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第四十六 肉食え その十一
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しかし暇だよね。
それよりもどうして、この隠しルールの事を教えてくれたんだろう?
普通に競技に参加してたのなら絶対に気付かない事象だもんね。
考えられるとしたら、
六十時間経過時の最下位の者に教える。
一位と三位の差が十キロになったら教える。
そんな感じかな?
あるいは、他の参加者にも教えてるのかもしれないけど、
それに関しては、ここでは確認のしようが無い。
コッソリと教えてくれたんだから、あのロボットの独断だったのかもしれないね。
だとしたらありがとう。
もう一度姿を見ても他のロボットと区別は付かないけど。
ボタンを押し続けて六十分が経過した。
アナウンス「隠しルール発動に拠り、三番は席に戻りなさい」
ずっと同じ姿勢だったから、手が痺れてるよ。
素直に指示に従った。
アナウンス「三番は次に提供される食事を完食した場合、チャンスカードが引ける」
チャンスカードか、何かいい事が起こる筈。
でもな、十キロ差がついてるんだよね。今更感が強いんだが。
その前に、提供される食事が問題だよ。
『牛脂のテンプラ五キロ』だったら、どう考えても完食出来る気がしない。
むしろ、頑張って食べてたら嘔吐して、脱落になる可能性の方が高いだろう。
テーブルに並ぶ、牛脂のテンプラを想像した。
ちょっと、気持ちが悪くなった
余計な想像しなきゃ良かった。
それよりもどうして、この隠しルールの事を教えてくれたんだろう?
普通に競技に参加してたのなら絶対に気付かない事象だもんね。
考えられるとしたら、
六十時間経過時の最下位の者に教える。
一位と三位の差が十キロになったら教える。
そんな感じかな?
あるいは、他の参加者にも教えてるのかもしれないけど、
それに関しては、ここでは確認のしようが無い。
コッソリと教えてくれたんだから、あのロボットの独断だったのかもしれないね。
だとしたらありがとう。
もう一度姿を見ても他のロボットと区別は付かないけど。
ボタンを押し続けて六十分が経過した。
アナウンス「隠しルール発動に拠り、三番は席に戻りなさい」
ずっと同じ姿勢だったから、手が痺れてるよ。
素直に指示に従った。
アナウンス「三番は次に提供される食事を完食した場合、チャンスカードが引ける」
チャンスカードか、何かいい事が起こる筈。
でもな、十キロ差がついてるんだよね。今更感が強いんだが。
その前に、提供される食事が問題だよ。
『牛脂のテンプラ五キロ』だったら、どう考えても完食出来る気がしない。
むしろ、頑張って食べてたら嘔吐して、脱落になる可能性の方が高いだろう。
テーブルに並ぶ、牛脂のテンプラを想像した。
ちょっと、気持ちが悪くなった
余計な想像しなきゃ良かった。
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