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番外編・祭
特別任務【二十四】
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額が擽ったかった。
前髪をするすると滑っては抜け、また梳いて行く物がある。さらりさらりと額に前髪が触れて、擽ったい。だが、嫌な物では無かった。
もっと、そうして欲しいと思った時、それは離れて行き、傍にあった温もりも消えて、優士はそっと瞼を上げた。
(……瑞樹…?)
共に倒れる様にして床に着いた筈の瑞樹の姿が無かった。厠か? と、思った時、離れた場所の一角が明るくなるのが見え、少ししてから水音が聞こえて来た。
(…ああ…)
軽く頭を持ち上げて、そちらを確認すれば台所に立つ瑞樹の姿が見えた。ジャッ、ジャッとした音は米を研ぐ音だろうか?
(…そう云えば…腹が空いたな…)
腹が空いたから、食事の支度をしているのだろう。そんな食事の支度をする瑞樹の姿を見るのが、優士は好きだった。こうして、自分の為に作ってくれる姿を見るのが。それを食べる自分を見る、瑞樹の嬉しそうな視線が優士は好きだ。
食材を選ぶ瑞樹の背中を見ながら、優士は無意識に首元に手を伸ばしていた。
(ああ…鞄の中だった)
伸ばした先に、白く柔らかい物が無くて優士は僅かに眉を下げた。慌ただしい撤収作業の中で、まだ湿った襟巻きを適当に詰め込んだのだった。
(…洗い直した方が良いか…)
そんな事を思いながら、優士はトントンとした音を奏でている瑞樹の後ろ姿を見つめていた。
◇
ゴッ、ガッとした音が浴室に響いていた。
「いてっ。やっぱり狭いなあ」
「一人用だからな、仕方が無い」
今、二人は風呂場に居た。
睡眠欲、食欲と満たされれば、残るのは色欲だ。
食後のお茶を飲んで居た時に、優士が風呂と言い出し、そう云えばそんな約束をしたな、と、瑞樹は遠い目をした。
いや、瑞樹だって優士との風呂は吝かではない。温泉で口にした様に、優しく優士の身体を洗いたいと言った気持ちに嘘は無い。無いが、如何せん風呂場は狭かった。一人用の宿舎である。部屋は広くとも、風呂場までそうとは限らないのだ。成人した男性が二人座って並べば、自由に腕を動かす事が出来ない。故に、瑞樹は先程から浴槽や壁に腕をぶつけていた。
「…あのさ…」
「何だ?」
優士の背中を手拭いで擦りながら、瑞樹は思っていた事を口にする。
「…宿舎出て…二人で家を借りないか…?」
照れ隠しなのか、瑞樹の手は止まる事無く動いていて、優士は少しだけ眉を寄せた。寄せたが、瑞樹の言葉は優士も望んでいた事である。だから、優士は緩む口元を押さえながら言った。
「ああ、結婚しよう」
「うん、良かっ…は?」
(…あれ? 何て…?)
それが、了承の返事だと解った。解ったが、何だかおまけが付いていた気がする。
「…優士、今、何て?」
「二人で家を借りて住むんだろう? それなら結婚した方が良い」
「は? え?」
「いずれ結婚するんだ。早いか遅いかだけだ。なら、キリの良い処で籍を入れよう」
それは確かに優士の言う通りだ。朱雀に入った初めての夏、優士は瑞樹と結婚すると口にしていた。瑞樹もいつかはそうなるだろうとは思っていた。思ってはいたが。
「急すぎないか!? あと、雰囲気!!」
と、口にしてから、最初の求婚も、雰囲気もクソも無かった気がすると、気付いた。あれは告白では無く、恐喝だったと、時を経た今も瑞樹は思う。
「瑞樹は嫌なのか? 僕と結婚したくはないのか?」
「嫌って事はないけどさ…何で、こんな風呂場で言うんだ!?」
こんな風呂場で、しかも真っ裸で。いや、入浴中なのだから、裸で居るのだが。服を着たまま風呂に入る馬鹿は居ない。
「そんな流れだったろう?」
「どんな流れ!?」
優士の表情を映しているであろう、据え付けの鏡は曇っていて役に立っていない。
いないが、それでも。
平素と変わらない塩な声だけど、きっと優士の顔は赤いのだろう。だって、後ろから見る優士の耳の付け根が赤くなっているから。
(…全く…優士は優士なんだよなあ…)
「…父さんに報告しに行かないとな…」
ポンと優士の濡れた肩に額を乗せて瑞樹が呟けば、そっと、その頭を撫でられた。
「好きだ、瑞樹」
「うん、俺も…優士が好きだ…」
肩に額を乗せたまま呟けば、その肩が動いた。
狭い洗い場で、何とか優士が身体の向きを変えて来て、瑞樹が顔を上げれば、想像通りに色付いた優士の顔があった。どちらからともなく、顔を寄せ唇を重ねる。一度離して、互いの瞳を見詰め合った後は言葉無く、再び重ね、互いに腕を伸ばして身体を抱きしめ合い、深い物に変えて行く。
相楽やみくが色々と教えてくれたが、そんな物は頭から抜けていた。ただ、思うままに舌を絡め合い、互いの口内をくまなく貪り合った。
(…腹に…優士の当たってる…雪緒さん…言ってたよな…手で優しく洗ってくれるって…)
高梨がこの場に居たのなら、間違い無く斬られていたかも知れない事を思い出し、瑞樹は優士の背中に回していた右手を動かしたが。
「痛っ!!」
二人では狭過ぎる洗い場だ。肘を浴槽にぶつけて呻く瑞樹に、優士は小さく笑ってそこを指差した。
「…先ずは風呂を終えよう。後は自分でやるから、瑞樹は身体を温めていろ」
「お、あ、うん…」
痛いし痺れる肘を押さえながら、触れられなかった名残惜しさを感じつつ瑞樹は湯舟に身体を沈めた。
しなやかな筋肉のついた優士の腕が目の端に映る。そこから視線を下ろして行けば、バキバキでは無いが、鍛えられた腹筋が目に入って、瑞樹はそっと自分の腹を撫でた。
(…討伐隊に戻ったら、優士より筋肉つけてやる…)
そんな事を思いながら腹を見ていれば、当然その先にある物も目に入る訳で。ちらりと横目で優士の腹から下を見て、瑞樹はそっと視線を逸した。
(………やっぱりデカい………)
本当に俺で良いのだろうかと、瑞樹は思ってしまう。
(…みくさんのも、大きかったし…)
「瑞樹」
「ん? わっ!?」
優士に名前を呼ばれて、俯いていた顔を上げようとしたら、上からぬるい湯が降って来た。
「湯船に浸かりながらでも髪は洗えるだろう。洗え」
「お、あ、う、ん」
ぎこちなく頷く瑞樹に、優士は肩を竦めて意地悪そうに笑って、その耳元へと顔を寄せて囁いた。
「…何を考えていたんだ? …期待しても良いのか?」
耳に吹きかかる息に、瑞樹はただただ顔を赤く染め上げる事しか出来なかった。
帰宅前のあれは夢だったのかと思うぐらいに、どうしようもなく優士に先手を打たれている気がした。
「…まあ、風呂から出てからだな」
そう囁きながら、優士が両手で瑞樹の頭を包み、ゆっくりと指を通して行く。
ふわりと香る石鹸の匂いに、髪を洗われているのだと気付いて瑞樹は目を閉じて、優士のされるがままに身を委ねた。
(…期待って…俺の方が期待でおかしくなるだろ…)
狡い、と、そっと目を開ければ、目を細めて嬉しそうに笑う優士の顔があって、瑞樹はますます顔を赤くした。
髪を通る優士の指が優しくて、擽ったくて、だけど嬉しくて、心臓の音が煩い。雪緒は、高梨に髪を洗って貰った事が無いと口にしていたが、もう、洗って貰ったのだろうか? こんな風に、胸をドキドキとさせながら洗われたのだろうか?
「濯ぐぞ」
ザバリと音がして、自分の周りの湯が動く。先に頭に掛けられたのは、元々洗面器に汲んであった物なのだろう。だから、ぬるかったのだ。
湯の流れに沿うように、優士の指が瑞樹の柔らかな髪をすり抜けて行く。何度も何度も。
「上がって待っていろ。僕も直ぐに行く」
髪の先から抜けた指が、頬を撫でて離れて行くのが寂しくて、瑞樹は手を伸ばして、その手首を掴んだ。
「…早く…来いよ…」
赤く熱い顔が恥ずかしくて、髪から湯を滴らせながら瑞樹がぼそりと言えば、小さな笑い声がして、空いている方の手で頭を撫でられた。
子供かよと思ったが、それがまた気持ち良かったので、それを口に出す事は無かった。
前髪をするすると滑っては抜け、また梳いて行く物がある。さらりさらりと額に前髪が触れて、擽ったい。だが、嫌な物では無かった。
もっと、そうして欲しいと思った時、それは離れて行き、傍にあった温もりも消えて、優士はそっと瞼を上げた。
(……瑞樹…?)
