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第四章:商人編
第170話 召喚杖
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無事に緑色の精霊の書を入手すると、逃亡兵が隠れている近くの町を目指した。
宿屋で最後の晩餐じゃない、普通の晩飯を食べているメルに俺の正しさを証明する。
「おい、開けろ! いるのは分かっているんだからな!」
町に到着すると、数時間前まで入っていた部屋の扉を叩いた。
鍵がかかっているから、間違いなく逃亡兵がまだ部屋の中に潜んでいる。
防音だが、扉の振動に気づいたのか、ゆっくりと内開きの扉が開いた。
「あっ……」
「あっ、じゃない」
部屋のカカシンが、廊下のカカシンを見て、軽く驚いた声を出した。
俺が死んだと思ったら大間違いだ。部屋の中に腰抜けメルを押しまくって、扉の鍵を閉めた。
「どうしたんですか? やっぱり怖くなってやめたんですか?」
壮絶な勘違いで、こうなると分かっていました感を出しているけど、大間違いだ。
扉の前まで行って、怖くて宿屋まで逃げ帰ってはいない。
「負ける前提で話すな。倒したから戻って来たに決まっている」
「何だぁー、隊長に倒せるなら雑魚だったんですね」
「はぁ?」
かなりイラッと来る言い方だけど、ここで強敵だったと素直に言えるわけがない。
俺の前では、どんな敵でも弱敵でいなければならない。
「俺だからこそ雑魚だったんだ。宿屋の冒険者が戦っていたら全滅間違いなしだ」
「ああー! やっぱり危険だったんですね! 付いて行ってたら死んでたんですね!」
偉大なる俺の強さを教えてやったのに、メルが喚いてきた。
確かに付いて来ていたら、ドリュアス姉妹に指を一本ずつ切り落とされていた。
俺も腹を刺されて、背中を斬られて、顔面を蹴られた。
だけど、今は俺の話はどうでもいい。メルを掴むとベッドに放り投げた。
「ていっ!」
「きゃぁ!」
「うるせいー! 何もしなかった奴がガタガタ言ってんじゃねえ!」
子供だから叱るだけで許してやった。
大人だったら跨がって、顔面を往復ビンタで黙らせている。
メルが震えて反省しているので、収納鞄から緑の精霊の書を取り出した。
「名誉挽回のチャンスをやる。この書に書かれている素材を宿屋の冒険者から集めて来い」
当然、冒険者達に精霊の書を見せるつもりはない。奪われたら大変だ。
素材を書いたメモを数枚用意して、そのメモの素材を持ってきた冒険者に水色の本を渡す。
不用品の本が処分できて大助かりだ。
「勿体ないですよ。自分で探した方が良いんじゃないんですか?」
「俺は疲れているから、ベッドでしばらく休む。交渉は得意だから出来るよな?」
俺の説明を聞いて、ベッドから追い出されたメルが当たり前の事を聞いてきた。
ローブの中の身体が無傷なら、ウッドエルフ三兄妹を探すついでにやっている。
今はベッドの上で半日以上は横になりたい。
♢
二時間後……
「隊長、全部集めましたよ。凄いでしょう」
「……」
部屋でのんびり待っていると、パンパンの収納鞄を持ってメルが帰ってきた。
早すぎる帰還だが、メモ以外の素材を集めてきたのなら、調理鍋は没収だな。
「貸してみろ。調べてやる」
「大丈夫ですよ。全部集めたんですから」
ベッドから起き上がると、緑色の書——改めて、『木の書』で収納鞄の中身をチェックしていく。
どうやら本当に集めてきたようだ。
サンドドラゴン、ニンジャン、ブラッドビー、ロリポリ、スプラウトディアと知らない魔石が出てきた。
「どうやって集めたんだ?」
素材チェックを終わらせると、今後の参考の為に入手方法を聞いてみた。
「全部ポイントで買えましたよ。お店を回って簡単に集まりました」
「またポイントか……カードもあるから作らないとな」
町の詐欺ポイントに参加するのは嫌だが、冒険者カードも用意している。
登録ぐらいはした方が良いだろう。そう思っていたんだが……
「あっ、それ無理でした」
「んっ? 何か条件でもあったのか?」
宿屋の冒険者からは、カードがあれば誰でも作れると聞いている。
お金や物を要求されるとは聞いていない。
「そうなんですよ。カードの本人なのか調べられるんです。触られそうになったから、『エッチ』と言って逃げました」
「なるほど。本人確認は基本だが、確認されたら終わりだな」
「そうなんですよ。危なかったです」
カカシンローブを着てないなら、町の住民なら冒険者を見れば、カードの本人なのか分かる。
魔人村で入手した冒険者カードが無駄になってしまった。
やはり人間の協力者が必要だ。姉貴なら協力してくれるけど、いないから無理だ。
職人ジジイに協力してもらうのが一番早そうだな。
「祭壇でお供えしたら、ジジイの迎えに行くぞ」
「はいです。新しい料理が楽しみです!」
俺に言われたから頑張ったわけじゃないようだ。
祭壇の料理を期待して、メルは頑張ったみたいだ。
理由はどうでもいいから、良い道具が作れるか試さないとな。
♢
「んっ? 扉が三つもある」
門番の扉に入ると、祭壇の間に砂漠、森、洞窟が見える三つの扉があった。
砂漠は一階、森は二階、洞窟は三階だろう。予想外の便利な移動手段を手に入れた。
木の書の?を埋めたら、早速使ってジジイ達を引き取りに行こう。
『天丼』『ムシダンゴ』『蒸しパン』『竜酒』『蜂蜜パンケーキ』と作った料理はメルに食べさせる。
竜酒だけは口に合わなかったのか、飲んですぐに吹き出した。
「うぅぅ、薬よりも苦々です」
「外でも食べられる料理もあるんだな。どっちが先かは分からないがな」
料理は最初から興味がない。
竜酒は酒好きが高額で買いそうだが、素材のフラワードラゴンを探すのが面倒そうだ。
そろそろお楽しみの便利アイテムを作るとしよう。
メルの報酬は十分に食べさせたから、武器、防具、魔導具作りを開始した。
今度こそ、まともな物が手に入ると期待したい。
【治療培養土】——身体の欠損部に塗り込む事で、時間経過で欠損部を修復できる。ただし、死者には効果を発揮しない。
【木土】——水に濡らすと土に、乾かすと木になる粘土。
【忍び装束】——周囲の物に似た色に服の色が自動変化する。
【大根・人参・米の種】——ダンジョンの中で育てられる作物の種。キチンと育てないと枯れてしまう。
「また微妙だな。メル、これを着て動いてみろ」
「はぁーい」
文句を言う前に黒い忍び装束をメルに渡して着てもらった。
飯を食べて機嫌が良いのか、パパッと服の上から着てくれた。
黒い全身服が祭壇近くの岩の色に変わったけど、間違いなく岩人間が目の前にいる。
捕まりたくないなら、町中では絶対に着用しない方がいい。
「さてと、最後のお楽しみだな」
【ドリュアスの銀魔石+ドリュアスの白杖=?】
武器屋の女店員が教えてくれたように、全部の素材を祭壇に与えると隠し文字が現れた。
書の途中に現れたから、隠しというよりは作り忘れたような感じの方が強い。
「うっ!」
祭壇に二つの素材を置くと、パァッと他の物よりも強く輝いた。
右腕で目を隠して、光が収まるのを待った。
「これは……?」
終わったようなので、目を開けて祭壇の上の黄緑色の杖を見た。
【ドリュアスの召喚杖】——地面に突き刺すと木精霊ドリュアスを召喚できる。
明らかにヤバそうな気配しか感じない。召喚した瞬間に腹を短剣で刺されそうだ。
多分、水の書の隠し文字は水精霊ローレライを召喚できるだろう。
何となく予想できてしまった。
とりあえず召喚しないと効果は分からない。
祭壇で作った物を収納鞄に入れて、いつでも避難できるように準備した。
「メル、危ないから離れていろ」
「分かりました。援護は必要ですか?」
「戦うよりは逃げた方がいい。面倒な女だからな」
メルが弓矢を構えて聞いてきたけど、炎矢で性悪女が倒せるとは思えない。
邪魔にしかならないから、扉近くまで下がらせると、百五十センチはある長い杖を地面に突き刺した。
すぐに木の杖が膨らみ始めて、俺を最近騙した女の姿に変化した。
「老婆じゃないんだな」
召喚が終わったようだ。
長い黄緑色の髪に薄緑色のワンピースを着た女が瞬きしている。
俺を真っ直ぐに見据えると、すぐに丁寧にお辞儀してきた。
「ご主人様、お呼びでしょうか?」
「ご主人様? 俺の事を覚えてないのか?」
会話が出来て、動けるなんて驚きだが、数時間前にやられた身体の傷も心の傷もまだ覚えている。
また大人しい女のフリで騙せると思っているなら、大間違いだ。
メルがいなければ、尻でも撫でて反応を見てもいいけど、流石に変態すぎる。
木の人形に欲情するのは、モテない変態男がやるような下劣な行為だ。
「申し訳ありません。私には記憶というものは存在しません。誰の事も覚えていません」
「へぇー、そうですか。じゃあ、お前に何が出来るのか教えてもらおうか」
今のところは見た目が美少女という利用価値しかない。
木の武器を作ったり、毒花を育てるしか出来ないなら役には立たない。
「かしこまりました。ご主人様の魔力が続く限り、ご主人様の半径五メートルの範囲を行動できます」
「めちゃくちゃ狭いな。ペットかよ」
「ペットがお望みでしょうか? グゥゥ、グゥゥ、どうでしょうか?」
「知らねぇよ。謎のペットを出してくるな」
俺の言う事を聞くみたいだが、豚みたいな鳴き声を毎日聞きたいわけじゃない。
魔力ならば大量にあるから問題ないが、常に五メートルの距離にいられるのは迷惑だ。
宿屋で最後の晩餐じゃない、普通の晩飯を食べているメルに俺の正しさを証明する。
「おい、開けろ! いるのは分かっているんだからな!」
町に到着すると、数時間前まで入っていた部屋の扉を叩いた。
鍵がかかっているから、間違いなく逃亡兵がまだ部屋の中に潜んでいる。
防音だが、扉の振動に気づいたのか、ゆっくりと内開きの扉が開いた。
「あっ……」
「あっ、じゃない」
部屋のカカシンが、廊下のカカシンを見て、軽く驚いた声を出した。
俺が死んだと思ったら大間違いだ。部屋の中に腰抜けメルを押しまくって、扉の鍵を閉めた。
「どうしたんですか? やっぱり怖くなってやめたんですか?」
壮絶な勘違いで、こうなると分かっていました感を出しているけど、大間違いだ。
扉の前まで行って、怖くて宿屋まで逃げ帰ってはいない。
「負ける前提で話すな。倒したから戻って来たに決まっている」
「何だぁー、隊長に倒せるなら雑魚だったんですね」
「はぁ?」
かなりイラッと来る言い方だけど、ここで強敵だったと素直に言えるわけがない。
俺の前では、どんな敵でも弱敵でいなければならない。
「俺だからこそ雑魚だったんだ。宿屋の冒険者が戦っていたら全滅間違いなしだ」
「ああー! やっぱり危険だったんですね! 付いて行ってたら死んでたんですね!」
偉大なる俺の強さを教えてやったのに、メルが喚いてきた。
確かに付いて来ていたら、ドリュアス姉妹に指を一本ずつ切り落とされていた。
俺も腹を刺されて、背中を斬られて、顔面を蹴られた。
だけど、今は俺の話はどうでもいい。メルを掴むとベッドに放り投げた。
「ていっ!」
「きゃぁ!」
「うるせいー! 何もしなかった奴がガタガタ言ってんじゃねえ!」
子供だから叱るだけで許してやった。
大人だったら跨がって、顔面を往復ビンタで黙らせている。
メルが震えて反省しているので、収納鞄から緑の精霊の書を取り出した。
「名誉挽回のチャンスをやる。この書に書かれている素材を宿屋の冒険者から集めて来い」
当然、冒険者達に精霊の書を見せるつもりはない。奪われたら大変だ。
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俺の説明を聞いて、ベッドから追い出されたメルが当たり前の事を聞いてきた。
ローブの中の身体が無傷なら、ウッドエルフ三兄妹を探すついでにやっている。
今はベッドの上で半日以上は横になりたい。
♢
二時間後……
「隊長、全部集めましたよ。凄いでしょう」
「……」
部屋でのんびり待っていると、パンパンの収納鞄を持ってメルが帰ってきた。
早すぎる帰還だが、メモ以外の素材を集めてきたのなら、調理鍋は没収だな。
「貸してみろ。調べてやる」
「大丈夫ですよ。全部集めたんですから」
ベッドから起き上がると、緑色の書——改めて、『木の書』で収納鞄の中身をチェックしていく。
どうやら本当に集めてきたようだ。
サンドドラゴン、ニンジャン、ブラッドビー、ロリポリ、スプラウトディアと知らない魔石が出てきた。
「どうやって集めたんだ?」
素材チェックを終わらせると、今後の参考の為に入手方法を聞いてみた。
「全部ポイントで買えましたよ。お店を回って簡単に集まりました」
「またポイントか……カードもあるから作らないとな」
町の詐欺ポイントに参加するのは嫌だが、冒険者カードも用意している。
登録ぐらいはした方が良いだろう。そう思っていたんだが……
「あっ、それ無理でした」
「んっ? 何か条件でもあったのか?」
宿屋の冒険者からは、カードがあれば誰でも作れると聞いている。
お金や物を要求されるとは聞いていない。
「そうなんですよ。カードの本人なのか調べられるんです。触られそうになったから、『エッチ』と言って逃げました」
「なるほど。本人確認は基本だが、確認されたら終わりだな」
「そうなんですよ。危なかったです」
カカシンローブを着てないなら、町の住民なら冒険者を見れば、カードの本人なのか分かる。
魔人村で入手した冒険者カードが無駄になってしまった。
やはり人間の協力者が必要だ。姉貴なら協力してくれるけど、いないから無理だ。
職人ジジイに協力してもらうのが一番早そうだな。
「祭壇でお供えしたら、ジジイの迎えに行くぞ」
「はいです。新しい料理が楽しみです!」
俺に言われたから頑張ったわけじゃないようだ。
祭壇の料理を期待して、メルは頑張ったみたいだ。
理由はどうでもいいから、良い道具が作れるか試さないとな。
♢
「んっ? 扉が三つもある」
門番の扉に入ると、祭壇の間に砂漠、森、洞窟が見える三つの扉があった。
砂漠は一階、森は二階、洞窟は三階だろう。予想外の便利な移動手段を手に入れた。
木の書の?を埋めたら、早速使ってジジイ達を引き取りに行こう。
『天丼』『ムシダンゴ』『蒸しパン』『竜酒』『蜂蜜パンケーキ』と作った料理はメルに食べさせる。
竜酒だけは口に合わなかったのか、飲んですぐに吹き出した。
「うぅぅ、薬よりも苦々です」
「外でも食べられる料理もあるんだな。どっちが先かは分からないがな」
料理は最初から興味がない。
竜酒は酒好きが高額で買いそうだが、素材のフラワードラゴンを探すのが面倒そうだ。
そろそろお楽しみの便利アイテムを作るとしよう。
メルの報酬は十分に食べさせたから、武器、防具、魔導具作りを開始した。
今度こそ、まともな物が手に入ると期待したい。
【治療培養土】——身体の欠損部に塗り込む事で、時間経過で欠損部を修復できる。ただし、死者には効果を発揮しない。
【木土】——水に濡らすと土に、乾かすと木になる粘土。
【忍び装束】——周囲の物に似た色に服の色が自動変化する。
【大根・人参・米の種】——ダンジョンの中で育てられる作物の種。キチンと育てないと枯れてしまう。
「また微妙だな。メル、これを着て動いてみろ」
「はぁーい」
文句を言う前に黒い忍び装束をメルに渡して着てもらった。
飯を食べて機嫌が良いのか、パパッと服の上から着てくれた。
黒い全身服が祭壇近くの岩の色に変わったけど、間違いなく岩人間が目の前にいる。
捕まりたくないなら、町中では絶対に着用しない方がいい。
「さてと、最後のお楽しみだな」
【ドリュアスの銀魔石+ドリュアスの白杖=?】
武器屋の女店員が教えてくれたように、全部の素材を祭壇に与えると隠し文字が現れた。
書の途中に現れたから、隠しというよりは作り忘れたような感じの方が強い。
「うっ!」
祭壇に二つの素材を置くと、パァッと他の物よりも強く輝いた。
右腕で目を隠して、光が収まるのを待った。
「これは……?」
終わったようなので、目を開けて祭壇の上の黄緑色の杖を見た。
【ドリュアスの召喚杖】——地面に突き刺すと木精霊ドリュアスを召喚できる。
明らかにヤバそうな気配しか感じない。召喚した瞬間に腹を短剣で刺されそうだ。
多分、水の書の隠し文字は水精霊ローレライを召喚できるだろう。
何となく予想できてしまった。
とりあえず召喚しないと効果は分からない。
祭壇で作った物を収納鞄に入れて、いつでも避難できるように準備した。
「メル、危ないから離れていろ」
「分かりました。援護は必要ですか?」
「戦うよりは逃げた方がいい。面倒な女だからな」
メルが弓矢を構えて聞いてきたけど、炎矢で性悪女が倒せるとは思えない。
邪魔にしかならないから、扉近くまで下がらせると、百五十センチはある長い杖を地面に突き刺した。
すぐに木の杖が膨らみ始めて、俺を最近騙した女の姿に変化した。
「老婆じゃないんだな」
召喚が終わったようだ。
長い黄緑色の髪に薄緑色のワンピースを着た女が瞬きしている。
俺を真っ直ぐに見据えると、すぐに丁寧にお辞儀してきた。
「ご主人様、お呼びでしょうか?」
「ご主人様? 俺の事を覚えてないのか?」
会話が出来て、動けるなんて驚きだが、数時間前にやられた身体の傷も心の傷もまだ覚えている。
また大人しい女のフリで騙せると思っているなら、大間違いだ。
メルがいなければ、尻でも撫でて反応を見てもいいけど、流石に変態すぎる。
木の人形に欲情するのは、モテない変態男がやるような下劣な行為だ。
「申し訳ありません。私には記憶というものは存在しません。誰の事も覚えていません」
「へぇー、そうですか。じゃあ、お前に何が出来るのか教えてもらおうか」
今のところは見た目が美少女という利用価値しかない。
木の武器を作ったり、毒花を育てるしか出来ないなら役には立たない。
「かしこまりました。ご主人様の魔力が続く限り、ご主人様の半径五メートルの範囲を行動できます」
「めちゃくちゃ狭いな。ペットかよ」
「ペットがお望みでしょうか? グゥゥ、グゥゥ、どうでしょうか?」
「知らねぇよ。謎のペットを出してくるな」
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