107 / 114
結の星痕
世界の理
しおりを挟む
皆が出て行った後の室内は、とても静かだった。
そんな中に、天帝の穏やかな声が響く。
「蒼龍。我ガ愛シキ娘……。我ノ近クヘ」
請われるままに上座へ近寄る。
しかしどんなに寄っても、そこに人の気配は感じられない。
「御尊父様?」
声を掛けてみても、天帝からの返事は無く、無礼を承知で一言詫びを入れて雛壇を上がり、垂れ下がった御簾の向こうを覗き込む。
そこにはやはり誰もおらず、代わりに上座の後ろに、どこかへと続く空洞がぽっかりと口を開けていた。
「……」
アウラは特に疑問を抱く事なく、その空洞の中へと足を踏み入れる。
直に室内の灯りが届かなくなり、辺りは静寂な闇が支配する。
感覚的にはまだ下へと下っている。
今の所直接だが、いつ別れ道や曲がり角があるか分からないので、アウラは壁に手を付きながらゆっくりと先に進んでいく。
目は全く効かないが、僅かな空気の流れで何となく道行きが分かるおかげで、これといった恐怖感は無い。
……いや違う。似ているんだ。グルミウムの、聖なる他に。
ここには自ら光る石光虫もいないし、奥から微かに伝わってくる水の香りもしない。
それでも似ていると、感覚的にそう感じた。
そのままもう暫く下っていくと、足が平地を踏む感覚を捉えた。
そしてそのまま進むと、地面を灯す淡い光と共に、巨大な空洞が広がっていた。
地下だと言うのに、頭上からは太陽光が注がれているような一筋の光が差し込んでいる。
洞窟の殆どを泉が占め、その泉の大半を、天を突き抜ける巨大な大木に覆われ……。
泉の縁や大木の枝には小動物達が戯れている。
ここは、エルタニンの聖なる祠?
「蒼龍、此方ヘ」
不意に聞こえた、天帝の声。
辺りを見渡すが、やはり人の気配は無い。
声が聞こえたのは泉の中心、大木の近く。
アウラは大木の根元近くまで飛んで天帝を探すが、やはり人の姿は無い。
「会イタカッタゾ、愛シキ娘ヨ」
また聞こえた。
それも今度は、アウラのすぐ横から。
まるでそこに、立っているかのように。
「……え?」
まさか!と急ぎ泉の縁まで飛び退き、大木全体を見渡す。
よくよく見ると、その大木の節々は鱗模様にも見えた。
信じられない物を見るように、しかし真実を確かめるべく、視線を下へ、泉の中へと落としていく。
そこには、大木の根に混じって、キラキラと黄金色に輝く物がたゆたっていた。
呆けたように見ていると、不意にそれと目が合った。
泉から丁度顔を出している部分、根と幹の狭間から、黄龍の二つの瞳がこちらをじっと見つめている。
「御尊父、様……?」
信じられなかった。
彼の背には天を突き抜けた巨大な大木、四肢の先は石と同化し……この洞窟は、いや、この世界は黄龍を礎として創られているのだ。
アウラは先程自分がしでかした行為を思い出して、一気に血の気が引くのを感じた。
「も、申し訳ありません!知らなかったとはいえ、御尊父様を踏みつけてしまうなんて」
「良イ。子等ハ皆、我ノ背デ飛ビ跳ネテオル。モウ一度、我ノ傍ヘ」
慌てて謝罪すると、黄龍は優しくそう笑った。
アウラは少し戸惑うも、おずおずと木の根元に降り立つ。
そのすぐ横に、黄龍の顔がある。
とても優しそうな、穏やかな顔だ。
「蒼龍、ソナタノ事ハ、ズット見テイタ。コレマデ良ク、頑張ッタナ。我ハコノ通リ、見守ル事シカ出来ヌ。不甲斐ナイ父ヲ許セ」
「そんな、御尊父様が謝られるような事は何一つありません!」
そう。黄龍は何も悪くは無い。
それなのに謝られては、こちらが申し訳無い。
「それに、見ている事しか出来ない事の方が、余程お辛いでしょう?」
その発言に、黄龍の瞳が少し見開かれる。
見ている事しか出来ない無力さは、アウラにも痛い程分かる。
だからアウラは力を求めた。
「……ソウダナ。ソシテ、ソナタハ勝チ取ッタ。ソノ祝ヲ、我ニモサセテ欲シイココノ水ヲ飲ムト良イ。衝動ヲ抑エラレル」
「え?」
「ソナタハ、渇イテオル。溢レル破壊衝動ニ怯エテイル。故ニ遠ザケテイル、大切ナ、宝ヲ」
「……っ」
恐ろしい程に的確な言葉。
その言葉に反応するように、蒼龍が蠢く。
まだだ。まだ、負けない。
「……その祝い、謹んでお受け致します」
ぎゅ、と胸元を掴んで蒼龍を押さえつけ、黄龍にそう答えてから泉の水を一口含む。
甘いような苦いような、酒にも似たような不思議な味。
それが喉元を通り過ぎた瞬間、身体の中の余分な力がすぅ、と抜けていくような気がした。
「蒼龍。ソナタガ吹キ抜ケタ先ニ、何ガ有ルノカ。我ハ此処カラ、世界ノ終焉マデ見守リ続ケヨウ」
この方は、全てお見通しなんだ。神を欺く事など、誰にも出来やしない。
そう理解したら、肩の力が抜けた。
「ありがとうございます、御尊父様。私も、この身体がいつまで保つか分かりませんが、精一杯足掻いてみます。……それと、私の魂は、私の意志を継ぐ者達が引き継いでくれます。だから、何も心配は必要ありませんよ。なにせ、風は不滅なんですから」
優しい黄龍の言葉に、穏やかに答えるアウラ。
ゆっくりと流れるこの時間を愛おしむように、二人は暫くそこに留まっていた。
そんな中に、天帝の穏やかな声が響く。
「蒼龍。我ガ愛シキ娘……。我ノ近クヘ」
請われるままに上座へ近寄る。
しかしどんなに寄っても、そこに人の気配は感じられない。
「御尊父様?」
声を掛けてみても、天帝からの返事は無く、無礼を承知で一言詫びを入れて雛壇を上がり、垂れ下がった御簾の向こうを覗き込む。
そこにはやはり誰もおらず、代わりに上座の後ろに、どこかへと続く空洞がぽっかりと口を開けていた。
「……」
アウラは特に疑問を抱く事なく、その空洞の中へと足を踏み入れる。
直に室内の灯りが届かなくなり、辺りは静寂な闇が支配する。
感覚的にはまだ下へと下っている。
今の所直接だが、いつ別れ道や曲がり角があるか分からないので、アウラは壁に手を付きながらゆっくりと先に進んでいく。
目は全く効かないが、僅かな空気の流れで何となく道行きが分かるおかげで、これといった恐怖感は無い。
……いや違う。似ているんだ。グルミウムの、聖なる他に。
ここには自ら光る石光虫もいないし、奥から微かに伝わってくる水の香りもしない。
それでも似ていると、感覚的にそう感じた。
そのままもう暫く下っていくと、足が平地を踏む感覚を捉えた。
そしてそのまま進むと、地面を灯す淡い光と共に、巨大な空洞が広がっていた。
地下だと言うのに、頭上からは太陽光が注がれているような一筋の光が差し込んでいる。
洞窟の殆どを泉が占め、その泉の大半を、天を突き抜ける巨大な大木に覆われ……。
泉の縁や大木の枝には小動物達が戯れている。
ここは、エルタニンの聖なる祠?
「蒼龍、此方ヘ」
不意に聞こえた、天帝の声。
辺りを見渡すが、やはり人の気配は無い。
声が聞こえたのは泉の中心、大木の近く。
アウラは大木の根元近くまで飛んで天帝を探すが、やはり人の姿は無い。
「会イタカッタゾ、愛シキ娘ヨ」
また聞こえた。
それも今度は、アウラのすぐ横から。
まるでそこに、立っているかのように。
「……え?」
まさか!と急ぎ泉の縁まで飛び退き、大木全体を見渡す。
よくよく見ると、その大木の節々は鱗模様にも見えた。
信じられない物を見るように、しかし真実を確かめるべく、視線を下へ、泉の中へと落としていく。
そこには、大木の根に混じって、キラキラと黄金色に輝く物がたゆたっていた。
呆けたように見ていると、不意にそれと目が合った。
泉から丁度顔を出している部分、根と幹の狭間から、黄龍の二つの瞳がこちらをじっと見つめている。
「御尊父、様……?」
信じられなかった。
彼の背には天を突き抜けた巨大な大木、四肢の先は石と同化し……この洞窟は、いや、この世界は黄龍を礎として創られているのだ。
アウラは先程自分がしでかした行為を思い出して、一気に血の気が引くのを感じた。
「も、申し訳ありません!知らなかったとはいえ、御尊父様を踏みつけてしまうなんて」
「良イ。子等ハ皆、我ノ背デ飛ビ跳ネテオル。モウ一度、我ノ傍ヘ」
慌てて謝罪すると、黄龍は優しくそう笑った。
アウラは少し戸惑うも、おずおずと木の根元に降り立つ。
そのすぐ横に、黄龍の顔がある。
とても優しそうな、穏やかな顔だ。
「蒼龍、ソナタノ事ハ、ズット見テイタ。コレマデ良ク、頑張ッタナ。我ハコノ通リ、見守ル事シカ出来ヌ。不甲斐ナイ父ヲ許セ」
「そんな、御尊父様が謝られるような事は何一つありません!」
そう。黄龍は何も悪くは無い。
それなのに謝られては、こちらが申し訳無い。
「それに、見ている事しか出来ない事の方が、余程お辛いでしょう?」
その発言に、黄龍の瞳が少し見開かれる。
見ている事しか出来ない無力さは、アウラにも痛い程分かる。
だからアウラは力を求めた。
「……ソウダナ。ソシテ、ソナタハ勝チ取ッタ。ソノ祝ヲ、我ニモサセテ欲シイココノ水ヲ飲ムト良イ。衝動ヲ抑エラレル」
「え?」
「ソナタハ、渇イテオル。溢レル破壊衝動ニ怯エテイル。故ニ遠ザケテイル、大切ナ、宝ヲ」
「……っ」
恐ろしい程に的確な言葉。
その言葉に反応するように、蒼龍が蠢く。
まだだ。まだ、負けない。
「……その祝い、謹んでお受け致します」
ぎゅ、と胸元を掴んで蒼龍を押さえつけ、黄龍にそう答えてから泉の水を一口含む。
甘いような苦いような、酒にも似たような不思議な味。
それが喉元を通り過ぎた瞬間、身体の中の余分な力がすぅ、と抜けていくような気がした。
「蒼龍。ソナタガ吹キ抜ケタ先ニ、何ガ有ルノカ。我ハ此処カラ、世界ノ終焉マデ見守リ続ケヨウ」
この方は、全てお見通しなんだ。神を欺く事など、誰にも出来やしない。
そう理解したら、肩の力が抜けた。
「ありがとうございます、御尊父様。私も、この身体がいつまで保つか分かりませんが、精一杯足掻いてみます。……それと、私の魂は、私の意志を継ぐ者達が引き継いでくれます。だから、何も心配は必要ありませんよ。なにせ、風は不滅なんですから」
優しい黄龍の言葉に、穏やかに答えるアウラ。
ゆっくりと流れるこの時間を愛おしむように、二人は暫くそこに留まっていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
慈愛と復讐の間
レクフル
ファンタジー
とある国に二人の赤子が生まれた。
一人は慈愛の女神の生まれ変わりとされ、一人は復讐の女神の生まれ変わりとされた。
慈愛の女神の生まれ変わりがこの世に生を得た時、必ず復讐の女神の生まれ変わりは生を得る。この二人は対となっているが、決して相容れるものではない。
これは古より語り継がれている伝承であり、慈愛の女神の加護を得た者は絶大なる力を手にするのだと言う。
だが慈愛の女神の生まれ変わりとして生を亨けた娘が、別の赤子と取り換えられてしまった。
大切に育てられる筈の慈愛の女神の生まれ変わりの娘は、母親から虐げられながらも懸命に生きようとしていた。
そんな中、森で出会った迷い人の王子と娘は、互いにそれと知らずに想い合い、数奇な運命を歩んで行くこととなる。
そして、変わりに育てられた赤子は大切に育てられていたが、その暴虐ぶりは日をまして酷くなっていく。
慈愛に満ちた娘と復讐に駆られた娘に翻弄されながら、王子はあの日出会った想い人を探し続ける。
想い合う二人の運命は絡み合うことができるのか。その存在に気づくことができるのか……
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる