73 / 793
序章 俺は普通の高校生なので。
序章42 Twilight Cat ①
しおりを挟む
新美景駅北口のロータリー。
夕方過ぎの今の時分は仕事帰りにこの街へ繰り出して来た人間たちと、その者たちを相手にこれから仕事をするために出勤してきている人間たちとで、この辺りは特に混雑している。
歩道内だけではなく、それほど広くはない車道もロータリーへ出入りするタクシーや、路上駐車されている一般車などで混み合っている。
その一般車には窓にスモークがかかった車が多い。
時折り鳴らされる耳障りなクラクションの音を意識の縁に置いて、希咲 七海は歩道の端のガードレールへ寄った。
現在彼女の居る場所は駅の北口のロータリーの二又になっている出口だ。
片方の道はこの一帯のメインとなる飲み屋や風俗店のある歓楽街で、もう片方の道はホテル街へ繋がっている。
希咲は軽く周囲を見回して待ち合わせ相手が居ないことを確認すると、ガードレールにお尻をのせ肩に提げた小さめのリュックサックからスマホを取り出す。
現在時刻と未読メッセージを確認するが、待ち合わせの相手からの連絡は入っていない。
少々相手を待たなければならないようだが、元々大幅に予定を遅らせて時間の変更を願い出たのは自分だ。文句を言えようはずもない。
親友の水無瀬 愛苗から送られてきていた特に内容のないお花のスタンプが押されているだけのメッセージにクスリと笑い、お返しに彼女へ数個のネコさんスタンプをお見舞いする。
目を細めてスマホの画面を消灯させ、リュックサックの中へ戻す。
すると普段はリュックの中には入れていない物に手が当たり、馴染みの薄い感触がする。
中を覗き込んだ目に映ったそれはハンドタオルに包まれたパックジュースだ。
苦笑いを浮かべそれを取り出す。
(持ってきちゃってたか)
先ほど駅のトイレで着替え、スクールバッグの中から必要な物を急いでリュックサックに詰めた際に一緒に移してしまっていたようだ。
(ま、ちょうどいっか)
待ち合わせ相手を待つ時間の慰みにと、パックの背中に貼り付けられた袋からストローを取り出し飲み口に挿しこむ。
「いただきます」と心中で感謝し、上下の唇でストローを軽く挟んでから中身を吸う。
舌先から触れてじわっと咥内に拡がっていく。
美味しいという快感。
弥堂 優輝からの頂き物であるレモンティーのパックジュース。美景台学園の校内に設置された自販機で売られている二種類のレモンティーの内のお高い方。お値段200円。
普段自分で買う時は安い方の商品を買うことが多く、必ずしも値段に比例するわけではないだろうが、美味しいと感じるのはこっちの高い物の方だった。
たまに何か気分を変えたい時、何かいいことがあった時、イヤなことがあった時。
何かしらの理由付けに成功した時には自分でも購入するお気に入りの飲み物。
好みの味。
美味しいという快楽と、好むという欲望。
しかし、その好んでいる美味しいものを味わっているというのに、その心の内は裏腹に曇る。
(気を付けなきゃ……)
今日の放課後の出来事を思い浮かべる。
嫌なこと、落ち込むこと、怒りを感じたこと、泣いたこと。
短い時間の中で色々なことが起こったが、それらのどれよりも、その後に起こった『楽しいこと』に心苛まれる。
正直なところ、希咲としては気付きたくないし、認めたくないし、なかったことにしてしまいたい。そうするべきだ。
だが、このままにしておけばよりドツボに嵌ってしまいそうで、そうなるよりはマシと渋々事実として認めることにした。
(……すんごい速さで距離、縮まっちゃったなぁ…………)
なんなら放課後に彼と出会うまでは、どちらかというと関わりたくないと避けていたし、でも親友の水無瀬が気にかけているから色々と見定めなきゃいけないと苦悩していて、暫定的な結論としてはやはり出来れば関わらせたくないとさえ思っていた相手だ。
それなのに――
(どうしてこうなった……)
自分でもわけがわからない。
よくよく思い出すまでもなく、今日彼と時間を共にしてからヤツが自分の前でしたことはロクでもないことばかりだ。
酷いことをしたり言ったりしているのを止めて。
希咲自身も酷いことをされたり言われたりして。
どう考えても彼という人物への感情のベクトルが好意的なものになるはずがないのだ。
もちろん今のこの時でも、彼のしたこと、彼の普段しているであろうこと、そして明日からも彼がするであろうことを肯定するつもりはない。
ましてやそれを支援するなどもありえない。
もしも彼がまた自分の目の前で今日のようなバカなことをしでかしていたら積極的に止めに入るだろう。
だが、言い換えれば、今日の放課後までに思っていた『関わりたくない』『避ける』ということは、きっともう二度と出来ないのだろう。
自分はもう彼を見過ごせない。
何か思いも寄らない上手い結論に思考が向かわないものかと、そのきっかけとなる刺激を欲して再びストローに口をつける。
彼から与えられたそれを吸い込み体内に取り込む。
余計に陰鬱な気分になった。
無理矢理に上を向く。
下品なネオンに汚された暗い空には何もない。
(……ホント…………どうしてこうなったんだか……)
他人事のように独り言ちても問題は離れてはくれない。
非常識で酷いことばかりするような者と仲良くしたいと思うような趣味はない。
だが、自分の想定を超えてあまりにも非常識で突拍子もないことばかり言う彼のことを、ちょっとヘンで面白いと、不謹慎にもそう思ってしまったのだ。
そして、そう思ってしまったのは、彼が何かバカなことをやらかしたその時ではなく、後になってのことだ。
ということは、その間の時間で、そう思考や感情が変化するに至った原因があるはずだ。
それはなにか――
本当はこんな風に順序立てて考えなくても自分で痛いほどに解っている。
(わるい癖……)
黄昏は人に人を見失わせる。
自分も他人も、誰も彼も、暗がりの中で不透明で不鮮明になる。
だけど夜盲のままではいられず、いずれ闇に順応して誰もが自分の過ちを目の前に晒されるのだ。
人工の明かりは地面しか照らさず、夜空に答えを映してはくれない。
もう一度レモンティーを啜りながら、リュックサックに手を入れスマホを取り出す。
背後で大きくクラクションが鳴る。
前方で口を広げる通りの中には雑居ビルが立ち並ぶ。
目の前では駅へ向かう人、駅から来た人、男も女も、たくさんの人々が行き交う。
人も物もこんなにも雑多な夜の街で自分は独りぼっち。
酷く心細くなる。
サイドボタンを押し込みディスプレイを点灯させデバイスを操作するフリをして顔を俯ける。
ディスプレイの光が顔を照らす。
自分の所有物。自分だけの光。
縋るような瞳を向けるとロックが解除される。
次に画面上に現れたのは拠り所となる温かみ。
親友と二人で映った待ち受け画面を見つめる。
タイミングよく彼女から返信が来ないものかと薄く期待を寄せるが、そこまでを求めるべきではないと諦める。
彼女にも彼女の時間がある。
彼女からはもう充分に貰い過ぎるほどに貰っている。
だから――
(本当に、気を付けなきゃ)
もしも彼女が本当にあの男のことを好きで、まかり間違って二人が上手くいくようなことがあれば――
希咲の希望としては、水無瀬とはずっと親友を続けていくつもりだ。
高校を卒業しても、別々に進学し就職し、いずれそれぞれが誰かと結婚して家庭を築くことになっても。
結婚は大袈裟だとしても、どこかの過程で彼女が彼と付き合うようなことになれば、自分も彼とは上手くやっていける関係を造らねばならない。
つまり仲良くならなければならない、ということなのだが、しかしその順番は絶対に間違えてはならない。
パックジュースの中身を一気に吸い上げ空になった容器を握り潰す。
あくまで、自分から見た弥堂 優輝は親友である水無瀬 愛苗の好きな人、もしくは彼氏。
そして、弥堂 優輝から見た希咲 七海は自分の彼女である水無瀬 愛苗の友達。
そうならなければならないし、そうでなければならない。
色々と気の早い話ではあるが、線引きは最初に済ませておかなければならない。それを間違えたままボーっと過ごして、いざそうなった時にはもう手遅れなのだ。
彼女よりも先に仲良くなってはいけない。
当然彼女よりも仲良くなってはいけない。
彼女を介さず独自の関係性を持つことも絶対にダメだ。
こんなことは誰でもわかる当たり前の注意事項だ。
――『わからない』
自分に向けてそう言った時の彼の顏が思い浮かぶ。
心の内を塞いで隠す緞帳のような黒い瞳。
心臓の裏側がジクリと痛んだ。
だけど優先順位は見誤ってはダメだ。
きっとそれは自分の役割ではない。
女の子同士はどんなに仲が良くても、そういった所から簡単に関係が破綻する。実際にそうなった子たちも見てきた。
しっかりと注意していかねばならない。
気にしすぎだと笑う者もいるかもしれない。
でも、彼女が優しいから、仲良くしてくれるからといってそれに甘えているばかりではダメだ。
それが自分に出来る努力であり、誠意なのだと、そう信じる。
夕方過ぎの今の時分は仕事帰りにこの街へ繰り出して来た人間たちと、その者たちを相手にこれから仕事をするために出勤してきている人間たちとで、この辺りは特に混雑している。
歩道内だけではなく、それほど広くはない車道もロータリーへ出入りするタクシーや、路上駐車されている一般車などで混み合っている。
その一般車には窓にスモークがかかった車が多い。
時折り鳴らされる耳障りなクラクションの音を意識の縁に置いて、希咲 七海は歩道の端のガードレールへ寄った。
現在彼女の居る場所は駅の北口のロータリーの二又になっている出口だ。
片方の道はこの一帯のメインとなる飲み屋や風俗店のある歓楽街で、もう片方の道はホテル街へ繋がっている。
希咲は軽く周囲を見回して待ち合わせ相手が居ないことを確認すると、ガードレールにお尻をのせ肩に提げた小さめのリュックサックからスマホを取り出す。
現在時刻と未読メッセージを確認するが、待ち合わせの相手からの連絡は入っていない。
少々相手を待たなければならないようだが、元々大幅に予定を遅らせて時間の変更を願い出たのは自分だ。文句を言えようはずもない。
親友の水無瀬 愛苗から送られてきていた特に内容のないお花のスタンプが押されているだけのメッセージにクスリと笑い、お返しに彼女へ数個のネコさんスタンプをお見舞いする。
目を細めてスマホの画面を消灯させ、リュックサックの中へ戻す。
すると普段はリュックの中には入れていない物に手が当たり、馴染みの薄い感触がする。
中を覗き込んだ目に映ったそれはハンドタオルに包まれたパックジュースだ。
苦笑いを浮かべそれを取り出す。
(持ってきちゃってたか)
先ほど駅のトイレで着替え、スクールバッグの中から必要な物を急いでリュックサックに詰めた際に一緒に移してしまっていたようだ。
(ま、ちょうどいっか)
待ち合わせ相手を待つ時間の慰みにと、パックの背中に貼り付けられた袋からストローを取り出し飲み口に挿しこむ。
「いただきます」と心中で感謝し、上下の唇でストローを軽く挟んでから中身を吸う。
舌先から触れてじわっと咥内に拡がっていく。
美味しいという快感。
弥堂 優輝からの頂き物であるレモンティーのパックジュース。美景台学園の校内に設置された自販機で売られている二種類のレモンティーの内のお高い方。お値段200円。
普段自分で買う時は安い方の商品を買うことが多く、必ずしも値段に比例するわけではないだろうが、美味しいと感じるのはこっちの高い物の方だった。
たまに何か気分を変えたい時、何かいいことがあった時、イヤなことがあった時。
何かしらの理由付けに成功した時には自分でも購入するお気に入りの飲み物。
好みの味。
美味しいという快楽と、好むという欲望。
しかし、その好んでいる美味しいものを味わっているというのに、その心の内は裏腹に曇る。
(気を付けなきゃ……)
今日の放課後の出来事を思い浮かべる。
嫌なこと、落ち込むこと、怒りを感じたこと、泣いたこと。
短い時間の中で色々なことが起こったが、それらのどれよりも、その後に起こった『楽しいこと』に心苛まれる。
正直なところ、希咲としては気付きたくないし、認めたくないし、なかったことにしてしまいたい。そうするべきだ。
だが、このままにしておけばよりドツボに嵌ってしまいそうで、そうなるよりはマシと渋々事実として認めることにした。
(……すんごい速さで距離、縮まっちゃったなぁ…………)
なんなら放課後に彼と出会うまでは、どちらかというと関わりたくないと避けていたし、でも親友の水無瀬が気にかけているから色々と見定めなきゃいけないと苦悩していて、暫定的な結論としてはやはり出来れば関わらせたくないとさえ思っていた相手だ。
それなのに――
(どうしてこうなった……)
自分でもわけがわからない。
よくよく思い出すまでもなく、今日彼と時間を共にしてからヤツが自分の前でしたことはロクでもないことばかりだ。
酷いことをしたり言ったりしているのを止めて。
希咲自身も酷いことをされたり言われたりして。
どう考えても彼という人物への感情のベクトルが好意的なものになるはずがないのだ。
もちろん今のこの時でも、彼のしたこと、彼の普段しているであろうこと、そして明日からも彼がするであろうことを肯定するつもりはない。
ましてやそれを支援するなどもありえない。
もしも彼がまた自分の目の前で今日のようなバカなことをしでかしていたら積極的に止めに入るだろう。
だが、言い換えれば、今日の放課後までに思っていた『関わりたくない』『避ける』ということは、きっともう二度と出来ないのだろう。
自分はもう彼を見過ごせない。
何か思いも寄らない上手い結論に思考が向かわないものかと、そのきっかけとなる刺激を欲して再びストローに口をつける。
彼から与えられたそれを吸い込み体内に取り込む。
余計に陰鬱な気分になった。
無理矢理に上を向く。
下品なネオンに汚された暗い空には何もない。
(……ホント…………どうしてこうなったんだか……)
他人事のように独り言ちても問題は離れてはくれない。
非常識で酷いことばかりするような者と仲良くしたいと思うような趣味はない。
だが、自分の想定を超えてあまりにも非常識で突拍子もないことばかり言う彼のことを、ちょっとヘンで面白いと、不謹慎にもそう思ってしまったのだ。
そして、そう思ってしまったのは、彼が何かバカなことをやらかしたその時ではなく、後になってのことだ。
ということは、その間の時間で、そう思考や感情が変化するに至った原因があるはずだ。
それはなにか――
本当はこんな風に順序立てて考えなくても自分で痛いほどに解っている。
(わるい癖……)
黄昏は人に人を見失わせる。
自分も他人も、誰も彼も、暗がりの中で不透明で不鮮明になる。
だけど夜盲のままではいられず、いずれ闇に順応して誰もが自分の過ちを目の前に晒されるのだ。
人工の明かりは地面しか照らさず、夜空に答えを映してはくれない。
もう一度レモンティーを啜りながら、リュックサックに手を入れスマホを取り出す。
背後で大きくクラクションが鳴る。
前方で口を広げる通りの中には雑居ビルが立ち並ぶ。
目の前では駅へ向かう人、駅から来た人、男も女も、たくさんの人々が行き交う。
人も物もこんなにも雑多な夜の街で自分は独りぼっち。
酷く心細くなる。
サイドボタンを押し込みディスプレイを点灯させデバイスを操作するフリをして顔を俯ける。
ディスプレイの光が顔を照らす。
自分の所有物。自分だけの光。
縋るような瞳を向けるとロックが解除される。
次に画面上に現れたのは拠り所となる温かみ。
親友と二人で映った待ち受け画面を見つめる。
タイミングよく彼女から返信が来ないものかと薄く期待を寄せるが、そこまでを求めるべきではないと諦める。
彼女にも彼女の時間がある。
彼女からはもう充分に貰い過ぎるほどに貰っている。
だから――
(本当に、気を付けなきゃ)
もしも彼女が本当にあの男のことを好きで、まかり間違って二人が上手くいくようなことがあれば――
希咲の希望としては、水無瀬とはずっと親友を続けていくつもりだ。
高校を卒業しても、別々に進学し就職し、いずれそれぞれが誰かと結婚して家庭を築くことになっても。
結婚は大袈裟だとしても、どこかの過程で彼女が彼と付き合うようなことになれば、自分も彼とは上手くやっていける関係を造らねばならない。
つまり仲良くならなければならない、ということなのだが、しかしその順番は絶対に間違えてはならない。
パックジュースの中身を一気に吸い上げ空になった容器を握り潰す。
あくまで、自分から見た弥堂 優輝は親友である水無瀬 愛苗の好きな人、もしくは彼氏。
そして、弥堂 優輝から見た希咲 七海は自分の彼女である水無瀬 愛苗の友達。
そうならなければならないし、そうでなければならない。
色々と気の早い話ではあるが、線引きは最初に済ませておかなければならない。それを間違えたままボーっと過ごして、いざそうなった時にはもう手遅れなのだ。
彼女よりも先に仲良くなってはいけない。
当然彼女よりも仲良くなってはいけない。
彼女を介さず独自の関係性を持つことも絶対にダメだ。
こんなことは誰でもわかる当たり前の注意事項だ。
――『わからない』
自分に向けてそう言った時の彼の顏が思い浮かぶ。
心の内を塞いで隠す緞帳のような黒い瞳。
心臓の裏側がジクリと痛んだ。
だけど優先順位は見誤ってはダメだ。
きっとそれは自分の役割ではない。
女の子同士はどんなに仲が良くても、そういった所から簡単に関係が破綻する。実際にそうなった子たちも見てきた。
しっかりと注意していかねばならない。
気にしすぎだと笑う者もいるかもしれない。
でも、彼女が優しいから、仲良くしてくれるからといってそれに甘えているばかりではダメだ。
それが自分に出来る努力であり、誠意なのだと、そう信じる。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
シスターヴレイヴ!~上司に捨て駒にされ会社をクビになり無職ニートになった俺が妹と異世界に飛ばされ妹が勇者になったけど何とか生きてます~
尾山塩之進
ファンタジー
鳴鐘 慧河(なるがね けいが)25歳は上司に捨て駒にされ会社をクビになってしまい世の中に絶望し無職ニートの引き籠りになっていたが、二人の妹、優羽花(ゆうか)と静里菜(せりな)に元気づけられて再起を誓った。
だがその瞬間、妹たち共々『魔力満ちる世界エゾン・レイギス』に異世界召喚されてしまう。
全ての人間を滅ぼそうとうごめく魔族の長、大魔王を倒す星剣の勇者として、セカイを護る精霊に召喚されたのは妹だった。
勇者である妹を討つべく襲い来る魔族たち。
そして慧河より先に異世界召喚されていた慧河の元上司はこの異世界の覇権を狙い暗躍していた。
エゾン・レイギスの人間も一枚岩ではなく、様々な思惑で持って動いている。
これは戦乱渦巻く異世界で、妹たちを護ると一念発起した、勇者ではない只の一人の兄の戦いの物語である。
…その果てに妹ハーレムが作られることになろうとは当人には知るよしも無かった。
妹とは血の繋がりであろうか?
妹とは魂の繋がりである。
兄とは何か?
妹を護る存在である。
かけがいの無い大切な妹たちとのセカイを護る為に戦え!鳴鐘 慧河!戦わなければ護れない!
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる