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07緊急依頼
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「あー、アビスが来ないのは良い事だけど、体がなまりそうだな」
「ハンターギルドの訓練場に行こう、ロン」
「そうだな、依頼があれば受ければ良いし、なければ訓練だな」
「アビスの依頼ってなかなか取れないね、毎朝凄い競争だし」
「あの競争の中に入ってまではしなくていいさ、今まで売り払った黒石で三十年は遊んで暮らせる」
「ふふっ、ロンと三十年遊んで暮らすのも楽しそうだ」
そう言ってオウガが俺の方をなんだか色気のある目で見るので、俺たちはさっさとハンターギルドの訓練場に行くことにした。他にも何人かのハンターが来ていて、アーツを使った攻撃の練習をしていた、だがそのあまりの効率の悪さに俺とオウガは驚いた。基本的にアーツの使い方が下手なのだ、だから俺たちは目立たないようにアーツの型の練習だけをまずした。
「カリニ村がやっぱり異常だったのかな?」
「そうだね、ロン。そうかもしれない」
「この辺りにいるハンター、カリニ村だったら死んでるぜ」
「ロンが担当していた場所だったら、まずそうだろうね」
「武器なしの基本練習だけにしとくか、下手に目立ちたくない」
「そうだね、そうしてみよう」
そうして俺はオウガと武器なしの訓練を始めた、俺の方が僅かに背が高いがオウガはなかなか技が多彩で油断できなかった。単純な力でも俺が上だが、力の配分はオウガが上手かった。だからなかなか良い勝負になった、俺たちは集中している間はお互いしか目に入らなかった。そうして一通りの練習をすると昼になっていた、俺たちは昼食に行こうとしたが、いつの間にかハンターに取り囲まれていた。
「なぁ、あんたうちのパーティに入らないか?」
「凄いな、武器が無いと、あんなに早く動けるのか!?」
「ちょっと俺と勝負してみねぇか?」
「うちの、うちのパーティも大募集中だよ」
「私と付き合わない、二人のうちどちらでもでも良いよ」
そうして大勢から声をかけられたが、俺たちは昼飯だからと言ってとりあえずはお断りした。そうして街の食堂で俺は肉料理を、オウガはまた魚料理を注文して食べた。それから訓練の時のことを話しあった、お互いにできているなおすべき癖やもっと良い動き方などだ。そして最後に訓練場の連中について話し合った、元々が他人が好きではないオウガはうんざりしていた。
「とりあえずパーティの参加は無視していいよな、オウガ」
「僕はロンと二人だけのパーティでいい」
「勝負っていうのも目立つから止めとくか?」
「いまいちこの辺りのハンターの実力が分からないからね」
「…………私と付き合わないっていうのは?」
「絶対に却下!!」
そうして昼からは街を見物してみた、領主や貴族が住んでいる俺たちは入れない特別区の入り口や神殿それに劇場などを見て歩いた。劇場では『アビスハンターの冒険』という演劇をしていたので入ってみた、そうしたら一匹のアビスを苦労して、苦労して、苦労して倒すという話だった。俺とオウガは複数のアビスが出る方が珍しいんだと学んだ、そうして劇場を出て公園に行ってみた。
「アビスが複数出るほうが珍しいんだな、オウガ」
「ロンがいた区画、あのカリニ村が異常だったんだ」
「それであんな変な掟がいろいろあったのか?」
「この街では男女のハンターが、普通に歩いてるもんね」
「ハンターの出生率を上げる為なら、女船は毎日来ても良い気がするけどな」
「それだとあの村の作物では育てきれない、だから一月に一度だったのかもしれないよ」
とりあえず朧気ながらカリニ村の異常な風習の謎は解けた、あの村だけ異常な数のアビスに狙われていたから、だからあんなにハンターを生むことにこだわったのだ。でも世界は広いようだった、このルックの街なんて丸い城壁があって、ハンターがいるからアビスに襲われることもなかった。俺はしばらく様子を見て、このルックの街が退屈そうなところなら旅をしようと思った。
「なぁ、オウガ。このルックの街が退屈なところなら旅をしないか?」
「いいよ、僕はロンについて行く」
「その間に良い女か良い男が好きになったら言えよ」
「絶対にそんなことはない、ロンは僕の愛情を疑ってるね」
「いや世界は広いからな、俺より良い女も良い男も山ほどいるだろ」
「僕はロンの方が心配だよ、ロンが他の人にとられそうで心配だ」
俺の方はどこか安定して定住できるまで女を探す気はなかった、だってやっぱり女には子どもを産んで貰いたいし、子どもができたなら自分で育ててやりたかった。オウガは不安そうな目で俺を見ていたが、俺が素直に今思っているままのことを言うと、それならしばらくは心配ないかと俺に向かって微笑んだ。
「オウガ、お前は足技が上手いよな」
「子どもの頃から、ロンと訓練してるからね」
「でも打撃力は俺が上だぜ、単純な力なら俺の勝ち」
「僕は筋肉がつきにくいんだ、これでも人並みの男程度の力はある」
「今日は少しアーツの試し打ちもしとくか?」
「そう、分かった。練習台に行こう」
それからしばらくも碌な依頼はなくて、俺とオウガは訓練ばかりをしていた。武器を持って格闘訓練をした時には困った、決闘は事前申請してくださいと言われたのだ。決闘じゃなくて普通の訓練だと言うと、ハンターギルドの職員には呆れられた。今日は銃撃の訓練をしておきたかった、これなら目立つこともなかった。最少の力で正確に素早く的を打ち込んでいくだけだった、ちなみにオウガと勝負して僅かに俺が負けた。
「くっそ、あと十秒だったのに!!」
「負けは負けだよ、ロン」
「射撃の正確さはお前が上だな」
「これでも、地道に練習したからね」
「悔しい!! ん? 緊急依頼?」
「どこだろうね?」
もう昼も過ぎているのにハンターギルドの職員が大きな紙を掲示板に貼りつけた、それで皆にまぎれていってみたがカリニ村からの五枚の緊急依頼だった。アビス七体、六体、五体、六体、五体を討伐することとあった。こりゃ俺の自惚れでなければ俺たちがいなくなって戦線が崩れたのだ、だからあそこには前々から七体のアビスが出る、そう言っていたのにそれを信じなかったつけがきたのだ。
「一応、聞くけどロン。どうする?」
「行かない、どうせ今から俺たちが行っても今の戦力じゃ助けられない、それにカリニの村に捕まりたくない」
「女島のティールさんも死ぬかもよ」
「そりゃ、アビスハンターになったんだから、当然だが死ぬ覚悟もできてるだろ」
「そっか、良かった」
「……お前はあの村や女島が、大嫌いだったもんな」
俺としては故郷が完全に無くなるのは寂しい気がする、ティールも幼馴染だからできれば生き延びて欲しい、でも俺とオウガがカリニ村に帰っても今の戦力では勝てる確率は低かった。だから依頼を受ける奴らとカリニ村の勝利を心の中だけで祈っておいた、それからはオウガとまた射撃訓練して、夕方には宿に戻って風呂に入り宿屋でのんびりしていた。
「ロン、後悔はしない?」
「カリニ村か、全く後悔しないと言ったら嘘だな」
「今からでも助けに行く?」
「いや、行かない。行ってみても勝算がほとんどない、それにカリニ村にまた捕まるのはごめんだ」
「そう、ロンがいいなら僕は安心した」
「オウガは優しいな」
オウガは微笑んでロンにだけだよと言った、俺は故郷が今にも滅びていくのが分かった。あの数のアビスが相手での緊急依頼が五枚だ、この辺りのハンターではこなすことができないに違いない。かといってカリニ村に残された戦力では、とても無理だから依頼が来ているのだ。俺は故郷が滅びていくのが目に見えるような気がしたが、それでも助けに行こうとは思えなかった。
「まぁ、ちょっとあの掘っ立て小屋は惜しかったかもな」
「ハンターギルドの訓練場に行こう、ロン」
「そうだな、依頼があれば受ければ良いし、なければ訓練だな」
「アビスの依頼ってなかなか取れないね、毎朝凄い競争だし」
「あの競争の中に入ってまではしなくていいさ、今まで売り払った黒石で三十年は遊んで暮らせる」
「ふふっ、ロンと三十年遊んで暮らすのも楽しそうだ」
そう言ってオウガが俺の方をなんだか色気のある目で見るので、俺たちはさっさとハンターギルドの訓練場に行くことにした。他にも何人かのハンターが来ていて、アーツを使った攻撃の練習をしていた、だがそのあまりの効率の悪さに俺とオウガは驚いた。基本的にアーツの使い方が下手なのだ、だから俺たちは目立たないようにアーツの型の練習だけをまずした。
「カリニ村がやっぱり異常だったのかな?」
「そうだね、ロン。そうかもしれない」
「この辺りにいるハンター、カリニ村だったら死んでるぜ」
「ロンが担当していた場所だったら、まずそうだろうね」
「武器なしの基本練習だけにしとくか、下手に目立ちたくない」
「そうだね、そうしてみよう」
そうして俺はオウガと武器なしの訓練を始めた、俺の方が僅かに背が高いがオウガはなかなか技が多彩で油断できなかった。単純な力でも俺が上だが、力の配分はオウガが上手かった。だからなかなか良い勝負になった、俺たちは集中している間はお互いしか目に入らなかった。そうして一通りの練習をすると昼になっていた、俺たちは昼食に行こうとしたが、いつの間にかハンターに取り囲まれていた。
「なぁ、あんたうちのパーティに入らないか?」
「凄いな、武器が無いと、あんなに早く動けるのか!?」
「ちょっと俺と勝負してみねぇか?」
「うちの、うちのパーティも大募集中だよ」
「私と付き合わない、二人のうちどちらでもでも良いよ」
そうして大勢から声をかけられたが、俺たちは昼飯だからと言ってとりあえずはお断りした。そうして街の食堂で俺は肉料理を、オウガはまた魚料理を注文して食べた。それから訓練の時のことを話しあった、お互いにできているなおすべき癖やもっと良い動き方などだ。そして最後に訓練場の連中について話し合った、元々が他人が好きではないオウガはうんざりしていた。
「とりあえずパーティの参加は無視していいよな、オウガ」
「僕はロンと二人だけのパーティでいい」
「勝負っていうのも目立つから止めとくか?」
「いまいちこの辺りのハンターの実力が分からないからね」
「…………私と付き合わないっていうのは?」
「絶対に却下!!」
そうして昼からは街を見物してみた、領主や貴族が住んでいる俺たちは入れない特別区の入り口や神殿それに劇場などを見て歩いた。劇場では『アビスハンターの冒険』という演劇をしていたので入ってみた、そうしたら一匹のアビスを苦労して、苦労して、苦労して倒すという話だった。俺とオウガは複数のアビスが出る方が珍しいんだと学んだ、そうして劇場を出て公園に行ってみた。
「アビスが複数出るほうが珍しいんだな、オウガ」
「ロンがいた区画、あのカリニ村が異常だったんだ」
「それであんな変な掟がいろいろあったのか?」
「この街では男女のハンターが、普通に歩いてるもんね」
「ハンターの出生率を上げる為なら、女船は毎日来ても良い気がするけどな」
「それだとあの村の作物では育てきれない、だから一月に一度だったのかもしれないよ」
とりあえず朧気ながらカリニ村の異常な風習の謎は解けた、あの村だけ異常な数のアビスに狙われていたから、だからあんなにハンターを生むことにこだわったのだ。でも世界は広いようだった、このルックの街なんて丸い城壁があって、ハンターがいるからアビスに襲われることもなかった。俺はしばらく様子を見て、このルックの街が退屈そうなところなら旅をしようと思った。
「なぁ、オウガ。このルックの街が退屈なところなら旅をしないか?」
「いいよ、僕はロンについて行く」
「その間に良い女か良い男が好きになったら言えよ」
「絶対にそんなことはない、ロンは僕の愛情を疑ってるね」
「いや世界は広いからな、俺より良い女も良い男も山ほどいるだろ」
「僕はロンの方が心配だよ、ロンが他の人にとられそうで心配だ」
俺の方はどこか安定して定住できるまで女を探す気はなかった、だってやっぱり女には子どもを産んで貰いたいし、子どもができたなら自分で育ててやりたかった。オウガは不安そうな目で俺を見ていたが、俺が素直に今思っているままのことを言うと、それならしばらくは心配ないかと俺に向かって微笑んだ。
「オウガ、お前は足技が上手いよな」
「子どもの頃から、ロンと訓練してるからね」
「でも打撃力は俺が上だぜ、単純な力なら俺の勝ち」
「僕は筋肉がつきにくいんだ、これでも人並みの男程度の力はある」
「今日は少しアーツの試し打ちもしとくか?」
「そう、分かった。練習台に行こう」
それからしばらくも碌な依頼はなくて、俺とオウガは訓練ばかりをしていた。武器を持って格闘訓練をした時には困った、決闘は事前申請してくださいと言われたのだ。決闘じゃなくて普通の訓練だと言うと、ハンターギルドの職員には呆れられた。今日は銃撃の訓練をしておきたかった、これなら目立つこともなかった。最少の力で正確に素早く的を打ち込んでいくだけだった、ちなみにオウガと勝負して僅かに俺が負けた。
「くっそ、あと十秒だったのに!!」
「負けは負けだよ、ロン」
「射撃の正確さはお前が上だな」
「これでも、地道に練習したからね」
「悔しい!! ん? 緊急依頼?」
「どこだろうね?」
もう昼も過ぎているのにハンターギルドの職員が大きな紙を掲示板に貼りつけた、それで皆にまぎれていってみたがカリニ村からの五枚の緊急依頼だった。アビス七体、六体、五体、六体、五体を討伐することとあった。こりゃ俺の自惚れでなければ俺たちがいなくなって戦線が崩れたのだ、だからあそこには前々から七体のアビスが出る、そう言っていたのにそれを信じなかったつけがきたのだ。
「一応、聞くけどロン。どうする?」
「行かない、どうせ今から俺たちが行っても今の戦力じゃ助けられない、それにカリニの村に捕まりたくない」
「女島のティールさんも死ぬかもよ」
「そりゃ、アビスハンターになったんだから、当然だが死ぬ覚悟もできてるだろ」
「そっか、良かった」
「……お前はあの村や女島が、大嫌いだったもんな」
俺としては故郷が完全に無くなるのは寂しい気がする、ティールも幼馴染だからできれば生き延びて欲しい、でも俺とオウガがカリニ村に帰っても今の戦力では勝てる確率は低かった。だから依頼を受ける奴らとカリニ村の勝利を心の中だけで祈っておいた、それからはオウガとまた射撃訓練して、夕方には宿に戻って風呂に入り宿屋でのんびりしていた。
「ロン、後悔はしない?」
「カリニ村か、全く後悔しないと言ったら嘘だな」
「今からでも助けに行く?」
「いや、行かない。行ってみても勝算がほとんどない、それにカリニ村にまた捕まるのはごめんだ」
「そう、ロンがいいなら僕は安心した」
「オウガは優しいな」
オウガは微笑んでロンにだけだよと言った、俺は故郷が今にも滅びていくのが分かった。あの数のアビスが相手での緊急依頼が五枚だ、この辺りのハンターではこなすことができないに違いない。かといってカリニ村に残された戦力では、とても無理だから依頼が来ているのだ。俺は故郷が滅びていくのが目に見えるような気がしたが、それでも助けに行こうとは思えなかった。
「まぁ、ちょっとあの掘っ立て小屋は惜しかったかもな」
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