の専門家はいないと100%断言できる。

すると、この状況を打破するための有益な人材は、
地球人にはいない事になる。

期待できるとしたら、配給された品物で武器を作れる人達位だろうか?


「すぐには決められないので時間をもらってもいいですか?」

ロボット「了解、十二時間後にまた来るから」

ロボットは出て行った。


どうにか時間は確保できた。

こっから頭の使いどころだ。

もしろを机に乗せて、腹を撫でている。
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