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9.恐怖
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「ダメだ……。何度かけても通話繋がらない。もしかしたら、ブロックされてるかも。メッセージ送っても既読もつかないし。」
こうしている間に、クラスのママたちがグループLI〇Eに気付いて、このメッセージや写真を目にしてしまうかもしれない。
「グループLI〇Eへ直接消すようにメッセージ送ってみようか…。」
グループLI〇Eをもう一度開き、メッセージを送ろうとしたところ、倫子さんが送ったメッセージは“送信取り消し”となっていた。
「あ、消えてる……。良かった。
けど、何人かこのメッセージ見た人いるはずだよね…。
響介くんママも見たかな…。
はぁ…。怖い、なんなんだろう。何考えてるんだろう、倫子さん…。」
「表示された時間は10分くらいだったけど、今のメッセージ見た人はゼロではないだろうね。
変な噂が立たないといいけど…。みんながみんな大人な対応出来るとは限らないからね。」
「大丈夫かな、響介くんママ…。聞いてみた方がいいかな?」
「いや、寝ているかもしれないし、今日はやめておいた方がいいと思うよ。
今知らされても眠れなくなってしまうだろうし。
この件はこちらから首を突っ込まないで響介くんのお母さんから相談された時に、話を聞いてあげるスタンスでいいと思うよ。」
「知らせてあげた方がいい気もするけど…。知らない方が幸せだったりするし…ううっ……。私、こんなの見たら眠れないよ。次、わたしが倫子さんのターゲットにされて、こんな目にあってしまうかもしれないし。どうしよう。関わってはいけない人だったのかも…。」
「考えても仕方ないから今夜は寝よう。
また、明日なにか状況が変わるかもしれない。様子を見よう。」
夫にそう宥められたが、倫子さんが何を考えているのか読めず、常識が通用しないところが怖くて仕方なかった。
そして、もし自分がこれと同じことをされ、学校中であらぬ噂が立ったら、いくら清廉潔白であったとしても、この学校にいられはしない。
目を閉じても中々眠れず、ようやく眠りについたのは朝方だった。
こうしている間に、クラスのママたちがグループLI〇Eに気付いて、このメッセージや写真を目にしてしまうかもしれない。
「グループLI〇Eへ直接消すようにメッセージ送ってみようか…。」
グループLI〇Eをもう一度開き、メッセージを送ろうとしたところ、倫子さんが送ったメッセージは“送信取り消し”となっていた。
「あ、消えてる……。良かった。
けど、何人かこのメッセージ見た人いるはずだよね…。
響介くんママも見たかな…。
はぁ…。怖い、なんなんだろう。何考えてるんだろう、倫子さん…。」
「表示された時間は10分くらいだったけど、今のメッセージ見た人はゼロではないだろうね。
変な噂が立たないといいけど…。みんながみんな大人な対応出来るとは限らないからね。」
「大丈夫かな、響介くんママ…。聞いてみた方がいいかな?」
「いや、寝ているかもしれないし、今日はやめておいた方がいいと思うよ。
今知らされても眠れなくなってしまうだろうし。
この件はこちらから首を突っ込まないで響介くんのお母さんから相談された時に、話を聞いてあげるスタンスでいいと思うよ。」
「知らせてあげた方がいい気もするけど…。知らない方が幸せだったりするし…ううっ……。私、こんなの見たら眠れないよ。次、わたしが倫子さんのターゲットにされて、こんな目にあってしまうかもしれないし。どうしよう。関わってはいけない人だったのかも…。」
「考えても仕方ないから今夜は寝よう。
また、明日なにか状況が変わるかもしれない。様子を見よう。」
夫にそう宥められたが、倫子さんが何を考えているのか読めず、常識が通用しないところが怖くて仕方なかった。
そして、もし自分がこれと同じことをされ、学校中であらぬ噂が立ったら、いくら清廉潔白であったとしても、この学校にいられはしない。
目を閉じても中々眠れず、ようやく眠りについたのは朝方だった。
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