38 / 49
第四章 嵐の最中
38.婚約者は魅了に堕ちた
しおりを挟む
「傷ついた? でもこれが本来あるべき姿なの。あんたが勝手に変えただけ。
わたしから盗んだもので甘い夢をみられたんだから、むしろ感謝してほしいわ」
二コラがあざ笑う。勝ち誇って、見下して。
正直なところ、今すぐにでも強力な結界を張って、弾き飛ばしてやりたい気分だった。
ラスムスとリヴシェは、それぞれ自分の周りに最も強力な結界を張っていた。でも砦全体の結界は、ヴィシェフラドの最上級魔術師の手によるものだ。それを破るとは、月の皇子の力を侮っていたと思う。けどリヴシェが張り直せば、おそらく彼でも破れない。
ということは……。
「あなたはカビーア皇子に捨てられたのね」
結界の内に取り残された二コラを、ヴァラートが助け出すことはできない。というより最初からそのつもりはないんだろう。
ラーシュを魅了してリヴシェに精神的ダメージを与えること。
できれば戦力として使えない程度に、ショックを受けてくれれば良い。
おそらくミッションはそんなとこか。
「ここから無事に出られるとでも?」
表情を変えないように意識する。表情筋に力を入れておかないと、つい素の感情が出てしまいそうだ。
「は……っ。
あんたは知らないでしょうけど、カビーア様はわたしを大事にしてくれてるわ。わたしのスキルを評価してくれてるの。
きっと助け出してやるから、安心して良いって」
ふふんと得意げな笑みが、美しい顔を下卑て見せる。
月の皇子カビーアは曲者だ。前世を含めても関わった男性のほとんどないリヴシェにだって、そのくらいわかるのに。
その曲者が助けてくれると、本気で信じているんだろうか。
「それにね……」
またも挑発するような笑いを浮かべて、二コラはピンク色に染めた唇の片端を上げる。
「ラーシュはもうわたしに夢中なの。ラーシュがついてる限り、わたしが害されることはないでしょう?
たとえあんたが女王でも、ラチェスの関係者に手は出せないわ。
王家なんてラチェスより下なんだから」
上とか下とかって、マウントでも取りたいのだろうか。
こういう考えには前世でも馴染めなかった。できるだけ関わりになりたくないタイプの女だ。
「ねえ、ラーシュ。そうでしょう?
あなたはわたしが好きなのよね?」
ぼんやりと焦点の定まらない目をしたラーシュの腕を、二コラは強く掴む。
「はっきり言ってやって。あなたが今、誰を大切に思っているのか」
「僕が……誰を大切に思うのか……」
頭をしきりに振って、ラーシュは何かに抗う様子を見せる。いくらか正気が残っているのか。
「ラーシュ、ほら早く。わたしでしょう? わたしのことが一番大事なんでしょ?」
二コラの手がラーシュの頬に触れると、ラーシュの抵抗が止んだ。ぼんやりと靄のかかった青い目が、リヴシェを睨みつける。
「僕は二コラを選ぶ。二コラは僕を愛してくれるからね。
君とは違う」
魅了の影響だとわかっていても、何度も繰り返されればリヴシェだって傷つく。
そこらへんにあるものを、手当たり次第に投げつけてやりたくなった。
(ええ、けっこうですとも。婚約解消しましょう)
口に出すのだけは、なんとか抑えた。言えば二コラの思うツボだ。
二コラの背後にいるカビーア皇子の、その思惑どおりになんて絶対になってやるものか。
「僕の前から消えてくれ。君の顔、見るのも嫌だからね」
黙っていれば言いたい放題言ってくれる。さすがに堪忍袋の緒が切れたと口を開きかけた瞬間。
「ほう……。それはありがたいことだな」
黒狼に姿を変えたラスムスの、しっとり艶のある声が響いた。
「今度はこの男か。忙しいことだな」
音もなく二コラに近づくと、薄い青の瞳が二コラを見上げた。
「なっ、何よ、この獣しゃべってるの?」
青くなっているところを見ると、二コラはラスムスの本性を知らないらしい。
「無礼な女と聞いてはいたが、これほど愚かであったとは。我が父も趣味の悪い」
獣呼ばわりがお気に召さなかったらしい。不機嫌な口調に気づいて、リヴシェは思わず口元が緩みかける。先ほどまでの怒りがゆっくりと融けて、高波が押し寄せていた心に平静が戻ってくるようだ。
「リーヴ、まずこのクソ女を片付ける。それで良いな?」
片付けるとは物騒なことを。まさか命まで取らないだろうけど。一応念を押しておくか。
「何か知ってるかもしれません。捕らえるだけにしてくださいね」
リヴシェの様子から二コラも黒狼の正体に気づいたらしい。えっとかまさかとか言いながら、こわごわと「獣」を見下ろして。
「まさかこの獣、ラスムス? そんなの嘘。そんなこと書いてなかった」
ここで「書いてなかった」は禁句でしょう。それだけ動揺しているんだろうけど、二コラの狼狽ぶりを見ていると、月の皇子の人選感覚も大したことないなと思えてしまう。
「ラスムスなの?」
でも即座に切り替えるあたりは、ある意味すごい。甘い声で呼びかけて、うるるんとした緑の瞳で獣を見つめている。
「わたし、知らなくて。ごめんなさい。あなたにこんな秘密があったなんて」
ごめんなさいともう一度言いながら、二コラはラスムスの頭に手を伸ばした。
そっと掌で撫でる。
「ラスムス、あなたのことがずっと気になってい……」
二コラの言葉は最後まで音にならなかった。
ぎゃっと、みっともない悲鳴がかわりに上がる。
白い右腕には、大きな噛み傷があった。
「我に触れるとは、良い度胸だ。次はその腕、失せると思え」
「ど……うして?」
痛みと恐怖に怯えながら、二コラは叫ぶように聞いた。
「どうしてこんなひどいこと」
魅了に限らず、月の皇子から渡された精神操作の力が、ラスムスに効くはずがない。
術者より上の力を持つ者には効かない。月の皇子カビーアの力では、ラスムスやリヴシェの精神に干渉することは不可能だ。
だからこそカビーアはラーシュを狙わせた。
二コラはまだ気づかない。ラスムスを魅了できると信じていたようだ。
「リーヴ、本当にこのクソ女を始末しなくて良いのか。俺は始末したいのだが」
「ダメです」
ぴしりと言い渡すと、いかにも不承不承の様子で「仕方ない」と聞いてくれる。
「治療はするな」
二コラの腕の傷のことだ。けっこうな出血だから、止血くらいはしておいた方が良いのではと言いかけると、即座に首を振られた。
「精神干渉は禁忌の術だ。女神も慈悲をたれまいよ」
ラスムスが放った金色の粒子は、二コラの頭上で輝く糸に変わった。キラキラと輝きながら二コラの身体を覆い、その身体を縛り上げてゆく。
「いっ……たい!」
傷のある右腕にも容赦なく糸は巻き付いて、ぎゅうぎゅうと縛りあげてゆく。
あれは痛そうだ。
「カビーア様がおいでになったら、ただではすまさないから!
リヴシェ! おぼえときなさいよ!」
ついに呼び捨てになった。ことここに至ってまだ捨て台詞が吐けるのは、女主人公は死なないと信じているからだろうけど。
リヴシェはといえば、できるだけ突き放して考えようと努力したおかげで、感情のまま取り返しのつかない言葉を吐かずに済んだ。
みっともなく取り乱してはいない。
けれど心の芯に、極悪の毒矢を撃ち込まれていた。その矢傷は、時間の経過とともにひどくなっている。
忌々しいが、二コラのミッションは1つだけ成功したようだ。
二コラを選ぶと言ったラーシュを、リヴシェは気持ち悪いと思った。
魅了の力に抗えなかったとしても、二コラを腕に抱いたラーシュを汚らわしいと思う。
「リーヴ、そいつをヴァラートに盗られたままにはしておけない。
わかるな?」
ラスムスはこんな時でも、とても正しい。
個人的な感情を持ち込んで、砦中を危険にさらすわけにはゆかない。
ひとつ大きく息をついて、リヴシェはラーシュの金色の頭に指を伸ばした。
白い光が放たれてラーシュを包む。黒い靄が滲みだして床を這い、やがてそれがすべて浄化されると、くたりと膝をついてラーシュは倒れた。
気を失っている。
「寝台へ運んであげて」
ラチェスの騎士に言い置くと、ラスムスと共に部屋を出る。
一度も振り返らなかった。
わたしから盗んだもので甘い夢をみられたんだから、むしろ感謝してほしいわ」
二コラがあざ笑う。勝ち誇って、見下して。
正直なところ、今すぐにでも強力な結界を張って、弾き飛ばしてやりたい気分だった。
ラスムスとリヴシェは、それぞれ自分の周りに最も強力な結界を張っていた。でも砦全体の結界は、ヴィシェフラドの最上級魔術師の手によるものだ。それを破るとは、月の皇子の力を侮っていたと思う。けどリヴシェが張り直せば、おそらく彼でも破れない。
ということは……。
「あなたはカビーア皇子に捨てられたのね」
結界の内に取り残された二コラを、ヴァラートが助け出すことはできない。というより最初からそのつもりはないんだろう。
ラーシュを魅了してリヴシェに精神的ダメージを与えること。
できれば戦力として使えない程度に、ショックを受けてくれれば良い。
おそらくミッションはそんなとこか。
「ここから無事に出られるとでも?」
表情を変えないように意識する。表情筋に力を入れておかないと、つい素の感情が出てしまいそうだ。
「は……っ。
あんたは知らないでしょうけど、カビーア様はわたしを大事にしてくれてるわ。わたしのスキルを評価してくれてるの。
きっと助け出してやるから、安心して良いって」
ふふんと得意げな笑みが、美しい顔を下卑て見せる。
月の皇子カビーアは曲者だ。前世を含めても関わった男性のほとんどないリヴシェにだって、そのくらいわかるのに。
その曲者が助けてくれると、本気で信じているんだろうか。
「それにね……」
またも挑発するような笑いを浮かべて、二コラはピンク色に染めた唇の片端を上げる。
「ラーシュはもうわたしに夢中なの。ラーシュがついてる限り、わたしが害されることはないでしょう?
たとえあんたが女王でも、ラチェスの関係者に手は出せないわ。
王家なんてラチェスより下なんだから」
上とか下とかって、マウントでも取りたいのだろうか。
こういう考えには前世でも馴染めなかった。できるだけ関わりになりたくないタイプの女だ。
「ねえ、ラーシュ。そうでしょう?
あなたはわたしが好きなのよね?」
ぼんやりと焦点の定まらない目をしたラーシュの腕を、二コラは強く掴む。
「はっきり言ってやって。あなたが今、誰を大切に思っているのか」
「僕が……誰を大切に思うのか……」
頭をしきりに振って、ラーシュは何かに抗う様子を見せる。いくらか正気が残っているのか。
「ラーシュ、ほら早く。わたしでしょう? わたしのことが一番大事なんでしょ?」
二コラの手がラーシュの頬に触れると、ラーシュの抵抗が止んだ。ぼんやりと靄のかかった青い目が、リヴシェを睨みつける。
「僕は二コラを選ぶ。二コラは僕を愛してくれるからね。
君とは違う」
魅了の影響だとわかっていても、何度も繰り返されればリヴシェだって傷つく。
そこらへんにあるものを、手当たり次第に投げつけてやりたくなった。
(ええ、けっこうですとも。婚約解消しましょう)
口に出すのだけは、なんとか抑えた。言えば二コラの思うツボだ。
二コラの背後にいるカビーア皇子の、その思惑どおりになんて絶対になってやるものか。
「僕の前から消えてくれ。君の顔、見るのも嫌だからね」
黙っていれば言いたい放題言ってくれる。さすがに堪忍袋の緒が切れたと口を開きかけた瞬間。
「ほう……。それはありがたいことだな」
黒狼に姿を変えたラスムスの、しっとり艶のある声が響いた。
「今度はこの男か。忙しいことだな」
音もなく二コラに近づくと、薄い青の瞳が二コラを見上げた。
「なっ、何よ、この獣しゃべってるの?」
青くなっているところを見ると、二コラはラスムスの本性を知らないらしい。
「無礼な女と聞いてはいたが、これほど愚かであったとは。我が父も趣味の悪い」
獣呼ばわりがお気に召さなかったらしい。不機嫌な口調に気づいて、リヴシェは思わず口元が緩みかける。先ほどまでの怒りがゆっくりと融けて、高波が押し寄せていた心に平静が戻ってくるようだ。
「リーヴ、まずこのクソ女を片付ける。それで良いな?」
片付けるとは物騒なことを。まさか命まで取らないだろうけど。一応念を押しておくか。
「何か知ってるかもしれません。捕らえるだけにしてくださいね」
リヴシェの様子から二コラも黒狼の正体に気づいたらしい。えっとかまさかとか言いながら、こわごわと「獣」を見下ろして。
「まさかこの獣、ラスムス? そんなの嘘。そんなこと書いてなかった」
ここで「書いてなかった」は禁句でしょう。それだけ動揺しているんだろうけど、二コラの狼狽ぶりを見ていると、月の皇子の人選感覚も大したことないなと思えてしまう。
「ラスムスなの?」
でも即座に切り替えるあたりは、ある意味すごい。甘い声で呼びかけて、うるるんとした緑の瞳で獣を見つめている。
「わたし、知らなくて。ごめんなさい。あなたにこんな秘密があったなんて」
ごめんなさいともう一度言いながら、二コラはラスムスの頭に手を伸ばした。
そっと掌で撫でる。
「ラスムス、あなたのことがずっと気になってい……」
二コラの言葉は最後まで音にならなかった。
ぎゃっと、みっともない悲鳴がかわりに上がる。
白い右腕には、大きな噛み傷があった。
「我に触れるとは、良い度胸だ。次はその腕、失せると思え」
「ど……うして?」
痛みと恐怖に怯えながら、二コラは叫ぶように聞いた。
「どうしてこんなひどいこと」
魅了に限らず、月の皇子から渡された精神操作の力が、ラスムスに効くはずがない。
術者より上の力を持つ者には効かない。月の皇子カビーアの力では、ラスムスやリヴシェの精神に干渉することは不可能だ。
だからこそカビーアはラーシュを狙わせた。
二コラはまだ気づかない。ラスムスを魅了できると信じていたようだ。
「リーヴ、本当にこのクソ女を始末しなくて良いのか。俺は始末したいのだが」
「ダメです」
ぴしりと言い渡すと、いかにも不承不承の様子で「仕方ない」と聞いてくれる。
「治療はするな」
二コラの腕の傷のことだ。けっこうな出血だから、止血くらいはしておいた方が良いのではと言いかけると、即座に首を振られた。
「精神干渉は禁忌の術だ。女神も慈悲をたれまいよ」
ラスムスが放った金色の粒子は、二コラの頭上で輝く糸に変わった。キラキラと輝きながら二コラの身体を覆い、その身体を縛り上げてゆく。
「いっ……たい!」
傷のある右腕にも容赦なく糸は巻き付いて、ぎゅうぎゅうと縛りあげてゆく。
あれは痛そうだ。
「カビーア様がおいでになったら、ただではすまさないから!
リヴシェ! おぼえときなさいよ!」
ついに呼び捨てになった。ことここに至ってまだ捨て台詞が吐けるのは、女主人公は死なないと信じているからだろうけど。
リヴシェはといえば、できるだけ突き放して考えようと努力したおかげで、感情のまま取り返しのつかない言葉を吐かずに済んだ。
みっともなく取り乱してはいない。
けれど心の芯に、極悪の毒矢を撃ち込まれていた。その矢傷は、時間の経過とともにひどくなっている。
忌々しいが、二コラのミッションは1つだけ成功したようだ。
二コラを選ぶと言ったラーシュを、リヴシェは気持ち悪いと思った。
魅了の力に抗えなかったとしても、二コラを腕に抱いたラーシュを汚らわしいと思う。
「リーヴ、そいつをヴァラートに盗られたままにはしておけない。
わかるな?」
ラスムスはこんな時でも、とても正しい。
個人的な感情を持ち込んで、砦中を危険にさらすわけにはゆかない。
ひとつ大きく息をついて、リヴシェはラーシュの金色の頭に指を伸ばした。
白い光が放たれてラーシュを包む。黒い靄が滲みだして床を這い、やがてそれがすべて浄化されると、くたりと膝をついてラーシュは倒れた。
気を失っている。
「寝台へ運んであげて」
ラチェスの騎士に言い置くと、ラスムスと共に部屋を出る。
一度も振り返らなかった。
16
あなたにおすすめの小説
『えっ! 私が貴方の番?! そんなの無理ですっ! 私、動物アレルギーなんですっ!』
伊織愁
恋愛
人族であるリジィーは、幼い頃、狼獣人の国であるシェラン国へ両親に連れられて来た。 家が没落したため、リジィーを育てられなくなった両親は、泣いてすがるリジィーを修道院へ預ける事にしたのだ。
実は動物アレルギーのあるリジィ―には、シェラン国で暮らす事が日に日に辛くなって来ていた。 子供だった頃とは違い、成人すれば自由に国を出ていける。 15になり成人を迎える年、リジィーはシェラン国から出ていく事を決心する。 しかし、シェラン国から出ていく矢先に事件に巻き込まれ、シェラン国の近衛騎士に助けられる。
二人が出会った瞬間、頭上から光の粒が降り注ぎ、番の刻印が刻まれた。 狼獣人の近衛騎士に『私の番っ』と熱い眼差しを受け、リジィ―は内心で叫んだ。 『私、動物アレルギーなんですけどっ! そんなのありーっ?!』
あなたの運命になりたかった
夕立悠理
恋愛
──あなたの、『運命』になりたかった。
コーデリアには、竜族の恋人ジャレッドがいる。竜族には、それぞれ、番という存在があり、それは運命で定められた結ばれるべき相手だ。けれど、コーデリアは、ジャレッドの番ではなかった。それでも、二人は愛し合い、ジャレッドは、コーデリアにプロポーズする。幸せの絶頂にいたコーデリア。しかし、その翌日、ジャレッドの番だという女性が現れて──。
※一話あたりの文字数がとても少ないです。
※小説家になろう様にも投稿しています
『完結』番に捧げる愛の詩
灰銀猫
恋愛
番至上主義の獣人ラヴィと、無残に終わった初恋を引きずる人族のルジェク。
ルジェクを番と認識し、日々愛を乞うラヴィに、ルジェクの答えは常に「否」だった。
そんなルジェクはある日、血を吐き倒れてしまう。
番を失えば狂死か衰弱死する運命の獣人の少女と、余命僅かな人族の、短い恋のお話。
以前書いた物で完結済み、3万文字未満の短編です。
ハッピーエンドではありませんので、苦手な方はお控えください。
これまでの作風とは違います。
他サイトでも掲載しています。
これが普通なら、獣人と結婚したくないわ~王女様は復讐を始める~
黒鴉そら
ファンタジー
「私には心から愛するテレサがいる。君のような偽りの愛とは違う、魂で繋がった番なのだ。君との婚約は破棄させていただこう!」
自身の成人を祝う誕生パーティーで婚約破棄を申し出た王子と婚約者と番と、それを見ていた第三者である他国の姫のお話。
全然関係ない第三者がおこなっていく復讐?
そこまでざまぁ要素は強くないです。
最後まで書いているので更新をお待ちください。6話で完結の短編です。
番認定された王女は愛さない
青葉めいこ
恋愛
世界最強の帝国の統治者、竜帝は、よりによって爬虫類が生理的に駄目な弱小国の王女リーヴァを番認定し求婚してきた。
人間であるリーヴァには番という概念がなく相愛の婚約者シグルズもいる。何より、本性が爬虫類もどきの竜帝を絶対に愛せない。
けれど、リーヴァの本心を無視して竜帝との結婚を決められてしまう。
竜帝と結婚するくらいなら死を選ぼうとするリーヴァにシグルスはある提案をしてきた。
番を否定する意図はありません。
小説家になろうにも投稿しています。
番など、御免こうむる
池家乃あひる
ファンタジー
「運命の番」の第一研究者であるセリカは、やんごとなき事情により獣人が暮らすルガリア国に派遣されている。
だが、来日した日から第二王子が助手を「運命の番」だと言い張り、どれだけ否定しようとも聞き入れない有様。
むしろ運命の番を引き裂く大罪人だとセリカを処刑すると言い張る始末。
無事に役目を果たし、帰国しようとするセリカたちだったが、当然のように第二王子が妨害してきて……?
※リハビリがてら、書きたいところだけ書いた話です
※設定はふんわりとしています
※ジャンルが分からなかったため、ひとまずキャラ文芸で設定しております
※小説家になろうにも投稿しております
[完結]間違えた国王〜のお陰で幸せライフ送れます。
キャロル
恋愛
国の駒として隣国の王と婚姻する事にになったマリアンヌ王女、王族に生まれたからにはいつかはこんな日が来ると覚悟はしていたが、その相手は獣人……番至上主義の…あの獣人……待てよ、これは逆にラッキーかもしれない。
離宮でスローライフ送れるのでは?うまく行けば…離縁、
窮屈な身分から解放され自由な生活目指して突き進む、美貌と能力だけチートなトンデモ王女の物語
番?呪いの別名でしょうか?私には不要ですわ
紅子
恋愛
私は充分に幸せだったの。私はあなたの幸せをずっと祈っていたのに、あなたは幸せではなかったというの?もしそうだとしても、あなたと私の縁は、あのとき終わっているのよ。あなたのエゴにいつまで私を縛り付けるつもりですか?
何の因果か私は10歳~のときを何度も何度も繰り返す。いつ終わるとも知れない死に戻りの中で、あなたへの想いは消えてなくなった。あなたとの出会いは最早恐怖でしかない。終わらない生に疲れ果てた私を救ってくれたのは、あの時、私を救ってくれたあの人だった。
12話完結済み。毎日00:00に更新予定です。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる