最強ヤンキーくんの初恋。

空々ロク。

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最強ヤンキーくんの初恋。②

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「んー……んん?」
人に起こされることなく目を覚ましたのは久しぶりだった。
スマホで曜日を確認して納得する。
今日は日曜日で学校は休みだ。
いつもは同室の怜愛に叩き起こされるのだが、休みの日はこうして放っておかれる。
怜愛なりの優しさなのだろう。
だが、起こされるのが当たり前になると寂しさすら感じてしまうから不思議だ。
とはいえ甘えてばかりもいられない。
(てか怜愛もういねぇし)
起き上がった俺はルームウェアに着替えて部屋を出た。
10時過ぎの男子寮はあまり人気がない。
どこかへ出掛けたり部活へ行ったりと皆忙しいのだろう。
特に用事のない俺はとりあえずブランチを食べようと食堂へ向かった。
俺と同じく少し遅く起きた奴らが数人いて、適当に挨拶をしてから注文しようと厨房の方へ行くとそこに怜愛がいた。
「あれ?怜愛、何でそっち側にいんの?」
「おはよ。マドレーヌ作ろうと思ってな」
「マジ?作れんの?」
「やろうと思えば誰でも作れんだろ。美味い不味いは別にしてな」
ククッと笑う怜愛に「確かに」と頷く。
レシピを見れば俺でも作れなくはないだろう。
ただし確実に美味しいものは出来ないけれど。
「今から作るんだろ?出来たら食いたい」
「勿論いいぜ。皆に配ろうと思ってたとこ。飯食って待ってろ」
「うん、分かった」
洋食のモーニングセットを注文し、席につく。
と、同時に肩を叩かれた。
「ミケちゃん、おはよ。ここ、いい?」
「おはよ。勿論どーぞ」
「ありがと。お邪魔する」
ふわあと控えめに欠伸をしつつ俺の隣の席に座ったのは怜愛と仲が良い友人の一人である零だった。
本名は零と書いてレイと読むのだが、怜愛を含め誰もがゼロと呼んでいた。
真似して俺もゼロと呼んでいるけれどその理由は知らない。
もしかしたらゼロ本人が「そう呼んで欲しい」と言い出したのかもしれない。
何せゼロは変わり者だ。
簡単に言えば不思議ちゃんというやつで、たまに電波的な発言をする。
銀髪で色白の肌ということも相まって神秘的にも見える。
褐色金髪の怜愛と色白銀髪のゼロが並んで歩いている時は遠目で見ている頃からすごい組み合わせだと思っていた。
見た目は両極端のような2人だけれどとても気が合うらしい。
1年の最初からずっと一緒にいた。
「ゼロもついさっき起きたのか?」
「そう。まだ眠いんだけどいい加減起きろって布団剥がされちゃった」
「それはなんつーか……有難いようなムカつくような気分だな」
「俺的には全然有難くないかな。もっと寝かせて欲しかった」
そう言ってゼロはもう一度欠伸をした。
暇さえあれば寝ているらしいゼロは本当は1日寝ていたいのだろう。
休日の今日は尚更だ。
「でも起きて良かったかも。ミケちゃんに会えたし」
「俺なんて別にいつでも会えるじゃん」
「会えるけど大体隣にレアちゃんいるから。邪魔なの」
レアちゃんというのは当然怜愛のことだ。
何度訂正しても呼び方を変えなかった為、怜愛の方が折れたのだと以前言っていた。
「じゃ、邪魔って……」
「俺はミケちゃんとお話したいのに絶対レアちゃんが話に入ってくるんだもん。だから邪魔」
「は、はは……そっか。俺に何か用事あったとか?」
「あるある。あのさ、ミケちゃんってレアちゃんのこと好きだったりする?」
いきなり核心をついた質問をされ、俺は目を見開いてしまった。
ゼロにとってはそれだけで充分だっただろう。
明らかに肯定にしか見えないからだ。
「やっぱりねぇ。そっかそっか。うんうん」
1人で納得するゼロに俺は何も返せずトーストを齧った。
「何故バレたのか」という考えすら湧かない。
ゼロには何でも見透かす力があるように見えるからだ。
「ま、なんかあったら言ってね。全面的に協力するから」
そう言われ、思わず3日前のことを聞いてしまいそうになった。
2人きりの時に怜愛が「好きな人」と言ったこと。
あれから怜愛に聞けずじまいで、結局真意は分からないままだ。
「お、おう。ありがとな」
「てかもう何かあった感じ?」
「いや、何も」
「レアちゃんああ見えて恋愛下手だから気長に付き合ってやって」
「恋愛下手か。全然そう見えねぇのに」
「あの見た目じゃあね。色々苦労もあるみたいだけど」
ゼロは興味なさそうに言い、ヨーグルトを食べ始めた。
2人は親友ではあるけれど、こういう所は淡白だ。
一緒にいる時間や関係性を思えば2人の間に恋愛感情が湧いてもおかしくなさそうだが、それは有り得なかった。
ゼロには恋人がいるからだ。
俺が安心しているのもそのおかげだった。
もしゼロがフリーだったら怜愛のことを早々に諦めていたかもしれない。
それぐらい2人は傍から見るとかなり親密に見える。
「そっか。ゼロも何かと巻き込まれてそうだな」
「恋人だと思われることが多いからそれが面倒かな。ま、その度に怜愛は俺に謝ってるけど。紅蓮に申し訳ねぇって」
紅蓮という名のゼロの恋人のことは少しだけ知っている。
隣のクラスにいるサッカー部員でとにかく明るい。
髪色が頻繁に変わるが、今は黒髪に金メッシュを入れていたはずだ。
いつでもハイテンションで元気いっぱいに見える。
今時珍しいタイプだと俺は思っていた。
「嫉妬したりしねぇの?」
「紅蓮が?有り得ない。そういうのと無縁だし」
「じゃあ見たまんまなんだな。明るくて元気でピュアな感じ」
「んー、そう言われると少し違うとこもあるな。ひとつだけ言うなら紅蓮はピュアじゃないし真っ黒」
ふっと笑いながら言うゼロの言葉は意味深だった。
恋人であるゼロにしか見せない顔があるのかもしれない。
ゼロも紅蓮も俺からすれば謎キャラだ。
何故恋人である紅蓮のことだけはちゃん付けしないのだろうかとか些細なことまで気にしたら終わりかもしれない。
ゼロは分からないことが多すぎる。
「全然想像出来ねぇな。同室なんだっけ?」
「違うけど今日起こしにきたのは紅蓮。休日ぐらい寝かせてくれてもいいのに」
「で、本人は?」
「午後から部活だから先に自主練するって出ていった。だからご飯食べたら寝ようかなって思ってる」
「ゼロ、寝るのちょっと待ってくんねぇ?」
俺とゼロの会話に入ってきたのは怜愛だ。
「あ、レアちゃんじゃん。どしたの?」
「マドレーヌ焼いてるから食ってけ」
「それは食べたい。食べてから寝る。てかまた新しい趣味?」
「趣味候補。興味湧いたからちょっとやってみたけどスイーツ作りも悪くねぇな」
「本当レアちゃんって多趣味。てか興味持ったことに対して一直線で感心する」
「まあな。折角だからもっと褒めとけ」
怜愛はそう言って俺の対面に座った。
ゼロは半目で言い返す。
「あー、なんか一気に褒める気失せた。これ以上褒めて欲しくなかったってことね」
「え?どういうことだ?」
理解出来なかった俺にゼロはニイッと笑う。
「レアちゃん照れ屋だから褒め言葉がくすぐったかったわけ。で、そういう言い方すれば俺が褒めなくなるって分かってて言ったの」
「成程。怜愛が照れ屋っていうのは意外だな」
「ゼロ、余計なこと言わなくていい」
ムッとする怜愛に対し、ゼロはケタケタと楽しそうに笑った。
2人はいつもこうしてからかいあっている。
それはとても「親友」という気がして憧れた。
他愛ない話をしているうちにマドレーヌが焼きあがったらしい。
厨房へ戻って行った怜愛を見届けてからゼロが小声で言った。
「追いかけなよ、ミケちゃん」
「え?何で?」
「好きな人の家庭的なとこ見れるチャンスだよ?惚れ直しちゃうかもよ?」
「た、確かに」
料理をしている怜愛など滅多に見れないだろう。
ゼロに言われた通り厨房まで走ると怜愛がマドレーヌを取り出していた。
俺に気付いた怜愛はニッと笑う。
「そんなに食いたかった?」
「違ぇけど!あ、いや……違くねぇかも」
ここに来た本当の理由など言えるわけがない。
それならば食べたがっていると思われた方がマシだ。
「へぇ。甘いもん好きなんだな」
「結構好き。てかすげぇ美味そうじゃん」
「だろ?初めてにしては上出来」
並んだマドレーヌはとても美味しそうだ。
怜愛はいくつかのマドレーヌにチョコペンで落書きをしたり、生クリームを絞ったり、その上にカラースプレーを振りかけたりしていた。
一気にありきたりなマドレーヌから怜愛特製のマドレーヌになった。
あまりにも手際が良く、とても初めてのスイーツ作りには見えない。
器用で何でも出来る怜愛らしいとも言える。
「すっげぇ。本当に怜愛って何でも出来るよな」
「何でも出来るけど得手不得手はあるぜ。お前の得意な喧嘩は多分苦手だ」
「そんなもん得意じゃない方がいいだろ。いざとなったら俺が守ってやるし」
「サンキュ。でもミケが怪我すんのは嫌だぜ?」
「しねぇから大丈……むぐっ」
怜愛は俺の口にマドレーヌを押し込んだ。
そのままモグモグと食べさせてもらう。
全部食べ切り、飲み込んだ俺はぱあっと笑顔になった。
「美味っ!これ、マジで美味い!」
「良かった。じゃあゼロにもあげてくるわ」
マドレーヌを持ち、厨房から出て行った怜愛を追うことが出来なかったのはその場にへたりこんでしまったからだ。
「……あー、怜愛のああいうとこ苦手」
今まで人とあまり関わることがなかった俺には距離感がよく分からない。
怜愛の距離はいつだって俺の想定より近過ぎるのだ。
だからこうして一方的にドキドキさせられる。
ふう、と一息ついて立ち上がった俺は怜愛に目を向けた。
ゼロにマドレーヌを渡し、何かを話していた。
笑顔の2人を見ているとやはり親友以上の関係に見える。
何となくしばらく眺めていたくなるような2人だ。
「絵になる、っつーやつかな」
いつか自分が怜愛の隣に並ぶようになったら同じように見えるだろうか。
一瞬そんな疑問が浮かんですぐに頭を振る。
絶対に見えるわけがない。
あれは怜愛とゼロだからこそ成し得る絵面なのだ。
比べるだけ無駄だと俺は部屋へ帰った。
休日とはいえ趣味のない俺は特にやることがなかった。
適当にソシャゲをしていると怜愛が部屋に戻ってきた。
「お疲れ。皆に配ってきたのか?」
「おう。大体な。あとはミケにやるよ」
渡された袋にはマドレーヌが3個入っていた。
「いいのか?サンキュ」
「ミケが1番美味そうに食ってくれたから」
「そ、そっか。そんなら遠慮なく貰うわ」
早速ひとつ口に入れる。
先程よりも甘さが落ち着いたマドレーヌは更に美味しくなったように感じる。
ひとつでやめておくつもりだったが気付けば全部食べ切っていた。
「んー、美味い!怜愛、これからも色んなスイーツ作ってくれ」
「ミケが食ってくれんなら作ってやるよ。スイーツ作りも楽しかったしな。趣味にいれとく」
「マジで新しい趣味になったじゃん。ゼロの言う通りだな」
「好きなことは多い方がいいだろ」
怜愛の言い分は最もだ。だからこそ俺も喧嘩以外の趣味を見つけたいと思っている。
だが未だにひとつも見つからない。
本当に自分には喧嘩しかなかったのだと思い知らされる。
「そう思う。俺も早く見つけねぇと」
「気になったもんはとりあえずやってみればいいんじゃねぇの?初めて喧嘩した時の理由なんてそんなもんだろ?」
「初めて喧嘩した時か。そうだな……」
確か中学1年の頃の話だ。
友達について行った先が裏路地で、自然とそういう世界に混じるようになった。
当時、喧嘩などしたことがなかった俺はすぐにグループを追い出されると思っていた。
だが初っ端の騒動に巻き込まれた時、大怪我をしながらも俺は諦めなかった。
それがリーダーの目に留まった。
「これから強くなりゃいいんじゃねぇ?才能あっから」
リーダーの言葉が嬉しかった。
それまで平凡で普通すぎる生活を送っていた俺の人生を「今」変えるのだと思った。
その先、堕ちていくのは簡単だった。
次第に家に帰らず学校も行かずに喧嘩ばかり繰り返し、最強になった俺は喧嘩こそが存在理由だと思うようになった。
1年程経った頃、グループは自然と解散してしまった。
あまり詳しく知らなかったが常々仲間内で揉め事があったらしい。
仲間と一緒に居られなくなったことは残念だったが好都合だと考える自分もいた。
強くなりすぎた俺のことを仲間すら恐れていたように思うからだ。
それでも良かった。それでも俺は──最強でい続けたかった。
喧嘩が楽しくて周りが見えなくなっていたのだろう。
どれだけ殴られても倍以上で返せばいい。
大怪我をしても最後に立っていればいい。
喧嘩というものは単純で、だからこそ俺にピッタリだったのだと思う。
親に散々怒られたりもしていたがそれも最初のうちだけだった。
俺への関心が失せ、どうしようもなくなったが故に私立の高校へ入れたのだ。
高校へ行くつもりもなかった俺は当然反抗した。
けれど俺の言葉は両親どちらにも届かなかった。
目を合わせて話すことは一度もなかった。
背中に向かって怒鳴ったり、ドア越しに叫んだり──当時の俺は相当苛立っていたように思う。
それでもとにかく文句を言わなければ気が済まなかったのだ。
だが今となっては感謝している部分もある。
勝手に手続きをされて入れさせられた高校で怜愛に出会うことが出来たのだから。
怜愛に出会わなければきっとまだ初恋をしないままの喧嘩馬鹿だっただろう。
あの頃よりもまともになった俺は寮に入ってから親と連絡を取るようになった。
これぐらい距離があった方が良かったのかもしれない。
しばらく黙ってしまった俺に怜愛が言った。
「ミケん中で何か見つかったか?」
「んー、少し。とりあえず興味持ったらすぐやる、気になることは調べる、思い立ったらソッコーってとこかな」
「いいんじゃねぇ?その考え方は俺と似てる。趣味以外にも使えるぜ、それ」
ニッと笑う怜愛を見て今なら聞けると思った。
気になることは聞けば良かったのだ、最初から。
「じゃあ早速怜愛に聞きてぇことあんだけど」
「何?分かる範囲なら答える」
「この前好きな奴って言ってたけど……それって俺のことでいいわけ?」
気恥ずかしくて怜愛のことを直視出来なかった。
誰かに自分のことを好きかどうか聞くなんて有り得ないはずだった。
けれど今回だけはどうしても知りたかった。
意味深な言葉を放った怜愛の気持ちが気になるから。
「常々思ってたけどやっぱりミケって変わってるよな」
「どういう意味だよ?」
「お前の好きに解釈してくれて良かったってことだ」
「は?」
意味が分からず視線を上げる。
そしてニイッと意地悪く笑った怜愛と目が合った。
その瞬間、気付いた。
俺と視線を合わせる為にわざと分かりずらい言い方をしたのだと。
そのことを指摘しようとした俺の口を怜愛は唇で塞いだ。
「っ!」
時間にすれば3秒にも満たなかっただろう。
けれど俺には永遠のように感じられた。
「鈍感で素直で可愛いぜ、ミケは。んじゃ、また後で」
「は?えっ!?ちょ、待っ……!」
俺の制止も聞かず怜愛は部屋を出て行った。
いつもそうだ。肝心なことは何ひとつ言ってくれない。
そのくせ重大なことをしてから逃げていく。
「ずっりぃ……」
頬が火照っていく。顔が赤くなるのが分かる。
時間が経つに連れて実感が湧いてくる。
怜愛とキスしたのだと。
「もう本当、お前のそういうとこ」
1人になった俺は「はあ」と大きく溜息をつく。
それが幸せな溜息だということぐらい自分でも分かっているけれど。
「嫌いで……大好き」

──初めての恋は、喧嘩よりもずっとずっと難しい。
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