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お家デート彼女の部屋※前編

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「……恥ずかしいからあんまり見ないでよっ!」

休日に私は和真くんを自宅に招いた。そろそろ親にも彼氏を紹介しろと言われていたのだ。あいにく父は日曜出勤のため母にだけ和真くんを会わせた。


「はー、瑠奈らしい可愛い部屋だね。瑠奈の匂いが充満してて……チンポ勃ってきたよ?」


「ファッ?な、何言ってるの!きゃっ」


ベッドに腰掛けた和真くんに腕を引っ張られた私は彼の胸の中にポスンと飛び込む形で抱き締められた。でも嬉しくて和真くんの背中に腕をまわして抱き着いた。


「ふふっ冗談だよ…瑠奈のお母さんに気に入って貰えたみたいで安心した。」


「騒がしくてゴメンね?お母さんイケメン大好きだからさ。それにもう和真くんを自分の息子だと思ってるよ。」

「ははっ!息子になるのは間違いないよ。」

「っっ!う、うん……」

『ちょっと瑠奈ぁーーー!手伝ってくれる?』

階段下から母に呼ばれた私は和真くんを部屋に残してキッチンへと向かった。


「わぁ、お母さん張り切りすぎじゃない?こんなに作るの?」


ある程度下処理されたお肉にお魚色んな種類の野菜や他にも食材が山盛り並べられていた。


「何言ってんのよ!和真くんをしっかりもてなさなきゃ!アンタ彼を絶対に逃しちゃダメよ!しっかり捕まえて結婚まで持ち込むの!あんな超絶イケメン2度と出会えないんだからねっ!後でお父さんにもメールしとかなきゃっ!瑠奈が凄いイケメンGETしたってね!」


「ぷっ!アハハハッ!お母さんの方が必死でウケル~分かってるよ!」


私はハイテンションの母と一緒に大量の食材を調理し始めた。その頃和真くんは私の部屋である物を見つけて眉間に皺を寄せていた。
……………………………………


「お待たせっ、てあれ?待ちくたびれて寝ちゃったのかな?」

1時間近く経って私が部屋に戻ると和真くんはベッドに横になっていた。彼の顔を覗き込んで綺麗な寝顔を見つめる。


「……和真くんって本当に綺麗。ふふっ!眠り王子はお姫様のキスで目覚めるかな?」

私は和真くんの唇に触れるだけのキスをした。柔らかい唇に触れて顔を離すと和真くんがパチッと目を開けて身体を起こした。


「お姫様の目覚めのキス…欲を言えば舌入れて欲しかったなぁ。ふふっ…それよりさ瑠奈に聞きたい事あんだけど?」


「ん?なぁに」

和真くんは私の中学の時の卒業アルバムを広げてあるページを指差した。それは私のクラスの集合写真だった。

「ココ!これ何?何で男とこんなに近くで顔寄せて肩組んでんの?コイツ誰?俺の瑠奈にこんな事してムカつくんだけどっ!」

それは体育祭の時の写真でクラスメイト達と円陣を組んでいるものだった。皆同じように密着していてパッと見何もおかしくない。でも和真くんは普通じゃないので説明してもなかなか納得しない。そもそも遠い過去の事なのに。


「………だからさ、この子とは何も無かったよ?ただのクラスメイトだし進学先も違うし関係ないよ!」


「瑠奈は何とも思ってなくてもこの男は瑠奈を好きだったかもしれないよ?この嬉しそうな顔見ろよ!クソッ!俺の瑠奈なのに…」


「いや普通に笑顔なだけだよ。私も皆カメラ目線で笑ってるし?」


和真くんの態度に笑いがこみ上げてきて私は必死でこらえた。可愛い!可愛すぎる!卒業アルバムの写真1枚でこんなに嫉妬して怒ってる和真くんが愛しくて嬉しくて叫んだ。


「こんな過去の写真にヤキモチ焼く和真くん可愛いっ!大好きっ!!」

彼の首に腕をまわしてぎゅうぎゅう抱き着いた。すると急に視界がグルンと天井に変わり和真くんの綺麗な顔が目の前に広がった。

「んんっ、ん、ふぁ、」

ちゅぱちゅぱキスを繰り返しながら和真くんは私の服をめくりブラを押し上げた。むき出しになった胸を痛いくらい強く揉みながら乳首に吸い付く。

「ちょ、和真くんっ!ウチは和真くんの部屋みたいに防音じゃないからっ!下にお母さんが居るんだよっ!んっ…聞こえっ、ちゃうよっ!」


「ん?静かにしてれば良いよ。チュゥゥゥッ!」


「ふぁっ!や、んんっ、、それにっ私…ゴム持ってないっ!」


「ちゅっ…瑠奈の部屋でヤルつもりだったから俺が持ってる…だから安心して?」


「えっ?!あ、ンンッ…も、もうすぐご飯出来るよっ!」

和真くんは乳首を舐め回しながらスカートの中に手を入れた。ショーツをずり下げあそこに指を入れてクチュクチュ擦り上げる。


「ちゅぱっ、早く済ませるから…んっ、瑠奈を抱きたくてもう我慢の限界なんだっ!」

「っっ!あ、あんっ!」

ものすごい速さでゴムを装着し和真くんは私のあそこに大っきなオチンチンをジュブブと突き入れた。自分の部屋のベッドで和真くんに抱かれてる現実が何だか生々しい。


「んっ、んっ、和真くんっ!大好きっ、好きっ!あっ、気持ち…良いっ!」


「俺も大好きっ、はっ、はっ、瑠奈っ!」

声が漏れないように唇を塞がれ激しく揺さぶられて私は和真くんにしがみついた。膣奥をメチャクチャに突かれて何度もイッちゃった。

和真くんが射精した後にいつもの様にしばらく抱き合ってキスをした。後処理をして服を直して和真くんとキッチンに行くと美味しそうな匂いが充満していた。


「もぉ!2人とも遅かったわねっ、ほら早く座って!今日はねっ和真くんが初めてウチに来てくれた記念に瑠奈と沢山ご馳走作ったのよ!」


「わぁすっげー!全部美味しそうですね。お母さん、瑠奈ありがとう!」


「!お母さんっ…いい響きだわっ」


「ふふっ!和真くんが喜んでくれて良かった!」


ご飯を食べながら母に質問攻めされる。グイグイ来る母に和真くんは笑顔で答える。流石に私達のエッチ事情は伏せたけど和真くんはいつもの調子で私への重い愛をあけすけに語った。母は顔を真っ赤にしてキラキラ目を輝かせて和真くんを見つめて言った。

「……和真くん!ウチの娘を宜しくねっ!貴方になら安心して瑠奈を任せられるわっ!」


「っっ!お母さんありがとうございます。瑠奈さんは僕が責任を持って絶対に幸せにします!お母さん!瑠奈さんを僕のために産んでくれて感謝しますっ!」


「まぁっ!!」

「和真くん大好きっ!!」

満面の笑みで和真くんが母に宣言し、私は母の目の前だと言うのに和真くんに飛び付いた。
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