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夏は星狩りの季節
列を以て中罰を用いよ、理路整然。公明正大。刑罰のかなめ。
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士匄は、欲も何もかもが消え、いいようのない、怒りと不快で心が赤くなった。
「淫祠の乞食女ひとりで、くそ迷惑な!」
士匄は無造作に趙武の首根っこをつかむと、己の真ん前に引きずり出し、押さえつけた。趙武が、驚きすぎて、ぽかんとした顔で、固まる。元々、饕餮の圧力に抵抗するだけで精一杯であるところに、士匄の狼藉である。処理が全く追いついていない。
「……孟は一子、則ち長男、祖の全てを継ぎ祀りを繋げるもの、八卦にて震、その性状は動」
水底から響くような声が、士匄の口から紡がれていく。趙武の足から流れる血を、指にすりつけ、士匄は己の唇に塗った。
「この場、北の山々、我が国より北東の方々がお越しになられ、前に坎、後ろに艮あり我ら小さき者として蹇を以て承り、饗応とさせていただいておりまする。しかし、我が国は西、西南に利あるもの。北の方々の流儀を続けることあたわず、大きな獣の道は無知にて分からず、小さき人の道にあるもの。――獣に礼なし、法なし、進む先なし、則ち蹇とは我らにとっては動けぬ難。お引き取りの儀行うべく、趙氏長男の足を贄としよう」
士匄の言上に、趙武は一気に蒼白となった。士匄の銅剣で足を斬られる、と起き上がろうとしたが、その頭を床に押しつけられる。
「趙は歩み遅けれど、越えていくもの。小さきものであるが、動くもの。孟とは始めであり、かしらであり、公を司る。公用て隼を高墉の上に射る。これを獲て、利あらざるなし。これすなわち解。公はこちら、隼はそちら。趙孟が贄はあなたがたには相応しくなく、我らのものである。恐れ入りたてまつる、我が家に蹇は要らず、解が要」
押さえつけていた趙武がおとなしくなった。彼は士匄が害せぬと気づいたようであった。士匄はようやく、姿勢を正しいものとし、息を吸って吐いた。前座だけでとんでもなく、しんどい。
二首山神が顕現したときの加護はギリギリ効いている。しかし、本体そのものが、もたない。これ以上は引き留められない。儀に則って帰さねば祟りはそちらからも振ってくる。ゆえに、きちんと帰した上で、饕餮の影、たったひとかけらを消さねばならない。そう、冷静に考えながら、士匄の腹の底は憤怒で煮えくりかえっていた。
淫祠の巫女にしても、北山の神にしても、饕餮にしても、この中原――周王朝文明下から見れば、田舎ものであり、夷でもあり、陰であり、境界の向こうにいる敵である。それが、北に座し南面するは、不遜ではないか。
――身分不相応というものだ
士匄は、言上の最中で無ければ、そう吐き捨てたであろう。
おおよそ、君主は北を背に南を見る。臣は南からやってきて拝謁する。腹立たしいことに、士匄たちは臣の位置にて出迎えるはめになっており、分が悪い。しかし、はいそうですか、と饕餮を君主と仮託し、儀を行うことなどできぬ。陽を食い尽くすようなものが、陽に向かう場所にいることが間違いである。つまり、天地陰陽の法を犯している。
「改めて名乗りを上げる。この場を任されている匄、士氏の嗣子と申す。祖は堯の同族、祁姓陶唐氏である。堯帝は明君にて賢人舜帝を見いだされ、位を譲られた。ゆえに謙譲、公平を尊び、法と礼を以て堯よりの教えを守るものである」
