俺にとってはあなたが運命でした

ハル

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本格的な発情期

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 晴哉は瑞穂にキスをした。そのキスは最初はついばむような軽いものだったけれど、それは徐々に濃いものに変わっていった。瑞穂は晴哉から離れて数年全くこういう方面のことがなかったので慣れているはずがなかった。初心者ともわかるほどに息遣いは荒れているというのに、晴哉は笑みを浮かべたまま食らいついてきた。あの時、彼と別れたあの喫茶店で自分の中の熱を二度と感じることはないし、それによって晴哉と愛し合う行為をすることはないと断言できていたのに、今こうして両方を手にしているうえに瑞穂はやっぱり喜びを感じていた。言葉では表現できない体が焼けるほどに熱いのに、それ以上の体の中、自分の奥深い部分が焚火に当たっているような温かく感じた。

「んっ・・・わっ、ん。」
「瑞穂・・・・瑞穂、顔をそらすな。」

 晴哉は少しでも避けようとすると注意をしつつ、後頭部と頬に当てている手に力を入れてきて固定していた。その言葉と態度に瑞穂は苦笑しつつ、彼のキスを受け入れていると口に舌が入ってきてそれを自分の舌で受け入れた。それに晴哉の笑ったような息遣いが聞こえて瑞穂が目を開けると優しい目で見下ろす彼の顔が鼻と鼻がぶつかるほど近くにあった。あまりに距離が近いので顔をそらせばいいのに顔が近すぎて目だけしかそらすことができなかった。

「お前の香は俺にとって心地よく、生活の中でなくてはならないものだ。そして、その香が強くなるととたんに俺は捕まえなければ、俺のものにしなくてはならない衝動にかられるんだ。」
「何、それ、どういうリアクションをしていいのかわからないんだけど。」

 発情期の熱にうなされながらも会話ができるのは瑞穂なりの理性が働いているからだ。しかし、それも朦朧とし始めていて熱がさらに上がるのを感じた。晴哉も無理な笑みを浮かべていたが、それもできなくなっていった。

「悪い。もう無理。」

 晴哉が唇を頬から瑞穂のそれに合わせて舌を入れ始めた。それからは先ほどまで頬や後頭部に置いていた手は瑞穂の体の方に向かっていった。片手は服の裾から胸の方に、もう片方はズボンのジッパーを下ろしてすでに立ち上がっている自身に触れ始めた。胸もそっちも最初は優しくなでるような感触だったのに、最初は胸の方の刺激が強くなった。立ち上がった突起をキュッと指でつままれたり手のひらで押しつぶされながらコネコネとパンの生地でも捏ねるようにされたりした。

「うんっ・・・ちょっと。」

 きゅっきゅっと音がなるほどに強い力で快感と痛みの間を見極めたような愛撫を与え続けられ、目から悲しくもないのに涙が頬を伝っていた。

「本番はまだまだだぞ。」

 晴哉が言うと両手で足を大きく左右に開かれその間に顔を埋めた。次の瞬間、温かくねっとりとした感覚がすでに先走りの汁を出している箇所に絡みついてきて、それを感じたとたん体に力みが出てエビのように背をそらせてしまった。こんなに曲がるのかと驚くほどではあったものの、そんなことに関心できるのも瞬きした間だった。彼の指が体の中に入ってきて瑞穂を急かすようにイイところを的確にこすったり指で押したりしてきたからだ。慣らされることもなく急に急所ともいえる場所を両方一度に責められれば慣れていない瑞穂はひとたまりもない。

「りょ・・・・む・!」

 もう声にもならず口の端からはしたなくもよだれがダラダラと流れてしまう。そんな格好を彼に見られたくないのに晴哉は瑞穂の顔を見上げながら反応を楽しむようにしており、中に入る指は二本、三本と増やされ、手持ち無沙汰と言わんばかりに反対の手は先ほどまで虐めていた乳首とは逆側を大いに攻め立てるのだった。そんなイイ箇所ばかりを責められ、瑞穂の体はもうどうしていいかわからずにただ感じながら、何度も自身が晴哉に対して潮を吹いた。

「何度もイッたな。でも、俺はまだ一度もイッてないから。悪いけど、まだまだ付き合ってもらう。」
「ふぇ?」

 肩で息をしてすでに意識がもうろうとしていた瑞穂には晴哉の言葉を理解することができなかった。すでに目を開けているのもやっとの彼にはただ呼吸をしているだけで精一杯だっただろう。しかし、そんなことを気にするわけもなく、もう限界と言わんばかりに晴哉は後ろから一気に瑞穂の中に自身を埋めこんできた。あれだけ慣らされた中はすんなりと彼を受け入れて出て行こうとすれば、吸い付いて彼を離さんと言わんばかりになっていた。それに気を良くしたのか、晴哉は容赦なく瑞穂の中に抜き出しを繰り返しその間に中に入れたと思うとそのままグリグリとかき回すように動かした。

「うっ・・・いや、それ。」

 瑞穂が拒否を言葉にすると耳元でクスッと笑う晴哉の声が聞こえた。

「嫌じゃない。イイって言うんだ。嫌がっていないのにそんな風に言うなんて悪い子だな。」

 晴哉の前後の動きは速くなり、それに伴って瑞穂の体の熱が最高潮に達していった。それを感じたように晴哉は瑞穂の立ち上がっている部分をギュッと手で掴み、胸の突起も一緒ぐらいの力でつぶした。そんな風にされれば、かろうじて保っていた意識など吹き飛ぶのは当然だろう。晴哉の容赦ないテクに瑞穂は内心腹が立った。意識が無くなる前にそれを次に起きたら言葉にしてやろうと思った。
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