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2024年6月

6月22日

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今日の長男も元気が有り余っているようだった。
どこかに行こうと、騒いでいたが出かけても大丈夫なのかと、妻と相談した。
外なら大丈夫かもしれないが、気温も高いのでオレが大丈夫ではないかもしれないと思ったので難航した。
長女はまた海に行きたい様子だった。
長男はカンガルーとコアラに会いにオーストラリア
に行きたいと話していた。
パスポートの期限は切れていると思うし、長男はパスポート自体を持っていないので、当分無理そうだ。

結局近くの無料の動物が少しいる公園に行ってきた。
カンガルーもコアラも長女が見たいと話していたパンダもいなかったが、レッサーパンダがいて夢中になっていた。
暑いせいか人も思っていたほどいなく快適に過ごせた。
途中ベンチの側に自動販売機があったので休憩したが、長男は髪から滴るほどの汗をかいていた。
近くに長男よりも1つ位小さい男の子が居たためか、妻にタオルで拭かれるのに激しく抵抗していた。
長女もサイダーをがぶ飲みという言葉通りの飲みっぷりで飲んでいたためか一気に汗が吹き出た様子だった。
着ていた白いTシャツが肌にピッタリと張り付いていた。
背中びしょびしょと言いながらも楽しそうにしていた。
背中をパタパタさせながら歩く長女を見た飼育員の中年女性に「今日湿気もあるしそのままだと、寒くなって風邪ひくからお土産屋さんで半袖売ってるから。」と声をかけられた。
レッサーパンダがプリントされた服もあると聞き、妻にねだっていた。
長男はカンガルーの模様はあるかと真剣な顔で聞いていたが、ないと返されてがっかりした様子だった。
少し歩くとさっき話していた土産物の店についた。
残念なことに、長女用のサイズはなかったので、少し大きめのサイズを買った。
その際に着替えていくなら、着替えるための部屋を開けるがと聞かれれて甘えることにした。
双子を見ていたので部屋には入らなかったが、濡れたシャツが脱げなかったようで楽しそうな声が聞こえてきた。
長男は恐竜が良かったと文句を言っていたが、うさぎがプリントされたものを選んだシャツに着替えた。
本当にうさぎで良いのかと確認したが、笑顔でこれにすると言っていた。
自分が子供の頃は親が選んだものなら仕方がないが、うさぎは女の子用というイメージだった気がする。
最近は男の子もピンクを着ているし、女の子が濃い青を着ているのを見かけるようになってきて、ジェンダーレス社会を感じる。
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