そもそも、四凶なんぞ、堯帝に仕えた舜が罪状に従って世界の果てに流罪としたのではないか。未だ、舜は臣であった。
縉雲氏といえば、西方の駐屯軍程度であったろうが、ガキ一人を御しえず国に世話してもらうような氏族。その節度の無い欲しがりの駄々っ子が、何を上から偉そうに見てやがる。饕餮の凄まじい陰気と圧迫、欲望への誘いも、呼びつけられた山神の威圧さえも、士匄は矜持と意地と怒りでねじ伏せ歯を食いしばる。
士匄は粘りも無く根性も無く、守勢にまわればすぐに腰が砕ける男である。しかし、攻勢に出れば、勝つまで殴り続ける男であった。
彼は、怒りのあまり、饕餮に攻撃をしかけているのである。正気の沙汰ではない。
「我が祖、堯の命により、舜、臣として四門に賓し」
手元に置いていた銅剣を手で弾いて遠ざける。賢人を呼び集めるなら、武はいらぬ。
「四凶の族を流し、諸を四裔に投じて以て魑魅を御がしむ」
法の下に罪人は全て世の果てへ流し、害を防ぐべし。
饕餮がこの程度でひるむか。むろん、ひるむことなどなく、陰気を深めながら己の欲しいままに貪ろうと音も無く吼えた。実体でない異形は声も出せぬらしい。が、その圧は凄まじく、骨が軋み折れそうな重さが襲った。
「くあああああああああああっ」
趙武が身を丸め、床を掻きむしりながら叫んだ。根性のある彼は、甘美の夢想にも自傷の欲求にも耐えながら、気が狂わんばかりに咆吼をあげている。贄の場所から逃げださぬのは上出来だ、と士匄は内心褒めながら言上を続けた。
「蹇とは難なり。物もって難に終るべからず。故にこれを受くるに解をもってす。而の拇を解く。朋至りて斯に孚あり」
良からぬものとの交友を断てば良き友の信頼を得る。
北山二首、賢人の大きな顔が幻影の饕餮を越え、士匄へと向かった。蛇の胴がゆったりとうねり、ちらりと鱗が光る。消えかけていた陽気が一瞬だけ戻った。
咎なし、と大音声が響くと、山神は玄天へ勢いよく昇っていく。その大きさをもってしても見えぬ彼方へ消えたとき、陰気の闇を分け入るように、陽光と共に天にある全ての光が降り注がれた。月、そして満天の冬の星である。山神として、饗応に預かったと、返礼の恵みであった。
「我が儀を礼を、恵の礼を以てお返しいただくこと、わたしの喜びといたす。我らもはや睽あらず、氏族国人乖かず、蹇は要らず。動けぬ蹇はただ解くのみ。おおいなる主がお帰りになった以上、お客でなければお引き取りを。この場に留まるは法を侵す咎人なり。堯の一族、舜の主として、礼無き者を見ばこれを誅す。いにしえより法を破るは賊、賊を匿うは蔵、財を盗むは盗、国の財を盗むは姦、その全て行うものを大凶徳と申し、汝ら咎人を指す」
饕餮のもたらす陰が空を暗く覆い、山神の置き土産の陽が日と月と星の光を瞬かせる。この、狂気じみた空間が保たれているのは、士氏の巫覡が察し、支えているのであろう。
「大凶徳、常に刑ありて許すこと無し、九刑にありて我ら忘れず」
九刑はこの中原、周の刑法であるが、概念は堯帝まで遡る。士匄に巫覡の技は無い。しかし、言葉には力がある。堯帝という饕餮の上位者、周という天命降りた統治者の言霊は、皐の踊りを止めた。足がもつれ、腕が空を掻き、どお、と倒れる。この巫女はいじらしくも立ち上がろうとするが、手足に枷でもつけられたように動けず、おああっと吼えた。
「こ、の! あんたなんかにぃ!」
皐という女――少女にも近い、この巫女は、士匄がなぜ邪魔をするかなどわからぬ。ただ、権威権力を以て皐の善意を貶め踏みつぶし、義務を蔑み鼻で笑っているのだ、と怒り憎んだ。出会った時、荀偃がはにかんだ微笑で、快く食べたいと望んだ。夢に見た貴人は、巫覡にとって主に等しい。言祝ぎ、吉兆をもたらさねばならぬ。皐の方法は、欲を満たしてやるという一点に特化していた。人は欲のまま生きるものである。生き抜くためには、他者を貪りつくして一人立つしか無い。
確かに、士匄の皐を見る目は、侮蔑そのものであった。彼女の言葉ひとつも、尊ぶに値せぬと思ってもいた。
が、ことここにあたって、そのようなことを思うことも考えることも、士匄はしなかった。それどころではないからである。この場にいるのは、士氏という法と礼を尊ぶ家の嗣子と、法を犯した礼知らぬ咎人のみである。法に侮蔑も憤怒も憎悪も邪魔であった。情を越え理の先に礼がある。
「負い且つ乗る、寇の至るを致す。貞しくとも吝」
能も無いのに高位につくは姦をひきよせるのみ、その心正しくとも分不相応は羞じよ。
ぐふ、と腹でも踏みつけられたかのような声をあげたあと、皐がゲホゲホと嘔吐した。狍鴞があえぐように倒れ、痙攣している。皐が狍鴞を御せなくなっているのだ。そして、饕餮は狍鴞と繋がっている。
「ぎゃあああああああああああああっ」
皐が激痛に悲鳴をあげた。饕餮の欠片は、最初の餌である皐の指をまた食い始めたのである。ちまちまと食われ続け、末端の敏感な神経ごと削られていく。第一関節まですりつぶされたとき、皐の絶叫は天に鳴り響いた。場を覆う饕餮の圧力が皐へと傾く。趙武が少し息をついていた。彼のすぐ隣で見守っていた男は影となり、瘴気に戻って霧散する。士匄は静かに息を整え口を開こうとした。そのわきを、羊が、駆けていった。
人面の羊は皐に近づくにつれ、人となった。やせこけた骨と皮ばかりの男が、皐の傍で座り込み、かかえ上げて抱きしめる。――荀偃であった。
「淫祠の乞食女ひとりで、くそ迷惑な!」
士匄は無造作に趙武の首根っこをつかむと、己の真ん前に引きずり出し、押さえつけた。趙武が、驚きすぎて、ぽかんとした顔で、固まる。元々、饕餮の圧力に抵抗するだけで精一杯であるところに、士匄の狼藉である。処理が全く追いついていない。
「……孟は一子、則ち長男、祖の全てを継ぎ祀りを繋げるもの、八卦にて震、その性状は動」
水底から響くような声が、士匄の口から紡がれていく。趙武の足から流れる血を、指にすりつけ、士匄は己の唇に塗った。
「この場、北の山々、我が国より北東の方々がお越しになられ、前に坎、後ろに艮あり我ら小さき者として蹇を以て承り、饗応とさせていただいておりまする。しかし、我が国は西、西南に利あるもの。北の方々の流儀を続けることあたわず、大きな獣の道は無知にて分からず、小さき人の道にあるもの。――獣に礼なし、法なし、進む先なし、則ち蹇とは我らにとっては動けぬ難。お引き取りの儀行うべく、趙氏長男の足を贄としよう」
士匄の言上に、趙武は一気に蒼白となった。士匄の銅剣で足を斬られる、と起き上がろうとしたが、その頭を床に押しつけられる。
「趙は歩み遅けれど、越えていくもの。小さきものであるが、動くもの。孟とは始めであり、かしらであり、公を司る。公用て隼を高墉の上に射る。これを獲て、利あらざるなし。これすなわち解。公はこちら、隼はそちら。趙孟が贄はあなたがたには相応しくなく、我らのものである。恐れ入りたてまつる、我が家に蹇は要らず、解が要」
押さえつけていた趙武がおとなしくなった。彼は士匄が害せぬと気づいたようであった。士匄はようやく、姿勢を正しいものとし、息を吸って吐いた。前座だけでとんでもなく、しんどい。
二首山神が顕現したときの加護はギリギリ効いている。しかし、本体そのものが、もたない。これ以上は引き留められない。儀に則って帰さねば祟りはそちらからも振ってくる。ゆえに、きちんと帰した上で、饕餮の影、たったひとかけらを消さねばならない。そう、冷静に考えながら、士匄の腹の底は憤怒で煮えくりかえっていた。
淫祠の巫女にしても、北山の神にしても、饕餮にしても、この中原――周王朝文明下から見れば、田舎ものであり、夷でもあり、陰であり、境界の向こうにいる敵である。それが、北に座し南面するは、不遜ではないか。
――身分不相応というものだ
士匄は、言上の最中で無ければ、そう吐き捨てたであろう。
おおよそ、君主は北を背に南を見る。臣は南からやってきて拝謁する。腹立たしいことに、士匄たちは臣の位置にて出迎えるはめになっており、分が悪い。しかし、はいそうですか、と饕餮を君主と仮託し、儀を行うことなどできぬ。陽を食い尽くすようなものが、陽に向かう場所にいることが間違いである。つまり、天地陰陽の法を犯している。
「改めて名乗りを上げる。この場を任されている匄、士氏の嗣子と申す。祖は堯の同族、祁姓陶唐氏である。堯帝は明君にて賢人舜帝を見いだされ、位を譲られた。ゆえに謙譲、公平を尊び、法と礼を以て堯よりの教えを守るものである」
そもそも、四凶なんぞ、堯帝に仕えた舜が罪状に従って世界の果てに流罪としたのではないか。未だ、舜は臣であった。
縉雲氏といえば、西方の駐屯軍程度であったろうが、ガキ一人を御しえず国に世話してもらうような氏族。その節度の無い欲しがりの駄々っ子が、何を上から偉そうに見てやがる。饕餮の凄まじい陰気と圧迫、欲望への誘いも、呼びつけられた山神の威圧さえも、士匄は矜持と意地と怒りでねじ伏せ歯を食いしばる。
士匄は粘りも無く根性も無く、守勢にまわればすぐに腰が砕ける男である。しかし、攻勢に出れば、勝つまで殴り続ける男であった。
彼は、怒りのあまり、饕餮に攻撃をしかけているのである。正気の沙汰ではない。
「我が祖、堯の命により、舜、臣として四門に賓し」
手元に置いていた銅剣を手で弾いて遠ざける。賢人を呼び集めるなら、武はいらぬ。
「四凶の族を流し、諸を四裔に投じて以て魑魅を御がしむ」
法の下に罪人は全て世の果てへ流し、害を防ぐべし。
饕餮がこの程度でひるむか。むろん、ひるむことなどなく、陰気を深めながら己の欲しいままに貪ろうと音も無く吼えた。実体でない異形は声も出せぬらしい。が、その圧は凄まじく、骨が軋み折れそうな重さが襲った。
「くあああああああああああっ」
趙武が身を丸め、床を掻きむしりながら叫んだ。根性のある彼は、甘美の夢想にも自傷の欲求にも耐えながら、気が狂わんばかりに咆吼をあげている。贄の場所から逃げださぬのは上出来だ、と士匄は内心褒めながら言上を続けた。
「蹇とは難なり。物もって難に終るべからず。故にこれを受くるに解をもってす。而の拇を解く。朋至りて斯に孚あり」
良からぬものとの交友を断てば良き友の信頼を得る。
北山二首、賢人の大きな顔が幻影の饕餮を越え、士匄へと向かった。蛇の胴がゆったりとうねり、ちらりと鱗が光る。消えかけていた陽気が一瞬だけ戻った。
咎なし、と大音声が響くと、山神は玄天へ勢いよく昇っていく。その大きさをもってしても見えぬ彼方へ消えたとき、陰気の闇を分け入るように、陽光と共に天にある全ての光が降り注がれた。月、そして満天の冬の星である。山神として、饗応に預かったと、返礼の恵みであった。
「我が儀を礼を、恵の礼を以てお返しいただくこと、わたしの喜びといたす。我らもはや睽あらず、氏族国人乖かず、蹇は要らず。動けぬ蹇はただ解くのみ。おおいなる主がお帰りになった以上、お客でなければお引き取りを。この場に留まるは法を侵す咎人なり。堯の一族、舜の主として、礼無き者を見ばこれを誅す。いにしえより法を破るは賊、賊を匿うは蔵、財を盗むは盗、国の財を盗むは姦、その全て行うものを大凶徳と申し、汝ら咎人を指す」
饕餮のもたらす陰が空を暗く覆い、山神の置き土産の陽が日と月と星の光を瞬かせる。この、狂気じみた空間が保たれているのは、士氏の巫覡が察し、支えているのであろう。
「大凶徳、常に刑ありて許すこと無し、九刑にありて我ら忘れず」
九刑はこの中原、周の刑法であるが、概念は堯帝まで遡る。士匄に巫覡の技は無い。しかし、言葉には力がある。堯帝という饕餮の上位者、周という天命降りた統治者の言霊は、皐の踊りを止めた。足がもつれ、腕が空を掻き、どお、と倒れる。この巫女はいじらしくも立ち上がろうとするが、手足に枷でもつけられたように動けず、おああっと吼えた。
「こ、の! あんたなんかにぃ!」
皐という女――少女にも近い、この巫女は、士匄がなぜ邪魔をするかなどわからぬ。ただ、権威権力を以て皐の善意を貶め踏みつぶし、義務を蔑み鼻で笑っているのだ、と怒り憎んだ。出会った時、荀偃がはにかんだ微笑で、快く食べたいと望んだ。夢に見た貴人は、巫覡にとって主に等しい。言祝ぎ、吉兆をもたらさねばならぬ。皐の方法は、欲を満たしてやるという一点に特化していた。人は欲のまま生きるものである。生き抜くためには、他者を貪りつくして一人立つしか無い。
確かに、士匄の皐を見る目は、侮蔑そのものであった。彼女の言葉ひとつも、尊ぶに値せぬと思ってもいた。
が、ことここにあたって、そのようなことを思うことも考えることも、士匄はしなかった。それどころではないからである。この場にいるのは、士氏という法と礼を尊ぶ家の嗣子と、法を犯した礼知らぬ咎人のみである。法に侮蔑も憤怒も憎悪も邪魔であった。情を越え理の先に礼がある。
「負い且つ乗る、寇の至るを致す。貞しくとも吝」
能も無いのに高位につくは姦をひきよせるのみ、その心正しくとも分不相応は羞じよ。
ぐふ、と腹でも踏みつけられたかのような声をあげたあと、皐がゲホゲホと嘔吐した。狍鴞があえぐように倒れ、痙攣している。皐が狍鴞を御せなくなっているのだ。そして、饕餮は狍鴞と繋がっている。
「ぎゃあああああああああああああっ」
皐が激痛に悲鳴をあげた。饕餮の欠片は、最初の餌である皐の指をまた食い始めたのである。ちまちまと食われ続け、末端の敏感な神経ごと削られていく。第一関節まですりつぶされたとき、皐の絶叫は天に鳴り響いた。場を覆う饕餮の圧力が皐へと傾く。趙武が少し息をついていた。彼のすぐ隣で見守っていた男は影となり、瘴気に戻って霧散する。士匄は静かに息を整え口を開こうとした。そのわきを、羊が、駆けていった。
人面の羊は皐に近づくにつれ、人となった。やせこけた骨と皮ばかりの男が、皐の傍で座り込み、かかえ上げて抱きしめる。――荀偃であった。
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