俺は普通の高校生なので、

雨ノ千雨

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1章 魔法少女とは出逢わない

1章53 Water finds its worst level ⑰

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『――わっ⁉ な、なに? 急におっきぃ声ださないでよ!』


 会話の途中で突然目を閉じて黙ったと思ったら、これまた急にカッと目を見開いた不審な男に希咲は驚く。

 弥堂は彼女へ冷たく鋭い眼差しを向けた。


「見つけたぞ、希咲 七海……。お前を倒すたった一つの手段を……」

『まだ諦めてないの? 言っとくけど何してもムダだから』

「それはやってみなければわからんだろう」

『や。そういう意味じゃなくって、何を思いついたか知らんけど、何をしようとしても許すわけないじゃん。大体エッチじゃないセクハラなんてないんだから、何を持ってきてもダメって言うし』

「貴様……、そうか……、そういうことか……っ」


 ここにきて弥堂は希咲の思惑に気が付く。


 虚言や脅迫を駆使して彼女がセクハラを受け入れざるをえないように追い込んだつもりだった。

 困惑・困窮した彼女が混乱の内にそれを呑んでしまったと、そう思っていた。

 しかし実際は逆だった。


 ギリッと弥堂は歯噛みする。

 この女は元々何を要求されても突っぱねるつもりだったのだ。


 セクハラを受け入れはするが、ただし細かく規定・規制されたルールを通ったもののみが許可される。

 彼女の出したそんな条件は、苦し紛れに絞り出した悪足掻きに過ぎないと、そう侮っていた。


 本来であれば弥堂には彼女のそんな条件を呑む理由はない。

 しかし授業開始までの残り時間が少なくなってきたこともあり、時間効率を優先し、妥協してその条件を受け入れたのだ。


 その結果、うまく彼女をハメてやったと思っていたら、状況を上手く利用して逆に彼女に遣りこめられていたのだった。最初からこうして時間切れを狙う腹づもりだったに違いない。


 そのことにようやく気付いた。


 強い屈辱と敵への畏敬を感じたことで震えそうになる身体を、より強く拳を握りしめることで抑え込む。


「やってくれたな……、見事にハメられたということか」
『なにが? てか、思うんだけどさ。いっつもあんたの頭の中では何が起こってるわけ? 毎回自分で勝手に沼ってない?』

「そうやって惚けていればいい。事実がどうであれ、この一戦に勝てばそれで終わりだ」
『あたし受けるなんてゆってないんだけど。つか、『これはどう?』とかってセクハラチャレンジしてくんのももう禁止ね』

「逃げるのか?」
『や。だってさ、質問してくる感じでエッチなこと言ったり言わせようとしたじゃん? それってもう完全にセクハラじゃんか』

「詭弁だ」
『詭弁じゃねーし。もうっ……、しょうがないからあと一回だけ付き合ったげるけど、それでもう満足してよ? いい? わかった?』


 まるで子供に言い聞かせるような口調で諭される。

 その余裕たっぷりの態度に弥堂の戦意は尚更漲った。


『……なんかさ、すんごいムキになっちゃってるみたいだけどさ。あんたさ、そもそも何のためにこんなことしてるのかとかって、ちゃんと覚えてるわけ?』

「当然だ。お前をヘコませて泣かせて俺より嫌な気持ちにさせるためだ」

『……完っ全っにっ、見失ってんじゃねーかばかやろー』


 強い失望と侮蔑の色で染まったジト目を向けられるが、それで弥堂が怯むことはない。

 見下され侮られ格上に挑むのがそのまま弥堂 優輝という人間の半生だ。

 その中で危険に心臓を晒しながら勝ちを拾ってきたのがここまでの道のりだった。

 弥堂の戦闘技術とはある種それに特化したものだとも謂えるかもしれない。

 圧倒的に不利な中で、圧倒的な格上が相手でも、一対一の状況に限れば常に勝ちの可能性を残せる。


 そのように彼我の戦力を評価していると、希咲の映った画面の奥から別の人物の声が聴こえてくる。


『――オイ七海ィ、なにオレの許可なく他の男と通話してんだよ? そんなことしてねェでとっととベッドに戻れよ? 昨夜の続きをしてやんよ』


 スマホのスピーカーから聴こえた、どこか演技がかったようなネットリとしたイケボに周囲は騒めいた。


「――お、おい……! 今の紅月じゃねえよな?」
「あ、あぁ……、確かに違うヤツの声だったぜ……」
「う、浮気か……?」

「いや、そうとは限らねえ……」
「乱交ってセンもあるな……」
「……そういや、シャワーとかって言ってたよな……?」

「……ヤったか?」
「……ヤったな」
「間違いねェ。ヤってそのまま寝たから起きてすぐにシャワーってことか……」


 男子たちは顔を見合わせて、画面の向こうの見えない夜の出来事を想像しゴクリと喉を鳴らす。


「さすがギャルだな」
「あぁ、ハンパねェ」
「く、くそ……っ、お世話になるぜ……」


 思春期の少年たちの好奇心が擽られ、膨らんだ妄想が不確定な事実を誤解として膨らませ、ついでに彼らの身体の特定の部位も膨らませ若干前屈みになる。

 そしてそんな彼らの会話を聞いた周囲の他の者たちへも誤解を膨らませていく。


 不憫にも七海ちゃんは自らの与り知らぬところでビッチギャルとしての格を上げてしまっていた。



 そしてそんな彼女のコンテンツ力は、エロガキ男子だけはなく思春期の少女たちの心も惑わせていた。


「はわわわ……っ⁉ イケボだ! イケボだよマホマホっ! マホマホの大好物のイケボだよ!」
「そうだね。女の子が造ったイケボだね」

「今の声っ、紅月くんじゃなかったよね⁉ もしかして蛭子くん……⁉」
「いや、口調だけは蛭子くんっぽかったけど、あの声は女の子だってば」

「流石マホマホ。イケボソムリエなんだよ」
「やめてよ。私にまで変な属性つけるの。私は普通のまま無事に卒業するのが目標なの」

「それよりも、これって浮気かな? 七海ちゃんったら紅月くんとの旅行中に同じ場所で浮気だなんてダイタンなんだよ……!」
「だから女の子の声だって」

「いつから女の子は浮気相手にならないと錯覚していた……?」
「えっ……⁉」

「浮気にも多様性が認められるべきだよ……」
「えぇ? でも一緒に居るのっていつものメンバーでしょ?」

「紅月ハーレムじゃなくって、七海ハーレムだったのかもしれないよ!」
「う~ん……、喋らないからあんまり声聴いたことないけどキャラ的に天津さんはあんなこと言わないだろうし、大人しい望莱ちゃんも違うだろうしなぁ……」