共に倒れる様にして床に着いた筈の瑞樹の姿が無かった。厠か? と、思った時、離れた場所の一角が明るくなるのが見え、少ししてから水音が聞こえて来た。
(…ああ…)
軽く頭を持ち上げて、そちらを確認すれば台所に立つ瑞樹の姿が見えた。ジャッ、ジャッとした音は米を研ぐ音だろうか?
(…そう云えば…腹が空いたな…)
腹が空いたから、食事の支度をしているのだろう。そんな食事の支度をする瑞樹の姿を見るのが、優士は好きだった。こうして、自分の為に作ってくれる姿を見るのが。それを食べる自分を見る、瑞樹の嬉しそうな視線が優士は好きだ。
食材を選ぶ瑞樹の背中を見ながら、優士は無意識に首元に手を伸ばしていた。
(ああ…鞄の中だった)
伸ばした先に、白く柔らかい物が無くて優士は僅かに眉を下げた。慌ただしい撤収作業の中で、まだ湿った襟巻きを適当に詰め込んだのだった。
(…洗い直した方が良いか…)
そんな事を思いながら、優士はトントンとした音を奏でている瑞樹の後ろ姿を見つめていた。
◇
ゴッ、ガッとした音が浴室に響いていた。
「いてっ。やっぱり狭いなあ」
「一人用だからな、仕方が無い」
今、二人は風呂場に居た。
睡眠欲、食欲と満たされれば、残るのは色欲だ。
食後のお茶を飲んで居た時に、優士が風呂と言い出し、そう云えばそんな約束をしたな、と、瑞樹は遠い目をした。
いや、瑞樹だって優士との風呂は吝かではない。温泉で口にした様に、優しく優士の身体を洗いたいと言った気持ちに嘘は無い。無いが、如何せん風呂場は狭かった。一人用の宿舎である。部屋は広くとも、風呂場までそうとは限らないのだ。成人した男性が二人座って並べば、自由に腕を動かす事が出来ない。故に、瑞樹は先程から浴槽や壁に腕をぶつけていた。
「…あのさ…」
「何だ?」
優士の背中を手拭いで擦りながら、瑞樹は思っていた事を口にする。
「…宿舎出て…二人で家を借りないか…?」
照れ隠しなのか、瑞樹の手は止まる事無く動いていて、優士は少しだけ眉を寄せた。寄せたが、瑞樹の言葉は優士も望んでいた事である。だから、優士は緩む口元を押さえながら言った。
「ああ、結婚しよう」
「うん、良かっ…は?」
(…あれ? 何て…?)
それが、了承の返事だと解った。解ったが、何だかおまけが付いていた気がする。
「…優士、今、何て?」
「二人で家を借りて住むんだろう? それなら結婚した方が良い」
「は? え?」
「いずれ結婚するんだ。早いか遅いかだけだ。なら、キリの良い処で籍を入れよう」
それは確かに優士の言う通りだ。朱雀に入った初めての夏、優士は瑞樹と結婚すると口にしていた。瑞樹もいつかはそうなるだろうとは思っていた。思ってはいたが。
「急すぎないか!? あと、雰囲気!!」
と、口にしてから、最初の求婚も、雰囲気もクソも無かった気がすると、気付いた。あれは告白では無く、恐喝だったと、時を経た今も瑞樹は思う。
「瑞樹は嫌なのか? 僕と結婚したくはないのか?」
「嫌って事はないけどさ…何で、こんな風呂場で言うんだ!?」
こんな風呂場で、しかも真っ裸で。いや、入浴中なのだから、裸で居るのだが。服を着たまま風呂に入る馬鹿は居ない。
「そんな流れだったろう?」
「どんな流れ!?」
優士の表情を映しているであろう、据え付けの鏡は曇っていて役に立っていない。
いないが、それでも。
平素と変わらない塩な声だけど、きっと優士の顔は赤いのだろう。だって、後ろから見る優士の耳の付け根が赤くなっているから。
(…全く…優士は優士なんだよなあ…)
「…父さんに報告しに行かないとな…」
ポンと優士の濡れた肩に額を乗せて瑞樹が呟けば、そっと、その頭を撫でられた。
「好きだ、瑞樹」
「うん、俺も…優士が好きだ…」
肩に額を乗せたまま呟けば、その肩が動いた。
狭い洗い場で、何とか優士が身体の向きを変えて来て、瑞樹が顔を上げれば、想像通りに色付いた優士の顔があった。どちらからともなく、顔を寄せ唇を重ねる。一度離して、互いの瞳を見詰め合った後は言葉無く、再び重ね、互いに腕を伸ばして身体を抱きしめ合い、深い物に変えて行く。
相楽やみくが色々と教えてくれたが、そんな物は頭から抜けていた。ただ、思うままに舌を絡め合い、互いの口内をくまなく貪り合った。
(…腹に…優士の当たってる…雪緒さん…言ってたよな…手で優しく洗ってくれるって…)
高梨がこの場に居たのなら、間違い無く斬られていたかも知れない事を思い出し、瑞樹は優士の背中に回していた右手を動かしたが。
「痛っ!!」
二人では狭過ぎる洗い場だ。肘を浴槽にぶつけて呻く瑞樹に、優士は小さく笑ってそこを指差した。
「…先ずは風呂を終えよう。後は自分でやるから、瑞樹は身体を温めていろ」
「お、あ、うん…」
痛いし痺れる肘を押さえながら、触れられなかった名残惜しさを感じつつ瑞樹は湯舟に身体を沈めた。
しなやかな筋肉のついた優士の腕が目の端に映る。そこから視線を下ろして行けば、バキバキでは無いが、鍛えられた腹筋が目に入って、瑞樹はそっと自分の腹を撫でた。
(…討伐隊に戻ったら、優士より筋肉つけてやる…)
そんな事を思いながら腹を見ていれば、当然その先にある物も目に入る訳で。ちらりと横目で優士の腹から下を見て、瑞樹はそっと視線を逸した。
(………やっぱりデカい………)
本当に俺で良いのだろうかと、瑞樹は思ってしまう。
(…みくさんのも、大きかったし…)
「瑞樹」
「ん? わっ!?」
優士に名前を呼ばれて、俯いていた顔を上げようとしたら、上からぬるい湯が降って来た。
「湯船に浸かりながらでも髪は洗えるだろう。洗え」
「お、あ、う、ん」
ぎこちなく頷く瑞樹に、優士は肩を竦めて意地悪そうに笑って、その耳元へと顔を寄せて囁いた。
「…何を考えていたんだ? …期待しても良いのか?」
耳に吹きかかる息に、瑞樹はただただ顔を赤く染め上げる事しか出来なかった。
帰宅前のあれは夢だったのかと思うぐらいに、どうしようもなく優士に先手を打たれている気がした。
「…まあ、風呂から出てからだな」
そう囁きながら、優士が両手で瑞樹の頭を包み、ゆっくりと指を通して行く。
ふわりと香る石鹸の匂いに、髪を洗われているのだと気付いて瑞樹は目を閉じて、優士のされるがままに身を委ねた。
(…期待って…俺の方が期待でおかしくなるだろ…)
狡い、と、そっと目を開ければ、目を細めて嬉しそうに笑う優士の顔があって、瑞樹はますます顔を赤くした。
髪を通る優士の指が優しくて、擽ったくて、だけど嬉しくて、心臓の音が煩い。雪緒は、高梨に髪を洗って貰った事が無いと口にしていたが、もう、洗って貰ったのだろうか? こんな風に、胸をドキドキとさせながら洗われたのだろうか?
「濯ぐぞ」
ザバリと音がして、自分の周りの湯が動く。先に頭に掛けられたのは、元々洗面器に汲んであった物なのだろう。だから、ぬるかったのだ。
湯の流れに沿うように、優士の指が瑞樹の柔らかな髪をすり抜けて行く。何度も何度も。
「上がって待っていろ。僕も直ぐに行く」
髪の先から抜けた指が、頬を撫でて離れて行くのが寂しくて、瑞樹は手を伸ばして、その手首を掴んだ。
「…早く…来いよ…」
赤く熱い顔が恥ずかしくて、髪から湯を滴らせながら瑞樹がぼそりと言えば、小さな笑い声がして、空いている方の手で頭を撫でられた。
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