夫の親友〜西本匡臣の日記〜

ゆとり理

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2023年12月

12月21日

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机を動かすため早めに行こうと思っていたが、カレーとシチューの箱を持って行くという長男を説得するのに手間どり遅刻した。
北島と佐々木君が手伝ってくれた。
遅刻の理由を説明すると、全員子供の頃って箱楽しかったと笑っていた。
事務の早瀬さんは高校生になってもうちの子は楽しそうだと話していた。
もうクリスマスの準備って早いですねと言う佐々木君に風邪とインフルで備蓄がスッカラカンな様子だと返した。
それもあるけど今週からだからねと早瀬さんに言われ、何のことだと思っていると冬休みと続いたのでそれであの買い物かと納得いった。
クリスマスからお正月までは混んでるからと言われ、感染症対策のためにも出かけるのを控えたいのかもしれないと返事をした。
正月はどうするのかと聞くと「旦那の実家に行きたくないから会社開けてよ」と早瀬さんが愚痴っぽく頼んできた。
事務員だけいてもと北島が半笑いで返したが、切実なようだった。
「スーパーの短期のパートに行けばいいじゃないですか」という片岡さんにそれも考えたんだけど、入るならそろそろ応募して採用されないといけないから無理だと嘆いていた。
どんな事情があるのかと聞くと、旦那さんのお兄さんが離婚されて実家で老後は同居しろと迫ってくるとのことだった。
自分の旦那でも嫌なのにと豪快に笑っていたが、なんかあの人嫌な感じがするのよと困っている様子だった。
子供もいたが娘は就職して、奥さんが高校生の息子と一緒に実家に帰ったみたいでとさらに続けた。
本気なら正月明けまで休職して、スーパーとかでパートなりバイトなりしてもいいと伝えた。
しかし、行きたくないってことがバレたら面倒くさいから職場で無理矢理仕事させられてる感じにしてほしいとのことだった。
正月に暇なのは佐々木君だけだと思うと言うと佐々木君の後始末も大変そうだと笑っていた。
片岡さんに今年はどうするのかと聞かれ、実家の散らかり具合を確認してくると言うと、旦那の実家はゴミ屋敷まっしぐらと早瀬さんが気味悪がっていた。
正月はアイツの実家にも行かなければいけないことを思い出し憂鬱だ。

昼を跨いて外回りに出た帰りに近くのコンビニに寄った。
早瀬さんになにか甘いものをと思いロールケーキ、ミルクレープ、プリンアラモードを買った。
店長と書かれた名札をした中年男性に愛想よくありがとうございましたと言われ店を出ると、求人が貼ってあった。
スーパーの店員を思い出し興味本位で見ると400円ほど時給が高かった。
会社に戻りおやつにした。
初めて食べたミルクレープは想像よりずっと質素な味がした。
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