夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2024年1月

1月8日

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昨日寝る前に、妻と話したがやはり原因が分からなかった。
とりあえず長女の部屋を作る方向でと話がまとまり、そのために物置部屋をなんとかしようと思う。

長女は朝早く起きて絵を描いていた。
絵を描くのは好きだったし上手かったと妻に言うと、絵は全然描けなかったんだよねと笑っていた。
アイツも図工の時間は絵を描くというよりは筆を洗う水に絵の具を溶かして遊んでいるような子供だったと懐かしく思う。
夏はペットボトルに水彩絵の具の色水を作り金や銀のアクリル絵の具を少し入れたものを良く作っていた。
絵を正確に描くのは俺の方が上手かったが、色を作るのはアイツの方が上手かったように思う。
独特の色彩感覚があったしそれを作れるのはずるいと感じていたが、今思うと少し憧れてたのだろう。
夏の夜空の様な少し明るめのネイビーに星を表現した銀色を入れたものと、冬の夜空のようにひきしまったネイビーに月明かりを表現した金色を入れたものが好きだった。
あのペットボトルはどうなったのだろう、おそらくアイツか俺の母親が捨てたのだろうと思うが少しさみしい。
大した価値はないが二度と手に入らないものを失ったのだと思うと辛い。
書きかけの絵を見る限りでは長女は妻に似ているようだ。

そんなことを考えていると長男が起きてきた。
妻が食パンにチョコクリームかココアクリームのどちらを塗るかと長男に聞いていた。
自分で両方塗るからとキッチンで踏み台に乗って真剣な顔をしていた。
自分で作ったパンを持ちソファーに座る俺の足元に座りパンを自信満々に見せてきた。
皿にも手にもクリームがついていたがうまく塗れていた。
パンを半分食べたところで、妻が皿を2つ持ってきた。
目玉焼きとウインナーとトマトが乗った皿と長男がクリームを塗るために使ったスプーンを擦った食パンが乗った皿だった。
もう朝食は済ませていたが拒否権はなさそうなので食べた。
食べ終わった皿を妻に渡し洗面所で長男の手と口周りを洗うとリビングに走って戻り長女に何をしているのかとたずねていた。
宿題だと長男に言われていたが自分も絵の具で遊びたいと妻に言っていたが明日ねと誤魔化されていた。
邪魔にならないように書斎に連れて行こうとしたがゲームセンターで獲ったぬいぐるみを双子が返してくれないからと拒否された。
宿題は長男に邪魔をされながらなんとか終わったようだった。
明日から学校と幼稚園が始まるからと妻が持ち物の最終確認をしていた。
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