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番外編・祭
特別任務【二十二】
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「…瑞樹」
名前を呼んで、優士がそっと瑞樹の頭に手を乗せる。そして、ゆっくりと撫で始める。洗った髪はとうに乾いていて、指の隙間から一本、また一本とすり抜けて行く。
「…何度でも言うが…僕は、ずっと瑞樹を見て来たし、ずっと瑞樹が好きだ。それは、これからも変わらない。呆れる事はあると思うが、嫌いになる事なんてないと断言出来る。…どれだけ待ったと思うんだ」
寂しさと優しさが混じった様な優士の声に、瑞樹はやっと俯いていた顔を上げた。
その拍子に瑞樹の頭を撫でていた優士の手が、そっと離れて行く。
「…優士…」
目の前には、やはり塩の中にも寂しそうな表情の優士の顔があった。
そうだ。母を亡くしたあの日から、優士はずっと待っていてくれた。呆れた事もあったろう。辛い思いをさせただろう。それでも、ずっと傍に居てくれた。
「…ん…そうだよな」
何度、呆れられる様な事があっても、優士はきっと傍に居てくれる。自分だって、そうだ。真面目過ぎて、おかしな方へ向かったりもするが、その向かう先には自分が居る。そう思えば、胸が擽ったくて、掻き毟りたくなって来る。この想いを恥ずかしがらずに伝えれば、優士に寂しい思いをさせずに済んだのだろうか。けど、言葉にするには、やはり恥ずかしくて。照れ臭くて。何かが足りない気がして。
「…ああ、そっか…」
眉を下げて瑞樹がへにゃりと笑えば、優士が軽く首を傾げた。
「瑞樹?」
自分の言葉に安堵したのだろうか、それにしては何かが違う様な気がすると思った時、優士の両頬に瑞樹の手が伸びて来て、優しく包み込んだ。
「…ごめんな、痛かったよな」
咄嗟に拳を出して、慌てて勢いを止める努力はしたが、繰り出した拳はそう簡単に止まる筈も無い。
伏し目がちに言って、殴った頬を撫でる瑞樹に優士も目を伏せて軽く自嘲気味に笑う。
「いや、僕も悪かった。瑞樹の気持ちも考えずに焦り過ぎた。…初めての時だって、そうだ…」
もう少し時間を掛ければ良かったのだ。いや、十分掛けたかも知れないが。二人の時間はもう少し緩やかな物が良いのだ。
「…うん。けどさ…」
ゆっくりと頬を撫でていた手を止めて、優士と目を合わせて瑞樹は曇りなく笑う。
「…傍に居るだけでも…言葉だけでも足りないもんな…だから、さ…」
きっと、これは照れ隠しなのかも知れない。
上手く言葉に出来ないから。それでも、今の気持ちを伝えるには、これしかないような気がして、瑞樹は優士の唇に自分のそれを重ねた。
そっと、ふにっと軽く重ねてから唇を離して、囁く様に声を出す。
「…口、開けて…」
触れれば、それだけでは足りなくて。
もっと、もっと深くと。
何故だか滲む視界で優士を見れば、そっと瞼を落として唇を開くのが見えた。
心臓がドキドキと煩くて、耳が壊れそうな気がする。何時だって、ドキドキと落ち着かなかったけれど、今はそれ以上だ。
もう一度唇を重ねて、恐る恐ると舌を伸ばして優士のそれに触れれば、可愛らしく小さくピクリと震えた。
(…可愛い…)
両手で包んだ頬も、小さく震えていて、何故だか可笑しくなって来る。
(これが、あの優士か?)
あの、初めての時、あんなに強引に導いたくせに。と思いながら、舌を絡めて行く。目を細め、鼻から息を抜く。
頬を包んでいた手は、左手は優士の背中を、もう片方の手は後頭部へと回し、もっともっと奥深くを知りたいと、知らず引き寄せていた。
(…嬉しい…熱い…幸せだ…)
ただ、それだけが瑞樹の頭の中を巡る。
目を閉じれば、ピチャピチャとした音が鼓膜に響く。絡め合い、求め合い、溢れて来る唾液を注いで。背中に置いた手を、そろりと下方へとおろして行けば、優士の身体は更に震えた。腰を撫で、臀部を撫で、正座で揃えられたままの腿をするりと撫で、その先へと進んで行く。
「…っ…み、ず…っ…!」
優士が慌てて、両手を瑞樹の胸に置き、距離を取ろうとする。
「…嫌だ…触りたい…」
離れて行った優士の唇を追い、再び塞ぎ、左手を動かして、そこへと掌で触れる。浴衣の上からだが、そこは確かに熱を持って反応しているのが解った。
それが嬉しくて、浴衣の裾を探り、中へと手を挿し込んだ時、瑞樹の頭に衝撃が走った。
「痛っ!?」
「場所を考えろ、馬鹿!!」
額を押さえて涙目になる瑞樹に、優士も片手で額を押さえながら怒鳴る。
押しても駄目なら引いてみな。ならぬ、手で身体を押して駄目なら、と、優士は瑞樹に頭突きをかましたのだった。
「ば、ばしょって…」
今、そう云う雰囲気だったよな? と、軽く唇を尖らす瑞樹の胸に、優士が人差し指を突き付ける。
「僕は、お前以外にそう言う声を聞かれたくは無い。お前は聞かせたいのか?」
首を傾げ、覗き込む様に言われて、瑞樹は白旗を揚げた。
「お、お…それは嫌だ…」
赤く潤んだ目が可愛いな、と、自分も同じ目をしながら瑞樹は思った。
「…帰ってからだ…良いな?」
「お、あ、うん」
「風呂も一緒に入るからな」
「お、おう…」
おかしいな? と、瑞樹は思った。主導権は自分にあった筈なのに? と。何時の間にか逆転してないか? と。
「とにかく。まだ明日からの事もある。寝るぞ」
「お、おお…」
しっしっと、布団の上から退く様に手を振られて、大人しく退けば、優士はさっさと横になって布団を被ってしまった。
「…えっと…」
そんな逃げる様にしなくても、とポリポリと頭を掻いていたら、優士が布団を捲った。
「…何をしている…来い…冷えるだろ…」
顔を背けて、ボソボソと話す優士の声には少量の金平糖が滲んでいて、瑞樹はふはっと笑ってから、その隣に潜り込んで身体を寄せた。布団が被せられて、瑞樹は身体を横向きにして優士の肩に手を伸ばした。
「何だ?」
「こっち向けよ」
肩に置いた手に力を入れて自分の方に向かせようとする瑞樹に逆らわずに、優士は身体の向きを変える。同じ横向きになった時、肩にあった瑞樹の手は背中へと回され、もう一方の手は枕と首の下へと入り込み、後頭部へと回されて、そのまま抱き寄せられた。
「瑞樹?」
「ん、湯たんぽ」
「…おい」
「や、小さい時さ、こうやって母さんに抱き締められて寝たなあって…あったかくてさ、落ち着くだろ?」
暖かいのは認める。認めるが、落ち着くかどうかは…謎だ。と、優士は眉を寄せる。
今日はランタンの灯りを消していないから、自分の顔の赤さが解ってしまう。いや、こう密着していては解らないか。だが、心臓の音が聞こえてしまうのでは? と、耳に響く鼓動を聴きながら優士は思った。
「…まだ、さ…全部…雪緒さんが言う様に…笑顔じゃないけど…だいぶ笑顔になったんだ…」
「…瑞樹…」
頭の上から降り注ぐ瑞樹の声はとても静かだった。
瑞樹が語るのは、高梨の家に招かれた時に雪緒が言った言葉だ。
――――――――思い出すのは、記憶に残すのは、笑顔のお母様にしましょう?
――――――――ここがぽかぽかとして来ますから。
優しく穏やかに笑う雪緒の姿が優士の脳裏に浮かぶ。
「…ぽかぽか…してるのか…?」
自然と出た言葉に、らしくないと思ったが。
「…今も、ぽかぽかしてる」
ふっと笑ったのだろう。頭に微かな風を感じて優士も口元を緩める。
「…そうだな…」
太腿の辺りに置いていた手を動かし、瑞樹の胸元を軽く掴んで、そこに深く顔を寄せて優士は『おやすみ』と呟いて目を閉じた。
◇
「ひぃんっ!!」
と云う、星の情けない叫び声が建物内に響いたのは、冬の空が白み始めた頃だった。
名前を呼んで、優士がそっと瑞樹の頭に手を乗せる。そして、ゆっくりと撫で始める。洗った髪はとうに乾いていて、指の隙間から一本、また一本とすり抜けて行く。
「…何度でも言うが…僕は、ずっと瑞樹を見て来たし、ずっと瑞樹が好きだ。それは、これからも変わらない。呆れる事はあると思うが、嫌いになる事なんてないと断言出来る。…どれだけ待ったと思うんだ」
寂しさと優しさが混じった様な優士の声に、瑞樹はやっと俯いていた顔を上げた。
その拍子に瑞樹の頭を撫でていた優士の手が、そっと離れて行く。
「…優士…」
目の前には、やはり塩の中にも寂しそうな表情の優士の顔があった。
そうだ。母を亡くしたあの日から、優士はずっと待っていてくれた。呆れた事もあったろう。辛い思いをさせただろう。それでも、ずっと傍に居てくれた。
「…ん…そうだよな」
何度、呆れられる様な事があっても、優士はきっと傍に居てくれる。自分だって、そうだ。真面目過ぎて、おかしな方へ向かったりもするが、その向かう先には自分が居る。そう思えば、胸が擽ったくて、掻き毟りたくなって来る。この想いを恥ずかしがらずに伝えれば、優士に寂しい思いをさせずに済んだのだろうか。けど、言葉にするには、やはり恥ずかしくて。照れ臭くて。何かが足りない気がして。
「…ああ、そっか…」
眉を下げて瑞樹がへにゃりと笑えば、優士が軽く首を傾げた。
「瑞樹?」
自分の言葉に安堵したのだろうか、それにしては何かが違う様な気がすると思った時、優士の両頬に瑞樹の手が伸びて来て、優しく包み込んだ。
「…ごめんな、痛かったよな」
咄嗟に拳を出して、慌てて勢いを止める努力はしたが、繰り出した拳はそう簡単に止まる筈も無い。
伏し目がちに言って、殴った頬を撫でる瑞樹に優士も目を伏せて軽く自嘲気味に笑う。
「いや、僕も悪かった。瑞樹の気持ちも考えずに焦り過ぎた。…初めての時だって、そうだ…」
もう少し時間を掛ければ良かったのだ。いや、十分掛けたかも知れないが。二人の時間はもう少し緩やかな物が良いのだ。
「…うん。けどさ…」
ゆっくりと頬を撫でていた手を止めて、優士と目を合わせて瑞樹は曇りなく笑う。
「…傍に居るだけでも…言葉だけでも足りないもんな…だから、さ…」
きっと、これは照れ隠しなのかも知れない。
上手く言葉に出来ないから。それでも、今の気持ちを伝えるには、これしかないような気がして、瑞樹は優士の唇に自分のそれを重ねた。
そっと、ふにっと軽く重ねてから唇を離して、囁く様に声を出す。
「…口、開けて…」
触れれば、それだけでは足りなくて。
もっと、もっと深くと。
何故だか滲む視界で優士を見れば、そっと瞼を落として唇を開くのが見えた。
心臓がドキドキと煩くて、耳が壊れそうな気がする。何時だって、ドキドキと落ち着かなかったけれど、今はそれ以上だ。
もう一度唇を重ねて、恐る恐ると舌を伸ばして優士のそれに触れれば、可愛らしく小さくピクリと震えた。
(…可愛い…)
両手で包んだ頬も、小さく震えていて、何故だか可笑しくなって来る。
(これが、あの優士か?)
あの、初めての時、あんなに強引に導いたくせに。と思いながら、舌を絡めて行く。目を細め、鼻から息を抜く。
頬を包んでいた手は、左手は優士の背中を、もう片方の手は後頭部へと回し、もっともっと奥深くを知りたいと、知らず引き寄せていた。
(…嬉しい…熱い…幸せだ…)
ただ、それだけが瑞樹の頭の中を巡る。
目を閉じれば、ピチャピチャとした音が鼓膜に響く。絡め合い、求め合い、溢れて来る唾液を注いで。背中に置いた手を、そろりと下方へとおろして行けば、優士の身体は更に震えた。腰を撫で、臀部を撫で、正座で揃えられたままの腿をするりと撫で、その先へと進んで行く。
「…っ…み、ず…っ…!」
優士が慌てて、両手を瑞樹の胸に置き、距離を取ろうとする。
「…嫌だ…触りたい…」
離れて行った優士の唇を追い、再び塞ぎ、左手を動かして、そこへと掌で触れる。浴衣の上からだが、そこは確かに熱を持って反応しているのが解った。
それが嬉しくて、浴衣の裾を探り、中へと手を挿し込んだ時、瑞樹の頭に衝撃が走った。
「痛っ!?」
「場所を考えろ、馬鹿!!」
額を押さえて涙目になる瑞樹に、優士も片手で額を押さえながら怒鳴る。
押しても駄目なら引いてみな。ならぬ、手で身体を押して駄目なら、と、優士は瑞樹に頭突きをかましたのだった。
「ば、ばしょって…」
今、そう云う雰囲気だったよな? と、軽く唇を尖らす瑞樹の胸に、優士が人差し指を突き付ける。
「僕は、お前以外にそう言う声を聞かれたくは無い。お前は聞かせたいのか?」
首を傾げ、覗き込む様に言われて、瑞樹は白旗を揚げた。
「お、お…それは嫌だ…」
赤く潤んだ目が可愛いな、と、自分も同じ目をしながら瑞樹は思った。
「…帰ってからだ…良いな?」
「お、あ、うん」
「風呂も一緒に入るからな」
「お、おう…」
おかしいな? と、瑞樹は思った。主導権は自分にあった筈なのに? と。何時の間にか逆転してないか? と。
「とにかく。まだ明日からの事もある。寝るぞ」
「お、おお…」
しっしっと、布団の上から退く様に手を振られて、大人しく退けば、優士はさっさと横になって布団を被ってしまった。
「…えっと…」
そんな逃げる様にしなくても、とポリポリと頭を掻いていたら、優士が布団を捲った。
「…何をしている…来い…冷えるだろ…」
顔を背けて、ボソボソと話す優士の声には少量の金平糖が滲んでいて、瑞樹はふはっと笑ってから、その隣に潜り込んで身体を寄せた。布団が被せられて、瑞樹は身体を横向きにして優士の肩に手を伸ばした。
「何だ?」
「こっち向けよ」
肩に置いた手に力を入れて自分の方に向かせようとする瑞樹に逆らわずに、優士は身体の向きを変える。同じ横向きになった時、肩にあった瑞樹の手は背中へと回され、もう一方の手は枕と首の下へと入り込み、後頭部へと回されて、そのまま抱き寄せられた。
「瑞樹?」
「ん、湯たんぽ」
「…おい」
「や、小さい時さ、こうやって母さんに抱き締められて寝たなあって…あったかくてさ、落ち着くだろ?」
暖かいのは認める。認めるが、落ち着くかどうかは…謎だ。と、優士は眉を寄せる。
今日はランタンの灯りを消していないから、自分の顔の赤さが解ってしまう。いや、こう密着していては解らないか。だが、心臓の音が聞こえてしまうのでは? と、耳に響く鼓動を聴きながら優士は思った。
「…まだ、さ…全部…雪緒さんが言う様に…笑顔じゃないけど…だいぶ笑顔になったんだ…」
「…瑞樹…」
頭の上から降り注ぐ瑞樹の声はとても静かだった。
瑞樹が語るのは、高梨の家に招かれた時に雪緒が言った言葉だ。
――――――――思い出すのは、記憶に残すのは、笑顔のお母様にしましょう?
――――――――ここがぽかぽかとして来ますから。
優しく穏やかに笑う雪緒の姿が優士の脳裏に浮かぶ。
「…ぽかぽか…してるのか…?」
自然と出た言葉に、らしくないと思ったが。
「…今も、ぽかぽかしてる」
ふっと笑ったのだろう。頭に微かな風を感じて優士も口元を緩める。
「…そうだな…」
太腿の辺りに置いていた手を動かし、瑞樹の胸元を軽く掴んで、そこに深く顔を寄せて優士は『おやすみ』と呟いて目を閉じた。
◇
「ひぃんっ!!」
と云う、星の情けない叫び声が建物内に響いたのは、冬の空が白み始めた頃だった。
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