夫の親友〜西本匡臣の日記〜

2024年11月

11月7日

朝早くから廊下でバタバタしている音で目が覚めた。
まだ眠かったが、起きると次女がもどしたそうだ。
俺も様子を見に行くと、機嫌はよく元気そうだった。
パジャマにもかかってしまったようなので着替えさせようと脱がすと、汗で下着までビッショリだった。
汗で冷えたのか体はそれほど熱くはなく、すんなりと着替えさせてくれた。
相変わらずのポッコリお腹で、替えのパジャマのクマを指差し楽しそうに笑っていた。
妻は軽くうがいをさせたかったようだが、上手くいかずに水をごくごくと美味しそうに飲んでいた。
汗をかいて喉が乾いていたのだろうと思いながら見ていると、替えたばかりなのにおむつに用を足していた。
育児ではよくあることだが、朝からやられるとがっかりする。
本人はそんなことなど気にもせずケタケタと笑っていた。
次男と隔離するために、リビングに連れて行くと嬉しそうにおもちゃで遊び始めた。
洗面所で手を洗いたかったが妻が使っていたので、キッチンで手を洗っていると、次女が俺を追いかけて来た。
可愛かったので抱っこはせずにかわしてソファーに座ると、一生懸命歩いてついてきた。
ソファーまでたどり着いたので隣に座らせると、俺の太ももに頭を乗せ、また楽しそうに笑っていたが５分も経たないうちに寝息を立てて寝しまった。
起きないようにずれて昼寝用の毛布をかけてやると、毛布を噛みながら寝ていた。
熱はないので、お腹の調子が悪かっただけかもしれないと今日は病院には行かずに様子を見ると話していたが、朝以外は問題なく過ごしていたそうだ。
俺が帰ってからも朝とさほど変わらない様子で元気だった。
寝る前にも体温計で熱を測っていたが、素直に測らせてくれないので俺が汗だくだった。
長男は毎朝測っているので「静かに座ってはかるんだよ。」と優しく教えていたが、俺としては何年か前の長男を見ているような気分だった。

昼過ぎにお義兄さんから電話が来た。
最近またおばさんがこちらに顔を出させるようにと文句を言っていると話していた。
もしかしたら、そっちにも連絡がいくかもしれないので、気分を悪くしたら申し訳ないとのこと。
お義兄さんが悪いわけではないと言ったが、どうやらお義母さんのところには何度も連絡が行っているそうだ。
こちらに招待しようかと思うが、妻としてはどう思うのだろう。