夫の親友〜西本匡臣の日記〜

2024年1月

1月7日

妻も長女が元気がないのを気にしていた。
俺の母になにか言われたのかと思い実家に電話をしてみたが心当たりはないとのことだった。
文乃の娘たちとは仲が良さそうだったように思うしと妻も心当たりがないようだった。
クリスマスプレゼントの事だろうかとも思ったが喜んで使っていたと思う。
冬休みに入る前に友達と何かあったのかとも思ったが、遊びに行って帰ってきたあとも楽しかったと話していたので違うのだろう。
自分の部屋が欲しいのかなと妻が言うが、もし欲しかったら自分から言い出すのではと思う。
長男を抱きしめ2人で笑い合ったりしていたがいつもと様子が違うように感じた。
昼には長女の好きなナポリタンが出てきたが嬉しそうな顔をしていたのは一瞬だけだった。
ウインナーが少し焦げていたがそんな小さな事が長女を落ち込ませるのではないかと気になった。

昼食後、長女の部屋を用意しようかと使っていない部屋を開けてみるが押し入れの中のことを考えると難しそうだ。
子供部屋の戸を開けると長男の脱いだ服やおもちゃが散乱していた。
子供部屋を長女の部屋にして長男を動かそうかと考えたが、この部屋で遊びそうだと思うとそれも不可だ。
書斎の机を動かそうかとも考えたが押し入れは必要そうだし、クローゼットをあとから置くと考えると狭くなりそうだ。

リビングに行くと妻が宿題は大丈夫かと聞いていた。
忘れてた、といった顔をして走って階段を上がって行った。
ランドセルごと持ってきて普段食事しているテーブルて仕分けをし、ワークをしていた。
冬はもちろん夏のワークの表紙に描かれたキャラクターの顔を見ると何故だが不安になる。
妻に言うと訳のわからないことを言ってないで宿題を手伝うように言われた。
わからない所は手が止まるのをみて手伝おうとも思うが簡単な漢字だが思い出せなかった。
次に進むよう言い思い出せず書斎から辞書を持ってきて調べた。
途中、長男が何度か邪魔をしに来たが邪険にするわけでもなく今宿題してるからと静かにたしなめていた。
いつもなら喧嘩をするところだかやはりおかしい。