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第一章
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それからの日々をハルエルは家の改装や、周りの散策に費やした。
父、ダニエルからは会いたい、帰っておいでという手紙が毎日の様に届けられていたけど、ハルエルは半数を無視してその日の天気やお店で見つけた物、庭で見つけたきれいなお花等を同封して手紙の返事をしていた。
傍目に見たら会話になってないのだが、シェパード家はこれで上手く回っているのだった。
寧ろ手紙の返事が少しでも遅れれば、父ダニエルは即馬に飛び乗り王都に向かってくるだろう。
「シド」
「どうしました?お嬢」
「最悪だわ、1週間後王城に行かねばならないみたい」
「………はい?」
ハルエルは1枚の手紙をシドに渡し、頭を抱えた。
「……あぁ、あの王妃のお茶会ですか…」
「外でそれを言っちゃ駄目だからね」
「それくらいは心得てますよ、それにしても何を企んでるんですかね」
「私は呼び出される心当たりがありすぎてもう胃が痛いわ」
ハルエルの頭には、父達の暴走したアレコレが頭に浮かんでいた。
私がたまたま通りかかった貴族の令息に転ばされた時に父が怒って領地を奪い取った時の事かしら?
それとも実は隣国なんて簡単に制圧できるくらいの戦闘準備が出来てるのがバレた?それとも前にジェイがやった事かしら?
頭に次々と思い浮かぶ出来事。
心当たりがあり過ぎて、最早どれなのかすら分からないハルエルは唸りながら頭を抱えていた
「あぁ、そういえばこの前の後処理終わりましたよ、お嬢」
「え?」
「一応伝えておかないとお嬢怒るんで。」
「あぁ、そういえば一時期皆ピリピリしていたものね。
何があったのか聞いてもいいのかしら?」
「あの時お嬢を殴ろうとした令嬢の手先だった様なので、再起不能にして家の門に綺麗に飾り付けておきました。
あぁ、大丈夫です。ちゃんと証拠は残してませんので」
ニッコリと笑いながらお茶を飲むシド
本来なら護衛が座ってお茶を飲む等あり得ないのだが、ハルエル自身の願いなのだから仕方がない。
「バレないならいいのよ。バレなければね。
はぁ、まだこっちに来て2ヶ月よ?2ヶ月の間に私は何回襲撃されればいいのよ、これなら領地にいた方が安全じゃないのよ」
ハルエルは王都に来て2ヶ月の間に、10回以上の襲撃を受けていた。
実はハルエルが寝ていて気づいてないだけでその倍は来ているのだけど、シドはそれは黙っておこうとニコニコ笑っていた。
おかげでシドはハルエルの部屋で朝まで過ごせるので襲撃者達にはちょっとだけ感謝していた。
「当主様にバレるのも時間の問題ですね」
「それだけは避けなきゃ……戦争なんて面倒な事ごめんよ」
今はまだダニエルには、ハルエルが襲撃されているのはバレてない。
それはハルエルが必死に隠しているからだ。
犬やシェパード家で鍛えられたメイド達にとって襲撃者達は猫を転がす様な物だ。
静かに目立たず、物を壊さず、だが確実に仕留めるをモットーにしているメイド達は鮮やかな手つきで始末をしていく。
一見か弱そうに見えるメイド達はそこらの兵よりも強いのだ。
「そもそも、なんでこれだけ襲撃者が居てどこの誰が送ってきてるかわかんないのよ!」
「予想ですが、いろんな家がシェパード家を妬み恨んでいるので、複数の家から来ているのだと思います。分かっただけでも三家ありますからね。勿論全部丁寧にお返ししていますが。」
「お父様にバレる前に早々に解決しなければ……きっとそろそろお父様の我慢がきれる頃よ。」
ハルエルは領地から送られてくる山のような手紙をシドに見せた。
「そうですね。今はジェイが上手く気を逸してるようですが、元々お嬢命のお方ですしお嬢が産まれてからこんなにも離れる事はありませんでしたしね」
「それにお父様にとって王都は忌むべき地よ。そんな所に愛娘が居るなんて、トラウマを抉ってるようなモノなのよ」
ハルエルの母は、ハルエルが小さな時に王都で殺された。
事件は事故で処理されてるが、アレは事故ではない事をハルエルは知っている。
父は、母の亡骸を抱きしめ嘆き悲しんだ。
母はシェパード家の太陽だった。
温かく周りを照らす母を皆が慕っていた。
ハルエルだって母ミシェルが大好きだった。
だけど、その命は何者かの手によって奪われてしまった。
ハルエルは過去を思い出し、思わず顔を歪めた。
「お嬢の命は俺がこの命にかえても守ります」
「ふふ、心強いわ。だけどね、シド。私は簡単に死ぬつもりなんてないわ。
だって、私まで王都で死んでしまったら……お父様は本当に立ち直れなくなってしまう。それに…今度こそ人をやめてしまうわ」
元々人が嫌いだったダニエルの人嫌いに拍車がかかったのは母ミシェルの事件がきっかけだった。
これはおかしいと何度も訴えたのに、証拠だってダニエルは出したのに、その全てを却下され事故として処理された。
そればかりかダニエルがミシェルを殺したのではないかと心無い噂まで流れた。
ミシェルが死ぬまではそれなりに他領との付き合いもあったが、ミシェルが死んでからダニエルは心を閉ざし、関係を全て切った。
娘を守る為、周りに何を言われようと兵を育て、ひっそりと娘と暮らしていく事を望んだ。
得られた栄光も名誉も全部捨てて、ダニエルは辺境の地にこもった。
今のダニエルにとってハルエルが希望だった。生きる希望であり、生きる理由だった。愛しい妻が残した可愛い形見を、守り育てる事がダニエルの使命なのだ
「そうならない為にも……1週間後は厳重警戒しないとね。
王城なんて敵の手の中に行くようなものだわ。犬達も分かったわね、1週間後、王城へ行く日は私に危害を加える者には容赦はしなくていいわよ」
「お嬢は、王家が怪しいと?」
「疑ってるのは全てよ。私は家族以外は…信じてないもの。
あぁ、勿論シドもジェイも…犬達だって私の家族よ?」
一瞬鋭くなったハルエルの瞳は瞬きの間に柔らかい瞳に変わっていた。
シドはその一瞬を見逃さなかった。
1週間後ハルエルが無理をするつもりだと分かり、顰めそうになるのを必死に堪えた。
父、ダニエルからは会いたい、帰っておいでという手紙が毎日の様に届けられていたけど、ハルエルは半数を無視してその日の天気やお店で見つけた物、庭で見つけたきれいなお花等を同封して手紙の返事をしていた。
傍目に見たら会話になってないのだが、シェパード家はこれで上手く回っているのだった。
寧ろ手紙の返事が少しでも遅れれば、父ダニエルは即馬に飛び乗り王都に向かってくるだろう。
「シド」
「どうしました?お嬢」
「最悪だわ、1週間後王城に行かねばならないみたい」
「………はい?」
ハルエルは1枚の手紙をシドに渡し、頭を抱えた。
「……あぁ、あの王妃のお茶会ですか…」
「外でそれを言っちゃ駄目だからね」
「それくらいは心得てますよ、それにしても何を企んでるんですかね」
「私は呼び出される心当たりがありすぎてもう胃が痛いわ」
ハルエルの頭には、父達の暴走したアレコレが頭に浮かんでいた。
私がたまたま通りかかった貴族の令息に転ばされた時に父が怒って領地を奪い取った時の事かしら?
それとも実は隣国なんて簡単に制圧できるくらいの戦闘準備が出来てるのがバレた?それとも前にジェイがやった事かしら?
頭に次々と思い浮かぶ出来事。
心当たりがあり過ぎて、最早どれなのかすら分からないハルエルは唸りながら頭を抱えていた
「あぁ、そういえばこの前の後処理終わりましたよ、お嬢」
「え?」
「一応伝えておかないとお嬢怒るんで。」
「あぁ、そういえば一時期皆ピリピリしていたものね。
何があったのか聞いてもいいのかしら?」
「あの時お嬢を殴ろうとした令嬢の手先だった様なので、再起不能にして家の門に綺麗に飾り付けておきました。
あぁ、大丈夫です。ちゃんと証拠は残してませんので」
ニッコリと笑いながらお茶を飲むシド
本来なら護衛が座ってお茶を飲む等あり得ないのだが、ハルエル自身の願いなのだから仕方がない。
「バレないならいいのよ。バレなければね。
はぁ、まだこっちに来て2ヶ月よ?2ヶ月の間に私は何回襲撃されればいいのよ、これなら領地にいた方が安全じゃないのよ」
ハルエルは王都に来て2ヶ月の間に、10回以上の襲撃を受けていた。
実はハルエルが寝ていて気づいてないだけでその倍は来ているのだけど、シドはそれは黙っておこうとニコニコ笑っていた。
おかげでシドはハルエルの部屋で朝まで過ごせるので襲撃者達にはちょっとだけ感謝していた。
「当主様にバレるのも時間の問題ですね」
「それだけは避けなきゃ……戦争なんて面倒な事ごめんよ」
今はまだダニエルには、ハルエルが襲撃されているのはバレてない。
それはハルエルが必死に隠しているからだ。
犬やシェパード家で鍛えられたメイド達にとって襲撃者達は猫を転がす様な物だ。
静かに目立たず、物を壊さず、だが確実に仕留めるをモットーにしているメイド達は鮮やかな手つきで始末をしていく。
一見か弱そうに見えるメイド達はそこらの兵よりも強いのだ。
「そもそも、なんでこれだけ襲撃者が居てどこの誰が送ってきてるかわかんないのよ!」
「予想ですが、いろんな家がシェパード家を妬み恨んでいるので、複数の家から来ているのだと思います。分かっただけでも三家ありますからね。勿論全部丁寧にお返ししていますが。」
「お父様にバレる前に早々に解決しなければ……きっとそろそろお父様の我慢がきれる頃よ。」
ハルエルは領地から送られてくる山のような手紙をシドに見せた。
「そうですね。今はジェイが上手く気を逸してるようですが、元々お嬢命のお方ですしお嬢が産まれてからこんなにも離れる事はありませんでしたしね」
「それにお父様にとって王都は忌むべき地よ。そんな所に愛娘が居るなんて、トラウマを抉ってるようなモノなのよ」
ハルエルの母は、ハルエルが小さな時に王都で殺された。
事件は事故で処理されてるが、アレは事故ではない事をハルエルは知っている。
父は、母の亡骸を抱きしめ嘆き悲しんだ。
母はシェパード家の太陽だった。
温かく周りを照らす母を皆が慕っていた。
ハルエルだって母ミシェルが大好きだった。
だけど、その命は何者かの手によって奪われてしまった。
ハルエルは過去を思い出し、思わず顔を歪めた。
「お嬢の命は俺がこの命にかえても守ります」
「ふふ、心強いわ。だけどね、シド。私は簡単に死ぬつもりなんてないわ。
だって、私まで王都で死んでしまったら……お父様は本当に立ち直れなくなってしまう。それに…今度こそ人をやめてしまうわ」
元々人が嫌いだったダニエルの人嫌いに拍車がかかったのは母ミシェルの事件がきっかけだった。
これはおかしいと何度も訴えたのに、証拠だってダニエルは出したのに、その全てを却下され事故として処理された。
そればかりかダニエルがミシェルを殺したのではないかと心無い噂まで流れた。
ミシェルが死ぬまではそれなりに他領との付き合いもあったが、ミシェルが死んでからダニエルは心を閉ざし、関係を全て切った。
娘を守る為、周りに何を言われようと兵を育て、ひっそりと娘と暮らしていく事を望んだ。
得られた栄光も名誉も全部捨てて、ダニエルは辺境の地にこもった。
今のダニエルにとってハルエルが希望だった。生きる希望であり、生きる理由だった。愛しい妻が残した可愛い形見を、守り育てる事がダニエルの使命なのだ
「そうならない為にも……1週間後は厳重警戒しないとね。
王城なんて敵の手の中に行くようなものだわ。犬達も分かったわね、1週間後、王城へ行く日は私に危害を加える者には容赦はしなくていいわよ」
「お嬢は、王家が怪しいと?」
「疑ってるのは全てよ。私は家族以外は…信じてないもの。
あぁ、勿論シドもジェイも…犬達だって私の家族よ?」
一瞬鋭くなったハルエルの瞳は瞬きの間に柔らかい瞳に変わっていた。
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