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オーストラリア制海権攻防戦
第65話 勝ち負け
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英軍輸送船団に攻撃を仕掛けるも、敵の弾幕、さらに飛来したシーハリケーン戦闘機の奮闘により日本軍攻撃隊は、有効打を与えられずに帰投することとなった。
「岩本少尉でもあの被弾か...」
「次来まーす!」
次々と零戦が着艦するも山本隊が一機も帰ってこない
「ち、長官...」
「...」
「報告...燃料タンクに被弾をあまりしていない零戦の残燃料を調べてみましたが、五分前時点でおよそ残り飛行可能距離500キロとの事であります」
「被弾していない機でおよそ1時間か...」
『艦隊11時の方向!機影6!!』
「なに!?」
「あれは...零戦です!」
「どの空母に着艦する...」
「見えた...機動艦隊だ...」
『宮田!もう少しだ!堪えろよ!』
「隊長....」
『踏ん張れ!生きて帰るぞ!』
「平井中尉...」
宮田の機は機体こそ被害は少ないものの
コックピットに被弾したため宮田自身に弾が当たってしまった
山本隊はそれを支えるように周りを囲み帰投中だった
『距離およそ5000!』
「山谷...」
『着艦は宮田を先頭に行う、宮田できるな』
「はい...必ず生きて還ります...」
「例の零戦隊より入電!山本隊です!
二番機搭乗員重症、救護班用意サレタシ」
「救護班を甲板へ配置!すぐに収容せよ!
たどり着かなかった際の処置としてカッターを用意しておけ!」
「はっ!」
「源田...俺は軍人になりきれておれんのかもしれん...」
「長官...そんなことはありません、将兵を心配するのも指揮官たる者の勤めであります」
「そう言ってくれて助かる、息子を出迎えるとするか」
「えぇ」
「二番機着艦!収容急げ!」
「宮田二飛曹殿!気を確かに!しっかり!」
「すぐに運びます!」
「次一番機!来ます!」
フックにワイヤーをしっかりかけ零戦が停止する
「宮田は!」
「はっ!たった今収容されました!」
「助かるか?」
「必ずや助けてみせます」
「ん、...あっ、長官!」
山本五十六を認識した途端に姿勢を整え敬礼をする
「隆雄...よく帰ってきた...」
五十六が涙ぐみながら隆雄を抱きしめる
「俺たちは絶対に落ちないよ」
「すまんな...もう歳なのかもしれん」
「そんなことないさ」
今度の海戦はイギリス軍に軍配が上がった
英国海軍の損害 シーハリケーン戦闘機16機
日本海軍の損害 一式艦上攻撃機18機 二式艦上爆撃機5機 零式艦上戦闘機10機だった
「岩本少尉でもあの被弾か...」
「次来まーす!」
次々と零戦が着艦するも山本隊が一機も帰ってこない
「ち、長官...」
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「報告...燃料タンクに被弾をあまりしていない零戦の残燃料を調べてみましたが、五分前時点でおよそ残り飛行可能距離500キロとの事であります」
「被弾していない機でおよそ1時間か...」
『艦隊11時の方向!機影6!!』
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「あれは...零戦です!」
「どの空母に着艦する...」
「見えた...機動艦隊だ...」
『宮田!もう少しだ!堪えろよ!』
「隊長....」
『踏ん張れ!生きて帰るぞ!』
「平井中尉...」
宮田の機は機体こそ被害は少ないものの
コックピットに被弾したため宮田自身に弾が当たってしまった
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「山谷...」
『着艦は宮田を先頭に行う、宮田できるな』
「はい...必ず生きて還ります...」
「例の零戦隊より入電!山本隊です!
二番機搭乗員重症、救護班用意サレタシ」
「救護班を甲板へ配置!すぐに収容せよ!
たどり着かなかった際の処置としてカッターを用意しておけ!」
「はっ!」
「源田...俺は軍人になりきれておれんのかもしれん...」
「長官...そんなことはありません、将兵を心配するのも指揮官たる者の勤めであります」
「そう言ってくれて助かる、息子を出迎えるとするか」
「えぇ」
「二番機着艦!収容急げ!」
「宮田二飛曹殿!気を確かに!しっかり!」
「すぐに運びます!」
「次一番機!来ます!」
フックにワイヤーをしっかりかけ零戦が停止する
「宮田は!」
「はっ!たった今収容されました!」
「助かるか?」
「必ずや助けてみせます」
「ん、...あっ、長官!」
山本五十六を認識した途端に姿勢を整え敬礼をする
「隆雄...よく帰ってきた...」
五十六が涙ぐみながら隆雄を抱きしめる
「俺たちは絶対に落ちないよ」
「すまんな...もう歳なのかもしれん」
「そんなことないさ」
今度の海戦はイギリス軍に軍配が上がった
英国海軍の損害 シーハリケーン戦闘機16機
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