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予期せぬ出来事
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今、僕の体の上には咲が乗っている。温かく柔らかな咲の体は適度な重みで僕を包み込むようだ。お互いの手は固く握り合い、時折繰り返される唇の接触はごく軽いものだ。
そんな幸せな時間の終わりを告げるようにポケットの中から電子音が聞こえる。僕のスマホへメッセージが届いたのだ。おそらく父さんだろう。
「ごめん、確認しないといけないや、多分父さんからだと思うんだけどね」
「そろそろお父様がご帰宅の時間なのかしら」
「残念だけど帰り支度しないといけないわね」
咲の言う通り非常に残念なことだ。もちろん父さんが帰ってこないのは困るけど、今は深夜まで飲んでから帰ってきても構わないと思ってしまう。
ポケットから取り出したスマホに表示されたメッセージを確認すると、送信者はやはり父さんからだった。残念な気持ちで内容を確認すると想像してなかったことが書いてあった。
「どうしたの? なにかあった?」
表示されたメッセージを片手に固まっている僕へ咲が話しかけてくる。
「あ、ああ、父さんはもう帰ってきたんだって」
「家にいないけどどこにいるのかって聞かれてるんだ……」
「あら大変ね、なんて言い訳するのかしら、くれぐれも」
僕は咲の言葉をさえぎった。
「わかってる、二人のことは言わないよ」
「外へ夕飯を食べに行ったことにするさ、嘘ではないしね」
「うふふ、無理しないでいいのよ」
「私が一緒に言って説明してあげるわ」
「えっ、言っちゃいけないんじゃなかったの?」
「口外してはいけないのは二人の関係、つまり仮契約のことよ」
「ご飯を一緒に食べてから勉強を教えあっていたことをを伝えても何の問題もないわ」
「ああ、なるほど、そういうことなのか、それなら僕でも説明できるな」
「でも私から話すわ、お父様にもご挨拶しておきたいし、今後も夜に家を出やすくなるでしょ?」
「それはそうかもしれないけど、大丈夫かな……」
「父さんは色恋沙汰とか話すの好きだから、変に勘ぐってきそうだよ」
「キミとはちがうのね、でも平気だから任せて」
「今ノートをまとめるから少し待っていてね、あと口元洗った方がいいわ」
僕は慌てて口元を拭った。それを見て咲が微笑み片手を差し出す。僕はその手を取って引かれるがままに洗面所へ案内された。
「タオル置いておくわね、使い終わったらその下のかごへ入れて置いてちょうだい」
「うん、ありがとう」
そう言ってから咲は洗面所を後にした。
顔を洗ってからリビングへ戻ると、咲はまとめたノートを紙袋へ入れて待っていた。そういえば咲が取っておいてくれたノートを貰うんだったし、そのためにここへ来たということにするのを忘れそうになっていた。
「先にメッセージへ返信しておくよ、今から帰るってくらいでいいか」
「そういえば咲はスマホとか携帯電話持ってる?」
「ええ、あるわよ、連絡先知りたいかしら?」
そういうと咲は壁際に置いてあった携帯電話を持って来た。それは最近のスマートフォンではなく昔ながらのガラケーってやつと同じようだが、日本では見たことのない丸っこいデザインで真っ黄色なかわいらしいものだった。
「それって向こうから持って来たの? ドイツだったよね」
「ええそうよ、日本へ来る前に調べたらこの機種は国外へ出ても使えるっていうから選んだのよ」
「その携帯電話かわいいね、僕のスマホとも電話とメールならできるのかな?」
「えっと、ショートメッセージかな」
「私は詳しくないからわからないけど電話くらいはできるはずよ」
そんなやり取りをしてから電話番号を聞いて発着信とメッセージ送受信を試した。
「どうやら問題ないみたいだね」
「あのさ…… 夜寝る前とかにメールしてもいい?」
「ダメだと言ったらどうするの? また情けない顔になっちゃうかしら?」
「いや、そしたら我慢するさ……」
「冗談よ、メールしてもいいわ、その代り毎日寝る前に送ってね」
「キミからメールが来るのを待ってから私も寝ることにするわ」
「うん、ありがとう」
「じゃあそろそろ行きましょうか、お父様心配しているわよ」
僕と咲は手を繋いだまま玄関へ行きそれぞれ靴を履く。そして名残惜しむかのようにゆっくりと手を離しドアを開けて外へ出た。
心の準備は万全ではないけど、そんなことを考えていても家まではあっという間についてしまう。なんといってもたった一件先なのだから。
僕と咲は何十歩か歩いただけで僕の家へ到着した。そして門扉を開けて中へ入ったところで予期せぬ出来事に遭遇し、驚き飛び上がってしまった。
なんと玄関扉の前には膝を抱えてスマホの画面を見ている父さんがいたのだ。こちらに気が付いて父さんが立ち上がり、今度は予想通り僕達の事を勘ぐってきた。
「おお、おかえりカズ、今日さ、鍵忘れて出ちゃったみたいで困ってたんだ」
「そっちの女の子は? まさかお前の彼女か?」
「こんばんは、吉田君のお父様ですね、私は蓮根咲と言います」
「残念ながら吉田君の彼女ではありません」
あまりに冷静でハキハキと答えた咲に悪いと思ったのか、父さんはバツ悪そうに頭をかいた。そんなことはお構いなしに咲は話を続ける。
「今年編入してきたのですが、吉田君とは同じクラスになりました」
「担任の岡田先生の発案で勉強を教えあうことにしました」
「へえそうなの? 担任って真弓ちゃんでしょ?」
「蓮根さんだっけ、家は近いのかな?」
「はい、お隣の板上さんの隣、吉田君のお宅から二軒隣の家です」
「そこの洋風建築の? そりゃ近い、ですね」
「でもうちの野球バカに教わることなんてある、のですか?」
「はい、私は海外生活が長くて日本語が少し苦手です」
「そのため国語や会話を教わることにしました、私は代りに吉田君へ英語を教えます」
まるで教科書に載っているような日本語は、まるで日本語を覚えたばかりの外国人のようだ。なるほど、説得力があるものだと感心する。
「今日は勝手がわからず遅くなってしまいました、申し訳ありません」
「明日からも吉田君へお願いすることになりますがよろしいでしょうか」
「いえいえとんでもな、ございません、こちらこそよろしくお願いします」
なぜか父さんも釣られてところどころ丁寧な口調になっているのが面白く、僕は笑いをこらえるのに必死だ。そして二人がお辞儀をしあっている間に僕は玄関の鍵を開けた。
「父さん、遅くなってごめんよ、まさか鍵を忘れたとは思ってなかったよ」
「帰ってくる前に連絡くれたら良かったのに」
「いやあ、今日は飲んでないからかつい連絡忘れちゃってな」
「酔ってないからかどうも調子が出ないわ」
「なんでだよ…… ふつう逆じゃないの?」
僕が父さんの言い分に呆れていると咲が父さんへ話しかけた。
「すいません、お疲れでご帰宅のところ押しかけてしまいまして、私はこれで失礼します」
「いえいえこちらこそお構いもしませんで」
「おいカズ、送ってこい」
「うん、行ってくるね」
「吉田君、ありがとう」
こうして僕と咲はまた来た道を戻り咲の家へ向かった。門扉を通って玄関前まで行ったところで僕はたまらず笑い出した。咲も口を押えながらくすくすと笑っている。
「ね、うまくいったでしょ?」
「お父様ってなんだかかわいい人ね、キミに似てるわ」
「そうかな、珍しく緊張したみたいだったよ」
「きっと咲の話し方が丁寧すぎてどうしたらいいかわからなかったんだろうな」
「さあもう戻った方がいいわ、こんなに近いのに遅くなったらおかしく思われるでしょ?」
「うん、後でメールするよ」
「ええ待ってるわ、愛しいキミ」
そして僕と咲はゆっくりと顔を近づけ、今日最後のキスをした。
そんな幸せな時間の終わりを告げるようにポケットの中から電子音が聞こえる。僕のスマホへメッセージが届いたのだ。おそらく父さんだろう。
「ごめん、確認しないといけないや、多分父さんからだと思うんだけどね」
「そろそろお父様がご帰宅の時間なのかしら」
「残念だけど帰り支度しないといけないわね」
咲の言う通り非常に残念なことだ。もちろん父さんが帰ってこないのは困るけど、今は深夜まで飲んでから帰ってきても構わないと思ってしまう。
ポケットから取り出したスマホに表示されたメッセージを確認すると、送信者はやはり父さんからだった。残念な気持ちで内容を確認すると想像してなかったことが書いてあった。
「どうしたの? なにかあった?」
表示されたメッセージを片手に固まっている僕へ咲が話しかけてくる。
「あ、ああ、父さんはもう帰ってきたんだって」
「家にいないけどどこにいるのかって聞かれてるんだ……」
「あら大変ね、なんて言い訳するのかしら、くれぐれも」
僕は咲の言葉をさえぎった。
「わかってる、二人のことは言わないよ」
「外へ夕飯を食べに行ったことにするさ、嘘ではないしね」
「うふふ、無理しないでいいのよ」
「私が一緒に言って説明してあげるわ」
「えっ、言っちゃいけないんじゃなかったの?」
「口外してはいけないのは二人の関係、つまり仮契約のことよ」
「ご飯を一緒に食べてから勉強を教えあっていたことをを伝えても何の問題もないわ」
「ああ、なるほど、そういうことなのか、それなら僕でも説明できるな」
「でも私から話すわ、お父様にもご挨拶しておきたいし、今後も夜に家を出やすくなるでしょ?」
「それはそうかもしれないけど、大丈夫かな……」
「父さんは色恋沙汰とか話すの好きだから、変に勘ぐってきそうだよ」
「キミとはちがうのね、でも平気だから任せて」
「今ノートをまとめるから少し待っていてね、あと口元洗った方がいいわ」
僕は慌てて口元を拭った。それを見て咲が微笑み片手を差し出す。僕はその手を取って引かれるがままに洗面所へ案内された。
「タオル置いておくわね、使い終わったらその下のかごへ入れて置いてちょうだい」
「うん、ありがとう」
そう言ってから咲は洗面所を後にした。
顔を洗ってからリビングへ戻ると、咲はまとめたノートを紙袋へ入れて待っていた。そういえば咲が取っておいてくれたノートを貰うんだったし、そのためにここへ来たということにするのを忘れそうになっていた。
「先にメッセージへ返信しておくよ、今から帰るってくらいでいいか」
「そういえば咲はスマホとか携帯電話持ってる?」
「ええ、あるわよ、連絡先知りたいかしら?」
そういうと咲は壁際に置いてあった携帯電話を持って来た。それは最近のスマートフォンではなく昔ながらのガラケーってやつと同じようだが、日本では見たことのない丸っこいデザインで真っ黄色なかわいらしいものだった。
「それって向こうから持って来たの? ドイツだったよね」
「ええそうよ、日本へ来る前に調べたらこの機種は国外へ出ても使えるっていうから選んだのよ」
「その携帯電話かわいいね、僕のスマホとも電話とメールならできるのかな?」
「えっと、ショートメッセージかな」
「私は詳しくないからわからないけど電話くらいはできるはずよ」
そんなやり取りをしてから電話番号を聞いて発着信とメッセージ送受信を試した。
「どうやら問題ないみたいだね」
「あのさ…… 夜寝る前とかにメールしてもいい?」
「ダメだと言ったらどうするの? また情けない顔になっちゃうかしら?」
「いや、そしたら我慢するさ……」
「冗談よ、メールしてもいいわ、その代り毎日寝る前に送ってね」
「キミからメールが来るのを待ってから私も寝ることにするわ」
「うん、ありがとう」
「じゃあそろそろ行きましょうか、お父様心配しているわよ」
僕と咲は手を繋いだまま玄関へ行きそれぞれ靴を履く。そして名残惜しむかのようにゆっくりと手を離しドアを開けて外へ出た。
心の準備は万全ではないけど、そんなことを考えていても家まではあっという間についてしまう。なんといってもたった一件先なのだから。
僕と咲は何十歩か歩いただけで僕の家へ到着した。そして門扉を開けて中へ入ったところで予期せぬ出来事に遭遇し、驚き飛び上がってしまった。
なんと玄関扉の前には膝を抱えてスマホの画面を見ている父さんがいたのだ。こちらに気が付いて父さんが立ち上がり、今度は予想通り僕達の事を勘ぐってきた。
「おお、おかえりカズ、今日さ、鍵忘れて出ちゃったみたいで困ってたんだ」
「そっちの女の子は? まさかお前の彼女か?」
「こんばんは、吉田君のお父様ですね、私は蓮根咲と言います」
「残念ながら吉田君の彼女ではありません」
あまりに冷静でハキハキと答えた咲に悪いと思ったのか、父さんはバツ悪そうに頭をかいた。そんなことはお構いなしに咲は話を続ける。
「今年編入してきたのですが、吉田君とは同じクラスになりました」
「担任の岡田先生の発案で勉強を教えあうことにしました」
「へえそうなの? 担任って真弓ちゃんでしょ?」
「蓮根さんだっけ、家は近いのかな?」
「はい、お隣の板上さんの隣、吉田君のお宅から二軒隣の家です」
「そこの洋風建築の? そりゃ近い、ですね」
「でもうちの野球バカに教わることなんてある、のですか?」
「はい、私は海外生活が長くて日本語が少し苦手です」
「そのため国語や会話を教わることにしました、私は代りに吉田君へ英語を教えます」
まるで教科書に載っているような日本語は、まるで日本語を覚えたばかりの外国人のようだ。なるほど、説得力があるものだと感心する。
「今日は勝手がわからず遅くなってしまいました、申し訳ありません」
「明日からも吉田君へお願いすることになりますがよろしいでしょうか」
「いえいえとんでもな、ございません、こちらこそよろしくお願いします」
なぜか父さんも釣られてところどころ丁寧な口調になっているのが面白く、僕は笑いをこらえるのに必死だ。そして二人がお辞儀をしあっている間に僕は玄関の鍵を開けた。
「父さん、遅くなってごめんよ、まさか鍵を忘れたとは思ってなかったよ」
「帰ってくる前に連絡くれたら良かったのに」
「いやあ、今日は飲んでないからかつい連絡忘れちゃってな」
「酔ってないからかどうも調子が出ないわ」
「なんでだよ…… ふつう逆じゃないの?」
僕が父さんの言い分に呆れていると咲が父さんへ話しかけた。
「すいません、お疲れでご帰宅のところ押しかけてしまいまして、私はこれで失礼します」
「いえいえこちらこそお構いもしませんで」
「おいカズ、送ってこい」
「うん、行ってくるね」
「吉田君、ありがとう」
こうして僕と咲はまた来た道を戻り咲の家へ向かった。門扉を通って玄関前まで行ったところで僕はたまらず笑い出した。咲も口を押えながらくすくすと笑っている。
「ね、うまくいったでしょ?」
「お父様ってなんだかかわいい人ね、キミに似てるわ」
「そうかな、珍しく緊張したみたいだったよ」
「きっと咲の話し方が丁寧すぎてどうしたらいいかわからなかったんだろうな」
「さあもう戻った方がいいわ、こんなに近いのに遅くなったらおかしく思われるでしょ?」
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