61 / 220
6-2、カメ、謝る
エターナニル魔法学園特殊クラス
しおりを挟む
「ここはどこどすか?」
「・・・まだまだメジャーじゃないけれど、こうもはっきり知らないって言われるのもつらいわね。しかも身内に」
「ごめんなさい。うち本当に知らなくて」
「あらやだ、本当に知らなかったのね。TVとか見ないの?ラジオは?花丸製薬って会社なんだけど」
何となく聞き覚えがある。だが、鐘の音が鳴り響く頭ではよく思い出せなかった。
「あ、じゃあこの曲は?」
スピーカーから流れてきたのは聞き覚えのある曲だった。独特な民族楽器の音に合わせて澄んだ声が流麗に歌う。今話題沸騰中の曲である。
「あ、ヒールポーションのCMどす」
ネットで大流行しているもので、今年のCMグランプリーで最優秀賞に輝いた。そのくせ歌手が不明なで有名な・・・・・・。
「そういうこと。ちなみに魔法学園にも卸してるから。今後ともご贔屓に」
「お得意さんどすか?」
「そう、お得意さん。保健委員のみんなにはお世話になっています」
そういうとお姉さんはいい笑顔を浮かべた。
「あ、携帯鳴ってるよ」
視線を落とすと携帯画面が点滅していた。どうやら電話がかかってきたようだ。
「出てええんよなぁ」
携帯を手渡したということはそういうことなのだろう。落としそうになりながらもレイカは通話ボタンを押した。
『リトア、何考えってんだてめー!』
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
名乗る前に怒鳴られ、レイカはテンパった。電話の向こうでごちゃごちゃ言っているのも聞こえないくらいだ。只々ひたすら謝り続ける。
『お。その声、レイカちゃんだな。リーダーが済まんことしたな。俺に代わったからちょっと落ち着いて』
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
『レイカちゃーん、聞いてる?』
「は、はい!?」
『聞いてないっしょ』
「グスン、あの、もしかしてカズはん」
『当たり!リーダーがゴメンね。リトアはいる?』
「今おらへんの」
『だよね~。そっちどう?元気してる?』
「してるもなにも三日前に別れたばかりどすぇ」
別れ際、大の男なのに号泣する元黒のリーダーと元白のリーダーが印象的だった。リトアの友達の多さも凄かった。一クラス以上が見送りに来ていたのではないだろうか。
『しっかし、仕事終了した途端にサヨナラとか薄情過ぎないか?』
「仕方あらへんよ」
男子だったら残る選択肢もあったかもしれないが、リトアは女子である。学園祭でばらした以上、そのまま在学してしまうことはできない。それにあのリトアの様子からするとすでに別の仕事を引き受けているようだ。
『じゃあさ、体礼祭で会おうって伝えて』
「体礼祭って何どすか?」
『えーっ、知らないの。かなり有名な全国学生大会だって』
甲子園みたいなものかなとレイカは認識した。種目は何だろうか?野球、サッカー、フットボール?どれも自分には無理な話だ。先輩が出るなら皆で応援に行こう。でも、リトア先輩もロイズ先輩も体育会系ではない。
「カズはんは出ること決まってはるんどすか?」
『うーん、まだ内緒。でも、体育祭で優勝したチームが出るってことは言っとく』
やはり体育会系の大会だった。ますますレイカには縁がないものだろう。応援確実である。
『学校が違っても会う機会は作るものだって』
「了解しはりました」
『あと、時間空いたら電話かけるように言ってくれないか』
「・・・ひょっとして先輩挨拶せずに帰りはったん?」
『いや~俺には挨拶はしたんだけどさ・・・・・・』
元白黒のリーダーどちら共に公式以外でしていなかったらしい。いや、リトアのことだから皆に簡単に挨拶はしたと思っていたレイカはちょっと意外だった。
『ともかく、白黒戦争(笑)は終わったんだけど、元リーダー2人が不機嫌なのは空気悪いわけよ』
後ろから「悪かねーよ」と聞こえたが、その声は言葉に反してイライラしていた。
『だから、時間ある時でいいから電話してって伝えて、よろしくッ』
了承するとレイカは通話を切った。
「先輩モテるなぁ」
女性だとばれた時の反応を見ると白黒どちらのリーダーもリトアに気が合ったようだった。
「あら、気分はもう大丈夫?」
先程心配をかけていたミモリが大量の資料を持って尋ねてくる。そういえば、びっくりした拍子に具合が悪いのはどっかに行ってしまった。安堵したミモリの腕から資料がポロポロと落ちる。
「運ぶの手伝います」
「いいの?ありがと」
落ちた紙を拾う。発注履歴という文字が見て取れた。
「書類だからあまり読まないでね」
拾った時にほとんど読んでしまった。レイカは速読スキル持ちだ。2秒もあれば紙一枚など即読める。ポーションの発注書だった。
「先輩何してはるんですか?」
「うん、そっか知らないんだね。内緒にする必要ないのに」
書類を机まで運ぶと彼女はこっちこっちと手招きした。疑問に思ってついて行くとある扉の前までやってきた。そこはリトアが入っていった、明らかに他とは違って丈夫な造りのドアだった。
「収録室になってるの、静かにね」
人差し指をソッと唇に当て女性は微笑んだ。
収録室に入った途端、レイカは圧倒された。歌詞は何の変哲もないバラードだが、その声は心に響くものがある。目から自然と涙が零れてくる。切ない歌声だけがその空間を支配していた。
「先輩、上手どす」
文化祭で披露していた荒々しいロックも凄かったが、こっちらも負けていない。むしろこっちの方が本業ではないだろうか。音域が広く、リズム感がある。聞くものを魅入るそんな歌だ。歌手として十分やっていける。逆に下手な歌手より上手いだろう。
「ふぅ、ってあれレイカちゃん?!」
「あらごめんなさい。内緒にしておくつもりだったかしら」
ミモリさん、もの凄く白々しい。
「レイカちゃんこのことは誰にも言ってはいけないからね」
真剣な表情で迫られ、レイカの首は自然に頷いていた。
「ありがとう、納得してくれて」
承諾はいしたが、納得はしていない。なんであれだけの歌唱力がるなら歌手として表立って活躍しないのか。先輩の性格が関係しているのかもしれないとレイカは思った。
「それでもういいんどすか?」
そうふると困った顔をされた。この後もう三曲レコーディングしなければならないとか。
続く
「・・・まだまだメジャーじゃないけれど、こうもはっきり知らないって言われるのもつらいわね。しかも身内に」
「ごめんなさい。うち本当に知らなくて」
「あらやだ、本当に知らなかったのね。TVとか見ないの?ラジオは?花丸製薬って会社なんだけど」
何となく聞き覚えがある。だが、鐘の音が鳴り響く頭ではよく思い出せなかった。
「あ、じゃあこの曲は?」
スピーカーから流れてきたのは聞き覚えのある曲だった。独特な民族楽器の音に合わせて澄んだ声が流麗に歌う。今話題沸騰中の曲である。
「あ、ヒールポーションのCMどす」
ネットで大流行しているもので、今年のCMグランプリーで最優秀賞に輝いた。そのくせ歌手が不明なで有名な・・・・・・。
「そういうこと。ちなみに魔法学園にも卸してるから。今後ともご贔屓に」
「お得意さんどすか?」
「そう、お得意さん。保健委員のみんなにはお世話になっています」
そういうとお姉さんはいい笑顔を浮かべた。
「あ、携帯鳴ってるよ」
視線を落とすと携帯画面が点滅していた。どうやら電話がかかってきたようだ。
「出てええんよなぁ」
携帯を手渡したということはそういうことなのだろう。落としそうになりながらもレイカは通話ボタンを押した。
『リトア、何考えってんだてめー!』
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
名乗る前に怒鳴られ、レイカはテンパった。電話の向こうでごちゃごちゃ言っているのも聞こえないくらいだ。只々ひたすら謝り続ける。
『お。その声、レイカちゃんだな。リーダーが済まんことしたな。俺に代わったからちょっと落ち着いて』
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
『レイカちゃーん、聞いてる?』
「は、はい!?」
『聞いてないっしょ』
「グスン、あの、もしかしてカズはん」
『当たり!リーダーがゴメンね。リトアはいる?』
「今おらへんの」
『だよね~。そっちどう?元気してる?』
「してるもなにも三日前に別れたばかりどすぇ」
別れ際、大の男なのに号泣する元黒のリーダーと元白のリーダーが印象的だった。リトアの友達の多さも凄かった。一クラス以上が見送りに来ていたのではないだろうか。
『しっかし、仕事終了した途端にサヨナラとか薄情過ぎないか?』
「仕方あらへんよ」
男子だったら残る選択肢もあったかもしれないが、リトアは女子である。学園祭でばらした以上、そのまま在学してしまうことはできない。それにあのリトアの様子からするとすでに別の仕事を引き受けているようだ。
『じゃあさ、体礼祭で会おうって伝えて』
「体礼祭って何どすか?」
『えーっ、知らないの。かなり有名な全国学生大会だって』
甲子園みたいなものかなとレイカは認識した。種目は何だろうか?野球、サッカー、フットボール?どれも自分には無理な話だ。先輩が出るなら皆で応援に行こう。でも、リトア先輩もロイズ先輩も体育会系ではない。
「カズはんは出ること決まってはるんどすか?」
『うーん、まだ内緒。でも、体育祭で優勝したチームが出るってことは言っとく』
やはり体育会系の大会だった。ますますレイカには縁がないものだろう。応援確実である。
『学校が違っても会う機会は作るものだって』
「了解しはりました」
『あと、時間空いたら電話かけるように言ってくれないか』
「・・・ひょっとして先輩挨拶せずに帰りはったん?」
『いや~俺には挨拶はしたんだけどさ・・・・・・』
元白黒のリーダーどちら共に公式以外でしていなかったらしい。いや、リトアのことだから皆に簡単に挨拶はしたと思っていたレイカはちょっと意外だった。
『ともかく、白黒戦争(笑)は終わったんだけど、元リーダー2人が不機嫌なのは空気悪いわけよ』
後ろから「悪かねーよ」と聞こえたが、その声は言葉に反してイライラしていた。
『だから、時間ある時でいいから電話してって伝えて、よろしくッ』
了承するとレイカは通話を切った。
「先輩モテるなぁ」
女性だとばれた時の反応を見ると白黒どちらのリーダーもリトアに気が合ったようだった。
「あら、気分はもう大丈夫?」
先程心配をかけていたミモリが大量の資料を持って尋ねてくる。そういえば、びっくりした拍子に具合が悪いのはどっかに行ってしまった。安堵したミモリの腕から資料がポロポロと落ちる。
「運ぶの手伝います」
「いいの?ありがと」
落ちた紙を拾う。発注履歴という文字が見て取れた。
「書類だからあまり読まないでね」
拾った時にほとんど読んでしまった。レイカは速読スキル持ちだ。2秒もあれば紙一枚など即読める。ポーションの発注書だった。
「先輩何してはるんですか?」
「うん、そっか知らないんだね。内緒にする必要ないのに」
書類を机まで運ぶと彼女はこっちこっちと手招きした。疑問に思ってついて行くとある扉の前までやってきた。そこはリトアが入っていった、明らかに他とは違って丈夫な造りのドアだった。
「収録室になってるの、静かにね」
人差し指をソッと唇に当て女性は微笑んだ。
収録室に入った途端、レイカは圧倒された。歌詞は何の変哲もないバラードだが、その声は心に響くものがある。目から自然と涙が零れてくる。切ない歌声だけがその空間を支配していた。
「先輩、上手どす」
文化祭で披露していた荒々しいロックも凄かったが、こっちらも負けていない。むしろこっちの方が本業ではないだろうか。音域が広く、リズム感がある。聞くものを魅入るそんな歌だ。歌手として十分やっていける。逆に下手な歌手より上手いだろう。
「ふぅ、ってあれレイカちゃん?!」
「あらごめんなさい。内緒にしておくつもりだったかしら」
ミモリさん、もの凄く白々しい。
「レイカちゃんこのことは誰にも言ってはいけないからね」
真剣な表情で迫られ、レイカの首は自然に頷いていた。
「ありがとう、納得してくれて」
承諾はいしたが、納得はしていない。なんであれだけの歌唱力がるなら歌手として表立って活躍しないのか。先輩の性格が関係しているのかもしれないとレイカは思った。
「それでもういいんどすか?」
そうふると困った顔をされた。この後もう三曲レコーディングしなければならないとか。
続く
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。
過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる