夫の親友〜西本匡臣の日記〜

2024年9月

9月1日

長女の宿題を確認していると、長女ばかりが構って貰っていると思ったのか、長男が不満そうにしていた。
どうしたものかと思っていると、妻が「これ幼稚園生用のやつだから。」と『ひらがな』と書かれた本を見せた。
妻から受け取ると嬉しそうにしていた。
長男のために用意されたであろう新しい鉛筆と消しゴムも受け取ると、早速始めた。
すぐに飽きるだろうと思っていたが、集中して、取り組んでいた。
長女のために天気を調べ、記憶をたどり一行日記も完成した。
ほとんど気象庁のおかげだ。
正しい税金の使い方だなと思ったが、長女の宿題にも税金は使われているのではないだろうか。
税金と税金をぶつけて小学生に対しての【ちゃんとした人】との評価を生み出している。
他のものも確認し問題がなさそうだったので、必要なものがないかを確認してもらうために妻と交代した。
問題がなさそうだったので、長男にもう終わったから遊べると声をかけたがまだ集中している様子だった。
長女は若干ものぐさだが物は大事にする方なので、壊れたり酷く汚すものはないので助かっている。
長女は長男がまだ自分の部屋にいて、自分の物がいじられるのが心配だったのか部屋でゲームをしていた。
リビングで妻になんとか終わったと話していると、金曜日に学校から『宿題が終らなくても無理にやらせずに、登校させてください。』とのメールが来たそうだ。
登校拒否にさせないための対応だと思うと話していた。

昼は妻がお好み焼きを作った。
なかなか美味しかった。
長男が食べるか分からなかったが、２枚食べた。
久しぶりに作っているなと考えたが最後に作ったのはいつだったのだろう。
長男が生まれる前だったかもしれない。
長男が生まれる前は俺が長女を見ていたが、長男が生まれてからはそれどころじゃなかったし。
今日はふたりとも側になかったので、ちょうど良かったのかもしれない。
長女はお好み焼きが家でも作っれるのかと驚いていた。
ドラマを見ていて羨ましかったそうだ。
いつもは冷凍か外食かテイクアウトだなとぼんやりと思った。
俺は子供の頃から普通に家で食べていたのでそんなことを考えたこともなかった。
アイツのところはどうしてたのだろう。
俺もアイツもじっとはしていなかったし、アイツのところには文乃もいたし、今の長女のように思う日があったのだろうか。
明日から新学期が始まるので早めに寝ようと思う。