夫の親友〜西本匡臣の日記〜

2024年11月

11月6日

昨日の夜、菜々美のことを考えているとにんにくのことを思い出したので、起きてから聞くとBBQに持っていってしまったそうだ。
俺にことわったつもりだったが忘れていたと、ヘラヘラと誤魔化すように笑っていた。
少し残念な気持ちもあるが、冷蔵庫の中で腐るよりも有効活用出来たのならそれでよかった。
長男の大根は相変わらずの様子だった。
土が乾いてきたのでお風呂で遊んでいる霧吹きをきれいに洗い、上から吹きかけて表面を軽く湿らせておいた。
長男は霧吹きを家の外で使うのが楽しかったようで水をまいて遊んでいた。
家を出るときに気がついたが、車にも掛けられたようで若干濡れていた。
霧吹きのせいで時間がなかったのでそのまま車を走らせたが、会社につく頃にはすっかり乾いていた。
後からぽつぽつと跡になりそうだ。
にんにくが残っていたら大根のバケツに間借りして植えてもよかったなと思い始めた。
にんにくにはこれといって興味はなかったが、ないと思うと興味が出てきた。
ホイル焼きや肉味噌、豚汁に入れてもよかったなどと後悔している。
調べると醤油に漬けてにんにく醤油というものも出てきた。

先週、東に代わり行った仕事先から東に直接連絡が来たそうで、わざわざ行ってきたそうだ。
俺が代わりに行った日も連絡があったがそれどころではなかったので、仕事用のスマホの電源を切ってやり過ごしていたそうだ。
前に行ったときにいた若い男の子と親戚だといていた女の子もいなくなっていたと話していた。
初めて聞く話だったが、親戚なのに側で働こうとする人がいたことに対する驚き半分、あの性格だとそうだろうなという納得半分だ。
東の話を聞く限りでは仕事の依頼はなく単なる話し相手として呼ばれたようだ。

家に帰ると、長女が「もうダメかもしれない。」と妻に抱きつきながら泣いていた。
どうしたのかと思い聞くと、アイスを作るおもちゃが壊れてしまったそうだ。
夏にも一度おかしかったことがあったが、その後は今まで通り使えていたのに10月の半ばからまた調子が悪くなり、うまく冷えて固まらなくなったそうだ。
俺はいまだに使ったことが驚きだった。
そういうおもちゃは1,2度使ったら飽きてゴミだらけになって捨てるものだと思っていた。
文乃もクリスマスや誕生日にねだり、次の年にアイツのお母さんがもったいないと言いながら捨てていると母から聞いていたし。
今年のクリスマスはどうしたら良いのだろう。
妻がうまく聞き出してくれることを期待しよう。