没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます

六山葵

文字の大きさ
表紙へ
51 / 81
4巻

4-3

しおりを挟む
「心配はいらない。精霊王様に聞いたのだが、この世界と僕たちの人間界とでは時間の流れが違うらしい」

 そう言われてレオンは精霊王の方を見る。
 すると自信満々に鼻を高くした精霊王が胸を張る。

「そうさ。もともと精霊とは時間の流れなどに左右されない唯一の生命。ここでどれだけの時を過ごしたって人間界の時間は数分程度も進まない」

 三か月前、精霊王はこの話をヒースクリフたちにした。
 そのうえで、時間をかけてここで魔法の修業をすれば悪魔たちにも勝てる見込みがあるだろうと言ったのだ。

「もちろん、僕も心配が完全になくなったわけではない。でも、考えないことにした。今のままでリーンに帰っても何もできないからね。それなら精霊王様のもとで力をつけようと思ったのさ」

 そう言ったヒースクリフの顔は、精霊界に来た時よりも少しすっきりとしていた。

「そっか……それで特訓って一体何をしていたの? 僕には座って魔力を練っているようにしか見えなかったんだけど」

 レオンの問いに答えたのは精霊王だ。

「精霊の魔力をつかむための特訓さ。人間、精霊、悪魔。それぞれは確かに別種の魔力を持っているが、全くの無関係というわけじゃないからね」

 精霊王によれば、三つの魔力はそれぞれ三竦さんすくみの関係になっているらしい。
 悪魔の持つ「いん」の魔力は人間の「よう」の魔力に強く、「陽」の魔力は精霊の魔力に強く調和する。そして精霊の魔力は「陰」の魔力を打ち消す力があるらしい。

「でもよ、悪魔の魔力が『陰』、人間の魔力が『陽』なのはわかったけど、精霊の魔力は一体何なんだ?」

 話を聞いていたマークが首を傾げる。
 それを聞いてため息を吐いたのは精霊王とルイズの二人だった。

「あのね、マーク。特訓を始める前にちゃんと説明してもらったでしょう? 精霊の魔力っていうのは『陰』と『陽』のかけ合わせのようなものなのよ」

 精霊王の代わりにルイズが説明を始めると、精霊王は満足そうに頷いた。
 ルイズが自分の言葉をしっかりと理解していたことが嬉しかったようだ。
「陰」と「陽」の魔力。精霊の魔力はその二つを融合させたようなものだった。
 悪魔の魔力を打ち消し、人間の魔力と調和するのはそれが理由だった。

「かつて、世界を生み出した神は悪魔の世界――魔界、人間の世界、そして精霊の世界をそれぞれ作った。悪魔の世界と人間の世界は『陰』と『陽』の二つの魔力で満たされお互いを支え合い、引っ張り合って世界のバランスを保っていた」

 精霊王が語る。
 悪魔と人間の世界はお互いがなくては存在できないような、釣り合いのとれた関係性だったという。

「それでは、精霊界は?」

 そう質問したのはヒースクリフだった。いつの間にかその場にいた全員が精霊王の話に耳を傾け、興味を示している。

「精霊界は二つの世界を管理する役割さ。『陰』と『陽』の二つの性質を持ち合わせたこの世界は悪魔と人間の世界のバランスを保つために存在している。どちらかの世界のバランスが崩れた時、この世界にはその影響が顕著けんちょに表れるのさ」

 精霊王はそう言うと魔法で高く飛び上がる。
 それは「ついてこい」と言っているようで、レオンたちはその後を追った。

「見なよ。ここは昔、木や花や草が綺麗きれいに育ち、魔力に満たされた美しい森だった。今は見る影もない」

 精霊王の後をついて空中に上がると、森の終わりがよく見えた。
 家のある方とは反対の森の終わり。
 その向こうには荒れ果てた荒野が広がっている。

「これは……一体」

 レオンたちは言葉をなくした。森の中では溢れるばかりに感じられた魔力が荒野からは全く感じられない。虚無きょむの世界だった。

「魔界が崩壊を始めた頃からこの世界の森はれ始めたのさ。まぁ、どうして魔界が滅び始めたのかは僕にもわからないんだけどね」

 精霊王はそう言って笑った。

「管理といっても僕にできることはもうほとんどない。滅びゆく世界をただ見守るしかないのさ」

 そう言って荒野を眺める精霊王の横顔は、レオンにはとてもさびしそうに見えた。

「俺たちを特訓してくれているのはそれが理由なのか? 俺たちが悪魔に対抗できるだけの力をつければバランスが保たれるのか?」

 マークが精霊王に問いかける。
 悪魔の世界と人間の世界がバランスを取って存在する関係にあるのなら、魔界が崩壊したのは「陰」の魔力が強大になったからなのではないかと彼は考えたのだ。
 悪魔の魔力は人間であるマークたちにとってははるかに強大なもの。自分たちが力をつければ強大になった悪魔たちの世界とのバランスを取れるのではないか、と。
 しかしマークのその言葉を精霊王は笑い飛ばした。

「馬鹿なことを言うね。君たちが多少強くなったからって世界のバランスは保たれるようなものじゃない。そんな簡単な問題じゃないんだよ」

 その答えを聞いてマークは肩を落とした。

「もともと釣り合いは取れていたんだ。悪魔は強大な力を持っているが人間よりも数が少なく、人間は力こそ弱いが繫栄はんえいしていた。バランスが崩れたのはある日突然。何が原因なのかは誰にもわからない。ある一人を除いてね」

 精霊王は少し悲しそうに言った。その「ある一人」が誰なのか、レオンだけでなくその場にいた全員が気になっただろう。
 精霊王は、

「神だよ」

 と不敵に笑った。
 それが本気なのか、それともからかっているのかレオンたちにはわからなかったが、精霊王はその話についてそれ以上の追及を許さなかった。

「あの……どうして私たちに魔法を教えてくれるんですか?」

 ルイズが聞いた。
 悪魔に対抗できないと困るのは人間だけで、精霊王には関係ない。
「見守るしかない」と言っていた精霊王がレオンの精神の修復のために手を貸してくれたことも、ルイズには不思議に思えた。

暇潰ひまつぶしさ。わかるだろう。こんな世界で君たちには想像もできないほど長い間、世界を管理してきたんだ。少しくらい他のことをしてみたくなった。だからね、気まぐれで君たちを助けることにしたのさ。僕の気が変わらないうちに早く強くなるんだね」

 そう言うと精霊王は元の場所に戻ろうとする。それを見てマークが叫んだ。

「よし、俺絶対強くなってやるからな!」

 マークはそのままさっきまでいた場所に飛んでいき、特訓の続きを始めた。
 それを見たルイズたちも顔を見合わせて少し笑い、それぞれ特訓に戻る。
 精霊王の横顔は少しだけ嬉しそうだった。

「根性だけはありそうだ」

 その時、レオンが精霊王を呼び止めた。

「精霊王様! 僕も、皆と一緒に特訓をしてもいいでしょうか。どうしても、自分で倒さなければいけない相手がいるんです」

 この時レオンの頭に浮かんでいたのはディーレインの顔だった。
 たった一度、短い時間戦っただけの相手だが、レオンは彼にとても強いつながりを感じていた。
 レオンと同じように彼の中にも悪魔の魂が存在しているからかもしれない。
 それもレオンの身体の中にいるファ・ラエイルとかつて友情を築き、今もなお人間界の支配をたくらむ、ア・ドルマの魂が……


 ◇


 ダレンたちヒースクリフ派の人間が集まるリーンの町のすぐ近くに、この国の王都が存在する。
 文字通りの国の中心、王族が暮らす宮殿もこの王都にある。
 そんな王都の町だが、そこに住む人々は大きな不安を抱えていた。

「やはり、ヒースクリフ様は無実のようだぞ」
「アーサー王子は自分が王位を継ぐために実の弟を殺すつもりらしい」

 そんなうわさが町民たちの間で流れているのだ。
 その噂は決して表には出ず、裏でひそひそと話される程度だったが、それでも徐々に町中に広まっていき、平民たちの不安をあおっていた。
 そんな王都内だったが、民の間で流行はやる噂話など意にも介さない勢力がいる。
 それは噂のまととなっている人物が率いる、王国を牛耳ぎゅうじらんとする勢力だ。
 王城内の謁見えっけんの間。
 国王のみが座ることが許される豪華ごうかな玉座にその男は座っている。
 アーサー・デュエンである。
 片腕を肘掛ひじかけに、もう片方の腕で頬杖をつき偉そうにしている。
 その前には配下の貴族たちがひざまずいて並び、こうべをれている。

「アーサー様、第二王子とその派閥の者たちの行方は既にとらえております。やつら、やはりリーンに逃げ込んでいたようです」

 その中でも一番前にいた男が頭を下げたままアーサーに述べる。
 黒い髪と顎髭あごひげを持つ中年の貴族で名前をバダルという。アーサー派の中でも重鎮じゅうちんの男で侯爵こうしゃくの位を持つ。
 バダルはアーサーに命令を受け、ヒースクリフの行方を捜索そうさくし、彼らがリーンの町に逃げ込んでいることを突き止めていた。

「そうか、概ね予想通りだな」

 アーサーは報告を受けてもまゆひとつ動かさずに返事をする。
 まるで最初から知っていたかのような口ぶりだった。
 牢屋ろうやから逃げ出したヒースクリフがそのまま王都に留まるとは思えず、逃げ込むのならリーンしかないだろうと思っていたのだ。
 金でやとった犯罪者まがいの魔法使いたち。それがアーサーの手駒てごまであった。
 彼らは皆、自国や他国で影に生きた者たちであり、隠密おんみつ行動に特化している。
 さらに独自の情報網をそれぞれが持っており、迅速じんそくに情報を入手・伝達できる。
 アーサーが情報戦において大きなアドバンテージを持っている主な理由だ。その魔法使いたちからも事前に報告を受けていた。
 リーンにヒースクリフがいて、そこにはレオンとヒースクリフを支持する魔法使いが集まっていることも知っている。
 しかし、自分についてきた貴族たちや雇った裏社会の人間たち、そして利害の一致で手を組むことになったディーレインの戦力を考慮すれば、恐れることはないと思っている。

「ひとつ懸念があるとすれば、リーンの町に逃げ込んだ第二王子やレオン・ハートフィリアが一向に姿を見せなくなったことでしょうか」

 バダルは自分の家来をリーンの町にしのばせてその内情を探らせていた。
 レオンたちが逃げ込んだ屋敷も突き止めていたのだが、ある日を境にレオンたちが姿を見せなくなったことを気にしていたのだ。
 しかし、アーサーはそれを鼻で笑う。

「ふん、どうせ臆病おくびょうにも建物の中でおびえているのだろう。リーンから出ていったという情報はない。放っておけ」

 アーサーからすれば、これはもう既にいくさだった。
 わざわざヒースクリフたちを捕らえに行かないのは、そんなことをしなくてもいずれ彼らの方からやって来るというのがわかっているからだ。
 また、レオンの存在も大きい。先の戦いでディーレインがレオンに敗れたことがアーサーにとって些細ささいな気がかりだ。
 いかに情報力に自信のあるアーサーでも、まさかディーレインが負けるとは思わなかった。
 レオンの存在だけがアーサーにとっては読めない事柄で、それ故に慎重になる。
 とはいえ、精霊たちの力を借りて屋敷の中から別の場所に移ったなどとは、アーサーにも思いつかなかった。

「あの者たちはどうしますか」

 バダルが尋ねる。
 それが誰のことを言っているのか、アーサーにはすぐにわかった。

「地下室でおとなしくさせておけ、決して人目に触れるような場所には行かせるな。特に生き返った不気味な連中はな」

 アーサーの命令にバダルは頷く。
 話しているのはディーレインたちのことだ。
 悪魔のことをアーサーはおおやけにしたくなかった。
 ディーレインが善意から手助けをしてくれているとは思っていない。
 何か事情があり、一時的な協力関係にあるだけだとわかっている。
 そして、その協力関係が終われば彼は再び敵になるのだろうと推測していた。
 もしもディーレインの力が公になり、その力が悪魔のものだと民たちに気づかれればアーサーの立場は一変してしまう。
 悪魔から力を借りていると噂されるだけでも王位は遠のくと、アーサーは理解していた。
 そのため、彼らにはあまり派手に動いてほしくないのだ。
 アーサーは配下の貴族たちから全ての報告を受けると、その全てに的確に細かく指示をしてから下がらせた。
 部屋から貴族たちがいなくなり、アーサーだけになる。
 ほっと一息つこうとしたのもつか――

「随分と慎重なんだな、王子様」

 声をかけられた。アーサーが驚いて振り返ると、いつの間に現れたのか窓際にディーレインが立っていた。

「放っておけ、国に関することは私が決める。お前はあのレオンという魔法使いを倒すことだけを考えていろ」

 アーサーの口調はきついものだったがディーレインは気を悪くした様子もなく、余裕の笑みを浮かべている。

「俺たちの目的は達成した。あいつに負けてやったのはただの気まぐれみたいなもんだ。俺にとって一番大事なのは一族の復興だからな」

 ディーレインが言う。
 その言葉に思わずアーサーは立ち上がる。
「目的は達成した」という言葉がアーサーを焦らせた。
 それは彼にとって悪い知らせだ。ディーレインと手を組んだのは彼がレオンに興味を示していたからだ。
 アーサーにとってもレオンは邪魔な存在であり、倒してくれるのならば構わないという気持ちで手を組んだ。
 しかし、ディーレインが目的を達成したのであれば話は変わってくる。
 彼がレオンと戦う理由がなくなり手を引くようなことがあれば、形勢が覆る可能性があった。
 一転して焦りの表情を見せたアーサーを見て、ディーレインは愉快そうに笑った。

「おいおい、勘違いするな。あんたを王にするっていう約束はまだ生きてる。俺は約束は守る。良いな?」

 アーサーにはそう言うディーレインがとても軽薄そうに見えた。
 とても信頼のおける男ではない。
 しかし、それをわかっていて手を組んだ部分もある。
 今更ごちゃごちゃ言っていても状況は良くならない。

「……それならば良い」

 アーサーは短くそう言うと、再び玉座に腰を下ろす。

「しかし、一か月か。もう少し早くならんもんかね」

 ディーレインは退屈そうにしている。
 どうやら王位争いなどというものは、ディーレインの目には不毛に映るらしい。
 心の底では早く終わってくれと思っていると、アーサーにもよく伝わってくる。

「悪いが、こればかりは致し方ない。国王の継承は教会の定め事なのだ。それを無視していては国民からの支持は得られない」

 アーサーにとってもそれは歯がゆい思いをしている事象の一つであった。
 任期を終え、退任する予定の現国王アドルフによってどちらかの王子が次の王に選ばれる選任の儀式は、何故か突然中止となり、アドルフはアーサーを新たな王に選出した。
 実際にはアーサーが国王を何らかの手段で操っていたのだが、とにかく選出された彼はすぐにでも自分が国王だと名乗りたかった。
 しかし、国王の継承は教会の意向により、しっかりと「一か月後」と定められているのだ。
 それを無視して国王を名乗れば、待っているのは国民からの反発である。
 権力だけではどうにもできない壁だった。

「はいはい、教会ね。……そんなに重要なところなのに、あの司祭にあんな扱いをして大丈夫なのか?」

 ディーレインは以前自分が魔法をかけた教会の司祭のことを思い出していた。
 この世界の神、レターネを祭る聖レイテリア教会。その教会から国に派遣されてきたエルシムという名前の司祭である。
 アーサーに頼まれ、ディーレインがエルシムにかけたのは「服従」の魔法。
 それがどんなことであれ、アーサーの言うことならばエルシムは疑問を持たずに呑み込むという傀儡かいらいを作り出す魔法だった。

「それも仕方のないことだ。もとより、貴様と手を組んだことが知れれば私の立場は危うくなる。そして、エルシム司祭がいればバレる確率が高くなるのだ。こうするしかない」

 魔法をかけられたエルシム司祭は王城の上階にある部屋に軟禁なんきんされた状態である。
 魔法の影響で本人はそのことに何の疑問も持っていない。
 一か月後にアーサーが王位を継承した後もディーレインの魔法は続き、アーサーは誰に邪魔されることもなく国の実権を握り続けるという算段であった。
 そして、軟禁されている者がもう一人。
 アーサーとヒースクリフの実の父である国王アドルフだ。
 彼にも似たような魔法がかけられていて、これによってアーサーは選任の儀式を中止させ、自分を国王に指名させた。
 アドルフはエルシム司祭と同じように軟禁され、外部との連絡も取れないようにされている。
 もともとその横暴な性格で強引に自分の利益だけを求めて国王を務めてきたのがアドルフだ。民からの信頼は薄く、貴族たちからの評判も悪い。
 彼を支える者はもうおらず、アーサーの反逆とも言えるこの行動に異を唱える者は誰もいなかった。

「一か月だけ大人しくしていろ。そうすれば司祭は私の言う通りに私を国王にしてくれる。そして、用済みとなった父上にはどこか辺境の国で余生でも過ごしてもらうとしよう」

 アーサーはそう言って不気味に笑う。ディーレインのことも含め、何の不安もないとは言えない状況ではある。
 しかし、それでも概ね順調に進んでいると笑うだけの余裕は残っていた。


しおりを挟む
表紙へ
感想 193

あなたにおすすめの小説

婚約破棄された翌日、兄が王太子を廃嫡させました

由香
ファンタジー
婚約破棄の場で「悪役令嬢」と断罪された伯爵令嬢エミリア。 彼女は何も言わずにその場を去った。 ――それが、王太子の終わりだった。 翌日、王国を揺るがす不正が次々と暴かれる。 裏で糸を引いていたのは、エミリアの兄。 王国最強の権力者であり、妹至上主義の男だった。 「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」 ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。

【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました

いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。 子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。 「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」 冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。 しかし、マリエールには秘密があった。 ――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。 未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。 「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。 物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立! 数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。 さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。 一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて―― 「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」 これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、 ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー! ※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』

夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」 教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。 ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。 王命による“形式結婚”。 夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。 だから、はい、離婚。勝手に。 白い結婚だったので、勝手に離婚しました。 何か問題あります?

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます

腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった! 私が死ぬまでには完結させます。 追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。 追記2:ひとまず完結しました!

公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~

谷 優
恋愛
公爵家の末娘として生まれた幼いティアナ。 お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。 お父様やお兄様は私に関心がないみたい。 ただ、愛されたいと願った。 そんな中、夢の中の本を読むと自分の正体が明らかに。 ◆恋愛要素は前半はありませんが、後半になるにつれて発展していきますのでご了承ください。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。