夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2024年1月

1月14日

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朝起きリビングに行くといつもならいるはずの妻がいなかった。
長女と寝ている寝室に向うと長女を慈しむように見ていた。
俺に気が付くとベッドから出てありがとうと抱きしめられた。

今日はゆっくり過ごそうと思っていたが子供部屋が嵐でも過ぎ去ったかのような有様だったので片付けた。
タンスの抽斗まで全て出されていたので1度物を部屋からだし、必要な物だけを戻した。
衣服もタンスや棚の裏のゴミが付いていたので洗うよう妻に頼んだ。
途中長女が見に来たので、押し入れは使えないが自室を作るかどうかと聞くと「まだお母さんと寝るからいい」と断られた。
俺はしばらく長男と同室に押し込められるのかと思うとしんどい。
とりあえず長女の物も子供部屋に戻した。
午前中で終わるかと思ったが午後までかかった。
夕飯の前だが長男と風呂に入った。
どこに遊びに行ってたのかと聞かれ、説明するのが難しかったので長女が忘れ物をしたのでおじいちゃんの家に取りに行ったと説明した。
おじいちゃんの家という単語に反応し、自分も行きたかったと騒ぎ出した。
次は5月に行こうと言うと少し落ち着いた。
楽しかったのなら良かったと思いながら、長男を洗って風呂からあがるとバスタオルを被ったままおかーさんと叫びながらリビングに走って行った。
いつもならすぐに追いかけるが疲れたのでそのまま着替えた。
髪を乾かしていると妻に引きづられた長男が戻ってきた。
長男にクリームを塗る妻を置いてリビングに戻ると長女が双子と遊んでいた。
昨日と一昨日は妻1人で3人を見ていたのだと気が付いた。
長男と戻ってきた妻に大丈夫だったのかと聞くと、隣の奥さんが買いすぎたからとおかずとかくれたからと大丈夫だったと言っていた。
あの時会えて良かったと思う。
夕飯は冷凍餃子と切り干し大根のツナマヨサラダだった。
土曜日に買い物に行く予定だったから何もなくてと申し訳無さそうな顔をしていた。
デザートにはアイツのお母さんから貰った梨が切られていた。
この季節に梨って珍しいねと妻が言うと「町内会の人からもらったって言っていたよと」長女がアイツのお母さんが話していたことを教えていた。

夜は子供部屋に布団を敷こうと思っていると、昨日と同じ様にティッシュの部屋で寝たいと長男に頼まれた。
こっちを長男の部屋にするのがいいのだろうか。
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