「そしたらマリア様だよっ!」
「でもでも、マリアさんって何喋ってもお嬢様言葉になっちゃうじゃん?」


 教科書の朗読でも、問題文の読み上げでも、マリア=リィーゼ様がやると何故か全てがお嬢様言葉に翻訳されてしまう。

 そんな授業中の光景を思い出して日下部さんは否定した。


「ってことは新キャラ⁉ オレ様系王子様なヅカ様⁉」
「そう言われると、その役は天津さんにやって欲しいかもっ」


 なんにせよ、そうして女子の方でもキャーキャーと誤解が広まっていく。


 スマホの画面から見聞き出来る、自身についてのあらぬ誤解が拡散されていくそんな光景に希咲はうんざりとした。

 とはいえ、そういった出来事には慣れているため、特に騒ぐこともなくただ胡乱な瞳になるだけだ。


『……もう、また新しい誤解解いてまわんなきゃ……。帰ったらやること増えちゃったじゃんっ』


 軽い八つ当たりで通話相手をジトっと睨んでみると、その彼は何故か若干追いつめられたかのように戦慄していた。


「――くっ……。ここで増援だと……っ⁉」

『違うし。てゆーか……ふふっ』


 バッサリと否定するために呆れたような表情を作った希咲だったが、思わずといった風に笑みを漏らす。


「……なにがおかしい?」
『あん、怒んないでってば。バカにしたんじゃないの』

「じゃあなんだ」
『や。あんただけさ、みんなと違う驚きかたしてたから。なんかうけるって思って』

「……それだけか?」
『え? うん、そんだけ。ふふふ……、おかし』

「…………」


 緊張感など皆無でまるで談笑をするように朗らかに笑う。そんな少女へ今度は弥堂が胡乱な眼になる。


 弥堂の記憶が正しければ、現在彼女は自分と対決中のはずだ。

 それをもう何もかもが終わった後かのように気の抜けた態度をとられ、ひどく屈辱を感じた。


 最早何をどうしても自身が性的に脅かされることはないと安心しているのもあるが、既にこの遊びに飽きてしまった七海ちゃんはすっかりと穏やかモードだ。

 切り替えの早い彼女は怒りっぽくもあるが、その怒りが醒めるのも早いのだ。


『……ふふっ。つか、ゴメン。ちと待ってね』
「あ?」


 コロコロと笑いながら彼女は弥堂へ断りを入れてから横を向く。


『――ちょっと! みらい! 大人しくしててってゆったでしょ! せっかくこっちのトラブル終わったんだからヘンなチャチャ入れないでっ。あんたが出てくるとややこしくなるんだから!』


 画面の外の人物へ向けた言葉だ。


 希咲の言ったとおり、通話を始める前に邪魔をせずに大人しくしているよう命じられていたみらいさんだったが、何やらずっとエッチなやりとりをしている希咲に辛抱堪らなくなりちょっかいをかけてきたのだった。


 そんな落ち着きのない妹分を叱りつけ、それから希咲はまたこちらを向く。


『――ん、ゴメン。終わったー。てか、なんだったっけ?』


「……セクハラ勝負だ。まだ終わってなどいない」

『あー……、はいはいはい。わかったわよ。じゃあ早く終わらせてよね。あたしお昼の準備しなきゃなんだから。てか、なによセクハラ勝負って。バッカじゃないの?』

「…………」


 もうすっかりオフモードになってしまった希咲さんを咎めるような眼で見た弥堂だったが、彼自身も『もういいんじゃないか?』という気持ちがないわけでもない。

 しかし、やると決めた以上はやらなければならないし、ここで止めたら彼女の空気に感化されたようで癪に障るので、弥堂はこのまま谷底に落ちるまで足を止めないことを決める。


「お望み通り終わらせてやる。お前を地獄に叩き落してな」

『もうとっくに地獄なんだけど。ちょっとあたしの立場になってどんな目に遭わされてるか考えてみなさいよ。人の気持ちをわかるようになる練習だと思って』

「挑発にはのらんぞ。最早ここまでくれば最後の一手を打つだけだ」

『や。煽りとかじゃなくって結構マジなんだけど。ほら、うちの妹が保育園いってるじゃん? 人の気持ちがわかる子になるようにって、そういうのやってるらしいのよ。あたしそれ聞いてさ、あんたもそこらへんからやり直せばワンチャンちょっとマトモになるかもーって思ったの』

「不要だ。人の気持ちだと? 寝て起きたらコロッと変わるようなものをいちいち考えても無駄だ。手間暇かけて探るのではなく、こちらの望んだ精神状態になるよう操ればいい」

『……どうやって?』

「簡単だ。殴ればいい。どんな人間でも殴られれば悲しくなるだろう? 怒る奴も中にはいるだろうが、それはまだ余裕があるだけだ。悲しくなるまで殴ればそれで済む。悲しくなった人間はもうこれ以上悲しくなりたくないと考え、こちらの要求に従うようになる」

『ほらー。やっぱ絶対必要じゃん。あんたそのまんま卒業したらヤクザ屋さん一直線よ?』

「ほざけ。あるかどうかもわからない将来のことなどどうでもいい。それよりも今、この場で、俺はお前が悲しくなるまでセクハラをして、お前が俺の言うことを聞くようになったらお前は悲しい気持ちになったんだなと、お前の気持ちを理解してやる」

『頭おかしいことゆーな。コワイし。つか、ややこしいこと言ってるけど、それってただのDVクソヤローじゃん』

「うるさい黙れ。これ以上の問答は無用だ」


 大の男に向かって幼児教育を薦めるなどという侮辱をしてきた上、呆れたような目まで向けてくる彼女の挑発を弥堂は切って捨てた。


 希咲の方もそんな弥堂の様子に『まぁ、今日すぐにはムリか』と一旦諦める。

 しかし自身の親友のことを慮り、チャンスがあればこのクズ男を再教育して少しは真人間に近づけることをヒッソリと胸に秘め、切り替えをした。


『んで? 今度はどうすんの? どうせまた頭おかしいことかヘンタイなこと言うんでしょ? 頑張って色々考えたってムダなんだから』

「ふん、困窮すればすぐに奇策に走る。そんな愚かしいことはない」

『や。“策”ってゆーか、あんたってデフォで愚かだし、やることなすこと何でも“奇”じゃん?』

「何を言っているかわからんが、状況を一撃で引っ繰り返すような、そんな問答無用な必殺技など存在しない。重要なのは基礎だ」

『なんかそれっぽいこと言うじゃん?』

「師の言葉だ。彼女の教えが俺をこの戦場まで――お前の前まで連れて来た」

『お、でたな、エルフィちゃん』

「……“ちゃん”はやめろ」

『ねーねー、そんな物騒な話よりさ……って、ゴメン、なんでもない』

「……? なんだ?」

『んーん。いい。今度聞く』

「貴様にその今度はない」


 元カノエピソードならそんな血なまぐさい話よりも、もっとラブラブな話が聞きたいと。

 そう言いかけて七海ちゃんは寸ででお口を抑える。

 親友の愛苗ちゃんの前で元カノ話はデリカシーなしだ。

 うっかりやらかしかけて内心で額の汗を拭った。


「この人たち急に仲良くなったよね」

「しっ! 黙ってののか。余計なチャチャを入れないで。『気が付いたらお互い好きになってた』って、このパターンからそうなることがリアルでもあるのか見守るのよ。私すごい好きなの」

「いっつもののかのこと言うけど、マホマホも大概だよね」


 当事者である希咲がもうすっかり緩んでいたので、周りも完全に飽きていた。

 そんな中でも空気の読めない男は油断も妥協もしない、鋭い眼光で希咲を睨む。


『あんたさ、こんなおバカなことしてるのにそんなマジな顔してるの恥ずくないの? ふざけてる時くらい笑えば?』

「ふざけてなどいないから必要ないな」

『あっそ。んで? 基礎、だっけ? なにそれ』

「基礎とは基本、さっきと同じだ」

『さっき?』

「早乙女が言っていただろう。セクハラの基本だと」

『……なんべん聞かれても3サイズなんて教えないから』

「一度失敗したことと全く同じことをするつもりはない。3サイズが重要なのではなく、数字を攻めることが基本ということだ」

『は? 3サイズじゃなくたってヘンなとこのサイズ聞いてきても答えないから……、あ、でも足のサイズならベツにいいけど。あたし23』

「足のサイズなんか聞いてどうしろってんだ。そんなものを性的に捉える者などいない」


 まだ如何ほども危機感を持っていない希咲に冷たい視線を遣って否定する。

 背後で足フェチの鮫島くんが僅かに息を呑んだ音が聞こえた気がする。

 彼が23という数字にどんな感情を抱いたのかは不明だが、足のサイズは性的な数字ではない為そんなものに性的な情動を抱く者が存在するはずがないので、気のせいに違いないと切り捨てた。


『じゃあ何を聞こうってのよ』

(――ここだ!)


 足フェチの存在を意識から追い出し、その全てを希咲へ向ける。

 ここがラストチャンスだ。


「――なに、別に大したものではないんだが」

『それ決めるのあたしだから。もう早く済ませてよ。あんた意外と能書き多い』

「では遠慮なく。希咲、俺が聞きたいのはな、お前の乳輪だ」


 流れのまま何でもないことのようにそれを口にする。

 あまりに軽く言われたせいか、希咲はキョトンとした後にぱちぱちと瞬きをした。


『……は? あ……、え? あ、あんたいまなんつった……?』


 まだ聞き間違いかと放心している彼女が完全に理解をする前に、弥堂は画面にへ向けてビシッと指を差してより強くはっきりと伝える。


「――希咲 七海、お前の乳輪は直径何cmだ?」
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