110 / 538
~彼氏~
疑惑
しおりを挟む
「あー…なんか、腹、…減ったかも…」
拓海が身体を大の字にして、天井を仰いで呟く。
「うん…そう、だね…」
私は拓海の片方の腕に頭を乗せたまま、拓海の身体に横からしがみつくような体勢で答えた。
…拓海はあの後も…激しく私を抱いた…
最初は正常位だったけど…その後、後ろからもしたいって言われて…お尻をつかまれるようにして、まるで…動物のように何度も激しく…後ろから突かれた後…も…
恥ずかしさに私が嫌だと言っても聞き入れてはくれずに…
仰向けに寝ている拓海の…上に乗れって言われたり、動けとか…色々…。
今日、私に拒否権はなく、ほぼ、拓海に言われるがまま…私は激しく拓海に貫かれた。
普段はそんなことをあまり言わない拓海なのに…今日は言葉で嬲られたり…恥ずかしい体勢も多くて、本当はかなり戸惑った…。
でも、私はなんとか…拓海の要望に応じた。
「シャワー浴びて、せっかくだし外になんか食いに行くか…」
拓海が呟く。
本当は夕食の下準備をしていた私。
でも、身体がだるくて、外食の方が楽だと思った私は即座に答えた。
「うん。そうしよ…。その方が楽だし…あ、あの、前に拓海が行きたがってた、もう一個の店に行ってみない…?あの場所なら近いし、」
「おう、そだな…そうしよ、じゃ、ごめんけど俺からシャワー浴びるな。秒で終わらせる。」
そう言って、拓海は体を起こし、私にキスをする。
「葉月…すげえ、良かった…」
そう言い残し、拓海はお風呂に消えて行く。
うん、私も良かった…
でも拓海、一体どうしちゃったの…?
もしかして… もしかして…
その続きを…私は頭の中で反芻する。
拓海は…セックス が、すごく上手くなった…
少なくとも…こんなに色々なこと…今まで、したことがなかった…
本当は私の中に、少しの…違和感があった…
もしかして…もしかすると…
…九州で…良い人でもできた…?
…浮気してるの…?
拓海…
私はその言葉をなんとか飲み込み、布団に潜り込んだ。
シャー…
シャワーの水音にあっけなく消えていく私の疑惑…。
でも、私は拓海のことが好きで…
性格も良くてイケメン…
体付きも逞しく、どちらかといえば世の中の女性に、羨ましがられるような、彼氏…だと思う。
その、彼氏…拓海との恋愛…
最近のもっぱらの不満はまさに、セックス…だったのだから…それがもはや、解消したのだ…
拓海も私を好きだと…今だって、良かったと言ってくれたのだから…。
もう、今は何も考えまい…私はきっと贅沢なのだ…。
そう考え、自分を納得させて、
私はゆっくりと身体を起こした。
拓海が身体を大の字にして、天井を仰いで呟く。
「うん…そう、だね…」
私は拓海の片方の腕に頭を乗せたまま、拓海の身体に横からしがみつくような体勢で答えた。
…拓海はあの後も…激しく私を抱いた…
最初は正常位だったけど…その後、後ろからもしたいって言われて…お尻をつかまれるようにして、まるで…動物のように何度も激しく…後ろから突かれた後…も…
恥ずかしさに私が嫌だと言っても聞き入れてはくれずに…
仰向けに寝ている拓海の…上に乗れって言われたり、動けとか…色々…。
今日、私に拒否権はなく、ほぼ、拓海に言われるがまま…私は激しく拓海に貫かれた。
普段はそんなことをあまり言わない拓海なのに…今日は言葉で嬲られたり…恥ずかしい体勢も多くて、本当はかなり戸惑った…。
でも、私はなんとか…拓海の要望に応じた。
「シャワー浴びて、せっかくだし外になんか食いに行くか…」
拓海が呟く。
本当は夕食の下準備をしていた私。
でも、身体がだるくて、外食の方が楽だと思った私は即座に答えた。
「うん。そうしよ…。その方が楽だし…あ、あの、前に拓海が行きたがってた、もう一個の店に行ってみない…?あの場所なら近いし、」
「おう、そだな…そうしよ、じゃ、ごめんけど俺からシャワー浴びるな。秒で終わらせる。」
そう言って、拓海は体を起こし、私にキスをする。
「葉月…すげえ、良かった…」
そう言い残し、拓海はお風呂に消えて行く。
うん、私も良かった…
でも拓海、一体どうしちゃったの…?
もしかして… もしかして…
その続きを…私は頭の中で反芻する。
拓海は…セックス が、すごく上手くなった…
少なくとも…こんなに色々なこと…今まで、したことがなかった…
本当は私の中に、少しの…違和感があった…
もしかして…もしかすると…
…九州で…良い人でもできた…?
…浮気してるの…?
拓海…
私はその言葉をなんとか飲み込み、布団に潜り込んだ。
シャー…
シャワーの水音にあっけなく消えていく私の疑惑…。
でも、私は拓海のことが好きで…
性格も良くてイケメン…
体付きも逞しく、どちらかといえば世の中の女性に、羨ましがられるような、彼氏…だと思う。
その、彼氏…拓海との恋愛…
最近のもっぱらの不満はまさに、セックス…だったのだから…それがもはや、解消したのだ…
拓海も私を好きだと…今だって、良かったと言ってくれたのだから…。
もう、今は何も考えまい…私はきっと贅沢なのだ…。
そう考え、自分を納得させて、
私はゆっくりと身体を起こした。
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる