夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2025年1月

1月3日

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予定では道路が混む明日を避けるため今日の午後に戻る予定だったが明日になった。
妻が文乃のところに行って昼になっても戻らなかったので予定が変わったのかと思いビールを開けてしまった。
2本目を開けたタイミングで戻ってきた。
アイツのお母さんの遺品の整理に手間取って遅くなったそうだ。
一人暮らしだったので、日用品の買い置きも多く片付けるのが一苦労だそうだ。
うちと同じ柔軟剤とラップを使っていたので貰ってきたと話していた。
衣類は見覚えのないものは捨てるためにゴミ袋に入れれたが、よく着ていたものは捨てることが出来ずにそのままにしてきたと寂しそうにしていた。
家の中をいじってみたら棺に入れてあげたほうが良かったかなと思うものも多く、文乃と二人であれこれ盛り上がってとのこと。
大事にしていたと思われるアイツと二人で写っていた写真がタンスから出てきたのも心苦しくてと弱音を吐いていた。
タンスの中とレターセットの入った缶から出てきたからとポチ袋を渡された。
懐かしいキャラクターの絵が描かれていた。
文乃がタンスの中から出てきたお金を入れてくれたそうだ。
流石に俺の名前はなかったが俺と文乃のの子どもたちの名前を間違えないように書いてあったメモの紙があったので切って後に貼り付けてあった。
もうアイツのお母さんに名前を呼ばれることもなければ名前を書いてもらえることもないのだと思うと苦しい。
文乃のはもっと苦しいのだろう。
いずれ俺の両親もいなくなってそうなるのだろう。
妻のことも後悔がないように両親に会わせなくては。

滞在が1日延びたが両親は食材は多めに用意したから構わないと言ってくれた。
父はソファーに座ったまま長男と昼寝をしていた。
夕飯に煮物が出てきた。
最近は長女がまた煮物と文句を言っていたので食べていなかったので久しぶりだった。
妻が菜々美から貰った山菜を悪くなる前にと持ってきたそうだ。
アイツの夢を見るようになった日も煮物だった。
あれから何度か夢に出てくるがよく白い箱をもっている。
記憶にもとどまらないような夢もあるがいい加減あの箱を開けなければ。

夜に長男が俺からもお年玉をもらえるのではないかとうろうろしていた。
俺からはないと言ったが長女との金額差が気になるようだ。
小学校に入ったら増えると言ったが、今すぐでなければならないようだ。
両親は新札のピン札の1000円札、アイツのお母さんは旧札の普段使うようなしわのある1000円札が2枚だった。
アイツのお母さんは新札を見たことがあったのだろうか。
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