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日中戦争
第6話 新型機
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1940年後半になるとさすがに九六式の攻略をされてきた、それが原因で日本軍側の損失も増えてきている
「今日は2機か、増えてきたな」
「あぁ、九六式も少しずつ古くなっているということだな、」
「知ってますか?そろそろ新型機が届くらしいですよ、でも最初は一○六空に配備されるらしいですけど」
「へぇ、初めて知った」
「山本君の部隊でしょう、聞いてるはずですよ」
予科練の時の同室4人が新型機について話している
「なぁ、新型機ってあれのことかな」
「ん?」
隆雄が空に異彩を放っている飛行機をみつけ
ほかの3人がそれを見る
「日の丸、ですね、友軍機なのに僕達はあの飛行機を見た事がない、」
「あぁ、かっこいいな」
「でも車輪がでてないですね」
「引き込み脚か、」
「引き込み脚?なんだそれ」
「永井君、九七式艦攻見ましたよね」
「足出てただろ」
「あぁ、この人飛んでるやつ見てないです」
「山本!探したぞ!例の戦闘機が届いた!行くぞ!」
「え?」
「言っただろう、新型機が届くって」
「えーっと、」
「あーもういい!来い!」
「あぁ、はい」
「あいつって、どっか抜けてるよな」
「えぇ、戦闘技術はピカイチなのに」
「日常生活はお陀仏だ」
3人が苦笑する
「これが、新型機、」
「かっこいいな、これ」
「隊長、これなんて名前ですか?」
「確か、零式艦上戦闘機だった気がする」
「零式艦上戦闘機、」
隆雄達は届いた零戦を見て思ったことは1つ
「デカイな」
「これが新鋭機ねぇ、」
そう、零戦は九七式に比べて多少大きいのだ
「飛んでみなきゃわからんな」
「飛びますか?」
「山本、お前飛びたいだけだろ」
「はい!」
「だろうな、俺も飛びたい!」
「飛びましょう!」
宮崎と隆雄の双方の合致で飛行が決まった
そして一○六空は離陸し4機で編隊を組んだ
「...」
「...曲がりますね」
「そうだな」
平井と新しく入った宮田が零戦の機動性に驚く
「楽しい!これ!曲がる曲がる!」
「山本!空戦だ!空戦しよう!」
一方で脳筋バカの2人は楽しんでいた
「隊長、ダメです空戦は許しません」
「なんでですか!平井さん!落としますよ!」
「軍規違反する気か山本、上官への反抗は軍記違反だ黙ってなさい」
「軍規違反なんてクソ喰らえ!」
「飛べなくなってもいいんだなー」
「すいません、黙ります」
「よろしい」
平井が山本を静止する
「平井ー、許せよー」
「ダメったらダメ!」
「なんでー」
「...谷口司令にチクリますよ」
「ごめんなさい帰ります」
「よろしい」
「...大丈夫か、一○六空は、」
4機は着陸し司令室に報告に行った宮崎を3人が待っていた
「速度、旋回性能、共に申し分ない、しかし」
「どうした山本」
「あの零戦は速すぎる」
「いいじゃないか馬力があれば敵においつける」
「しかし追い抜いてしまう」
「あぁ、確かに、」
「スロットルレバーを思いっきり引けばいいのでは?」
「失速する」
「...」
「支那の戦闘機は遅い、しかしこっちは速い」
「どうしたものかね」
「旋回戦」
「ん?」
「九六式でも撃墜できてた旋回戦!
あれなら速度も適度に落ちるし旋回性能で後ろにつける!」
「それだ!旋回戦とは行かずとも巴戦に持ち込めば!」
「いい気味ですな」
そこに1人の陸軍下士官が来る
_____________________________________________
今回から説明を加えます
山本隆雄 海軍二飛曹 父親を戦地で亡くしおじに引き取られる 予科練を卒業し一○六空に入った
宮崎康夫 海軍少尉 一○六空の隊長 隆雄と同じタイプ
平井一泰 海軍一飛曹 一○六空の2番機 隊のまとめ役
宮田駿介 海軍四飛 操練上がりの新人
中島大雅 海軍二飛曹 隆雄の同期生 隆雄と対立しているが 実は隆雄の実力を認めている
永井裕樹 海軍二飛曹 隆雄の同期生 仲良し
中野大志 海軍二飛曹 隆雄の同期生 仲良し
石川康夫 海軍二飛曹 隆雄の同期生 仲良し
谷口和夫 海軍大尉 第十二航空隊の司令官
「今日は2機か、増えてきたな」
「あぁ、九六式も少しずつ古くなっているということだな、」
「知ってますか?そろそろ新型機が届くらしいですよ、でも最初は一○六空に配備されるらしいですけど」
「へぇ、初めて知った」
「山本君の部隊でしょう、聞いてるはずですよ」
予科練の時の同室4人が新型機について話している
「なぁ、新型機ってあれのことかな」
「ん?」
隆雄が空に異彩を放っている飛行機をみつけ
ほかの3人がそれを見る
「日の丸、ですね、友軍機なのに僕達はあの飛行機を見た事がない、」
「あぁ、かっこいいな」
「でも車輪がでてないですね」
「引き込み脚か、」
「引き込み脚?なんだそれ」
「永井君、九七式艦攻見ましたよね」
「足出てただろ」
「あぁ、この人飛んでるやつ見てないです」
「山本!探したぞ!例の戦闘機が届いた!行くぞ!」
「え?」
「言っただろう、新型機が届くって」
「えーっと、」
「あーもういい!来い!」
「あぁ、はい」
「あいつって、どっか抜けてるよな」
「えぇ、戦闘技術はピカイチなのに」
「日常生活はお陀仏だ」
3人が苦笑する
「これが、新型機、」
「かっこいいな、これ」
「隊長、これなんて名前ですか?」
「確か、零式艦上戦闘機だった気がする」
「零式艦上戦闘機、」
隆雄達は届いた零戦を見て思ったことは1つ
「デカイな」
「これが新鋭機ねぇ、」
そう、零戦は九七式に比べて多少大きいのだ
「飛んでみなきゃわからんな」
「飛びますか?」
「山本、お前飛びたいだけだろ」
「はい!」
「だろうな、俺も飛びたい!」
「飛びましょう!」
宮崎と隆雄の双方の合致で飛行が決まった
そして一○六空は離陸し4機で編隊を組んだ
「...」
「...曲がりますね」
「そうだな」
平井と新しく入った宮田が零戦の機動性に驚く
「楽しい!これ!曲がる曲がる!」
「山本!空戦だ!空戦しよう!」
一方で脳筋バカの2人は楽しんでいた
「隊長、ダメです空戦は許しません」
「なんでですか!平井さん!落としますよ!」
「軍規違反する気か山本、上官への反抗は軍記違反だ黙ってなさい」
「軍規違反なんてクソ喰らえ!」
「飛べなくなってもいいんだなー」
「すいません、黙ります」
「よろしい」
平井が山本を静止する
「平井ー、許せよー」
「ダメったらダメ!」
「なんでー」
「...谷口司令にチクリますよ」
「ごめんなさい帰ります」
「よろしい」
「...大丈夫か、一○六空は、」
4機は着陸し司令室に報告に行った宮崎を3人が待っていた
「速度、旋回性能、共に申し分ない、しかし」
「どうした山本」
「あの零戦は速すぎる」
「いいじゃないか馬力があれば敵においつける」
「しかし追い抜いてしまう」
「あぁ、確かに、」
「スロットルレバーを思いっきり引けばいいのでは?」
「失速する」
「...」
「支那の戦闘機は遅い、しかしこっちは速い」
「どうしたものかね」
「旋回戦」
「ん?」
「九六式でも撃墜できてた旋回戦!
あれなら速度も適度に落ちるし旋回性能で後ろにつける!」
「それだ!旋回戦とは行かずとも巴戦に持ち込めば!」
「いい気味ですな」
そこに1人の陸軍下士官が来る
_____________________________________________
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山本隆雄 海軍二飛曹 父親を戦地で亡くしおじに引き取られる 予科練を卒業し一○六空に入った
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永井裕樹 海軍二飛曹 隆雄の同期生 仲良し
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