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第二章 思わぬ『ライバル』登場で、いよいよ二人の間は急接近!? 浮かび上がる彼女のホントのキモチ!!
第二十八話 ご一緒にいかがですか? お嬢様への『共同戦線』のススメ!?
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――港町カルサイトリコ 酒場 繁栄と希望 前――
「わぁ! 海だぁ! すっごーい! でっかーい! ひっろーい!」
「へぇ~潮風って、こういう感じなんだね!」
「こぉら! ウィン、フィル、遊ぶのは宿をとってからしましょ」
そして翌日、僕らは港町カルサイトリコに着いたんだ。
ちょっと昨日の今日でまだドキドキしている。
普段見ないウィンの一面を見てしまったからなぁ……。
と、とにかく今は切りかえていかなきゃ。
「どうしたの? フィル、首なんかブンブンふって」
「わぁぁぁっ! びっくりしたぁ! おどかさないでよ!」
いきなり上目づかいでのぞきこんでくるんだもんなぁ。
どきどきが止まらないよぉ……。
「失礼ね、フィルが勝手におどろいただけじゃん」
「まぁまぁ、ケンカはやめようぜ、マイシスター、マイブラザー」
「ちょ、ちょっとアニキ」
「レヴィン兄ぃ重い! 暑苦しい!」
うっとうしく寄りかかってくるアニキの顔はゆるみきっていて、正直顔もうっとうしい。
まぁ、昨日はうまくいったようだから、なによりだけど。
「で? お前たちはどこまで行ったんだ?」
「「はぁ!?」」
「ん? その様子じゃ、なにもなかったのか?」
「い、いやぁ……」
「べ、べつにアタシとフィルはそんなんじゃ――」
「そうか、でも ふふーん、オレたちは済ませたぜ!」
「なっ! バ、バカ! そういうことをこんな大勢の前で言うんじゃないわよ!」
GONK!
「ぐはっ!」
あぁ……アニキ、そんな調子だといつか愛想つかされるぞ。
「リリー姉ぇたち、まさか……」
「////////////……キス、だけよ」
「「え……」」
「キスだけって言ったの! ほら、こんなところで油売ってないで、さっさと入るわよ!」
えぇ~……。
キスだけって。
あんな時間があって、僕らの気づかいはいったい。
でも、人のこといえないか……。
酒場に入って、さっそ〈グランドモンスター〉の情報を得た!
「ほら、こいつがその〈グラトニー・プリン〉、賞金5万ノルだ」
マスターが手配書をすっと差し出してくる――。
「まさか、今日、A級2チームも情報を聞きにくるとは思ってなかったぜ」
「2チーム?」
すっとマスターが指を差してきた先には、なんと――。
「あら? さては、あなた方も〈グランド・モンスター〉をねらっていますの?」
酒場にはかーなーり場チガイな、優雅にお茶をしている金髪縦ロールのお嬢様がいたんだ。
「なに、アンタたち?」
CLINK――。
お嬢様はティーカップを置くしぐさもなんとも優美で。
「ずいぶんな物言いですわね。これだから田舎者は困りますの。名乗るならまず自分の名前から、ではなくて?」
「……はぁ?」
まずいまずい!
ピキィとウィンの顔に青筋が走り始めてる!
「まぁまぁ、ウィン、ちょっとここは落ち着いて」
「何言ってるのフィル? 落ち着いてるよ。アタシは」
ニコっとしてはいるけど、ダマされちゃいけない。
だいたいこういうときって、ウィンはめちゃくちゃ怒っている。
「と、とにかくさ、ここは僕にまかせて、ね?」
「フィルがそういうのなら……」
後ろにいたアニキたちも、肩をすくめている。
まかせたってことなんだろう。
「えっと、僕らは先日、A級賞金稼ぎチームになったマックイーン一家です。僕はフィル、さっきの子がウィン、向こうの二人がアニキのレヴィンと、姉のリリーです」
「あら、奇遇ですわね。わたくしたちも家族なのですわ」
髪をさらっとかきあげて。
「わたくしの名前は〈ジェニファー=シルヴァーヒールズ〉、シルヴァーヒールズ家の当主でございます。後ろにいる二人は、弟のリュシアンと、メイドのアリサですわ」
ん? シルヴァーヒールズってたしか……?
「えっと、もしかして、あなた方は?」
「ふふふ、ようやく気付きましたわね。そう! わたくしがかの有名な賞金稼ぎの二代目! 【平原の災厄娘】とはわたくしのことですわ!」
BAAAAAAAAAAAAAAAAAAMM!!
わぁ~はちきれんばかりのおっぱ――いやいや、何を考えているんだ僕は!
「はぁ……」
「へぇ……」
「……あんたらがあの」
「クーン!」
「驚きのあまり、言葉もでないようですわね」
「さすがはお嬢様です」
「……いや、アリサ、あの人たちはただあきれているだけだと思うよ」
うん、弟さんのリュシアンって子とはなんだか気が合いそうな気がするよ。
ただ、エリオットたちをたおしたって聞いていたから、てっきり筋肉ムキムキの人だと想像していたけど。
まさかこんなキレイな人だったなんて。
「ねぇ、フィル、この人たちってアンタの前いたチームをたおした人たちなんだよね」
「うん、たぶん」
「てっきり、もっとこう、女の人でもかっこよくて、たくましい人を想像していたんだけど、あの小説にある、子供ころにお父さんを殺されて、カタキ討ちをする女ガンマンのミス、エレ――」
「こらっ! そこ聞こえてましてよ!」
ビシっと指を差してくるジェニファーさん。
「それでどうします? この依頼。マスター、2チームが受けたい場合ってどうなるんですか?」
リュシアンくんの言う通り。
自分もそれが気になっていた。
「どうなるってそりゃぁ。早い者勝ちか、あるいは共同――」
「「もちろん早い者勝ち」」
「だよ!」
「ですわ!」
ウィンとジェニファーさんがにらみあう。
「なに? やる気ぃ?」
「それはこっちのセリフですわ!」
「イシシッ! そんな油のかたまりなんか二つもつけていて、動けるの?」
「あ、あぶ――フン! ヒガミもここまでくると立派ですわ……しょせんA級といっても、なりたての半人前、あなた方には荷が重すぎるのではなくて?」
「姉さん、ぼくらも3か月前になったばかりだよ?」
「おだまりなさい! リュシアン!」
だめだ。
この二人に話をさせておくと収拾がつかなくなる。
リュシアンくんとメイドのアリサさんとならちゃんと話ができそうだな。
「と、とりあえず、ここはいったん落ち着いて話し合いませんか?」
「わぁ! 海だぁ! すっごーい! でっかーい! ひっろーい!」
「へぇ~潮風って、こういう感じなんだね!」
「こぉら! ウィン、フィル、遊ぶのは宿をとってからしましょ」
そして翌日、僕らは港町カルサイトリコに着いたんだ。
ちょっと昨日の今日でまだドキドキしている。
普段見ないウィンの一面を見てしまったからなぁ……。
と、とにかく今は切りかえていかなきゃ。
「どうしたの? フィル、首なんかブンブンふって」
「わぁぁぁっ! びっくりしたぁ! おどかさないでよ!」
いきなり上目づかいでのぞきこんでくるんだもんなぁ。
どきどきが止まらないよぉ……。
「失礼ね、フィルが勝手におどろいただけじゃん」
「まぁまぁ、ケンカはやめようぜ、マイシスター、マイブラザー」
「ちょ、ちょっとアニキ」
「レヴィン兄ぃ重い! 暑苦しい!」
うっとうしく寄りかかってくるアニキの顔はゆるみきっていて、正直顔もうっとうしい。
まぁ、昨日はうまくいったようだから、なによりだけど。
「で? お前たちはどこまで行ったんだ?」
「「はぁ!?」」
「ん? その様子じゃ、なにもなかったのか?」
「い、いやぁ……」
「べ、べつにアタシとフィルはそんなんじゃ――」
「そうか、でも ふふーん、オレたちは済ませたぜ!」
「なっ! バ、バカ! そういうことをこんな大勢の前で言うんじゃないわよ!」
GONK!
「ぐはっ!」
あぁ……アニキ、そんな調子だといつか愛想つかされるぞ。
「リリー姉ぇたち、まさか……」
「////////////……キス、だけよ」
「「え……」」
「キスだけって言ったの! ほら、こんなところで油売ってないで、さっさと入るわよ!」
えぇ~……。
キスだけって。
あんな時間があって、僕らの気づかいはいったい。
でも、人のこといえないか……。
酒場に入って、さっそ〈グランドモンスター〉の情報を得た!
「ほら、こいつがその〈グラトニー・プリン〉、賞金5万ノルだ」
マスターが手配書をすっと差し出してくる――。
「まさか、今日、A級2チームも情報を聞きにくるとは思ってなかったぜ」
「2チーム?」
すっとマスターが指を差してきた先には、なんと――。
「あら? さては、あなた方も〈グランド・モンスター〉をねらっていますの?」
酒場にはかーなーり場チガイな、優雅にお茶をしている金髪縦ロールのお嬢様がいたんだ。
「なに、アンタたち?」
CLINK――。
お嬢様はティーカップを置くしぐさもなんとも優美で。
「ずいぶんな物言いですわね。これだから田舎者は困りますの。名乗るならまず自分の名前から、ではなくて?」
「……はぁ?」
まずいまずい!
ピキィとウィンの顔に青筋が走り始めてる!
「まぁまぁ、ウィン、ちょっとここは落ち着いて」
「何言ってるのフィル? 落ち着いてるよ。アタシは」
ニコっとしてはいるけど、ダマされちゃいけない。
だいたいこういうときって、ウィンはめちゃくちゃ怒っている。
「と、とにかくさ、ここは僕にまかせて、ね?」
「フィルがそういうのなら……」
後ろにいたアニキたちも、肩をすくめている。
まかせたってことなんだろう。
「えっと、僕らは先日、A級賞金稼ぎチームになったマックイーン一家です。僕はフィル、さっきの子がウィン、向こうの二人がアニキのレヴィンと、姉のリリーです」
「あら、奇遇ですわね。わたくしたちも家族なのですわ」
髪をさらっとかきあげて。
「わたくしの名前は〈ジェニファー=シルヴァーヒールズ〉、シルヴァーヒールズ家の当主でございます。後ろにいる二人は、弟のリュシアンと、メイドのアリサですわ」
ん? シルヴァーヒールズってたしか……?
「えっと、もしかして、あなた方は?」
「ふふふ、ようやく気付きましたわね。そう! わたくしがかの有名な賞金稼ぎの二代目! 【平原の災厄娘】とはわたくしのことですわ!」
BAAAAAAAAAAAAAAAAAAMM!!
わぁ~はちきれんばかりのおっぱ――いやいや、何を考えているんだ僕は!
「はぁ……」
「へぇ……」
「……あんたらがあの」
「クーン!」
「驚きのあまり、言葉もでないようですわね」
「さすがはお嬢様です」
「……いや、アリサ、あの人たちはただあきれているだけだと思うよ」
うん、弟さんのリュシアンって子とはなんだか気が合いそうな気がするよ。
ただ、エリオットたちをたおしたって聞いていたから、てっきり筋肉ムキムキの人だと想像していたけど。
まさかこんなキレイな人だったなんて。
「ねぇ、フィル、この人たちってアンタの前いたチームをたおした人たちなんだよね」
「うん、たぶん」
「てっきり、もっとこう、女の人でもかっこよくて、たくましい人を想像していたんだけど、あの小説にある、子供ころにお父さんを殺されて、カタキ討ちをする女ガンマンのミス、エレ――」
「こらっ! そこ聞こえてましてよ!」
ビシっと指を差してくるジェニファーさん。
「それでどうします? この依頼。マスター、2チームが受けたい場合ってどうなるんですか?」
リュシアンくんの言う通り。
自分もそれが気になっていた。
「どうなるってそりゃぁ。早い者勝ちか、あるいは共同――」
「「もちろん早い者勝ち」」
「だよ!」
「ですわ!」
ウィンとジェニファーさんがにらみあう。
「なに? やる気ぃ?」
「それはこっちのセリフですわ!」
「イシシッ! そんな油のかたまりなんか二つもつけていて、動けるの?」
「あ、あぶ――フン! ヒガミもここまでくると立派ですわ……しょせんA級といっても、なりたての半人前、あなた方には荷が重すぎるのではなくて?」
「姉さん、ぼくらも3か月前になったばかりだよ?」
「おだまりなさい! リュシアン!」
だめだ。
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