60 / 114
転の流星
発明の天才
しおりを挟む
土の天地を出発してから東端にある港町ネティックスに着くまでの距離は、さほど長くは無い。
小川に沿って、林を一つ抜ければ辿り着く、エルタニンが管轄する小さな港町。
以前は風の王国への往来便や漁師、物資の運搬でそれなりに賑わっていたが、国が滅び、邪竜が東に集結している今となっては、バスター協会の仕官が調査の為に利用する程度で、閑散としている。
ここでベイドの兄、シェリアクと落ち合う事となっている一行は、彼が到着するまでの間を思い思いに過ごしていた。
フォーマルハウトはというと、上司である兄に定期報告を済ませ、背負っている折りたたみ式のキャンパスを組み立て、ホルダーから色鉛筆を取り出して海を描いていた。
「……」
多彩な色で描かれた風景は、短時間で完成させた割には躍動感があり、今にも動き出しそうだ。
その風景の中に、フォーマルハウトはまるでサインでも記すかのように、キャンパスの隅にさらさらと何かを書き加えていく。
港の船着き場に独りで佇んでいるアウラの後ろ姿だ。
彼女、アウラは現在、バスターとしての記憶を失い、グルミウムの王女として振る舞っており、その真意を確かめる為に、フォーマルハウトはこの旅に同行している。
彼女は本当に、あのアウラ王女なんだろうか?……あの無邪気さからは、とても想像出来ないけれど。
アウラ王女の素顔を知っている者は、せいぜいあの公開処刑を間近で見た者くらいだろう。
フォーマルハウトが記憶しているのは、澄み渡る空のような髪色と、敵を心の底から憎んでいる鋭い瞳くらいだ。
何年月日が流れても、あの瞳だけは忘れる事は出来ない。
今のアウラにあの時の記憶が無いのなら、あの雰囲気なのは当然だし、偽物なら尚更だ。
絵を描き終えたフォーマルハウトは用具をしまい、彼女の元へ歩み寄る。
髪の色も違うけど、転生式を行ったのなら、それくらい変えるのは容易いって言うし、やっぱりちゃんと確かめるしかないか。
アウラは船着き場の端に腰掛けており、両足を海に投げ出し、後ろに伸ばす両手で身体を支えている。
近くまで行くと、彼女はちらりと、顔だけをこちらに寄越した。
その瞳は、やはりあれとは似ても似つかず、なんだか浮かない愁いを帯びている。
「何か考え事ですか?」
彼女が王女を自称しているからではなく、生活習慣場、敬語が身に染み付いてしまっているフォーマルハウトは、いつもの微笑みを浮かべて問い掛ける。
しかしアウラは、自分に興味を持たなかったようで、ふいと視線を海に戻し、ぽつりと呟く。
「……この風がね、すごく悲しい音を出してるの」
「音、ですか?」
彼女は、風や植物と対話する際、色々な表現をする。
もっとも、植物とはちゃんとした会話が出来ているようで、はっきりと「こう言ってる」と教えてくれるので、風に対しての比率が高い。
それは、未だに風の声が聞こえていないという事実を示している。
「それは、どういった音なんですか?」
アウラの横にしゃがみこんでそう尋ねると、彼女は考え込むように「んー」と唸る。
「……何だろう。この、じめっとした空気の中にいると、何でか分からないけど、嫌な気持ちになる。悲しくて、痛くて、悔しくて……すごく、嫌な気持ち」
じめっとした空気の中に……?そういえば、あの日も今日みたいな、蒸し暑い天気だった。あの出来事を、身体が覚えているんだろうか?……もしそうだとしたら、やっぱりこの人は、本物?
目の前の少女が本物かどうかを地極めるのは、フォーマルハウトにとっては至極簡単な事だ。
この手で、彼女に触れれば良い。
そうすれば本人の意思に関係なく、相手の心を読み取る事が出来る。
この生まれ持った特異能力のおかげで、フォーマルハウトはこの旅の同行に任命されたのだ。
義兄からは、再三結果を報告するようにと文が飛んでくるが、まだ行動に移してはいない。
その理由としては色々あるが、隠し事が苦手なフォーマルハウトにとって、早めに真実を知ってしまうと、その後の任務に差し支える恐れがあるからだ。
でも……。
ふと、フォーマルハウトは思い悩む。
もしこの人が本物のアウラ王女だった場合、僕は最後まで任務を全うする事が出来るんだろうか?天帝様のは勿論だとしても、義兄さんのは……。
尽きない悩みの沼に沈み込んでいくと、不意にアウラが、何の前触れも無く立ち上がった。
その視線は、相変わらず海を捕らえている。
しかしその瞳には先程までの愁いは無く、何かを警戒しているかのようだ。
「どうしたんですか?」
フォーマルハウトも立ち上がり、アウラが見つめる海を見渡すが、別段異常は見られない。
アウラは瞬き一つせず、ある一点を見つめたまま呟く。
「……来る。何か大きい物が風を押してきてる。……鳥じゃない」
鳥じゃない何かが?……それって。
「来た!」
アウラが叫ぶのと、フォーマルハウトの目にそれが飛び込んで来たのは、ほぼ同時だった。
水平線の向こうから現れたそれは、確かに鳥では無かった。
しかしそれは鳥のような翼を広げ、間違いなく空を突き進んでくる。
どんどん近付いてくるそれは、見た感じでは鉄の鳥と言ったところだ。
「あれは、船?……まさか、あれがシェリアクさんが言っていた、飛行船?」
呆然としたまま呟くと、その鉄の塊は途中で海上を滑り出し、やがて船着き場に停止した。
近くで見ると、それは数人乗りの小型船に、薄い翼を付けただけの単純な造りに見える。
呆気にとられて眺めているうちに、他のメンバーも、それぞれ驚いた様子で集まってくる。
「すごい。これ、船よね?本当に、空を飛んできてた」
「すげー!鉄なのに空飛べるんだ。格好いい!」
「思ってたより小さいんだな」
それぞれが思い思いの感想を述べ、最後にベイドが船の中にいるであろう操縦者の兄に声を掛ける。
「兄さん、無事ですか?」
しばらくすると、船の出入口が開き、中から三等身程の奇妙な物体が出てきた。
丸い頭部に箱型の胴体、それとは不釣り合いな細長い手足。
そんなキテレツな物体が、何ともぎこちない動きで降りてきて、親しげに話し掛けてきた。
「やあ、久しぶりだね。皆さん」
「喋った!?」
「久しぶりって。まさか、シェリアクさんですか?」
シェアトの言葉に応えるように、物体はくるりと頭を一回転させ片手を上げる。
「正解。旅に出るにあたって、自由に動ける身体が必要だと判断してね。あり合わせで作ってみたんだ」
「あんた、そんな身体でここまで来たのか?一人でこんなの操って」
それに対してシェリアクは顔だけをぐるりと回してグラフィアスを捉える。
「確かに見た目はこんなだが、これはこの機械を操る為に作った体なんだよ。私自身の移動は不便だが、操縦に関しては最適さ」
「あちこちにプラグが付いていますね。やはり、一人での操縦はかなりの労力なのではないですか?これからは私も手伝いますよ」
ベイドが兄の体を軽く見てそう言うと、シェリアクは片足を上げて言った。
「そうなんだよ。全身を使用してやっとの操飛行でね。途中、何度海上を走ったことか。ベイドの助けが無いと、乱気流の中での飛行は不可能だと思う。操縦方法を教えるから、よろしく頼むよ」
すごい。やっぱりこの人達は、本物の天才だ。
三等身の奇怪な物体は、人間にしたら恐ろしいポーズをとっているが、その中身は紛れもない本物であると、フォーマルハウトは痛感する。
兄さんは彼らを脅威だと言っていたけど、この二人なら、いつか本当に安全な転生式を行える物を創れるのではないか。
そうなれば、もう邪竜が増える事は無くなる。
これ以上悲しむ人が、いなくなるんじゃ……。
彼らの無限の可能性に胸を膨らませていると、シェリアクが正常な姿勢に戻り、
「さぁ、早速だけど出発しよう。中は少し手狭だけど、この飛行船は海も走行可能だからね。デッキもあるし、行ける所のギリギリまで、快適な船旅と洒落込もうじゃないか」
と、一同を中へと誘う。
皆それぞれが期待を胸に、飛行船の中へと乗り込んで行くが、一人だけ、浮かない顔をしていた事に、誰も気付いていなかった。
小川に沿って、林を一つ抜ければ辿り着く、エルタニンが管轄する小さな港町。
以前は風の王国への往来便や漁師、物資の運搬でそれなりに賑わっていたが、国が滅び、邪竜が東に集結している今となっては、バスター協会の仕官が調査の為に利用する程度で、閑散としている。
ここでベイドの兄、シェリアクと落ち合う事となっている一行は、彼が到着するまでの間を思い思いに過ごしていた。
フォーマルハウトはというと、上司である兄に定期報告を済ませ、背負っている折りたたみ式のキャンパスを組み立て、ホルダーから色鉛筆を取り出して海を描いていた。
「……」
多彩な色で描かれた風景は、短時間で完成させた割には躍動感があり、今にも動き出しそうだ。
その風景の中に、フォーマルハウトはまるでサインでも記すかのように、キャンパスの隅にさらさらと何かを書き加えていく。
港の船着き場に独りで佇んでいるアウラの後ろ姿だ。
彼女、アウラは現在、バスターとしての記憶を失い、グルミウムの王女として振る舞っており、その真意を確かめる為に、フォーマルハウトはこの旅に同行している。
彼女は本当に、あのアウラ王女なんだろうか?……あの無邪気さからは、とても想像出来ないけれど。
アウラ王女の素顔を知っている者は、せいぜいあの公開処刑を間近で見た者くらいだろう。
フォーマルハウトが記憶しているのは、澄み渡る空のような髪色と、敵を心の底から憎んでいる鋭い瞳くらいだ。
何年月日が流れても、あの瞳だけは忘れる事は出来ない。
今のアウラにあの時の記憶が無いのなら、あの雰囲気なのは当然だし、偽物なら尚更だ。
絵を描き終えたフォーマルハウトは用具をしまい、彼女の元へ歩み寄る。
髪の色も違うけど、転生式を行ったのなら、それくらい変えるのは容易いって言うし、やっぱりちゃんと確かめるしかないか。
アウラは船着き場の端に腰掛けており、両足を海に投げ出し、後ろに伸ばす両手で身体を支えている。
近くまで行くと、彼女はちらりと、顔だけをこちらに寄越した。
その瞳は、やはりあれとは似ても似つかず、なんだか浮かない愁いを帯びている。
「何か考え事ですか?」
彼女が王女を自称しているからではなく、生活習慣場、敬語が身に染み付いてしまっているフォーマルハウトは、いつもの微笑みを浮かべて問い掛ける。
しかしアウラは、自分に興味を持たなかったようで、ふいと視線を海に戻し、ぽつりと呟く。
「……この風がね、すごく悲しい音を出してるの」
「音、ですか?」
彼女は、風や植物と対話する際、色々な表現をする。
もっとも、植物とはちゃんとした会話が出来ているようで、はっきりと「こう言ってる」と教えてくれるので、風に対しての比率が高い。
それは、未だに風の声が聞こえていないという事実を示している。
「それは、どういった音なんですか?」
アウラの横にしゃがみこんでそう尋ねると、彼女は考え込むように「んー」と唸る。
「……何だろう。この、じめっとした空気の中にいると、何でか分からないけど、嫌な気持ちになる。悲しくて、痛くて、悔しくて……すごく、嫌な気持ち」
じめっとした空気の中に……?そういえば、あの日も今日みたいな、蒸し暑い天気だった。あの出来事を、身体が覚えているんだろうか?……もしそうだとしたら、やっぱりこの人は、本物?
目の前の少女が本物かどうかを地極めるのは、フォーマルハウトにとっては至極簡単な事だ。
この手で、彼女に触れれば良い。
そうすれば本人の意思に関係なく、相手の心を読み取る事が出来る。
この生まれ持った特異能力のおかげで、フォーマルハウトはこの旅の同行に任命されたのだ。
義兄からは、再三結果を報告するようにと文が飛んでくるが、まだ行動に移してはいない。
その理由としては色々あるが、隠し事が苦手なフォーマルハウトにとって、早めに真実を知ってしまうと、その後の任務に差し支える恐れがあるからだ。
でも……。
ふと、フォーマルハウトは思い悩む。
もしこの人が本物のアウラ王女だった場合、僕は最後まで任務を全うする事が出来るんだろうか?天帝様のは勿論だとしても、義兄さんのは……。
尽きない悩みの沼に沈み込んでいくと、不意にアウラが、何の前触れも無く立ち上がった。
その視線は、相変わらず海を捕らえている。
しかしその瞳には先程までの愁いは無く、何かを警戒しているかのようだ。
「どうしたんですか?」
フォーマルハウトも立ち上がり、アウラが見つめる海を見渡すが、別段異常は見られない。
アウラは瞬き一つせず、ある一点を見つめたまま呟く。
「……来る。何か大きい物が風を押してきてる。……鳥じゃない」
鳥じゃない何かが?……それって。
「来た!」
アウラが叫ぶのと、フォーマルハウトの目にそれが飛び込んで来たのは、ほぼ同時だった。
水平線の向こうから現れたそれは、確かに鳥では無かった。
しかしそれは鳥のような翼を広げ、間違いなく空を突き進んでくる。
どんどん近付いてくるそれは、見た感じでは鉄の鳥と言ったところだ。
「あれは、船?……まさか、あれがシェリアクさんが言っていた、飛行船?」
呆然としたまま呟くと、その鉄の塊は途中で海上を滑り出し、やがて船着き場に停止した。
近くで見ると、それは数人乗りの小型船に、薄い翼を付けただけの単純な造りに見える。
呆気にとられて眺めているうちに、他のメンバーも、それぞれ驚いた様子で集まってくる。
「すごい。これ、船よね?本当に、空を飛んできてた」
「すげー!鉄なのに空飛べるんだ。格好いい!」
「思ってたより小さいんだな」
それぞれが思い思いの感想を述べ、最後にベイドが船の中にいるであろう操縦者の兄に声を掛ける。
「兄さん、無事ですか?」
しばらくすると、船の出入口が開き、中から三等身程の奇妙な物体が出てきた。
丸い頭部に箱型の胴体、それとは不釣り合いな細長い手足。
そんなキテレツな物体が、何ともぎこちない動きで降りてきて、親しげに話し掛けてきた。
「やあ、久しぶりだね。皆さん」
「喋った!?」
「久しぶりって。まさか、シェリアクさんですか?」
シェアトの言葉に応えるように、物体はくるりと頭を一回転させ片手を上げる。
「正解。旅に出るにあたって、自由に動ける身体が必要だと判断してね。あり合わせで作ってみたんだ」
「あんた、そんな身体でここまで来たのか?一人でこんなの操って」
それに対してシェリアクは顔だけをぐるりと回してグラフィアスを捉える。
「確かに見た目はこんなだが、これはこの機械を操る為に作った体なんだよ。私自身の移動は不便だが、操縦に関しては最適さ」
「あちこちにプラグが付いていますね。やはり、一人での操縦はかなりの労力なのではないですか?これからは私も手伝いますよ」
ベイドが兄の体を軽く見てそう言うと、シェリアクは片足を上げて言った。
「そうなんだよ。全身を使用してやっとの操飛行でね。途中、何度海上を走ったことか。ベイドの助けが無いと、乱気流の中での飛行は不可能だと思う。操縦方法を教えるから、よろしく頼むよ」
すごい。やっぱりこの人達は、本物の天才だ。
三等身の奇怪な物体は、人間にしたら恐ろしいポーズをとっているが、その中身は紛れもない本物であると、フォーマルハウトは痛感する。
兄さんは彼らを脅威だと言っていたけど、この二人なら、いつか本当に安全な転生式を行える物を創れるのではないか。
そうなれば、もう邪竜が増える事は無くなる。
これ以上悲しむ人が、いなくなるんじゃ……。
彼らの無限の可能性に胸を膨らませていると、シェリアクが正常な姿勢に戻り、
「さぁ、早速だけど出発しよう。中は少し手狭だけど、この飛行船は海も走行可能だからね。デッキもあるし、行ける所のギリギリまで、快適な船旅と洒落込もうじゃないか」
と、一同を中へと誘う。
皆それぞれが期待を胸に、飛行船の中へと乗り込んで行くが、一人だけ、浮かない顔をしていた事に、誰も気付いていなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
慈愛と復讐の間
レクフル
ファンタジー
とある国に二人の赤子が生まれた。
一人は慈愛の女神の生まれ変わりとされ、一人は復讐の女神の生まれ変わりとされた。
慈愛の女神の生まれ変わりがこの世に生を得た時、必ず復讐の女神の生まれ変わりは生を得る。この二人は対となっているが、決して相容れるものではない。
これは古より語り継がれている伝承であり、慈愛の女神の加護を得た者は絶大なる力を手にするのだと言う。
だが慈愛の女神の生まれ変わりとして生を亨けた娘が、別の赤子と取り換えられてしまった。
大切に育てられる筈の慈愛の女神の生まれ変わりの娘は、母親から虐げられながらも懸命に生きようとしていた。
そんな中、森で出会った迷い人の王子と娘は、互いにそれと知らずに想い合い、数奇な運命を歩んで行くこととなる。
そして、変わりに育てられた赤子は大切に育てられていたが、その暴虐ぶりは日をまして酷くなっていく。
慈愛に満ちた娘と復讐に駆られた娘に翻弄されながら、王子はあの日出会った想い人を探し続ける。
想い合う二人の運命は絡み合うことができるのか。その存在に気づくことができるのか……
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる